古賀志山

0不動滝正面エリア_6722
     Photo0 古賀志山 不動の滝正面エリア

記録
日程:2014,11,12
メンバー:Yさん、安田

11/12日 天候 曇り時々雨
コースタイム:駐車場(8:40)→岩場(8:50~12:45)→駐車場(12:50)

朝起きてみると外は時折小粒の雨模様。早朝小雨との天気予報通り。この分なら一日曇りという予報の出ている古賀志山ではクライミングが可能と思い出発。東北道を走っているとフロントガラスに時折水滴がつくが天気予報を信じて進む。古賀志山の駐車場には1台の車もなかったが岩が乾いていそうなのでザックを背負って岩場へと続く登山道を登って分岐を過ぎると
1もうすぐ広場_6711
     Photo1 登山道分岐

やがて水滴が落ちるような水音が聞こえだし、前方の岩壁が出現。岩壁の基部にはネットで見たことのある岩の下に隠れるように鎮座する滝神社前の広場に到着。
2滝神社_6712
     Photo2 不動の滝神社

ザックを下してしばらく周辺の岩場を観察するが、持参した本とはかなりルートが違っている様子。立ち木に下っている写真に書き込まれたルートと岩を交互に見ながらいろいろなルートを確認。
3ルート図_6715
     Photo3 立ち木に下げられたルート図

最初は体慣らしということで不動滝左エリアの一番左にある無名ルートでマルチピッチの練習開始。登り始めると岩の下部はそこそこ乾いているが中間部まで登るとホールドが濡れており、スタンスには水滴の跡が光っている。さほど難しくないルートなので初めてのルートということもあり慎重に2回ほど登ってウオーミングアップを済ませる。

乾いている岩場を探して移動し、まずは簡単そうなところからということで左フェースの”クウ“にトライ。
4不動滝左フェイス
     Photo4 不動滝左フェース

初めてのルートで緊張したがクリヤーしたが小粒の雨が落ちて来たので滝神社の社へ戻り、雨をやり過ごしたところで再び岩場へ戻り次のルートにトライするが1ピン目まで登ったところで今度はかなり大粒の雨が降り出した。スタンスが光だし、どうしても次の一歩出す勇気が出ない。下を見ればビレーやーも水滴が目に入り難儀している様子なのでこれにて撤退。
しばらく神社の社で空の様子をうかがうが、一度濡れた岩はすぐには乾きそうもないので装備をまとめ駐車場に戻った。
今回は初めての古賀志山、道順と駐車場、それに岩場の概略をつかめたので良しとし家路へ着いた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

瑞牆山 大ヤスリ岩

0大ヤスリ岩_6656
     Photo0 大ヤスリ岩

記録
日程:2014,11,05~6
メンバー:Tさん、安田

11/06日 天候 晴れ 時々ガスで視界不良
コースタイム:登山口(6:25)→桃太郎岩(7:25~7:35)→大ヤスリ岩基部(8:15~8:50)→大ヤスリ岩ピーク(11:30~11:45)→大ヤスリ岩基部(12:30~13:05)→瑞牆山山頂(12:25~13:40)→登山口(15:40)  
大ヤスリ岩登攀時間・・・・・2時間40分

瑞牆山登山口の県営駐車場まで前日移動。途中雨粒が落ちてきたが駐車場につくころには雨があがり夜半には星も見えた。朝起きると快晴の空が広がっていたが天気予報では日中は曇るということだったので早々に朝食を済ませて出発。
駐車場からは登山道を進み途中桃太郎岩で休憩を取り、
1桃太郎岩_6654
     Photo1 桃太郎岩

登山道が大ヤスリ岩に差し掛かったところで左折し、
2大ヤスリ岩取り付き_6707
     Photo2 大ヤスリ岩基部への左折

少し進んで基部に到着
3 1ピッチ目_6694
     Photo3 大ヤスリ岩1P

装備を着けTさんリードでハイピークルートの登攀開始。

1P 基部正面左側にあるクラックを5,6m登り小テラスに出たところで右に2mトラバース(A0)。次いでチムニーを登り左側に出てスラブを登ったところでハンギングビレー。
4 1ピッチ終了点_6662
     Photo4 1Pを登る

5 1ピッチ終了点方金峰山_6664
     Photo5 1P終了点から見える金峰山

6大ヤスリ岩1P開始点_6665
     Photo6 ハンギングビレーで取り付きを見ると

2P  スラブのフェースを登り右側のチムニーに入り階段状を登る。トンネルのようなチムニー抜けると松ノ木が生えた庭園状のパティオに出る。
7パテイォ_6670
     Photo7 2Pチムニーからパティオへの出口

8パティオから八ヶ岳_6673
     Photo8 パティオから見える八ヶ岳

3P  パティオ正面右にあるアイボルトのところから左上するランペを登り、レイバック気味にクラックを登りチムニーに入る。
9 3ピッチ目_6672
     Photo9 ランペを左上する

階段状になったチムニーの中をチョックッストーン目指して進みステミングで5mほど登ると大テラスに出る。
大テラスからは展望が開け瑞牆山本峰もすぐ目の前、
10テラスからミズガキ山_6676
     Photo10瑞牆山本峰(こちらを見ている人が)

隣のナイフピーク飛び移れそうな感じに見える。
11ナイフピーク_6681
     Photo11 すぐ隣のナイフピーク

ここでもう不要と思われるカム類を残置し、身軽になって4Pに取り掛かる。

4P  大テラスからはチョックストーンの上に立って1ピン目にアブミを架けて登り始める。
12大ヤスリ岩上部_6680
     Photo12 大ヤスリ岩最上部をアブミで登る

4ピン目はリングが失われており3mの細引き、さらに上のほうも細引き、お助け紐が下がっている。徐々に体が慣れてくるとアブミの最上段に立って架け替え23、4回のあとフリーで5、6m登り所用時間30分でピークに立った。
ピークからは展望がすばらしく、瑞牆山本峰山頂からこちらを見ている人も姿も良くわかる。
13ミズガキ山_6684
     Photo13 瑞牆山本峰山頂

14小ヤスリ岩と西峰岩峰_6685
     Photo14 小ヤスリ岩と西峰岩峰

15直下の登山道_6693
     Photo15 眼下の登山道

ピークからは懸垂下降で大テラスに降り立ち
16これから懸垂下降_6689
     Photo16 これから懸垂下降

残置したカム類を回収後登ってきたのとは反対側の基部に降り立ち、登り始めの基部まで戻って装備を解いた。
昼食休憩後、いま登った大ヤスリ岩を眺めるべく瑞牆山に登ったが残念なことにガスが湧き出して指呼の間にある大ヤスリ岩は姿を消してしまった。
17ミズガキ山山頂_6696
     Photo17 瑞牆山山頂

山頂で休憩後登山道を降って大ヤスリ岩のところまで来ると時々ガスが切れて姿を現したので思い出写真を撮り駐車場へと戻った。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

三ツ峠(141017)

0冠雪の富士山507a
     Photo0 七合目あたりまで冠雪した富士山

記録
日程:2014,10,17
メンバー:Nさん、安田
10/17日:天候 晴れ

台風が駆け抜けて晴天予想が続き、紅葉前線もだいぶ高度を下げてきたらしいので展望を楽しみに三ツ峠にクライミングに出かけた。
三ツ峠の駐車場に着いて屏風岩をめざし歩き始めるとさすがに肌寒い。小一時間の歩き三ツ峠山荘前の広場に着くと眼前には七合目まで冠雪した富士山。今日は富士山を背景に登って上からは富士吉田の町が一望できそう。
広場から急な登山道を下り岩場についてみると先客なく貸しきり状態。陽射しポカポカの東面の基部でザックを降ろしクライミング準備。体が温まっていない状態で最初にロープを引いて登るにはちょいと覚悟がいる。躊躇しているとNさんハーネスにロープを結び始めてくれたのでビレーの用意。
下から見ていてもやはり体の温まっていない朝一番のクライミングは大変そう。漸くトップロープを張り終えて下降してきたので、次に登るが思ったように体が動かない。
次第に体がほぐれてきたところで、自分で課題を設定しいろいろなルートを登る。カンテを登ると下部が切れ落ちているので下を見ると高度感最高。背後を振り返ると富士山麓が一望で展望も最高。ハイキング客が立ち止まってクライミングの様子を見ているので自然とモチベーションがアップする。
1オンサイト514a
     Photo1 カンテ伝いに登る

しばし休憩後ロープを移動し、“地蔵ルート右”をリードで登る。しっかり支点の位置を確認し、岩に取り付くが初めてのルートとあって、手探りでホールドを確認しながら登ってどうにか終了点にたどり着きセルフビレーをとって一安心。
2地蔵ルート右524a
     Photo2 地蔵ルート右をロープを引いて登る

ここでもいろいろルートを設定し登ってみるが・・・・・ハング越えはあえなく撃沈。
やがてそよ風が肌寒く感じるようになって来たところでロープを回収し本日のクライミング終了。ルート図を参考に屏風岩のいろいろなルートを確認しながら山荘前の広場に戻る。次回はマルチピッチでの登攀と期待がますます膨らむ。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小川山(141010)

0廻り目平_6509
     Photo0 秋ど真ん中の廻り目平

記録
日程:2014,10,10~11
メンバー:Nさん、Kさん、Wさん、安田 
天候:10/10、11日 ともに晴れ

10日     ソラマメ下部スラブ
白樺が紅葉し始め岩峰の中腹では色あせた緑の中に唐松の紅葉が混じって秋ど真ん中の廻り目平に到着したのが9時すぎ。既にメンバーは到着してタープとテントを設営し始めている。焚き火の炉を囲むように設営して
1焚き火を取り囲んで設営_112217
     Photo1 クライミングの前にテントを張って

その後、今年最後となるクライミングを楽しむべく“」ソラマメスラブ”に向かいクライミング開始。
ここは初めての岩場なので環境に止めこめず多少落ち着かない中、ルート図を見ながら易しそうなところを探してウオーミングアップ用にロープを張ってもらうがやはり朝一番でクライマーの体の動きがぎこちない。
2ソラマメ下部スラブ_112404
     Photo2 先ずはトップロープを掛けて

今日は3連休前直前の平日とあって岩場は貸しきり状態なのでじっくり体を温め、ルートを右へと移しつつグレードを上げてゆくが“スラブの逆襲“ではグレード5.11bとあって歯が立たずというか触らせていただいたレベル。さらに右に移って"甘食”途中にハングがあるのでちょいと難しそう。
いろいろなルートを全員登ったところで腕は発熱状態に!で本日はここでご馳走様になりロープ回収。しかし”甘食“を登った感じから再び闘志がわいてきてリードクライミングに挑戦。
トップロープと異なりかなり神経を使ったが”甘食“をどうにかリードで登ってめでたしめでたしのレッドポイント更新。登っている最中どうもロープの出が悪いので下を見れば・・・・
緊張していたのはクライマーよりビレーヤーだったようで。
一汗かいて気持ちよくキャンプ場に戻り、いつものように豪華料理に焚き火で歓談。

11日     フェニックスの大岩
さすがにこの季節になると標高1500mの廻り目平の朝は肌寒い。朝食を済ませて尾根の向こうに太陽が昇って暖かくなってくるのを待っていると本日参加のメンバーが到着。クライミング道具を整えて、初めての岩場“フェニックスの大岩”目指して出発。金峰山への登山道の途中にあるというが、金峰山に登った折に記憶には無い。もっともあのころはクライミングをやるとは思っていなかったので、大岩は単なる道中風景にすぎなかったのだろう。
3フェニックスの大岩_112220
     Photo3 "フェニックスの大岩“

“フェニックスの大”岩に到着すると今日は最初からリードクライミングといわれるものの朝一番、しかも初めての岩場なのでオブザベーション中と言って逃げていると、2ピン目までロープが掛けられてて“さぁーどうぞ”の掛け声。2ピン目までロープがかかっていれば途中で落ちてもビレーヤーのお助けがあるので思い切ってリードで登る。
4フェニックスの大岩_112221 
     Photo4 3ピン目を掛けて緊張しながら登る

どうにか支点を作って下りてくると、さらにもう1ルート、2ピン目までロープが掛けられており“ここもどうぞ!”。
5フェニックスの大岩_112230
     Photo5 2本めも頑張って

ロープを掛け終えてルート図を見ると先の登ったルートも次に登ったルートもに特にルート名はなくグレードも5.7~5.10と記されているがまぁそんなものか。他メンバーもロープを張り終えてしばしトップロープでの練習。
フェニックスの大岩は金峰山への登山道のすぐ横にあり、多くの登山者がクライミングの様子を見ながら一休みしているので視線を背に受けながらのクライミング練習。
ロープにぶら下がった無様な姿は見られたくないとの一心で頑張ったおかげで皆さんかなりお疲れの様子。
太陽が傾き始めるころいよいよ5.11bの"フェニックス“にロープが掛けかえられ登ってみるが・・・・核心部にすら到達できずに撃沈。なるほどね~とつぶやきながら岩場に張られたロープを回収し、心地良い疲労感をお土産に今年最後も小川山クライミングを終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

坊抱(ぼこだき)岩

0 Bボルダー_6376
     Photo0 坊抱岩岩場

記録
日程:2014,9,15~16
メンバー:Yさん、安田

9/15日:天候 晴れ
このところ外岩クライミングのチャンスが多く、今回は長野冠着山にある、坊抱(ぼこだき)岩に出かけた。
関越のスマートICでピックアップしていただき坂城ICで降りてR18を長野方面へ。戸倉の町で左折して千曲川を渡り更級小学校で左折すると道はだんだん細くなりりんご畑の中を進むとやがて坊城平。ここには宿泊用のキャビンや水場。トイレ等があるのでクライミングのベースとしテント泊をした。
坊城平へのルート1 坊城平_6368
     Photo1 坊城平

2 坊城平案内図_6366
     Photo2 冠着山案内図

坊城平からは冠着山への登山道が伸びており、途中の分岐での指導標にしたがって坊抱岩方面に進むと坊城平から30分程度で坊抱岩の基部に着く。
3 坊抱岩_6369
     Photo3 登山道の途中から見た坊抱岩

先ずは登山道の正面に現れた“シルバームーン”に取り付きクライミング開始。
4 シルバームーン_6360
     Photo4 “シルバームーン”

体がほぐれたところでBボルダー北面に移動。“湯の街旅情”を登る。こちらのほうがグレードが低いが上部でホールド細かく神経を使う。終了点に達してみると、足元には千曲川の流れに沿って上田から善光寺平に到る絶景の展望が広がり、流れが北西から北東へと大きく曲がっている様子が良くわかる。
5 Bボルダーの頭より善光寺平_6355 
     Photo5 善光寺平方面の展望

6 Bボルダーの頭より上田方面_6356
     Photo6 上田方面の展望

昼食後さらに岩場を移動しAボルダーで“クイックジャンプ”、
7 クイックジャンプ_6358
     Photo7 ”クイックジャンプ”
“レインワルツ”、“スローダンシング”と徐々にグレードを上げ、最後は”カサブランカ“を登ったところで本日のクライミング終了。
8 カサブランカ_6359
     Photo8 ”カサブランカ”(木立の向こう側)

坊城平のベースに戻り、車で戸倉まで下って夕食の食材を購入。ベースに戻って宴会後展望台から眼下に広がる夜景を楽しみ、鹿の声を聞きながらテントに潜り込む。

9月16日:天候 晴れ
昨日の道を再びたどって坊抱岩へ。最初は昨日登ったAボルダーに取り付き体を慣らし
Eボルダーへ移動。“オー・ルージュ”に取り付くが離陸が難しい。Yさんによればガイド本とは異なりかなり上級のグレードではということで敗退も納得。
9 オー・ルージュ_6373
     Photo9 “オー・ルージュ”

“オー・ルージュ”でかなり消耗したため昼食後Dボルダーに移り、“ミストラル・ダイク”を登る。ここも“湯の街旅情”同様終了点からは絶景が広がっておりまたもや写真撮影。(なぜか余裕のあるときはギャラックにカメラあり)
10 ミストラル・ダイク終了点より_6375
     Photo10“ミストラル・ダイク”終了点からの展望

そうこうするうちにさらに疲労感が増してきたので次回を期しクライミングを終了する。

平日にしてはちょっと車が多めの高速道を走り、帰宅してみればまだ明るい時刻であった。
今まで外岩でのリード経験は数回しかなく、今回は初めて行った岩場でやさしいルートとはいえほとんどをリードで登ることが出来たのは大いなる成果であった。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小川山(20140912)

0金峰山荘_6353
     Photo0 金峰山荘

記録
日程:2014,9,12~13
メンバー:Nさん、Sさん、その他、安田

9/12日:天候 晴れ
このところ天候不順が続いたが、この連休中は良い天候が見込まれるので廻り目平にやってくるクライマーや金峰山登山者が多いのではと予想。それならば連休前が狙い目ではと思い小川山クライミングに出かけた。
早朝に家を出て廻り目平にやってくるとテントが2,3張り見受けられるものの人影はほとんど無く、早々に今夜の宿となるテントをキャンプ場に設営し、ガマルートに向かう。
思惑通りガマルートにはガイド登山が数組いたがほとんど貸しきり状態。マルチピッチのガマルートの核心部である2~4ピッチをつるべで登り懸垂下降。以前ガマルート終了点のスラブ状岩壁の頭から懸垂下降したことはあったが、ルート途中からの下降は新鮮味たっぷり。
いつもはクライマーで賑わっているのでルート途中からはとても降ることは出来ないが、これも連休を避けてやってきた御利益か。
昼食後、ルート1P目のガマスラブに戻りロープを張ってスラブ登りの反復練習。貸切状態、しかも2人だけなのでみっちり練習できたが・・・・・成果のほどはいかほどか?
練習終了後廻り目平のキャンプ場に戻り、午後やってきたメンバーと合流。上空に寒気団が侵入しているため陽が落ちるとかなり冷え込んできた。


9/13日:天候 晴れ
テントの中まで明るくなってきたので起きだすが外気温気温8℃で寒い。夕べ夜遅く到着した客の車の音、テント設営の音で何回か目覚めたが外に出てみるとテントの数が一段と増えていた。クライミングを終えて戻ってきたときにはさらにテントが増えて、焚き火もままならぬ状態に。
1連休初日のキャンプ場_6327
     Photo1 連休初日朝の廻り目平キャンプ場

夜露に濡れた岩が乾くのを待って今日も朝からガマスラブに向かい、まだ目覚めぬ体でロープを張る。
2朝一リードで_6335
     Photo2 朝一はリードでロープ張り

昨日と違い今日はメンバーが増えたのでロープを何本か張って各自思い思いにクライミング。
3ハングを直登_6349
     Photo3 ハングの直登

4思い思いにクライミング_6352
     Photo4 思い思いにクライミング

そうこうするうちにさすが連休初日とあってクライマーが続々とやってきてやがて岩場のロープは簾状態に。
我々のグループはといえば、徐々に右側にロープを移し練習が終わるころには一番右まで移動し、ある者はトップロープで目一杯、あるものはリード練習をこなし各自もう満足ということでロープを下ろして本日のクライミング終了。
キャンプ場に戻り、明日あるいは明後日まで残るメンバーは夕食準備で川上村のマーケットへ買い物、今日帰る私は一日干して昨晩の夜露が乾いたテントをたたんで帰宅の途についた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

八ツ峰Ⅵ峰Aフェース中大ルート

0 Ⅵ峰フェース群_6237
     Photo0 八ツ峰Ⅵ峰のフェース群

記録
日程:2014,7,31~8,3
天候:7/31日晴れ
八ツ峰六峰Aフェース中大ルート登攀

メンバー:Tさん、Oさん、安田
コースタイム:熊の岩(9:30)→Aフェース基部(10:05)→中大ルート取付き(10:15~10:25)→中大ルート終了点(13:10~13:45)→ⅤⅥのコル(14:30)→熊の岩(15:00)

熊の岩のテントサイトからアイゼン装着で長次郎雪渓を途中のインゼルを越えてトラバースしⅥ峰Cフェース基部に移動し魚津高ルート開始点からさらにガレ場を60mほど登った中大ルート開始点で登攀準備。
1 真ん中にコルを挟んでⅤ峰とⅥ峰_6269
     Photo1 ⅤⅥのコルとⅥ峰Aフェース

1P 40m Ⅳ+ 左上する凹角の左側に沿ったクラックから取り付きクラックが消えたところで細かいホールドのスラブ状のフェースを登りバンドを左に行ってチムニーを登りレッジでピッチを切る。
2 1Pに取り付く_6256
     Photo2 1Pに取付く

3 1Pクラックを登る_6260
     Photo3 1Pクラックを登る

2P 40m Ⅳ+ 浅いチムニーからカンテを登りテラスに出たところでピッチを切る
3P 20m Ⅱ  右に進みリッジを登るとすぐに這松帯に出て進むと終了点

1P目はホールドが細かくリードのTTさんも苦戦。3人パーティなので普通はセカンドに続いてフォローは10m程度の間隔で登るがここはセカンドがビレー点に達してからフォローが登った。
2Pは1Pと同じグレードであるが登った感覚では1ランクやさしいように感じる。
3Pは出だしは岩角を登るがすぐに這松帯にでて暖傾斜となりあっけなく終了。しばしの休憩をとり
4 熊の岩を横から見ると_6259
     Photo4 終了点から見た熊の岩

5 Ⅴ峰を真横から_6263
     Photo5 コルの向こうのⅤ峰を真横から

6 源次郎尾根ⅠⅡ峰_6241
     Photo6 源次郎尾根Ⅰ峰、Ⅱ峰


下降はAフェースの終了点から10mくらい降ったところの残置スリングを利用。トラバースしながら降りてさらに這松を利用した残置スリングを使ってⅤⅥのコルに降り立つ。都合2Pの懸垂下降。
ⅤⅥのコルから下はクレバスが大きく口を開けているためAフェースの岩壁に沿ってガレを降り
7 ⅤⅥのコルからの降り_6268
     Photo7 コルからの降り

中大ルート取り付きに戻り往路をたどって熊の岩に戻った。


天候:8/1日晴れ
熊の岩から雷鳥沢野営場への移動

メンバー:TTさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:熊の岩(7:30)→長次郎雪渓出合(8:30~8:45)→剣沢キャンプ場(11:00~11:30)→別山乗越(12:35~12:50)→雷鳥沢野営場(14:25)

本日の行程は熊の岩から雷鳥沢野営場まで。ほんの少し頑張れば室堂ターミナルまで行けるが入山以来風呂に入っていないので雷鳥平の温泉に浸かったあと高原の涼風を満喫し下界の暑さに備えようという全員の意見。
熊の岩から長次郎雪渓を下り、途中平蔵谷出合で
8 平蔵雪渓_6276
     Photo8 平蔵雪渓

源次郎尾根取付き探しながら剣沢を登り返し剣沢キャンプ場目前でアイゼンをはずす。キャンプ場のベンチでは水分、行動食を補給し大休止。
金曜日とあって続々降りてくる登山者を避けながら1時間で別山乗越に到着。ここを過ぎると剣岳や剣沢の景色とはお別れになるのでたっぷり風景を楽しみ、今度は雷鳥沢野営場への最短ルート降り、最後の雪渓を下って沢を渡り野営場に到着。数日前の滞在がなぜか懐かしく思えた。テント設営後雷鳥沢ヒュッテ目指して一目散。温泉に浸かって後はマッタリ時間を過ごし
9 富山平野のほうに夕焼け_6283
     Photo9 富山平野上空に夕焼け

余った食材でお腹を満たし熟睡。

天候:8/2日晴れ
雷鳥沢野営場から室堂への移動

メンバー:TTさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:雷鳥沢野営場(10:55)→室堂ターミナル(11:55)

朝早く出発する人たちの物音が去って野営場が静かになってくるまで惰眠をむさぼり起床。
マッタリとコーヒーを楽しみながら、今回の山行の会計計算をして時間を過ごしお昼ちょっと前に室堂ターミナル目指して出発。週末とあって登山道ですれ違う人もさまざま。
10 登山道には行列が
     Photo10 週末の室堂周辺

ターミナルのレストランで昼食を取り、バスに乗り込むとすぐに睡魔の虜に。美女平でケーブルに乗り換え立山駅からは車で帰宅。長かった男だけの山篭りを無事終了した。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート

0 剣岳_6228
     Photo0 剣岳

記録
日程:2014,7,29~30
 7/29日晴れ
雷鳥沢野営場から剣沢キャンプ場への移動

メンバー:Tさん、Kさん、Oさん、Mさん、安田 
コースタイム:雷鳥沢野営場 (11:20)→新室堂乗越(12:10~12:20)→別山乗越(14:15~14:45)→剣沢キャンプ場(15:25)

5日分の食料とテントそれにクライミング用具を詰め込んだザックを背負って剣沢キャンプ場を目指す。雷鳥平から別山乗越へのルートは距離が短いのでほとんどの人が直登ルートを使うが今回は荷物が重いので距離は長いがマップ上所要時間が同じため緩やかな勾配の新室堂乗越ルートを進む。
ここで一息入れて剣沢を下ると剣沢キャンプ場に到着。早々と本日の行動を終える。

 7/30日晴れ
剣沢キャンプ場から熊の岩への移動

メンバー:TTさん、NKさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:剣沢キャンプ場(6:00)→長次郎雪渓出合(7:15~7:35)→熊の岩(10:00)

剣沢キャンプ場からおよそ30分降ったところでアイゼンを着け、真夏の太陽が照りつける中を剣沢雪渓を一気に下り長次郎雪渓との出合でしばし休憩。ここから熊の岩まではおよそ640mの上り。
1 長次郎雪渓_6233
     Photo1 出合から長次郎雪渓を望む

午後に予定しているクライミングに体力を温存しなければならないのでピッチを落として進み
2 正面に熊の岩_6236 
     Photo2 正面に熊の岩

10時に熊の岩到着。
3 熊の岩到着
     Photo3 熊の岩到着

休憩後にテント設営し、さらに一息入れて登攀準備。


八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート登攀
コースタイム:熊の岩(11:55)→剣稜会ルート取付き(12:15)→剣稜会ルート終点(15:45~16:45)→下降点(17:05)→Cフェース基部(21:25)→熊の岩(21:45)
4 八ツ峰下部_6239
     Photo4 八ツ峰下部

熊の岩のテントサイトからアイゼン装着で長次郎雪渓を途中のインゼルを越えてトラバースしⅥ峰Cフェース基部に移動し
5 Ⅵ峰CフェースDフェース_6238
     Photo5 八ツ峰Ⅵ峰のフェース群

雪渓と岩の間のランドクルフトの狭いところを選んで岩に飛び移り、
6 剣稜会ルート取り付き_6242
     Photo6 八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート取付き

ハーケンの連打された垂壁の右側の階段状スラブを小リッジに沿って登る。

1P 30m Ⅱ スラブにを小際凹角に沿って左上し右に這松があるところでピッチを切る
2P 40m Ⅱ 凹角からフェースに出て右上し這松帯の上のテラスでピッチを切る
7 2Pを登る_6246
     Photo7 2P
 
3P 40m Ⅲ フェースを上りナイフリッジのトラバース後ピッチを切る(ルート図ではナイフリッジ手前でピッチを切っている)
8 3Pを登る_6248
     Photo8 3P

4P 20m Ⅱ リッジをさらにトラバース、這松帯に入ったところでピッチを切る
9 4Pを登る_6249
     Photo9 4P

10 4Pナイフリッジ
     Photo10 4Pナイフリッジ

5P 25m Ⅱ 這松帯に沿ってリッジを登り終了点に立つ 

2グループに分かれて登攀、先頭グループが登攀終了後も次グループの登攀終了をCフェースの終了点で待ちその後揃って休憩を1時間ほど取り展望を楽しんだ。

終了点からは八ツ峰縦走路をⅤⅥのコルまで降って熊の岩に戻る予定であったが途中で残置された捨て縄やカラビナのある懸垂下降点を発見。
BフェースとCフェースのコンタクトラインのルンゼを懸垂下降するがロープの流れが悪く、回収困難になりそうなので次の支点まで2人下降したところで懸垂支点の架け替えを行う。
懸垂2ピッチ目からは岩壁と雪渓の間のランドクルフトに潜り込み岩壁をトラバースしながら下降。途中RCCルートのものと思われるハーケン支点を使ったり、岩に捨て縄をかけて都合4ピッチで剣稜会ルートの取り付きに戻った。
へッデンを頼りに長次郎雪渓をトラバースし熊の岩に戻り長かった本日の行動を終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小川山(140722)

0 かわいい女_6192a
     Photo0 ロープを引いて

記録
日程:2014,7,22~23
メンバー:Nさん、Nさん、安田 
天候:7/22、23日 ともに晴れ

22日     ガマスラブ
白樺が芽吹き始めた5月下旬以来の小川山クライミング。前回からすでに2ヶ月経っているので周囲はすっかり夏色。今日でどうやら長かった梅雨も明けるらしい。
前回は登らなかったガマスラブの岩場に着くと1パーティがガマルートに取り付いていた。夏休み期間に入ったとはいえ、平日の上に梅雨の行方が定まらなかったので人出は少なく彼らが登っていってしまうと岩場は貸切状態となった。
SNさんにトップロープを張っていただき、小川山は初めてというNKさんが先ずはスラブの感触確認。スイスイとは行かないまでも終了点まで登って降りてくる。
いつもと同じで“皆さんのウオーミングアップは私の真剣勝負”といいながら、わたしもどうにかスラブを登る。一巡するごとに隣のルートへロープを掛け替え右端まで行ったところでロープを回収し、一段上がった次の岩場へ移動。10aのルートを2本ほど登って本日はご馳走様状態

2 白いフレーク_6179
     Photo1 ハングを超えて

3 ガマルート2P_6182
     Photo2 KNさんクラックを使って

4 ブレイブハート_6180
     Photo3 スラブを直登

キャンプ場に戻りコーヒータイムを過ごし、いつもながらの豪華な夕食をいただいた後は夜の帳に包まれて焚き火をしながら歓談して本日は終了。

22日     スラブ状岩壁

ゆっくり起床して食事を摂り、岩が乾くのを待ちながらタープの下で食後のコーヒー。
やがて岩場へと歩いてゆく知り合いのガイドさん一行の姿を見送って我々も出発。20分ほどの歩きで到着するとすでに目指していたところにはロープが2本かかっていたので左寄りのルート“Song of Pain”にロープを張ってウオーミングアップ。各自登ったところでさらに左の“穴があったら出たい10a”にトライ。
各自登って様子を伺っていると目的のルートが空いてきたので移動。
来週の山行の予行演習で”ウルトラセブン“と”かわいい女“をリードで登ってトップロープを張る。各自登って終了点から対岸の山並みを展望、そして昼食。そうこうしているうちに隣のハングのあるルートが開いたのでロープの支点を追加してクライミング開始。
終了点直前のハングが核心と思っていたが・・・・・・。途中のスラブが難しい。
支点はあるがトポには載っていないルートなので知り合いのガイドさんに聞いてみると“オーウェンのために祈りを”のバリエーションとのことでこちらのほうが難しいらしい。
支点に沿って登るとスラブで落。1メートルほど右か左に避けるとかなり楽になって、ハングまでは私のレベルでも容易に到達可能。各自トライするも・・・・。まぁ、今後の課題ですね。
ガイドさんたち一行が立ち去ったので我々も岩場を引き上げ、キャンプ場に戻ってテント、タープを回収して今回の小川山クライミングを終了した。
帰路途中でちょっと回り道して川上村のヘルシーパークに立ち寄り入浴。ネット情報どおり入浴料金300円也で他の入浴施設に対して激安。併設のレストランで野菜サラダたっぷりのとんかつ定食を夕食にして家路に着いた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

つづら岩(奥多摩)

0つづら岩
     Photo0 つづら岩

記録
日程:2014,7,6
メンバー:Tさん、Oさん、Mさん、安田 
天候:曇り

梅雨の合間を見計らって奥多摩のつづら岩へマルチピッチクライミングの練習に出かけた。
数年前山歩きを始めたころ大岳山から馬頭刈尾根を下ったときに、突然奇声が聞こえ、ビックリして頭上を見上げると岩壁を登っているクライマーの姿が見えたことを覚えている。
それからひょっとしたことで冬山、クライミングへと活動範囲が広がりまさか自分がつづら岩に取り付こうなんて夢にも思わなかったことが現実となった。

武蔵五日市の駅で集合し、車で桧原村の本宿を経由して千足バス停のところから林道に入り終点手前の空き地に駐車。ここからは登山道を進む。
すぐに直登と天狗滝経由の道の分岐が現れ、直登ルートを急坂にあえぎながらつづら岩へ向かう。途中数人を追い越して1時間ちょっとで覚えのある風景に出くわす。
ここがつづら岩だったなーとの思い出にふけるまもなく岩の基部に到着。
1つづら岩基部
     Photo1つづら岩基部

先行パーティが2グループ。岩は雨で濡れていて苔やぬめりがあるが樹木の高さより上に出れば快適なクライミングができそうなので早々に装備を整え岩に取り付く。一般ルートをTさんリードでロープ2本の末端はOさんとMさん、さらにOさんが1本引いて私がラストで登りだす。途中でピッチを切り、足元に広がった奥多摩の景色を楽しむ。高度感はなんとも言えずすばらしい。
2馬頭刈尾根
     Photo2 岩の向こうに続く馬頭刈尾根

2ピッチ目を登ってつづら岩のTOPに出るとさらに展望が広がり、空が曇っているで直射日光を受けず気温もちょうど良く汗ばんだ体に心地よい微風がなんとも言えず爽やか。
3つづら岩TOP
     Photo3 つづら岩TOP

つづら岩の岩壁の反対側は急斜面の潅木帯となっている。岩のTOPには数箇所の懸垂支点があり、潅木帯を降って基部に戻ることも出来るし、懸垂で降りることも出来る。
4つづら岩上部
     Photo4 つづら岩最上部

潅木帯の急斜面を降って基部に戻り、昼食休憩を取り、すぐ隣のリングボルトが連打された真平らな被った岩を使ってアブミの練習に移る。
リードで登ってトップロープを張りしばしアブミの練習。
5アブミ用の岩_6143
     Photo5 アブミ用の岩

次にだいぶ増えてきたクライマーの登りを観察しつつ、ルートが空くのを待って今度は2組に別れマルチピッチ練習。
我々は左ルートにOさんリードで取り付くが岩が濡れているのでかなり慎重に登攀開始。
6左ルート_6139
     Photo6 左ルート下部

先行パーティに1P終了点で追いついてしまったので、先行パーティが去るのを持って私も登りだす。今度はつるべなので2P目は私がリード。
7左ルートをリード
     Photo7 左ルート上部を登る

途中、ぐらぐらのハーケンのハーケンがあったり、次の支点探しでキョロキョロなどいろいろ実地体験しながらTOPの岩を乗り越してみたらすぐそばにリングボルトの連打されたビレー点があり登ったルートが正しかったことが確認できた。

岩TOPで全員が集合したところでロープ2本を連結して今度は懸垂下降で基部に戻った。
途中からは空中懸垂となるので練習にはもってこいの場所。

周囲のクライマーたちも引き上げ始めたのでそろそろ我々も退散。下山は綾滝を過ぎたところで
8綾滝_6147   
     Photo8 綾滝

天狗滝経由の道へ進み、
9 天狗滝_6149
     Photo9 天狗滝

林道終点の広場に出て駐車場まで戻り本日のクライミング山行を終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

新緑の二子山 中央稜(140531)

140531-0 1P終了点テラスからローソク岩_6062
     Photo0 1Pテラスから見たローソク岩

記録
日程:2014,5,31メンバー:Sさん、安田 
天候:晴れ

マルチピッチクライミングの練習の下見として奥秩父の二子山に出かけた。久しぶりの高速未使用で自宅からはR299に入り後は秩父の街を抜けて群馬県境を目指す。小鹿野の町を抜けるとだんだん道は細くなり同時に勾配が増してくる。何回かのヘアピンカーブを通過するとネットで見たことのある“民宿登人”。この先を右折しクネクネと曲がった舗装された林道を進みトンネルを抜けると数台の車が駐車している。
ここに車を置き向かい側の登山道を登るとすぐに股峠に出た。
140531-1 股峠登山口_6054
     Photo1股峠登山口

股峠の道標は西岳、東岳、坂本と三方向を示しているが、目的の中央稜は坂本方面へ降る(西岳方向に進むと稜線に出てしまう)。
140531-2 股峠_6055
     Photo2 股峠の分岐

まもなくローソク岩への分岐で右折するとまもなく祠エリアの大岩壁の下部の広場。
140531-3 祠エリア_6056
     Photo3 祠エリア

ここからさらに進み再びローソク岩への分岐があるのでここから急登を登ってゆくとローソク岩の下部広場に出た。
140531-4 ローソク岩への分岐_6057
     Photo4 ローソク岩への分岐

ここにはなぜか古タイヤが置かれている。
突き当たりのローソク岩広場から岩を巻くように右にトラバースしてゆくと目的の中央稜取り付きの広場。ここには赤いドラム缶が置かれている。

時はすでに正午をまわっていたが、装備もあるし折角来たので登ってみることにする。
1Pは凹角に沿って左上、次に右へ登っていきテラスに出たところで終了。取り付きは樹木に覆われていたが1Pのテラスからは奥秩父の山並みが良く見え、正面には八丁峠から両神山へと続くギザギザな稜線が横たわっている。
140531-5 八丁峠から両神山への稜線
     Photo5 両神山の稜線

左にはローソク岩がニョッキリ。(一番上の写真)

2Pは凹角に沿って登り途中から左のカンテに出てまもなく終了。ビレー点は2箇所あり2人立つのが精一杯。
140531-6 中央稜2P_6061
     Photo6 2P

3Pは中央稜の核心部というところで、クラックに沿ってレイバックで登り、左からのクラックと合わさったところから右上する。
140531-7 中央稜3P_6063
     Photo7 3P

途中“お助け“が一箇所下がっているが、クラックの中を探りつつ徐々に体を上げるとガバがあり”お助け“を使わずに通過。
3Pの終了点も広いテラスになっており太い立ち木もあるので木陰は休憩にちょうど良い。
ルートはさらに4、5、6Pと続くが、核心部を越えたし下見ということもあって
今回はここから取り付きまで懸垂下降の練習に移った。

普段の練習では下降着地点が見えているが、ここでは岩陰になってまったく見え
ず。さらに登ってきたルートとも違っているため、緊張しながらの下降となったが本チャンに向けよい練習になった。

クライミング装備を解き股峠を目指して来たときとは違った薄い踏み跡をたどってゆくと、祠エリアの直近に出た。よく見ればローソク岩へ続く道で立ち木にピンクテープが巻かれ、リボンも下がっていた。なるほどここが中央稜への近道分岐だったわけで行きに気づかなかったのが不覚だった。
懸垂下降中、埼玉県の防災ヘリが飛来ししばらく我々の様子を伺うようにホバリング。しばらくしてから股峠方面に移動していった。帰りの股峠ではクライマーが救助されていたが生命には異常が無い様子だったので一安心。
普通は中央稜を3Pまで登れば最後まで登りきってしまうところを、懸垂下降していたので防災ヘリから見れば我々が救助要請したのと勘違いしホバリングで様子を見ていたものと思われる。
140531-8 1Pテラスから救助ヘリ_6064
     Photo8 埼玉県の防災ヘリ

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小川山(140529)

140529-0屏風岩_6042
     Photo0 廻り目平入り口の屏風岩

記録
日程:2014,5,29~30
メンバー:Nさん、安田、その他 
天候:5/29日 午前中は晴れ、正午前から雷雨  30日 晴れ

29日     コースタイム:廻り目平キャンプ場(8;10)→スラブ状岩壁(8:35~11:30)→廻り目平キャンプ場(11:50)

久々のキャンプ泊でのクライミングを楽しみに小川山のクライミングエリアに出かけた。明るくなるのと同時に家を出て廻目平の金峰山荘を目指す。廻目平の入り口の屏風岩も新緑に覆われすがすがしい空気が漂っていた。
金峰山荘にはまだ人がいなかったのでそのまま林道を進みテント場横に駐車。
140529-1金峰山荘受付_6053
     Photo1 金峰山荘

テント場にテントとタープを設営し仲間の到着を待って今日の岩場、スラブ状岩壁に向かう。
岩場にはすでに登り始めているパーティがいたので挨拶を交わし、まずはやさしいルートにトップロープを張ってウオーミングアップ。
140529-2スラブ状岸壁_6047
     Photo2 スラブ状岩壁

交代で体を慣らした後、隣へ隣へとロープを架け替えて少しずつ難度を上げてゆくが
お昼ちょっと前になると空は雲に覆われ始め、ポツリポツリ始まってしまった。
岩が濡れてしまっては練習にならないので早く雨が止むことを願いつつキャンプ場へ退散。
朝張っておいたタープの下で昼食を摂り、コーヒーを楽しんで空模様の変化を待つが
雨が上がって日が射下かと思うとまた降り出し、雷鳴まで聞こえ始めた。
結局今日はクライミングをあきらめ、時間を待って夕食準備に取り掛かる。メニューはカレーであるが、各人別に小さなフライパンで焼肉を食し足りて豪華な夕食となった。
140529-3夕食_6049
     Photo3 夕食


夕闇が漂い始めると早々に焚き火開始。
廻目平のキャンプ場は露地で焚き火が出来るのがうれしい。

30日     コースタイム:廻り目平キャンプ場(8;30)→スラブ状岩壁(8:40~12:10)→廻り目平キャンプ場(12:30)

今日も別の仲間がやってくるのでそれまではキャンプ場で過ごす。
140529-4廻り目平キャンプ場

Photo4 廻目平キャンプ場

朝食は野菜サラダに高菜パスタ、フランスパン。いつもの山行では味割れない豪華朝食を楽しみ、最後は高原の空気の中でコーヒー。
仲間の到着を待ち構えて昨日と同じ岩場へ移動。
今日は最初からリードで登ってトップロープ張り。仲間たちもウオーミングアップもそこそこにルートを変えて登る。初めてルートもあり充実氏らクライミング練習となったが、所要のためお昼で私は引き上げ。他メンバーは頑張ってその後も登り続けたらしい。

テーマ : 山登り
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