名栗 白谷沢+α

0白孔雀の滝DSCF0423
     Photo0 白孔雀滝 さてどう登るか?

記録
日程:2016,05,28
メンバー: Nさん安田

5/28日 天候 曇り
コースタイム:白谷沢登山口(9:14)→藤懸の滝(10:38)→白孔雀滝(11:50~12:13)→中ノ沢大滝下(12:43)→尾根(13:26~13:46)→棒八ノ頭(14:04~14:25)→登山口(14:57)
ルートマップ(中ノ沢出合から白谷沢登山口)は ここ です。

前日までの天気予報では晴れて気温が上がるということだったので、初心者でも沢を楽しめるという名栗の白谷沢に出掛けた。
今年初めに雪の棒ノ峰へ登った時に歩いた登山道が沢の横に沿って延びており、今日は土曜日ということもあって登山口にもかなりのハイカーがいた。
1白谷沢登山口_2163
     Photo1 多くのハイカーで賑わう白谷沢登山口

白谷沢遡行
登山口横から踏み跡にたがって白谷沢に降りて行くと踏み跡の先は名栗湖の一部と化し流れの無くなった水の中へ。
沈殿した泥と落ち葉で深さもわからないので水際を進み、倒木・流木の墓場を"川口探検隊”のごとく跨いだり潜ったりしながら埋もれかかった堰堤を越えるとどうにか沢らしくなってきた。
更に2つの堰堤を左岸の登山道のそばまで登って巻いて越えると水流がはっきりしここからいよいよ遡行開始となった、

水流の中を進み小滝を幾つか越えると相方曰く、”先を歩いてみる”とのお言葉。沢に並行する登山道は何回か歩いているので名のついた滝があるのは知っていたが遡行図での検討なしに儘よと。

あとで調べたら白谷沢登山口から 美折ノ滝・飛龍ノ滝・玉簾の滝・三次ノ滝・藤懸の滝・天狗滝・白孔雀滝 と七つの滝があるらしい。

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     Photo2 緑が美しい谷を遡る

水流の中を進むうちに先行パーティに追いついてしまった。子供が混じったパーティがロープを出して登っている横を掠めて滝上に更に小滝、ナメを進むが
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     Photo3 行く手には藤の花も

上流には先行している者がいないようで狭まった滝にはくもの巣が張っている。
4三段ノ滝中段_2170
     Photo4 狭まった滝にはくもの巣あり

登れるところばかりなので気持ちよく進むと2条の滝が現れ、ここはいままでより手強そうと滝下でルートを思案。
視線を感じて右上を見るとハイカーが立ち止まってこちらを見ている。中にはカメラを構えている人も。
ルートを読んでヌルヌルのコケを避けようとで水流の中を登るが黒い岩肌はヌルヌル。細かいスタンスを拾って滝上に立つとハイカーが沢を渡っているし、左上には”藤懸の滝”と書かれた標柱もある。どおりでハイカーが立ち止まっているわけだ。
5藤懸の滝_2172
     Photo5 藤懸の滝

一団のハイカーが立ち去るまで休憩し、人目の無くなったところで更に進む。両岸から岩壁の迫ったゴルジェのでは登山道は一緒になり、抜けると登山道は再び左岸を沢沿いに登って行く。
小滝を越えて遡行すると、10mほどの滝が現れ、どうやらここが”白孔雀滝”らしい。ここもヌルヌルなので水流の真ん中を進もうと取り付くが途中で滑ってドボン。
気を取り直して今度は右寄りから取り付き中段まで登ると左の泥斜面から登山道に逃げられそうであったがここは敢えて滝にこだわり左上して落ち口を目指して登った。
6白孔雀の滝_2176
     Photo6 白孔雀滝

ここから上流は登るような滝がないということで遡行を終え大休止。

中ノ沢大滝
ここから下山ということになったが以前登山道を歩いたとき、下山途中にロープが張られて進入禁止になっている沢が気になっていたという話からその沢を探検してみよということになった。
沢装備を解かずに降りH480mのところまで戻り、登山道から外れて沢に入った。不確かな記憶では上流に大滝があるはずと水量チョロチョロ、岩ゴロゴロの谷を登って左に曲がると15mほどの滝が現れた。
7中ノ沢大滝_2178
     Photo7 中ノ沢大滝

水量が少なく表面を水が伝い降りて黒々した岩で殆ど登られていないようだ。
装備が貧弱なので左側の泥と音場、岩混じりの急斜面を途中まで登ってみると落ち口と思ったところから更に上に樋丈の滝が延び、ここはどう見ても足元ヌルヌル手がかりなし。
プロテクションを取れるような感じもしない。
8中ノ沢大滝_2179
     Photo8 中ノ沢大滝を横から見ると

この辺りで最大の滝と思われるが・・・・かなり難しいのであろう。帰宅後調べたら”中ノ沢大滝”というらしい。
急斜面をロープを使って戻ることも考えたが、登りきって林道に出た方が楽そうと話がまとまり急斜面を登り詰めると植林の尾根となった。左折し尾根筋を登ってピークが近づいてきたと思ったら程なく棒八ノ頭に出た。
9棒八ノ頭_2180
     Photo9 棒八の頭

棒八の頭からはバリエションルートであるがしっかり踏み跡が付いた尾根道を降り名栗湖の周回道路に降り立って白谷沢の登山口へと戻った。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

三つ峠 中央カンテ

0_3P終了点から A_2147
Photo0 3P終了点 後続を確保中

記録
日程:2016,05,23
メンバー: Nさん、Sさん、安田

5/23日 天候 晴れ
コースタイム:駐車場(6:30)→屏風岩中央フェース基部(8:00~8:30)→登攀開始(8:45)→4P終了点(10:21~11:15)→取り付き(11:45~12:20)→東面フエース(112:27~15:35)→駐車場(16:50)

南に面した岩では陽射しが強くなってくると夏は暑くてとても登れたものではない。今の時期、午前中でまだ直射日光を受けないうちなら富士山を見ながら快適に登れると思い、早起きしてほぼ1年ぶりに三つ峠の屏風岩に出掛けた。
いままで屏風岩には何回か来ているがマルチピッチは登ったことが無いので今回は4ピッチで登れる中央カンテに挑戦。
1基部_から中央フェース2140
     Photo1 下から見上げると城砦のような屏風岩中央フェース

クライミングの道具類を背負って三つ峠登山口から林道を歩きだし途中1回の休憩で四季楽園に到着するが、何回歩いても上りはきつい。四季楽園のところから登山道を降り屏風岩基部に到着。荷物を下ろして辺りの様子を伺うがいまのところ他のクライマーは見当たらない。
これならのんびりクライミングを楽しめそうと思いながらトポを参考に岩場のルートファインデングをするが・・・・。歴史ある岩場だけあってリングボルトにRCC 、ペツルさらにはハーケンが各所に打たれどこをどう登ればよいか検討がつかない。

1P 岩壁に観音様の石碑があるのでこの辺りと検討をつけ、中央カンテにリードが取り付く。
なんとなく支点を拾ってロープの動きが止まりビレー解除のコールで1ピッチを登ったことがわかった。セカンドで登りだすが、朝一番とあって体が重く動きが鈍い。どうにか1ピッチを登って後続を待ち、
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     Photo2 2ピッチを登る

2P 私がリードで支点を拾いながら登り出すが途中でかなり難しくなり退却。左に移ってランペを登れば何のことは無く、先ほど苦労したところの上部には支点が無いのでやはりルートミスだったようだ。
登ったところは簡単で支点が無く漸くピッチを切る辺りで登場。しかしこの辺りはアンカーが多く果たしてどこが登っているルートのアンカーか???まぁ今日は我々だけなので適当に使わせていただく。

3P セカンドとなり、リードをビレーしながら登って行く様子を見守るがやはりアンカーが多くどこでピッチを切ればよいか悩んでいる様子。やはり適当にピッチを切ったようでなんだか短いような?

4P 再び私がリードで登るが左のカンテに出て高度感たっぷりなところを登って行くようだ。
カンテに出るところには表面が磨かれて艶の出ているピナクルがあるので其処を目指して登って行くが手をかけてみればツルツルでホールドにするには今日は無理。
横の岩溝に思いっきり手を入れてみるとホールドがありこれを使って突破し、右上すれば4ピッチ終了点
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     Photo3 4P終了点から隣の右フェースを見る

4_4P_2151.jpg
     Photo4 下を見ると岩の間に登山道(岩の基部)が見える

後続によるとテカテカ岩の手前からカンテに出れば楽勝だったらしいが・・・・それはロープがあるから言えること。ロープ引いて初めてのルートで高度感たっぷりなカンテには出られん!が本音。
終了点には下降用アンカーが2箇所あり、手前のアンカーを使って懸垂。
ロープ回収時途中でロープが岩溝に入り回収できなくなって登り返したというのをどこかで読んだのを思い出し、結び目の引っ掛かりを避けるため50mロープ一本で細かくピッチを切って懸垂。(先日も木戸壁で引っかかった。)
最後の懸垂で下を見ると観音様の看板が見えた。そういえば登山道(岩の基部)から見ると目線の下のほうに斜めに看板が設置されていたのは下降時に観音様の上に降りてこないようにと上からでも見えるように設置されていたのかと納得。
無造作に降りてくると丁度観音様の上を踏みつけるようになるので、左に大きく逸れて登山道(基部)に降り立った。
5観音石碑_2159
     Photo5 登山道横の岩の基部にある観音様の石碑

しばらく休憩しているうちに紫外線たっぷりの陽射しが差し込んできたので岩の基部に沿った登山道を少し進み、東面フェースに移動。
6東面フェース_2160
     Photo6 東面フェース

日陰になっているので時折吹き抜けるそよ風が気持ちよい。食後の満腹と早起き、それにそよ風で体はすっかり休眠モード。それでも何とかトップロープでクライミング。
時計の針が3時半になったところで終了し、道具の入ったザックを背負って四季楽園まで登り返し、長~く感じる林道を降って駐車場へと戻った。
7登山道_2162
     Photo7 いつもと違って時折登山者が通るだけの登山道







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

袈裟丸山Ⅱ 花を愛でながら降る

0前袈裟丸山_2129
     Photo0 笹斜面の向こうに前袈裟丸山 笹と樹林の境界にはピンクのミツバツツジ

記録
日程:2016,05,18メンバー:安田

5/18日 天候 晴れ
コースタイム:登山道(10:44)→前袈裟丸山(11:07~11:19)→後袈裟丸山(11:45~12:06) →前袈裟丸山 (12:31~12:42)→小丸山避難小屋(13:12)→小丸山山頂(13:25~13:38) →賽の河原(14:18)→笹斜面を望む露岩(14:41~14:49)→折場登山口(15:04)     全行程 12.2km 累積標高 1170m
ルートマップは ここ です。     袈裟丸山Ⅰ を開く

沢遡行を終了して登山道に出て笹腹に伸びる道を歩いてゆくと
1登山道_2075
     Photo1 笹の中を進むとやがて前袈裟丸山

次第に勾配を増し、泥の急斜面を木の根に掴まって登り詰めるとやがて前袈裟丸山山頂。
2前袈裟丸山_2076
     Photo2 前袈裟丸山山頂

広く平坦な山頂は周囲が樹林に囲まれているため展望は殆ど得られないが片隅の桜はまだ花をつけていた。
3桜_2078
     Photo3 桜の花

山頂を通り越し潅木の中を降って行くと石楠花が咲き始めていた。
4石楠花_2077
     Photo4 石楠花

降って行くと八反張という狭い崩壊の進んだ泥の細尾根となり、 
5八反張_2085
     Photo5 八反張の細尾根

通過すると笹に覆われた急勾配となり登り詰めると後袈裟丸(あとけさまる)山頂。
6後袈裟丸山_2087
     Photo6 後袈裟丸山山頂

ここは一面笹に覆われ周囲は樹林で展望なし。郡界尾根~登ってきた登山者と話し込み、休憩後元来た道を戻る。八反張で崩壊しかかった斜面を見ると漸く咲き始めたサクラソウがチラホラ。細尾根のわずかに残った岩には小さな岩窓が開いていた。
7八反張の窓_2084
     Photo7 八反張の"岩窓“

何回も来ている人にいろいろ教えていただくが、その人も足元の岩窓はいままで気づかなかったらしい。
前袈裟丸山まで戻り、先行下山する団体を見送って急斜面を通過した頃合を見計らって下山開始。
沢から登山道に飛び出したあたりで追いつき追い越し、その後は笹に覆われた尾根歩きでP1685はピークを巻いている登山道に従って通過。やがて降っていくと広い鞍部に黄色いカマボコ形の避難小屋が現れた。
8小丸山避難小屋_2094
     Photo8 小丸山の避難小屋

興味津々中を覗きこんでみると、綺麗に整理整頓され銀マットも用意されていた。
水と書かれた看板もあったので多分沢のほうに降りてゆけば水を確保することが出来るのであろう。
鞍部から登り返し小丸山山頂が近づくと樹林の中にピンクの花がチラホロ。漸くアカヤシオを見ることが出来た。
9小丸山山頂_2098
     Photo9 小丸山山頂

山頂では満開少し過ぎたというところかそこかしこにアカヤシオが咲いていた。
10奥袈裟丸山_2102
     Photo10 アカヤシオの向こうには奥袈裟丸山が

小丸山から賽の河原の間ではアカヤシオが咲き誇っていたが、ここもピークは過ぎてしまったとのこと。

山に行くとどうしたわけか其処だけ小岩が集まったところが"天狗の庭”とか少し荒涼とした雰囲気が漂うようなところでは"賽の河原"と呼ばれているところがある。
ここにも”賽の河原"があり石が積まれていた。小丸山と解説板と分岐のある"賽の河原”の
11賽の河原_2115
     Photo11 賽の河原

間にもう2箇所同じような景色のところがあり、其処にも同じように石積があった。
小丸山と賽の河原の間にある露岩帯がそれに相当。

賽の河原に近づくにつれミツバツツジの蕾が見られるようになり、賽の河原から展望台にかけては満開。
12ミツバツツジ_2118
     Photo12 ミツバツツジガ花盛り

ところどころでシロヤシオも目につくようになってきた。
13シロヤシオ_2109
     Photo13 シロヤシオも咲き始めて

展望台を過ぎると登山道は唐松林の中に伸び、頭上は漸く芽吹き始めた唐松の若葉の緑、歩きながら前方を見る視線の中にはミツバツツジのピンクが次々に飛びこんでくる。
14ミツバツツジ_2124
     Photo14 唐松林の中にもミツバツツジが

樹林の中のすばらしい景色を堪能しながら徐々に高度を下げると突然左側の視界が開けた。広い笹原の急斜面が谷に落ち込みその向こうには前袈裟丸山が良く見える。
0前袈裟丸山_2129
     Photo15 右手の前袈裟丸山を見ながら降る

笹原の右側の樹林との境界には多分ミツバツツジであろうピンクの塊がところどころに。さらの谷を隔てた向かい側に開けた笹原の斜面にはシロヤシオと思われる白と緑の塊が幾つか見えた。
笹原と樹林の境界に延びる道を降って行くと露岩帯がありここでしばらく景色を楽しんだ。
16笹斜面_2132
     Photo16 降ってきた尾根を振り返ると

登りには沢を使ったので大きく展望が広がる景色は新鮮そのもの。ピストンで登ったのでは丁度この辺りは登山口から30分くらいなので景色を楽しみつつ衣変えか。このあと道は樹林の中に入り、やがて階段が出てくると直ぐに折場登山口。
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     Photo17 折場登山口

登山口付近ではオレンジのヤマツツジが咲き始めていた。
18ヤマツツジ_2136
     Photo18 ヤマツツジも咲き始めて

沢登りで谷から袈裟丸山のピークを踏み、色とりどりの花咲く尾根を降っての周回ルート。一粒で二度美味しい山行であった。

袈裟丸山周回の前編 ”ヒライデ沢から登る” に戻る







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

袈裟丸山Ⅰ ヒライデ沢から登る

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     Photo0 小滝とナメの沢岸にはアカヤシオが咲いていた

記録
日程:2016,05,18メンバー:安田

5/18日 天候 晴れ
コースタイム:折場登山口駐車場(7:43)→折場橋(7:50)→左岸枝沢合流点(8:14) →伐採跡地(8:30)→二俣H1373 (9:0~9:10)→二俣H1610(10:11~10:17)→遡行終了点(10:24~10:36)→登山道(10:44)      全行程 12.2km 累積標高 1170m
ルートマップは ここ です。      袈裟丸山Ⅱ を開く

行こうと思いつつ時が過ぎ花見のチャンスはもう失われたかと思ったが、標高が高いところ日当たりの悪いところではまだ残っているかも?と思いアカヤシオの名所袈裟丸山に出掛けた。袈裟丸山までのピストンでは面白くない。折角出掛けるのであるから周回は出来なものかと思案した結果、登りは沢を楽しみ、下山は花を楽しむというルートを思いついた。
R122の草木湖を過ぎて直ぐ”沢入(そうり)”から林道に入り、所々に飛散している落石を避けながら折場登山口の駐車場に着くと既に身支度をしているグループがいた。皆さん登山靴だったので袈裟丸山へのピストンのようだ。
早起きして車を走らせるのは慣れっこになっているが、舗装されているとはいえやはり初めての逸れも長い林道走行は疲れる。天気良し景色良しで、少し休憩して沢装備を整え、林道を10分弱進んだ折場橋からヒライデ沢に降りる。
1折場橋_2034
     Photo1 折場橋

橋から上流に堰堤が見えるので右岸から堰堤を3つ越えて沢を渡って左岸を登って4つめの堰堤を越え沢に下りていよいよ沢登り?歩き?開始。
直ぐ目の前に淵を持った2条の滝、
2_2条5m_2036
     Photo2 5m2条滝

その上に2段滝が見えるが、
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     Photo3 2段7m滝

なにせ初心者登れるものかどうかと思案しつつ、近づいてみればほどほど登れそう。ということでなるべく水に浸からないように足慣らし。
難なく越えると小滝、ナメ滝が次から次へと現れ、そのうち水流の中を歩くのが楽しくなってきた。
やがて遡行図にある左岸から枝沢の滝が落ちている2段滝に到着。遠くで見たよりも登りやすそうなので取り付く。
4_2段4m枝沢合流_2044
    Photo4 左岸から枝沢が合流する2段4m滝


遡行図にはいろいろ滝が書かれているがわかったのはここまで。後はどこがどこやら?????
適当に越えてゆくとやがて左側が大きく開けた伐採跡地に出た。ここで漸く自分の位置がわかったが・・・・
5伐採跡地_2050
     Photo5 左側が明るく開けた伐採跡地

また進んでいるうちにはっきりしなくなってきた。とはいえ沢だから二俣での進行方向さえ間違わなければ道迷いの心配はなし。
やがて1350mで顕著な二俣となったところで休憩腹拵え。
6_1373m二俣右_2061
     Photo6 1370m付近の二俣 腹拵えのあと右へ

ここは右へ進むと淵を持った階段状の滝が出てきた。
7実質最後の滝_2063
     Photo7 実質最後になる釜を持った階段状滝

これを越えれば以降滝らしい滝は無く、進むに従い水流は細くなってきた。やがて1580m付近で二俣となったところで一息入れた右へと進むと両岸は腰丈の笹に覆われ笹を掻き分けながら進むうちに
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     Photo8 時々現れる小滝

獣道か踏み跡か判然としないものが何回か現れた。
いよいよ水流が無くなってきた。
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     Photo9 笹の間にわずかに現れる水流

1610m付近で沢を横断している獣道が現れたので遡行終了し装備を解いて左岸の獣道を登って行くと松が生茂り下地に笹の無いスペースに出た。鹿のお宿?そこから再び獣道を登って行くと直ぐに稜線の登山道へ飛び出した。

袈裟丸山周回の後編  ”花を愛でながら降る” に進む




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

花いっぱいの小野子三山

0H840ヤマツツジ_1986
     Photo0 花・花・花の登山道

記録
日程:2016,05,13メンバー:Sさん Mさん 安田

5/13日 天候 晴れ
コースタイム:小野子山登山口駐車場(7:46)→雨乞山(8:50)→小野子山(9:57~10:20) →高山村への分岐(10:35)→中ノ岳(11:02~11:14)→小野上温泉駅への分岐(11:27)→男道女道分岐(11:31) →〔男道〕→十二ヶ岳(11:46~12:24)→〔男道〕→小野上温泉駅への分岐(12:39)→坊主入道(13:44~13:55) →小野子山登山口駐車場(14)40)      行程 12.2km 累積標高 1170m
ルートマップは ここ です。

先週の子持山では下山時にミツバツツジの花回廊と化した静かな尾根歩きを楽しんだが、その折標高を下げてくるとヤマツツジが咲き始めていた。一週間経てば今度はヤマツツジが満開を迎えているのではと思い、子持山の隣の小野子三山に出掛けた。子持山からの展望では三山といっても殆どアップダウンの無い尾根で繋がっているように見え、どう見ても三山には見えなかったのでその実踏確認も兼ねての山行である。

渋川から中之条を目指してR353を進み道の駅”おのこ”を過ぎた辺りで"小野子山登山口”の標識が現れる。標識を過ぎて直ぐに右折しところどころに出てくる道案内にしたがって進み民家が途切れると登山口駐車場に着いた。その先の林道はゲートで直ぐに通行止め。

駐車場から林道を登って行くと直ぐに登山口が現れ、入口から延々と続く階段を登り、それが途切れると漸く尾根に乗ることが出来た。
1小野子山登山口_1981
     Photo1 これから長い階段が続く登山口 

美しい新緑の隙間からの木漏れ陽を背中に受けながら登山道を進み高度を稼ぐ。
登るに従い色あせたヤマツツジの花が見られるようになり650m辺りまで来ると新緑を背景に鮮やかなオレンジ色の花となってきた。
更に進み700m辺りまで来ると花の数が増しきて、
2H700ヤマツツジ_1982
     Photo2 標高700m辺りのヤマツツジ

いままでの枝先に一輪一輪咲いているといったものから枝先を覆うような咲きかたに変わってきた。
3H870ヤマツツジ_1983
     Photo3 標高970m辺りの花 / 華

樹林に覆われ展望が無い雨乞山を越えると勾配が緩み満開のヤマツツジの中を進んで
4H940ヤマツツジ_1987
     Photo4 標高940m辺りのヤマツツジ

やがて小野子山への登りに差し掛かるころになると花の間に蕾が混じるようになってきた。
1080m付近では蕾が大半を占め、
5H1080ヤマツツジ_1989
     Photo5 標高1080mまだ蕾が大半

漸く花が咲き出したといったところで小野子山手前のP1162に差し掛かるあたりになると今度はピンクの花をつけたミツバツツジが現れ始め、
6H1150ミツバツツジ_1991
     Photo6 ミツバツツジ

小野子山頂への道はミツバツツジの中を進むようになった。
7H1160ミツバツツジ_1992
     Photo7 ミツバツツジの間を抜けて進む

小野子山頂で休憩中、高山村から登山者に話を聞くとまだツツジは殆ど咲いておらず、天然記念物の樹齢800年の”シロヤシオ“だけが花をつけていたとのこと。
8小野子山_1993
     Photo8 小野子山山頂

小野子山頂からは中ノ岳とのコルに向けて一気に200m弱の下降。道はほぼ直線に伸びているので木に掴まりながら泥斜面を降るが北斜面ということもあり開花は遅いのか花の姿はほとんど無い。
コルに降り立ち今度は中ノ岳目指しての登り返しとなる。中ノ岳はほぼ同程度の標高なのでなかなか厳しいが樹林を吹き抜けるそよ風が気持ちよく汗も気にならない。
中ノ岳山頂が近づいてくると登山道に佇んでこちらを見ているカモシカを発見近寄るがどいてくれないので話しかけたら漸く道をあけてくれた。
9カモシカ_1995
     Photo9 カモシカ

中ノ岳山頂も樹林に覆われ展望なし。
10中ノ岳_1996
     Photo10 中ノ岳山頂

一息入れて十二ヶ岳目指して分岐のあるこるコルへと降り小野上温泉駅への分岐を直進し尾根をそのまま進むと男道と女道の分岐に出た。どちらも十二が岳山頂へ至るが距離が男道と女道では大きく異なるので距離が少ない男道を選択。
11男道女道分岐_1998
     Photo11 男道女道分岐

やはり距離が短いだけあって傾斜がきつく途中ちょっとした岩登りのようなところがあったが直ぐに展望場開けた十二ヶ岳山頂に出た。
丁度昼時とあって山頂には多くの登山者がいたが、まもなく立ち去り静かさを取り戻した。正面に榛名山を臨み、中腹の伊香保の温泉街の意外な広さに驚く。
12_榛名山2000
     Photo12 榛名山


上越の山々は先週よりも雪が消え、稜線ではすっかり雪が消えていた。山襞に残った残雪が白く見えるのみ。
設置されていた山座同定板によると北アルプスから奥秩父方面まで見えるようだが生憎春霞が掛かったようで榛名山がせいぜい。赤城山もシルエット。
十二ヶ岳山頂からは今度は女道を降り小野上温泉駅への分岐まで戻った。
途中またしてもカモシカが登場。今度は直ぐに道を空けてくれたが・・・・・少し横に進んだところで立ち止まり、尻をこちらに向けて中腰になり用足しを始めた。オイオイ、あまりにも無防備じゃありませんかね。
コルの分岐からは小野上温泉駅目指して降り”坊主入道”で舗装された林道に出た。
13坊主入道登山口_2004
     Photo13 入道坊主登山口

ここで左折し長い舗装林道歩きで小野子山登山口の駐車場へと戻った。
14雨乞山_2010
     Photo14 林道途中から見上げた雨乞山

噂にたがわず小野子三山はツツジの山であった。登山口から高度を稼ぐにしたがってヤマツツジは落花→満開→蕾と変化し、
今度は先行したミツバツツジの花盛りへと、花模様が変わり存分に楽しむことが出来た。
まだまだ来週辺りでもどこかでヤマツツジの満開を楽しめそう。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

子持山からツツジ満開の浅間周回

0獅子岩山頂と子持山A_1952
     Photo0 獅子岩の頂より見た子持山(左のピーク)

記録
日程:2016,05,08メンバー:安田

5/08日 天候 晴れ
コースタイム:7号橋駐車場(7:44)→屏風岩の頂(8:06)→獅子岩基部(8:41~8:46) →獅子岩の頂(9:15~9:43)→柳木ヶ峯(10:26)→子持山山頂(10:39~11:04) →柳木ヶ峯(11:41)→大タルミ(11:52)→十二(11:58) →浅間山(12:17~12:23)→5号橋登山口下降点(12:33) →5号橋登山口(13:01)→7号橋駐車場(13:15)      行程 8.1km 累積標高 1118m
ルートマップは ここ です。

五月連休の最後とあってそろそろ人出も少なくなっただろうと思い手ごろな山を探したところ、関越を通るたびに注目していた子持山なら花の季節ではと思い出掛けた。
日曜日とあって早朝の関越の下りは多少交通量が多いが渋川伊香保ICで降りると殆ど車は無く、予定時間で7号橋の駐車場に到着。

既に停まっている車は1台のみだったので静かな山歩きが出来そうと思いながら子持山目指して出発。橋を渡って直ぐに登山道に入ると
1_7号橋登山口_1928
     Photo1 登山口

屏風岩が植林の中に現れた。
2屏風岩基部の祠_1930
     Photo2 屏風岩基部の広場

赤い鳥居と祠のある屏風岩基部の広場から見上げると古い残置ロープが垂れ下がりリングボルトやRCC,ペツルの支点がいくつか見えるが最近は登られている形跡は無い。
広場を後に屏風岩の頂を目指して急登を登ると展望が開けた露岩に出てはしごを上りリッジを進むと石碑のある屏風岩の頂。
3屏風岩山頂_1934
     Photo3 屏風岩の頂

これから向う獅子岩(地形図では大黒岩)が見えるが頂は確かに”獅子舞の獅子頭”に見える。
4獅子岩_1932
    Photo4 屏風岩から見た獅子岩

屏風岩の頂から再び登山道にもどり薄暗い植林の中の沢に沿って登って行くといつしか水流は消え明るい雑木林の登りとなった。右から合さる6号橋コースの巻き道との合流を示す道標で左折し
5獅子岩基部への分岐点_1935
     Photo5 屏風岩基部への踏み跡をたどる

トラバースしている踏み後を追うとやがて樹林の中に岩壁が見えてきたので右上すると岩に取り付いているクライマーの姿が目に留まった。2パーティがマルチピッチのルートに取り付いているのを獅子岩基部から見上げながら一休み。
6獅子岩マルチピッチ_1936
     Photo6 獅子岩を登るクライマー

登山道に最短で戻れそうな踏み跡を追うと直ぐに登山道の獅子岩巻き道分岐に出た。どうやらこの踏み跡はクライマーがクライミング後にスタート地点の岩基部へ戻るときに使うらしい。巻き道分岐から獅子岩方面に進むと
7獅子岩_1937
     Photo7 獅子岩への途中から見た獅子岩 3p辺りを登るクライマーが見える

直ぐに標柱のあるテラスに出た。
8獅子岩テラス_1943
     Photo8 獅子岩の標柱のあるテラス

岩を回り込むと大きな鎖?で作られたハシゴがあり
9鎖ハシゴ_1946
     Photo9 大きな鎖のハシゴ

それを登って岩の上を進むと石碑のある獅子岩の頂。少し下がった土のテラスでは若者グループがラーメンのにおいを漂わせていた。獅子岩の頂で展望を楽しみ
10一枚岩の岩壁_1949
     Photo10 浅間方面の谷には屏風のような岩壁が見える

11榛名山_1956
     Photo11 テラスからは榛名山が正面に

登山道に戻って子持山を目指すが鎖場で渋滞中。あちこちにつけられた踏み跡を探検しながら渋滞解消を待ち、その後は快適な尾根道を進み途中の小ピークで小休止、柳木ヶ峯を経て
12柳木ヶ峯_1967
     Photo12 柳木ヶ峯

年代物の太いロープのある泥岩の急登を登りやがて勾配が緩み進んだ先が子持山山頂。
13子持山山頂_1960
     Photo13 子持山山頂

ここでも赤城山や麓に見える利根川の蛇行、片品川の河岸段丘それを跨いで進む関越、榛名山それにすっかり雪が消えた浅間山、わずかに白い筋が残る三国連山の山並みを見ながら大休止。
14獅子岩への稜線_1964
 Photo14 登ってきた尾根と獅子岩 その向こうには関東平野

だんだん人が増えだしたところで下山に移り、途中登山道脇の露岩の上で再び登山者をやり過ごしながら一服して柳木ヶ峯まで戻り右折して浅間山を目指す。
大タルミまではロープのある泥の急坂くだりとなるがその後は新緑の明るい快適な尾根歩きとなり、ちょっと変わった石祠のある十二を
15十二の社_1969
     Photo15 十二の不思議な形の岩祠

過ぎるとツツジが咲き乱れる花尾根登りとなった。
16ミツバツツジ_1970
     Photo116 ミツバツツジガ咲き乱れる尾根

獅子岩の頂から見えた一双の屏風のように見えた岩壁(水平方向に並んだ幅数メートルの安山岩の柱状節理の岩壁)をもっと近くから見ることが出来るだろうと期待しながら進んだが新緑に阻まれているうちに浅間〔せんげん)山山頂に出てしまった。
17浅間山_1972
     Photo17 ミツバツツジに囲まれた浅間山頂

柳木ヶ峯からは登山者に出会うことも無く静かな山歩きとなり浅間山頂で水分を補給。
まだまだ続く花回廊を進み5号橋登山口へ下降点を示す分岐で左折し雑木林の中を降って行くと花はいつしかオレンジ色のヤマツツジに変わり、やがて植林と雑木林の境界に伸びる道を降ると直ぐに5号橋登山口に出た。
ここからは舗装道路を7号橋へ向けて登り返し6号橋の登山口を通り過ぎて駐車場へと戻った。

獅子岩が地形図では”大黒岩”となっている。しかしテラスにあった標柱では”獅子岩”渋川市のガイドでは”しし岩(大黒岩)”山と高原地図”では"牛十二”と記載されている場所が道標では”十二”、渋川市のガイドでも”十二”。いったいどうなっているのでしょうね?



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

妙義 相馬岳北稜

0北稜_1919
     Photo0 相馬岳北稜 左からP11、谷を挟んでP12(つづみ岩) ミトンのようなハサミ岩

記録
日程:2016,05,01メンバー:Nさん Sさん Yさん Sさん 安田

5/01日 天候 晴れ
コースタイム:駐車スペース(5:00)→北稜取り付き(5:05)→P1(5:46) →H752(6:44~6:52)→P5(7:05)→P6(7:42~7:51)→P11(9:58~10:21)→仙人窟(12:11~12:26) →相馬岳(13:47~14:20)→国民宿舎分岐(14:37)→“窓”(15:37~15:49)→国民宿舎(16:29)      行程 7.9km 累積標高 1378m
ルート全体のマップは ここ   北稜部分は こちら です。

前々から狙っていた妙義の最間難関バリエーションコース相馬岳北稜に出掛けた。一般に妙義は秋の落葉前後から青葉が生い茂る前までが適期とされるが相馬岳北稜は距離が短いものの難所続きで標準ルートタイムは12時間とされており、昼が短い季節ではビパーグを余儀なくされるため、気温も高くなく行動時間が長く取れるこの時期を狙った。

妙義湖のダムの橋の手前にある駐車スペースに車を停め、道路を下流方向に進み2つ目の沢を過ぎたところで沢の右岸尾根の末端より取り付く。
1北稜取り付き_1925
     Photo1 相馬岳北稜取り付き

急登の尾根を登り小さな岩場を越えると雑木林越しに街並みが見え始め、やがて”あたご社”の標識が現れる。
2愛宕社_1844
     Photo2 “あたご社”の標識

左下方を見ると旗が下がっていた。ところどころに咲く満開のミツバツツジを楽しみながら高度を稼ぐと
3ミツバツツジ_1854
     Photo3 今が満開のツツジ

最初のピークP1に出る。ここからは直ぐ目の前にP2を見ることが出来る。
4P2_1848.jpg
     Photo4 P1から見えるP2の岩峰

北稜は左側が切れ落ちているので基本的には次々に現れる岩峰を右から巻いて通過する。
時折露岩や落ち葉の吹き溜まりで踏み跡が消えるが稜線上あるいは西斜面をトラバースして進むとやがて前方に樹木を纏ったピークが現れ、ピークの東斜面の向こうにハサミ岩が遠望できる。5P5からP11P12ハサミ岩_1856
     Photo5 P5の左肩にミトンのような形のハサミ岩が見え出す。

ピークを登り詰めて細尾根を進むとやがて切れ落ちた行き止まりとなる。このピークがP5で、行き止まりから少し戻り西斜面の踏み跡にしたがって降りトラバースするとP5-P6のコルに出る。
6P5-P6のキレット1859
     Photo6 P5-P6のキレット

ここまでで明瞭に解るのはP2の岩峰と行き詰まってしまうP5だけでP3、P4はなんとなく通過してしまった。

P6
P5-P6のコルからは正面にある15mほどのチムニー状の岩登りとなる。
7P6チムニー登り_1860
     Photo7 立ちはだかるP6の岩壁

下部のクラックから取り付き途中で右のフェースに出ても良いが、チムニー右のフェース直上も出来る。登りきって細尾根に上がったところで左に進み草付きバンドをトラバースすると
8P6トラバース_1869
     Photo8 P6西斜面をトラバース

立ち木に懸垂用スリングが残置去れている。ここからP6-P7のコルへ15mくらい懸垂する。
9P6-P7のキレット_1870
     Photo9 P6-P7のキレット

P7
P6-P7のコルからの登りは妙義特有の炭団岩の岩壁でホールドが豊富(ただしいつ抜けるか、割れるか解らない)にあるのでいろいろルートが取れそうであるがコルから左にルンゼを少し下った被り気味のフェースから取り付いた。
比較的大きな岩に上がったところでコルから伸びる立ち木の枝にランナーをとり直上。
勾配が緩んだところから左の岩壁のルンゼ上部に出て潅木に支点を取りながら群生しているイワマツを避けつつ直上。最後は立った草付きを潅木頼りに登って稜線に抜けた。細尾根を進み、西側斜面を降る踏み跡に従うとやがてP7-P8のコルに出た。

P8・P9・P10
コルからトラバース気味に登り返し岩稜歩きで幾つかの小ピークを越えてゆくとやがて道は細尾根を通過し、
10P8から北稜を振り返るとP5~P7岩峰郡_1874
     Photo10 P8から登ってきた尾根を振り返ると緑の中に岩峰群が

11P10-P11のキレット_1876
     Photo11 P10-P11のキレット

ピークを東側から登り詰めるとP11。

P11
雑木に覆われたP11の頂は平で幕営も出来そう。頂の末端には立ち木の懸垂支点があり、ここは50mロープを出して10-P11のコルまで懸垂。
12P11の下降_1877
     Photo12 P11の頂末端から懸垂

コルに降り立てば草付きの泥岩壁が立ち塞いでおり、登高ルートを検討するも途中のクラックのあるかぶり気味の岩とその後の泥壁で難儀しそうということで直登を断念し巻きルートを進んだ。

P12 巻き道ルート
P11-P12のコルから右へ降るルンゼを太い立ち木を支点に使って更に25m一杯までロープを伸ばし、都合2回の懸垂で落石を避けることが出来るルンゼ右岸に降り立った。
ルンゼを左岸に渡り、岩壁の基部に沿って進んで小尾根を越えると岩屋があった。
13岩屋_1883
     Photo13 P12の岩壁基部にある岩屋

更に岩壁に沿って進み小尾根に乗り切り立ったフェースが草付きの石垣状の岩壁に変わったところから取り付いてバンドを左上、次いで右上し岩稜に乗って進むと立ち木の根元に懸垂支点を発見。
14ランペからの懸垂_1886
     Photo14 岩稜からの立ち木を支点に懸垂準備

15P12を見上げる_1890
Photo15 見上げるとP12の岩峰が真上に

ここから右に降ってみると明瞭な踏み跡が現れた。
相馬沢から遡上してルンゼ右岸を登って来るルートと思われ、踏み跡に従い岩壁基部を登って行くと直ぐに仙人窟に着いた。
16仙人窟_1894
     Photo16 仙人窟

情報ではP12(つづみ岩)の巻き道としてP11-P12のコルからルンゼを大きく降り3本の沢出会いから真ん中のルンゼを登り詰めて仙人窟へ至るのが一般的なようである。
我々がたどった岩壁基部トラバースルートは距離、時間ともに短縮できると思うが、途中にあった懸垂用残置スリングは退色してかなり古く、表皮は磨耗していたのでこのルートは最近使われていないようである。
ちなみに我々5人パーティでの P11-P12のコルから仙人窟までの所要時間は1時間10分であった。

仙人窟からはポッカリ開いた岩のアーチをくぐって東側に抜け、
17仙人窟_1896
     Photo17 岩のアーチを東側に抜けて

岩壁基部に沿って延びる今までとは違った濃い踏み跡をたどって
18ハサミ岩_1898
     Photo18 ハサミ岩基部を巻く

19ヤセ尾根_1903
     Photo19 痩せた岩尾根を渡って

細い岩稜や露岩を越えるとやがて道は急登の尾根となった。
一気に登り詰め相馬岳山頂で大休止後、
20相馬岳山頂_1904
     Photo20 相馬岳山頂

茨尾根方面へ降り途中国民宿舎への分岐で右折。
長い鎖場を降り、21_1912.jpg
     Photo21 長い鎖場を下降

途中の岩峰基部にまるでこの日のために用意されたかのようなポッカリ開いた”窓”から登ってきた相馬岳北稜を眺めつつ休憩。
22窓_1920
     Photo22 岩窓越に見える相馬岳北稜

右に北稜、左に鬼の顔に見える星穴岳を見ながら
23星穴岳_1915
     Photo23 星穴岳〔小さな穴は射抜き穴、大きな穴がむすび穴〕

細尾根を国民宿舎目指してして降った。24眼下に国民宿舎_1923
     Photo24 眼下に見える国民宿舎

相馬岳北稜の手強さによる疲労感、芽吹いたばかりの新緑、その中に一際目立つピンクとオレンジのツツジと春を満喫した山行であった。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 木戸壁右カンテ

0_2P_1828.jpg
     Photo0 岩に付いた緑を愛でながら後続者確保

記録
日程:2016,04,30メンバー:Nさん Sさん Sさん Yさん 安田

4/30日 天候 晴れ
コースタイム:国民宿舎(6:38)→木戸壁(7:13)→登攀開始(8:32) →登攀終了(11:07)→同ルート下降開始(12:01)→取り付き(12:49)→木戸壁(13:38)→国民宿舎(14:13)      行程 2.6km 累積標高 350m
ルートマップは ここ です。

連休前半の残雪の山は大荒れとの天気予報で予定を変更し予てより登って見たいと思っていた裏妙義の木戸壁に出掛けた。

休業してしまった国民宿舎裏妙義の駐車場に車を止め、丁須の頭へ登って行く登山道を登って行くと正面に行く手を阻むように岩壁が立ちはだかっている。岩璧基部には岩室があり木戸壁のクライミングルートへの良い目印。
岩壁で登山道は左折し最初の鎖場となるが、岩壁で右折し岩に沿って登って行くと直ぐに右カンテルートの取り付きのペツルの支点がキラリとひかっている。取り付きを確認後岩屋に戻りクライミング準備。
今日は5人パーティなので2+3人に分かれ登ることにする。最初のチームが取り付き、リードが登り始めると砂粒が降ってきたので、後続チームは岩屋付近で待機。
1_1P_1817.jpg
     Photo1 先行チームが取り付く

1P (Ⅲ 15m)先行チームの姿が消えるのを待ち、垂直に近いフェースに取り付きテラスでピッチをきる。ここで追いつき暫し待機。やわらかい春の日差しとそよ風を存分に浴び、先行チームが立ち去ってから十分に間をあけて出発。

2P (Ⅳ 20m)右側の凹上からフェース登りリッペを越えて被りきみの岩を右から回り込む。出だしの凹に古い終了点と思われるリングボルトあり。
2_2P_1831.jpg
     Photo2 気持ちよいスカイラインを進む

各ピッチともホールドが豊富なのであちこち手を伸ばしては上に乗っている砂を払ったり、安定しているかどうか確認しながら登って行く。岩を引けば抜けることも考えまるで人工ルートのように豊富にある支点全てヌンチャクを掛けて慎重に登る。

3P (Ⅲ 20mⅢ)3ピッチ終了点の松の木のあるテラス目指してフェースからリッジを登る。ここまでくると高度感も増し、表妙義の稜線が良く見える。

4P (Ⅳ 30m)右上するバンドからカンテを登り被った岩を避けて草付きのランペに出る。途中終了点と誤解しやすい支点があるがここは下降用の支点。これを過ぎて4~5m進むと正規の4P終了点が現れる。

5P (Ⅲ 15m)カンテを登り右のフェースを直上すると草付きテラス右端に出る。一列に並んで最後尾の到着を待ち給水一服休憩。
3終了点から_1838
     Photo3 緑に覆われた表妙義

4終了点から_1841
     Photo4 国民宿舎の屋根が写真真ん中に白い点に見える

下降
2本つなぎだとロープの結び目が引っかかりやすいとのことで各ピッチ50mロープ1本で下降開始。
2チームなので先行者が余ったロープを背負って下降しロープを次々に出しピッチ毎ごとのロープ回収掛け変え時間の短縮を図ったが・・・・・
下降3ピッチ目のロープを回収しているときにロープ末端が早く落ちてきてロープ途中が握り拳大のキノコ形状のピナクルを跨ぐ形になり回収不能になってしまった。
岩の表面はプツプツ気孔のある溶岩状でフリクションが大きく引いてのダメ。ゆすってもダメ。止む無く登り返してロープを外しクライムダウン。最後になって妙義の岩をじっくり味わってしまった。

情報では①懸垂時には結び目が引っかかりやすいのでロープは1本で降りたほうが良い。②そのために4Pの30mは途中でピッチが切れるように途中に下降用支点がある。とのことで我々も情報に従ったが・・・・・

1本ロープでもロープダウン中に引っかかることがあるので注意が必要。

取り付きまで戻り明日に備えて早々国民宿舎に引き上げ、昼寝後日が高いうちから宴会開始となった。







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