2014年10月の全記事一覧
- 10/30 石尊山 行人岩(佐久)
- 10/29 石尊山 (浅間)
- 10/26 星穴岳 (妙義山)
- 10/18 三ツ峠(141017)
- 10/12 小川山(141010)
- 10/08 水ノ塔山 東篭ノ登山 西篭ノ登山 高峰山
石尊山 行人岩(佐久)

Photo0 石尊山行人岩のピーク
記録
日程:2014,10,28
メンバー:Sさん、Mさん、安田
10/28日:天候 快晴
コースタイム:中村公園登山口(15:15)→行人岩のピーク(15:30~15:45)→中村公園登山口(16:20)
佐久市の中込からR254を内山峠方面に進み、中村地区に入るとまもなく右側を流れてい滑津川が左側に流れを変えるところに中村橋がある。
中村橋から5,60m進んだ右側に中村公園への看板のある林道(簡易舗装)へ右折。
林道を上ると滑津川に沿うように徐々に高度を上げて行き、左側に中村公園登山口の道標が現れる。

Photo1 中村公園登山口
林道の路肩に車を止め、登山道入口からつづら折れに付けられた急坂を上って登ってゆくと前方に岩に穿たれた祠のある大岩が現れる。

Photo2 祠が穿たれた大岩
大岩の左側には広場がありベンチも設置されている。
注意書き看板を過ぎると

Photo3 登山注意書き
落ち葉の積もったルンゼが現れる。

Photo4 落ち葉の積もったルンゼ
ルンゼを登ったら今度は岩を左に巻き込むように松の木と岩の間を右上する狭い草付きを登ると第一石門が現れる。
第一石門を潜り抜けて左側にステップの切られた岩壁を登ると左側に菱形の窓が開いた第二石門がある。

Photo5 第二石門
第二石門の大きさはというとこれくらい。

Photo6 第二石門を潜って
第二石門を潜り抜けると右側にチョックストーンのある第三石門が現れる。

Photo7 チョックストーンのある第三石門
下部のチムニーを抜けると左側にステップが切られているので上部にあるホールを使ってステップを登り右側の岩から左の岩に移ると行人岩ピーク。石の祠と灯篭、鳥居があるが残念なことに鳥居は崩れていた。
ピークからは佐久平に到る内山峡、

Photo8 佐久方面の展望
反対側を見れば下仁田に向かうR254の沿道と内山峠それに荒船山のすばらしい景色が広がっていた。

Photo9 内山峠に向かうR254と荒船山とそれに続く山々
下山は第三石門のチムニーを降り、石門を潜ることなく落ち葉で覆われた急斜面を降って岩場が途切れたところからとラバースして
登山道途中にあるベンチに出た。ここからはつづら折れの登山道を下って駐車場まで戻りプチ登山?ハイキング?を終え、一日で石尊山二座に足跡を残した。
浅間石尊山は こちら
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石尊山 (浅間)

Photo0 快晴の空に噴煙を上げる浅間山
記録
日程:2014,10,28
メンバー:Sさん、Mさん、安田
10/28日:天候 快晴 Am7;00軽井沢1℃
コースタイム:石尊山登山口(7:20)→赤滝(9:00)→ベンチのある広場(9:05)→血の池分岐(9:35)→石尊山山頂(10:10~10:50)→血の池分岐(11:20)→第二源泉(11:20~11;36)→血の池分岐(11:30)→ベンチのある広場(11:40)→林道折り返し(11:55)→ベンチのある広場(12:10~12:25)→座禅窟(12:40~12:55)→ベンチのある広場(13:15~13::20)→山口(14:20)
R17を軽井沢から小諸方面に進み追分で旧中仙道に入る。左手の堀辰雄記念館を過ぎ右手の追分宿の高札場を過ぎたところで右折し直進すると石尊山登山口の駐車場に突き当たる。ここに車を止めて登山道を直進。

Photo1 登山口
勾配の緩やかな道を進むと林道(1本目の林道)と交わる。

Photo2 緩やかな勾配で快適な登山道
さらに直進し2本目の林道、ちょっと広めの3本目の林道を越えて進むと左からの林道と合流。林道を少し歩くと赤滝(血の滝)への分岐道標が現れる。
血の滝への道標に従い濁川に降ってゆくとすぐに目の前に濁った水が落ちている赤滝(血の滝)が現れる。

Photo3 赤滝(血の滝)
水流周辺は赤い鉄錆色に染まり異様な雰囲気をかもし出している。
道の右側面には岩窟があり中には不動明王が2体祀られている。

Photo4 不動明王
ここからも再び登山道にもどり少し進み赤滝(血の滝)の落ち口にかかる橋を渡り、まもなく林道との交点に出る。
ここにはベンチのある広場になっており、陽光に輝く唐松の紅葉が美しい。

Photo5 ベンチのある広場(座禅窟への分岐あり)
左折で座禅窟を示す道標があるが帰路に寄り道ということで血の池・石尊山への道標に沿って進む。
このあたりになると広葉樹はすっかり落葉し、木漏れ陽で明るい登山道を気分良く進むと鉄塔が見えてくる。鉄塔を過ぎると程なく正面に分岐が現れる。

Photo6 血の池の分岐
左右どちらを進んでも石尊山となっているが、右方面は水源経由となっており距離も長いので直接山頂を目指す左側への登山道を進む。
分岐のすぐ上には血の池弁財天が祀られており、左には赤い底に水をたたえたおはぐろ池。

Photo7 おはぐろ池
おはぐろ池を過ぎると登山道の勾配が増し、同時に落ち葉の堆積も多くなってきたが同時に登ってきた追分方面が樹林越しに垣間見える。
やがてコルの平坦な広場に飛び出し、

Photo8 コルの開けた平坦地
ここから進路を南にとって樹林の中を進むと石尊山山頂に到着した。

Photo9 石尊山山頂
山頂は広場になっており背後には浅間山、剣ヶ峰が大迫力で見える (一番上の写真)。
常時上がっているであろう浅間の噴煙も多少風があるので時折消え去り、真っ青な晩秋の空が広がる。
眼下には佐久平の風景が広がり妙義山・荒船山のそれとすぐわかる独特な姿も良く見える。

Photo10 眼下に広がる佐久平と西上州の山々
大休止の後往路を血の池分岐までも戻り、今度は水源方面に進む。第二水源と案内板のあるところには屋根を冠った湧口からはコンコンと無色の水が湧き出しているが、

Photo11 濁川第二源泉
すぐに鉄分が空気で酸化され濁った水となる。

Photo12 濁川源流部
血の池分岐を経て座禅窟へ分岐があるベンチのある広場まで戻り今度は座禅窟を目指す。
林道を少し進んだところで右側に倒れた道標を発見するが書かれている文字はほとんど解読不能。奥へ入る踏み跡らしきものがあるが・・・・

Photo13 倒れた道標と座禅窟へ薄い踏み跡
轍の跡があるものの真ん中の草が倒された跡がないのでしばらくは車が入っていないと思われる林道をさらに進むが座禅窟と思しきものは現れず。1km弱進んだところで赤テープ、

Photo14 座禅窟への目印?赤テープ
それに右上のブッシュの中に青いポリバケツが放置されているが岩らしきものも見つからないので
広場まで戻り作戦会議。もう一度挑戦ということで今度は倒れた道標のところから薄い踏み跡へ入る。
落ち葉に覆われた踏み跡らしきところを倒木を跨ぎ、乗り越え、小枝を払い、くもの巣を払いながら進むがしばらくは人の通った形跡はなし。
トラバース気味に進むと前方に大岩が現れ廻りこむと座算窟の案内板と中に石碑のある岩窟が現れた。

Photo15 下の座禅窟
漸く到達した座禅窟は上と下の2箇所あるとのことでさらに上の座禅窟を目指す。
ここにも石仏が祀られているが、堆積した地面の砂には足跡がないのでやはりしばらく訪れる人はいなかったようだ。

Photo16 上の座禅窟
上の座禅窟から降りはじめると下のブッシュの中に青いポリバケツが・・・先ほどのものと同一?
ここも微かな踏み跡をたどって急斜面を降ってみるとなんと先ほど引き返した林道に飛び出した。
ベンチの広場のある広場まで林道を戻る。
前に座禅窟を発見できずに往復した林道途中にあった青いポリバケツと赤テープは座禅窟への目印だったわけであるがこの季節落葉しているので発見することが出来たが、青葉茂れる季節であればほとんど発見不能。
広場のベンチで休憩後、一気に車を止めてある登山口まで戻る。
佐久石尊山は こちら
星穴岳 (妙義山)

Photo0 妙義山 中ノ岳
記録
日程:2014,10,25
メンバー:Nさん、安田
10/25日:天候 快晴
コースタイム:中之嶽神社(8:00)→稜線のコル(9:00)→西岳(9:25~9:50)→岩屋(10:50)→星穴岳(11:10)→射抜き穴(11:35~12:10)→むすび穴(12:40)→中之岳神社(14:05)
この記事以降に登った星穴新道ルートは こちら です。
高速道路を長野に向かうと下仁田あたりで正面に見える幾つもの奇岩の尖ったピークを持つ妙義山の紅葉を楽しみに出かけた。
高速を松井田妙義ICで降りて妙義山を巻くように進み広々とした中之嶽神社駐車場に車を止め、

Photo1 駐車場と奇岩が連なる中ノ岳
神社の参道を進み石段下にある登山ポストに計画書を提出して入山。右手には大きな大黒様。

Photo2 金色に輝く大きな大黒様
石段を登って神社右手のハイキング道を進み、先ずは地形確認のため見晴し台に寄り道し、これから登る西岳と星穴岳の位置を確認。
一般道に戻り少し進んでバリエーションルートへ入る。黄色いテープの下がった遮断ロープをまたいで進むと

Photo3 踏み跡に掛けられたロープ
すぐに西岳と中之岳のコルに到る鎖の設けられたルンゼに行き当たる。

Photo4 稜線コルに上がる鎖が設置されたルンゼ
ここで休憩、装備を整えて濡れた岩と落ち葉で滑りやすいルンゼを登り終えコルに出ると、中之岳方面からの稜線縦走路に出る。
左折するとここにも注意書きの標識が下がったロープ。これを乗り越えて樹林帯を進むとスラブ岩壁に突き当たる。

Photo5 スラブ
トラロープにしたがって右上気味に登って少し行くと今度は5mぐらいのナイフリッジ。

Photo6 ナイフリッジ
ここを下降気味に通過して樹林帯を進むと西岳山頂直下の岩壁に突き当たる。

Photo7 西岳山頂直下の岩壁
ここは直上ルートと右上ルートがあるが、それぞれ一長一短がありそうなので安全を期し直上ルート途中からレッジをトラバースして右上ルート終点を経へて北側から山頂に出た。
山頂からの展望はすばらしく目の前には裾野を大きく広げた浅間山の勇姿、荒船山の姿もなるほど”船”と呼ぶにふさわしい山姿で横たわっている。

Photo8 浅間山

Photo9 荒船山

Photo10 星穴岩峰群
天候は快晴とあってすばらしい大展望が広がり遠くは槍穂の稜線まで見渡せた。
西岳山頂からは北側に降り、やがてでてきた沢形の急斜面を懸垂で降った。(ペツルの支点あり)

Photo11 沢形を懸垂で降る
一番下のテラス状のところまではおよそ30m。50mロープなので途中でピッチをきる。
ここからは北側の泥の急斜面を木に掴まりながらトラバース気味に進むが、濡れ落葉で踏み跡は隠されている上に一昨日までの雨で滑りやすいので歩きにくい。
やがて稜線のような様相になってくると前方に岩稜が現れるが左側に進路を示すマーキングテープがあるので指示に従い岩壁に沿って南側を回り込むように進む

Photo12 マーキングテープと木に下げられたステッキ
さらに進むと2箇所のトラバースが待ち受けている。トラロープの張られた切れ落ちたスラブをバンドを伝わってトラバース。

Photo13 トラバース
トラロープ途中の支点のリングボルトが抜けておりヒヤヒヤするが、安全のためにはスラブ両端にペツルの支点があるのでここを使ってフィックスする方が良さそう
トラバースを通過し前方をみあげると二連岩峰が現れる。

Photo14 二連岩峰
やがて二連岩峰基部に達すると岩屋がある。

Photo15 岩屋
ここを通過して南斜面を進み行き止まったところで”イワマツ”がそこかしこに繁殖している岩壁を登ると、突然前方の視界が開け、今まで登ってきたところがリッジの側面であったことがわかる。ここのコルには射抜き穴への懸垂支点が設けられている。

Photo16 射抜き穴への下降支点
さらに左(西)へリッジがのびており、トラロープのかかった岩場を15mくらい先へ進むと潅木混じりのブッシュで覆われた細長い星穴岳の山頂となるが山名標はない。

Photo17 星穴岳山頂へ進む
周辺の展望を楽しんだ後はロープを出して懸垂で先ほどの下降点のあるリッジのコルまで戻り射抜き穴目指して懸垂下降、途中からは空中懸垂となる。(南側と北側の両面から下降できるが日当たりのある南面を下降)

Photo18 射抜き穴への懸垂下降
20mの懸垂下降で降り立ったところが射抜き穴。

Photo19 射抜き穴
ここから右(東)に進むとすぐに岩壁と立ち木の2箇所に懸垂支点が設けられているがロープ回収が容易と思われる立ち木の支点を使って今度は40mの懸垂下降でテラスに降りる。

Photo20 テラスへの懸垂下降
テラスから左上にのびる濡れ落ち葉で滑りやすい泥のルンゼを

Photo21 むすび穴へのルンゼ
登り少し行くと大きなむすび穴が現れる。(ルンゼにはマーキングテープがあるがここを登らずに巻いて登ってもむすび穴に行ける)

Photo22 むすび穴
むすび穴からは巻き道を使って再びテラスに戻り、沢形に沿って降るがここも岩が濡れ落ち葉に埋め尽くされておりロープを出して降った。

Photo23 沢形を降る
2Pほどで平坦なところに降り立つと赤黄ダブルテープのマーキングがあるので

Photo24 赤黄ダブルテープのマーキング
それにしたがって南東を目指してトラバースしながら徐々に高度を下げるとコケに覆われた炭焼き窯跡に出るので

Photo25 炭焼き窯跡
ここからは沢に沿って降ると突然人声が聞こえ、ハイキング道の案内板のところに飛び出した。

Photo26 一般道の案内板
右折するとまもなく中之嶽神社に到着。
今回は時間の余裕があったので神社を通りこして轟岩に登ってみる。登り始めはわからなかったが轟岩の上に立ってみるとここからの絶景が広がっており、星穴岳登山を終えたあとなので気分最高たっぷり休憩。轟岩とは中之嶽神社のご神体でありました。
この季節になると落葉で踏み跡が隠されてしまのでルートファインディングにかなり神経を使った。また、泥付き急斜面も滑りやすいので手間暇惜しまずにロープ使用。結果的には体力時間ともに節約できた。
各種参考資料によると本ルートの所要時間は中之嶽神社から結び穴まではおおむね5時間であるが、結び穴から中之嶽神社に戻る部分で大きな差が出ている。今回たどった赤黄テープに沿ったルートは約1時間でもっとも短時間で神社にもどれるルート思われる。
三ツ峠(141017)

Photo0 七合目あたりまで冠雪した富士山
記録
日程:2014,10,17
メンバー:Nさん、安田
10/17日:天候 晴れ
台風が駆け抜けて晴天予想が続き、紅葉前線もだいぶ高度を下げてきたらしいので展望を楽しみに三ツ峠にクライミングに出かけた。
三ツ峠の駐車場に着いて屏風岩をめざし歩き始めるとさすがに肌寒い。小一時間の歩き三ツ峠山荘前の広場に着くと眼前には七合目まで冠雪した富士山。今日は富士山を背景に登って上からは富士吉田の町が一望できそう。
広場から急な登山道を下り岩場についてみると先客なく貸しきり状態。陽射しポカポカの東面の基部でザックを降ろしクライミング準備。体が温まっていない状態で最初にロープを引いて登るにはちょいと覚悟がいる。躊躇しているとNさんハーネスにロープを結び始めてくれたのでビレーの用意。
下から見ていてもやはり体の温まっていない朝一番のクライミングは大変そう。漸くトップロープを張り終えて下降してきたので、次に登るが思ったように体が動かない。
次第に体がほぐれてきたところで、自分で課題を設定しいろいろなルートを登る。カンテを登ると下部が切れ落ちているので下を見ると高度感最高。背後を振り返ると富士山麓が一望で展望も最高。ハイキング客が立ち止まってクライミングの様子を見ているので自然とモチベーションがアップする。

Photo1 カンテ伝いに登る
しばし休憩後ロープを移動し、“地蔵ルート右”をリードで登る。しっかり支点の位置を確認し、岩に取り付くが初めてのルートとあって、手探りでホールドを確認しながら登ってどうにか終了点にたどり着きセルフビレーをとって一安心。

Photo2 地蔵ルート右をロープを引いて登る
ここでもいろいろルートを設定し登ってみるが・・・・・ハング越えはあえなく撃沈。
やがてそよ風が肌寒く感じるようになって来たところでロープを回収し本日のクライミング終了。ルート図を参考に屏風岩のいろいろなルートを確認しながら山荘前の広場に戻る。次回はマルチピッチでの登攀と期待がますます膨らむ。
小川山(141010)

Photo0 秋ど真ん中の廻り目平
記録
日程:2014,10,10~11
メンバー:Nさん、Kさん、Wさん、安田
天候:10/10、11日 ともに晴れ
10日 ソラマメ下部スラブ
白樺が紅葉し始め岩峰の中腹では色あせた緑の中に唐松の紅葉が混じって秋ど真ん中の廻り目平に到着したのが9時すぎ。既にメンバーは到着してタープとテントを設営し始めている。焚き火の炉を囲むように設営して

Photo1 クライミングの前にテントを張って
その後、今年最後となるクライミングを楽しむべく“」ソラマメスラブ”に向かいクライミング開始。
ここは初めての岩場なので環境に止めこめず多少落ち着かない中、ルート図を見ながら易しそうなところを探してウオーミングアップ用にロープを張ってもらうがやはり朝一番でクライマーの体の動きがぎこちない。

Photo2 先ずはトップロープを掛けて
今日は3連休前直前の平日とあって岩場は貸しきり状態なのでじっくり体を温め、ルートを右へと移しつつグレードを上げてゆくが“スラブの逆襲“ではグレード5.11bとあって歯が立たずというか触らせていただいたレベル。さらに右に移って"甘食”途中にハングがあるのでちょいと難しそう。
いろいろなルートを全員登ったところで腕は発熱状態に!で本日はここでご馳走様になりロープ回収。しかし”甘食“を登った感じから再び闘志がわいてきてリードクライミングに挑戦。
トップロープと異なりかなり神経を使ったが”甘食“をどうにかリードで登ってめでたしめでたしのレッドポイント更新。登っている最中どうもロープの出が悪いので下を見れば・・・・
緊張していたのはクライマーよりビレーヤーだったようで。
一汗かいて気持ちよくキャンプ場に戻り、いつものように豪華料理に焚き火で歓談。
11日 フェニックスの大岩
さすがにこの季節になると標高1500mの廻り目平の朝は肌寒い。朝食を済ませて尾根の向こうに太陽が昇って暖かくなってくるのを待っていると本日参加のメンバーが到着。クライミング道具を整えて、初めての岩場“フェニックスの大岩”目指して出発。金峰山への登山道の途中にあるというが、金峰山に登った折に記憶には無い。もっともあのころはクライミングをやるとは思っていなかったので、大岩は単なる道中風景にすぎなかったのだろう。

Photo3 "フェニックスの大岩“
“フェニックスの大”岩に到着すると今日は最初からリードクライミングといわれるものの朝一番、しかも初めての岩場なのでオブザベーション中と言って逃げていると、2ピン目までロープが掛けられてて“さぁーどうぞ”の掛け声。2ピン目までロープがかかっていれば途中で落ちてもビレーヤーのお助けがあるので思い切ってリードで登る。

Photo4 3ピン目を掛けて緊張しながら登る
どうにか支点を作って下りてくると、さらにもう1ルート、2ピン目までロープが掛けられており“ここもどうぞ!”。

Photo5 2本めも頑張って
ロープを掛け終えてルート図を見ると先の登ったルートも次に登ったルートもに特にルート名はなくグレードも5.7~5.10と記されているがまぁそんなものか。他メンバーもロープを張り終えてしばしトップロープでの練習。
フェニックスの大岩は金峰山への登山道のすぐ横にあり、多くの登山者がクライミングの様子を見ながら一休みしているので視線を背に受けながらのクライミング練習。
ロープにぶら下がった無様な姿は見られたくないとの一心で頑張ったおかげで皆さんかなりお疲れの様子。
太陽が傾き始めるころいよいよ5.11bの"フェニックス“にロープが掛けかえられ登ってみるが・・・・核心部にすら到達できずに撃沈。なるほどね~とつぶやきながら岩場に張られたロープを回収し、心地良い疲労感をお土産に今年最後も小川山クライミングを終えた。
水ノ塔山 東篭ノ登山 西篭ノ登山 高峰山

Photo0 水ノ塔山と東篭ノ塔山への稜線
記録
日程:2014,10,7
メンバー:安田
10/7日:天候 快晴
コースタイム:車坂峠(8:30)→高峰温泉(8:45)→水ノ塔山(9:30~9:45)→東篭ノ塔山(10:15~10:35)→西篭ノ塔山(10:55~11:10)→東篭ノ塔山(11:35)→池の平(11:55)→高峰温泉(12:35)→高峰山(13:10~13:40)→車坂峠(14:10)
高峰高原ビジターセンターの駐車場に車を置き、車坂峠から湯ノ丸に通じる林道(季節により規制あり)を高峰温泉まで歩き、水ノ塔山登山口より入山。

Photo1 水ノ塔山登山口
唐松林の中を進むと”うぐいす展望台”。このあたりから岩が現れ始め、左側の展望が開ける。
“うぐいす展望台”を過ぎたところで登山道になにやら動く物体が。近づいてみるとカモシカ親父がこちらを見ている。道をふさいでいるのでしばし観察していると道をあけてくれたが、カモシカの背後に来たところで足を踏み鳴らすとのっそりこちらを振り向いたので写真をパチリ。

Photo2 カモシカ振り返る
“うぐいす展望台”を過ぎると登山道は溶岩塊や火山灰粘土に変化し、気をつけながら登ると水ノ塔ノ塔山頂。

Photo3 水ノ塔山頂
山頂から裏側に廻り、昨日までの雨で濡れている岩に注意しながら樹林帯の中を降ると東篭ノ塔山に続く稜線に出て視界が開け前方左側には赤ゾレの崩壊地が現れる。

Photo4 赤ゾレ
登山道は崩壊地の上稜線上を通っており何回かのアップダウンを繰り返しやがて樹林帯となり急登を上ると360°の展望が開けた岩稜が広がる東篭ノ塔山頂。

Photo5 東篭ノ塔山頂
前方にはこれから行く西篭ノ塔山、その後方には湯ノ丸山、はるか先には山頂がとんがった烏帽子岳が見える。

Photo6 左から烏帽子岳・湯ノ丸山・西篭ノ塔山
左手には火山の噴火口が埋まって湿原となった地形が良くわかる池の平、

Photo7 中央上部のくぼんで平坦になったところが池の平
振り返れば通ってきた水ノ塔山と黒斑山さらには噴煙を上げる浅間山が見える。

Photo8 黒斑山の後方に噴煙を上げる浅間山
山頂でしばし休憩後、西篭ノ塔山をピストン。

Photo9西篭ノ塔山頂
西篭ノ塔山から湯の丸峠に向かう登山道もあるが車の置いてある車坂峠までの距離が長くなるため東篭ノ塔山の戻り、池の平を目指して降る。
池の平登山口からは林道歩きとなるが、途中先ほどは上から見た赤ゾレや色づき始めた唐松の紅葉を楽しみつつ高峰温泉まで戻る。

Photo10 唐松の紅葉
高峰温泉を過ぎるとまもなく高峰山の登山口。ここから入山し樹林の中のつづら折れの道を進むと車坂峠からの登山道と合わさり、広葉樹が落葉しすっかり日当たりのよくなった尾根を進むと

Photo11 落葉し日当たりのよくなった高峰山への尾根道
目の前に突然大岩があらわれ、道は幾筋もの踏み跡に分かれるが大岩を巻いてみると高峰神社があり少し戻るように登ると高峰山頂。

Photo12 高峰山頂
高峰山頂からは千曲川の川筋が佐久を越えはるか源流の甲武信ヶ岳へと続く地形が手に取るように解る。
また浅間山のほうに目を転じると黒斑山の隣に剣ヶ峰を漸く望むことが出来る。

Photo13 黒斑山と剣ヶ峰
高峰山頂からは途中まで往路を戻り、分岐から車坂方面に進路をとりやがて高峰高原ホテルの横の高峰神社の鳥居をくぐり駐車場へと戻った。

Photo14 高峰神社の鳥居(登山口)