秩父 槍ヶ岳

0中双里からの槍ヶ岳_5329
     Photo0 相原橋までの途中の中双里から見える秩父槍ヶ岳 (先端が丸くなった尖がり)

記録
日程:2017,06,03
メンバー:安田

6/03日 天候 晴れ :
コースタイム:相原橋登山口(7:13)→野鳥観察小屋(7:29)→石標Ⅰ(7:52~7:59)→ロープ岩場下(9:01)→秩父槍ヶ岳(9:16)→展望尾根(9:24~9:39)→コンサイス槍ヶ岳(10:02)→巻き道分岐(10:08)→野鳥の森歩道合流(10:16)→終点まで500の指導標(10:26~10:34)→野鳥観察小屋分岐(15:43~15:48)→相原橋登山口(11:21)
行程5.8km累積標高876m     ルートマップは ここ です。

だんだん気温が高くなってきてもう低山は暑くて大変な季節になってきた。そこで思いついたのが日中の気温が高くなる前に下山できるようなところは無いものかと探し当てたのが秩父槍ヶ岳。地図では登山道が破線になっているし、ちょっと面白そうと出かけた。

登山口から道は相原沢左岸を高巻くように進みやがて沢床歩きとなり
1相原橋登山口_5369
     Photo1 相原橋登山口

登山口から0.6kmで野鳥観察小屋へ登る道との分岐となった。右折すると直ぐ上に野鳥観察小屋が現われ、
2野鳥観察小屋_5334
     Photo2 野鳥観察小屋

道は小屋を過ぎたところでロープが張られていた。
自己責任ということでロープをくぐって槍ヶ岳への直登コースに入ると道は尾根の急斜面を小さなジグザグを繰り前しながら高度を上げていった。登り始めは肌寒いくらいだったが一気に汗が噴出し、最初に現われた石標で一休み。
3_石標Ⅰ5337
     Photo3 石標Ⅰ

ここからは一旦勾配が緩むが藪岩のヤセ尾根となり展望は無く、只管登るのみ。藪岩が終わったかと思うと今度は泥の急斜面斜面。
藪岩と泥斜面の繰り返しで高度を上げてゆくがちょっとした岩場は右への巻き道があり、泥斜面はジグザグ登りといった具合でさしたる難しさも無い。
やがて現われた直登が難しそうな岩場も右への巻き道で通過。一瞬ここは直登かと考えた岩場も
4岩場 右巻き_5341
     Photo4 この岩場は直登か?

上った先がどうなっているのか解らないので巻き上げると予想通り、下から見えなかった上部は岩が立ち上がっていた。
5岩場側面_5342
     Photo5 巻き上下途中で側面から見ると

立ち上がり基部からのトラバースも急斜面で倒木もありかなり苦闘しそう。やはり巻き道があるところは巻くのが正解だった。

木々の間から見える周囲の山々と同じくらいの高度になってきたと思ったら凹角の岩が現われた。
左は切れ落ちており右には巻けるようなバンドもなし。古いフィックスロープが下がっていたのでルートはここを登るのが正解であるがロープは信頼できないので使用せずに登った。途中で見るとロープの中間支点だった木は枯れてロープに途中に引っかかっていた。
6ロープ中間支点脱落_5345
     Photo6 唯一古いフィックスのあった岩場 途中には朽ちた中間支点がブラブラ

ここを過ぎて自然林の中を登って横に張られたロープをくぐると秩父槍ヶ岳山頂。
7槍ヶ岳山頂_5347
     Photo7 槍ヶ岳山頂

山頂からは展望が無いので反対側の尾根を降って分岐した尾根を北東に進むと直ぐ尾根先端に出た。
8赤岩尾根狩倉尾根_5349
     Photo8 狩倉尾根と奥に赤岩尾根

赤岩尾根狩倉尾根方面の展望が開けたのでここで休憩。


休憩後展望尾根から戻り少し降ったコルから下降している濃い踏跡があったが目指す方向とは違っているので直進し、薄い踏跡を登り返した。砂利混じり斜面では踏跡がかなり薄いので注意深く進み、小ピークを巻いた後稜線への登る踏跡をたどると稜線で濃い踏跡と合流した。
9稜線上の分岐_5352
     Photo9 壊れた指導標 足元なので見逃し易いのか

足元には壊れた指導標があり、逆から来た場合は稜線から降るのが正解と指し示しているようだが、直進している踏跡が濃いのでルートミスする人が多いのかも。(ルートミスで行き戻りすると踏跡は倍の濃さになる)
頂稜上を進むと次に現われたピークは濃い踏跡が北側を巻くように伸びていたが正面のピークを見上げると展望が得られそうなので直登するとコンサイス槍ヶ岳山頂にでた。巻いてしまったら通過ししてしまうところだった。
10コンサイス槍ヶ岳_5353
     Photo10 コンサイス槍ヶ岳山頂

コンサイス槍ヶ岳から降り稜線を進むと左斜面の下のほうに目印テープを発見。テープのところまで降ってみるとその先に獣道がトラバースするように延びていたので更に進むと再び目印が現われたので薄い踏跡がP1450のトラバース路と確信し、更に進むと地図上では破線で示される濃い踏跡の”野鳥の森歩道”に出た。

登りに使った直登コースは事故多発で廃道になっているので指導標は全く無く、色あせた目印テープが時たま見受けられたくらいだった。槍ヶ岳からコンサイス槍ヶ岳間に崩れた指導標が2箇所。中津川方面への分岐も指導標も無かった。

今までと違って格段に歩きやすくなった”野鳥の森歩道”を降りはじめると直ぐに”終点まで500,野鳥の森起点まで2250m"の標識が現われた。
11指導標2250m_5358
     Photo11 "終点まで500野鳥の森起点まで2250m“の標識

そよ風が吹きぬけ、多少の展望が得られたのでここでも休憩。

降り始めると直ぐに現われた連続したトラロープを通過、やがて道が稜線上から右斜面を降るようになり古い木段を過ぎると相原沢の水音が聞こえ始めた。
沢沿いに降り大岩を巻いてのトラバース、沢床歩きで徐々に高度を下げるとやがて朝野鳥観察小屋方面に右折した"県道0.5km"を示す指導標のある分岐に到着。往路を相原橋登山口へと戻った。
駐車場へ戻ってみれば朝は2台のみだった車も6台に増えていた。私以外は渓流釣り人だったようである。
一周して戻ってもまだ正午前。暑さが増す前に下山しバリエーションも楽しめた狙い通りの山行であった。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

両神山 尾ノ内沢から周回

0八丁尾根_5290
     Photo0 尾ノ内自然ふれあい館からの八丁尾根

記録
日程:2017,05,30
メンバー: Nさん、安田

5/30日 天候 晴れ :
コースタイム:尾ノ内自然ふれあい館(7:27)→H805(6:33~6:42)→油滝(7:23~7:34)→シメハリ場Ⅰ(8:02~8:05)→大岩(8:34~8:52)→龍頭神社奥社(9:27~9:57)→両神山山頂(11:06~11:44)→前東岳(12:04)→H1330(12:51~13:07)→天理岳(14:15~14:34)→送電鉄塔245(15:43~15:48)→尾ノ内自然ふれあい館(16:00)
行程12.7km累積標高1802m     ルートマップは ここ です。

先日天理尾根(天武将尾根)を歩いたときに天理岳北峰から北に降っている踏跡を見つけた。帰宅して調べてみると尾ノ内へと降るバリルートで地図には無いがかなり歩かれているようだ。
尾ノ内自然ふれあい館から尾ノ道沢ルートで八丁尾根の龍頭神社奥社へ登り、八丁尾根を歩いて前東岳から天理岳経由で周回できることを知り出かけてきた。

私の手持ちの地図(2010)では尾ノ内自然ふれあい館から尾ノ内沢油滝までが実線ルートとなっているが新しい地図(2016)では自然ふれあい館から八丁尾根の龍頭神社奥社まで破線ルートとなっているようである。地図から登山道が諸般の事情で消えるあるいは実線から破線への変更ということはままあるが無かったところにルートが引かれるのは珍しい。

R299から尾ノ内の八日見山龍頭神社で左折、尾ノ内渓谷に沿って進み1kmほどで自然ふれあい館に到着。
駐車場に車を停め、自然ふれあい館前を進むと舗装が切れたところにある氷柱入口の横断幕を潜って直進、直ぐの吊橋を渡り尾ノ内沢左岸の遊歩道を進む。
1吊橋_5292
     Photo1 尾ノ内沢の吊橋

何回か渡渉を繰り返し、やがて注連縄の張られた石祠の山の神に到着。
2山の神_5293
     Photo2 山の神

更に沢沿いの道を進むと幾つかケルンが現れ、スズノ沢出合い、キギノ沢出会いを過ぎると正面に注連縄のかかった油滝が現れた。
3油滝_5296
     Photo3 油滝

ここまでの渡渉は水量も少なく飛び石で通過可能。油滝からは登山道は沢を離れ尾根の急登となった。
やがて基部に横に亀裂が走った大岩に到着、
4岩屋(地獄穴)_5297
     Photo4 地獄穴

亀裂の中を覗きこむと、人が立ち上がれるくらいの空間が広がっていた。ここが地獄穴と呼ばれるところだが標柱類は全く無い。
大岩の基部を左に巻き進むと注連縄が現われた(シメハリ場Ⅰ)。
5シメハリ場Ⅱからの八丁尾根_5300
     Photo5シメハリ場Ⅰから見た八丁尾根 真ん中のポッコリしたのが龍頭山  右が風穴キレット

注連縄をくぐって進むと直ぐに真新しい”八日見山道”の標柱が現われた。今まであった古い標柱に変えて昨年立てたようだ。
6八日見山道_5302
     Photo6 “八日身山道”

”八日見山道”の標柱を過ぎると道はいよいよ険悪になり、ヤセ尾根を通過すると今度は針金の下がった泥の急斜面が現われた。針金に頼らずに木の根をつかんで四足歩行で登ると今度は大岩が立ちはだかった。
左にトラバースして岩沿いに登り左側のルンゼをトラバース。
7シメハリ場Ⅲ_5306
     Photo7 ルンゼ側壁をトラバース

次いでクサリの架ったルンゼ側壁のバンドを巻き上がるが、クサリとバンドが離れていて手が届かないところも。この辺りが”ヒンマワシ(引き回し?)”と呼ばれるところであろうか?
クサリのかかった小尾根を回り込むみルンゼをトラバースするとまたもや注連縄が現われた(シメハリ場Ⅲ)。
8ルンゼ側壁登り_5308
     Photo8 シメハリ場Ⅲ

注連縄を潜ると今度は岩壁登りのクサリ場となった。この辺りが"キンササゲ”と呼ばれるところか?
9キンササゲのクサリ場_5312
     Photo9 キンササゲのクサリ場


長い急登のクサリ場を登りきると目の前に龍頭神社奥宮の祠が現われた。
10龍頭神社奥社_5313
     Photo10 龍頭神社奥社

無事登れたことを感謝して手を合わせ、直ぐ右側の露岩の龍頭山山頂で休憩。
西岳から風穴コルに降って龍頭山へ登ってくる登山者の姿を追い、我々のところへ到着したので話しこんでしまい思わぬ大休止となってしまった。
龍頭山から八丁尾根を両神山頂へ向かったが途中前東岳から天理尾根(天武将)への下降点を探したが見過ごしてしまった。両神山山頂到着前に気が付いたが一般道が前東岳山頂を巻いていることを忘れて進んでしまったのが原因。
両神山頂はさすがに登山者が多い。
11両神山剣ヶ峰_5316
     Photo11 両神山山頂

ここで展望、山談義休憩を取り、今後は見逃さないように前東岳を目指した。途中樹間から前東岳の岩壁を確認、今度はしっかり下降点に出た。
12天理尾根下降点_5317
     Photo12 前東岳 天理尾根(天武将尾根)への下降点

前東岳からはザレた急斜面を潅木を掴んで下降。やがて石楠花のヤブに入ると時たま花を見かけるようになった。ここから天理岳までは先日歩いているので只管急勾配の尾根を降った。やがてP1145の手前で立ち塞がる禿岩に到着。
13禿岩_5319
     Photo13禿岩 凹角を登り途中から左に逃げる

岩場の凹角を登り途中から左に逃げて岩の上に出た。
先日の経験よりここを過ぎれば天理岳まであと少しと思っていたら・・・・・コルから天理岳山頂までの登り返しが思っていたより厳しかった。
天理岳山頂から振り返ると尾根をダラダラと高度を落としてきたのに直ぐ下に見えるコルから一気に降ってきた分を戻してしまったのだから・・・・と納得。

天理岳北峰で休憩し、
14天理岳北峰_5320
     Photo14 天理岳北峰 石祠の裏から中ノ沢左岸尾根へ

先日目をつけておいた石祠の後ろからの踏跡を追って北に進み、直ぐに左に折れて尾ノ道沢ふれあい館へと伸びる中ノ沢左岸尾根に乗った。
しかし、石祠後ろからの濃い踏跡は錯綜していてなかなか解りづらい。多分多くの人がルート探しであちこち歩き回った結果かも。踏跡を追って我々も隣の尾根に引き込まれそうになったが確認して進路を修正、正規の尾根を降った。
赤テープが豊富な上に尾根も狭いので一度尾根に乗ってしまえば迷うようなことは無いであろう。途中のP817までの間には真新しいトラロープが3箇所設けられており感謝。
尾根を下り続けるとやがて植林帯に入りいったん植林が切れるもののやがて再び植林帯に入った。左側には林道が現われるが、誘惑に負けずに尾根を降ると、送電鉄塔下に出た。
15送電鉄塔245_5325
     Photo15 送電鉄塔 安曇幹線2号線245鉄塔

この季節葉が茂っているので尾根を降る途中で目標となる送電線を見つけにくいが尾根を素直に降れば鉄塔に出ることが出来る。
鉄塔左側に巡視路が整備されているのでこれを降るとやがて舗装された林道に降り立った。巡視路入口から左折して林道を降ると数分で駐車場へと戻ることが出来た。
16巡視路入口_5326
     Photo16 巡視路入口

なお、逆にこのルートを登山路とする場合はふれあい館から林道を進み、舗装の切れる手前にある。安曇幹線245鉄塔の黄標柱から巡視路に入ると良い。

下山してみると梅雨前にもかかわらず30°という気温。道理で暑かったわけだ。水分消費1.5リットルで丁。そろそろ今年も2リットルのシーズンとなりつつある。

体のほうが夏山体質になっておらずかなりバテたが・・・・まぁ毎年シーズン初めはこんなもんだと自分に言い聞かせ体力劣化の言い訳とした今回の山行であった。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 焼岩 焼山 宗四郎山 六助ノ頭

0倉門山焼山焼岩P1440_5179
     Photo0 左の倉門山から焼山を降って山吹峠に降る県界稜線と焼山から右に連なる焼岩

記録
日程:2017,05,12
メンバー:安田

5/12日 天候 晴れ 
コースタイム:林道分岐(7:46)→擁壁取り付き(7:50)→P1440(8:44~8:56)→焼岩(9:07)→焼岩岩壁下(9:50~10:06)→焼山(10:24)→倉門山(11:02)→山吹峠(11:46)→鞍部分岐(11:53)→宗四郎山(12:14~12:34)→六助ノ頭(12:54~13:03)→鞍部分岐(13:38)→天丸トンネル群馬口(14:20)→林道分岐(14:33)
行程8.0km 累積標高1100m     ルートマップは ここ です。

今年はアカヤシオの花の少なさを実感していたので石楠花はどうかと思い、まだ登ったことがない西上州の焼山と宗四郎山へ出かけた。
焼山宗四郎山は埼玉群馬県境に位置しており、県界の尾根の下には林道上野大滝線の天丸トンネルが通じているが、埼玉県側が林道崩落のため久しく通行止めとなっているので群馬県側からアプローチした。
帰宅して林道を管轄する秩父林業振興センターのHPを見たらどうやら今年7月下旬より通行できるようになるらしい。
群馬県上野村の野栗沢から奥名郷を経て天丸山登山口の天丸橋を過ぎ、落石を避けながら車を走らせて太尾トンネルを通過。直ぐに現われる林道太尾線(交通止め)との分岐に車を停めた。

駐車スペースから帰路に備えて落石を道路脇に退けながら太尾トンネルまで戻り、擁壁あるコンクリート階段から取り付いた。
1取り付き_5130
     Photo1 取り付きの土砂に埋もれたコンクリート階段

階段は乾燥した砂泥に埋もれ垂れ下がっている古いワイヤーを掴んで登り、擁壁の上からは急勾配斜面となり直登するには厳しい。
登り易そうなところを探しながら高度を上げてゆくとまた古いワイヤーが出てきた。先ほどと同じものと思われるが途中が土砂に埋もれているのでこれに頼ることは出来ない。
10 分ほどの登りで尾根上に出て左折、歩き易い尾根を登って行くとやがて立ち塞がった岩壁の基部に出た。
2岩壁_5133
     Photo2 尾根上に立ち塞がる岩壁

正面突破は無理なので右にトラバースしてみると登れそうな岩溝があったが苔が生えていて岩も黒々。スリップしそうなので諦めて更に基部に沿ってバンドを進むと今度は落ち葉と泥が積もったルンゼに出た。これより先は基部を巻けそうに無いのでこのルンゼを登り途中から左のバンドに逃げた。
3ルンゼ_5135
     Photo3 落ち葉と泥が詰まったルンゼを登り左のバンドへ

バンドを進むと先ほどとラバースしたバンドから2mほど上の岩に出てしまったが、ここからはホールド、スタンスともあるので岩を登ると最初に諦めた岩溝の上に出た。
尾根に復帰して急登を登って行くとやがて潅木越しに宗四郎山や大ナゲシの姿が見えるようになり最初のピーク(P1440)に出た。
4 P1440_5139
     Photo4 腐った木柱のあるP1440

樹林に覆われているが枝が2本ほど切られており東側の展望が得られるのでここで休憩タイム。枝の切り口は新しく、針葉樹の枝の葉も青かったので最近切り落とされたみたいだ。
5六助ノ頭と宗四郎山_5140
     Photo5 枝が切り落とされて隙間から見える尖がった宗四郎山とその左に六助ノ頭

展望が無く、目印も疎らなところでのルート確認が出来るのはうれしい。
最初のピーク(P1440)から一旦降って登り返すと焼岩であるがここは目立ったピークが無く尾根歩きとなる。
6焼岩山頂_5143
     Photo6 展望が無く木に打ち付けられた山名標だけの焼岩山頂

やがて降ってゆくとリッジが切れギャップが現われた。ここはクライムダウンして登り返して通過。
7ギャップ下から_5147
     Photo7 下から見上げたクライムダウンしたギャップ

続いてリッジを左に巻き降り尾根に出ると立ち枯れた2本の大木ある尾根西端となり行き止まり。ここからは西側に位置する大山や倉門山の展望が得られた。
少し戻って左側の急斜面の降りとなるが落葉した乾いた松葉に覆われ滑る滑る。
8松葉が敷き詰められたの下降路_5151
     Photo8 松の落ち葉が敷き詰められた降り急斜面

立ち木に掴まって降るが一段降りてトラバースしたところでロープを出して下降。降りたったテラスから更に岩場下降。
フィックスロープがあったが垂直の岩場で着地点が見えず、岩の状態がわからないので再びロープを出そうとするとテラスの先の立ち木の根元に古い残置スリングがあった。
9懸垂_5155
     Photo9 古い残置スリングのあった立ち木にロープを掛けて懸垂

ここは懸垂と決め込み10mの垂直懸垂。懸垂の途中には空中部分もあった。着地してフィックスロープのあったほうを見るとやはりロープは途中まででそれ以下はクライムダウンするようであったが、その着地点のバンドから下もスッパリきれ落ちておりかなり危険。
ひょっとして長かったフィックスロープが岩角に擦れて切断してしまったのかも。時間は掛かるが先が見えない場面ではロープを出すのが賢明。
焼岩からの下降に時間が掛かってしまったがここはついでとばかりにまたもや休憩。

歩き出すとまたも小ピークとなるがここの岩場は直登せず左から巻いて通過。次第に石楠花が現われだし藪コギとなったが花はおろか蕾さえ持っていない。枝の先端には細く尖がった芽しかないので今年は石楠花の花も少なそう。藪が薄くなりだすと次第に急登となり踏跡らしきものを追ってジグザクに登ると見晴しの良い焼山山頂に出た。
10焼山山頂_5160
     Photo10 秩父方面の展望が開けた焼山山頂

ここから藪岩稜を西に進み途中で登山道から外れて隣の岩峰を直登。降って登山道に合流し、以前歩いたことがある倉門山まで進んで折り返した。
今度は登山道を戻り、長登した岩峰を巻き、登山道が焼山への岩登りとなるところからは獣道らしき跡を進んで焼山を巻き山吹峠へ降る登山道に合流した。
焼山からの下りは礫砂混じりのズルズル急斜面で思わず駆け下りたくなるがその後は転倒して怪我するのが目に見えているので慎重に降った。
やがて石の祠のある山吹峠に到着。右下からは天丸トンネル埼玉側からの登山道と思われる濃い踏跡が合流していた。
11山吹峠_5171
     Photo11 石の祠のある山吹峠

左前方には群馬側へと下る薄い踏跡が伸びていたが尾根を進む濃い踏跡を直進。
やがてロープが何段にも張られた急坂を登った小ピーク(P1390)からは南天山ははじめ奥秩父が一望できた。
降って快適な尾根歩きとなり鞍部に出ると今度は右下に進む道との分岐となった。右下に進む道には何本かの木が置かれており進むなという印。
一方左の群馬側からも道跡が延びてきており、この鞍部斜めに横切って繋がっていたようだ。
ここも直進し尾根を進み宗四郎山かと期待しつつも裏切られた小ピークを越えるとまだ黄緑の若葉の樹林の間から本物の宗四郎山の姿が見え出した。
途端に傾斜が増し、
12宗四郎山への急登_5176
     Photo12 宗四郎山への急登

何段も続くロープを頼って登って行くと一旦宗四郎山山頂の東端に出て西に進むと秩父方面の展望がすばらしい宗四郎山山頂に着いた。休憩してエネルギー補給しているうちに、心地よい風と陽射しでついウトウトしてしまった。
13宗四郎山山頂_5177
     Photo13 素払い井展望が広がる宗四郎山山頂

宗四郎山から隣に見える六助ノ頭へと向かい、岩尾根を降って途中から埼玉側の斜面にある防鹿ネット横を進んで登り返すと程なく六助ノ頭に到着。
展望は殆ど無いがアカヤシオが綺麗に咲いていた。
14六助ノ頭からの宗四郎山_5184
     Photo14 木々の間から尖がった宗四郎山が見える

六助ノ頭から引き返そうとすると尾根に幅広の道が降っている。登ってくるときには気にしなかったが上から見ると歩きやすそうなので一瞬引きずりこまれそうになった。地図を見ると秩父中津川方面に降っている尾根なのであわてて戻り進路を修正し来た道を引き返した。
来るときは防鹿ネットの途中に出たが先がどうなっているか確認したくなりネット沿いに歩いてみたが直ぐに下降し始めたので登山道へ登り返し宗四郎山へと戻った。ここからは再び来た道を戻り鞍部で斜めに交差して踏み跡を群馬側へと降った。
後でわかったことだが鞍部で木が置かれて進むな印のあった道は防鹿ネットの下部まで延びてきており、ネットの縁に沿って登ってくればこちらからも宗四郎山に登れたようである。とはいっても防鹿ネット沿いは動物専用かも。
鞍部の分岐から群馬側に降って行くと道はどうやら小ピーク()を巻いているようで、崩落地を2箇所通過して山吹峠の直ぐ下、峠の古い看板が見えるところまで来ていた。
登って行く薄い踏跡は山吹峠から群馬側に降っていた薄い踏跡に続いていた。
15焼岩とP1440と林道上野大滝線_5191
     Photo15 崩落地から見た焼岩とその右のP1440 下には林道上野大滝線

ここも直進しトラバーして延びる道跡を追うとやがてスイッチバックして一段降りさらに先に延びていたので進むとやがて崩壊しザレた沢でその先は道跡が続いていないようだった。
立ち木に黄色い目印テープがあったのでここからザレた沢降ったがどう見ても手前の尾根のほうが歩きやすそうなので尾根に上がり降ってゆくとやがて天丸トンネル群馬側の駐車場が見えてきた。
しかし尾根は末端で切れ落ちているので再び沢床に降り立ち下山ルートをあれこれ思案。右往左往しながら駐車所に降り立った。
16天丸トンネルと駐車場_5196
     Photo16 天丸トンネル群馬側の口と駐車場

駐車場からは舗装された林道上野大滝線を歩いて太尾トンネル手前の林道分岐点に駐車した車へと戻った。
ネット情報によると山吹峠からの下降はちょっと距離が長くなるのとヘッデンが必要であるが、埼玉側に降って天丸トンネルを通過しても戻るほうが楽らしい。
今のところ林道が埼玉側通行止めで天丸トンネルを通過する車が無いので安全だが、通行止めが解除になり車がトンネルを通過するようになるとちょっと危険かも。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 ボンデン山 キリンテの頭 マムシ岳

0西側から見たマムシ岳_5116
     Photo0 マムシ岳 西側の岩壁

記録
日程:2017,05,09
メンバー:安田

5/09日 天候 曇り 
コースタイム:ボンデン山登山口(7:47)→P1050(8:52~9:00)→ボンデン山(9:09)→露岩のピーク(9:37~9:49)→キリンテの頭(10:10)→マムシ岳(10:33~10:55)→マムシのコル(12:04~12:18)→ゲンナイ登山口(12:48)
行程6.2km 累積標高726m     ルートマップは ここ です。

晴天が続いた大型連休が終わり、賑わった山も静かさを取り戻したと思い西上州のマムシ岳に出かけた。もっともこの山域は普段から入山者が少ないので然程気にすることは無いのだが登山口の駐車スペースが少ないので一番気になったのがその確保。

自宅からだと正丸峠を越えて秩父に入り、更に志賀坂峠を越えるというR299ルートだがナビに従うと上信道の下仁田ICから湯の沢トンネルを経由するルート。多少距離は伸びるがナビは偉い!1時間以上節約できた。
上野村でR299に入り村の中心へ向って少し戻り”しおじの湯”の案内板に従って”ぶどう峠”方面に進みマムシ岳への取り付きのゲンナイ登山口の駐車スペースに車を停めた。どう見ても2台分くらいしかないスペースにまだほかの車の姿は無く狙い通り。
今回は山行は道路歩きが長いので折りたたみ自転車を持ち出して初めて使用。ゲンナイ登山口から6kmほど戻ったボンデン山登山口へは自転車で移動した。
1ボンデン山登山口_5127
     Photo1 ボンデン山登山口

ボンデン山登山口は"しおじの湯"入口から0.6kmほど、ぶどう峠方面に向って道路右側にある廃屋が目印となる。
廃屋横に駐輪し指導標に従って入山するも最初からかなりの急登でツヅラ折れの登山道を登り出すが道跡らしきところは落ち葉が堆積しよく滑る。道以外のところは乾いた泥礫の斜面でこれまたズリズリ。
最近歩かれた様子は全く無く、時々出てくる目印を追いながら道跡に従いつつも登りやすそうなところを勝手に登るとやがて尾根上に立ち塞がる岩壁が現れた。薄い道跡を追って左側から巻き上げると漸く稜線に出た。
進路を確認して左折、漸く歩きやすくなった尾根を進んで
2ミツバツツジ_5098
     Photo2 漸く歩きやすくなった稜線にはミツバツツジの花も

モッコリした樹林のピークに出ると古いアンテナの残骸が散らばっていた。
3アンテナ残骸のある無名ピーク _5096
     Photo3 アンテナの残骸が散らばるP1050

ここで休憩を取り上着を脱いで歩き出すと北側に伸びる尾根に誘い込まれそうになった。休憩で方向感覚が少し狂ったと思い直ぐマムシ岳へと続く尾根に修正した。
一旦降って登り返すと全く展望が無いボンデン山山頂。
4ボンデン山_5100
     Photo4 ボンデン山山頂

小さな山名標が枝に掛けられていたがこれが無ければ通過してしまいそうなところだった。
藪岩のヤセ尾根を進み地形図には現れない小ピークを幾つか越え周りを潅木に囲まれた比較的展望の利く露岩のP1164で休憩しエネルギーを摂取。
P1164から一旦降り
5ヤブ岩の尾根_5102
     Photo5 P1164からヤブ尾根を進んで

登り返す渡渉面に大岩が見えてきた。
6キリンテ直下の岩壁_5104
     Photo6 キリンテの頭への急登

ここは左側の落ち葉の滑り台のような泥斜面を登り、やがて斜面が狭まってきてルンゼのようになったところからが根を掴んで登り右へのトラバースとなったところで真ん中が切断されたトラロープが現われた。
ロープを使わずトラバースし一段登って頂稜に出て左折すると"キリンテの頭"に到着。
7キリンテ_5106
     Photo7 キリンテの頭

ここには山名標が無く目印となるものは票石のみ。ただし歩く人の少ないボンデン山からの縦走だとここから突然踏跡が現われるのでそれと気付くくらいか。
やはり大半の人はキリンテ登山口から入山しキリンテの頭を経てマムシ岳を周回する人が多いのであろうか?

キリンテの頭から展望の無い尾根を進み少し降ってから急登を登って行くとやがて右側に岩壁が現れ、登り詰めて行くとやがて岩壁に行く手を阻まれた。
8マムシ岳の凹角岩_5107
     Photo8 5mの岩場 凹角のクラックを登る

正面のクラックが入った凹角にトラロープがさがっておりここが登路であることが解ったが、先ほどの切れたトラロープを思い出し、信用が置けないのでロープに頼らずにクラックに手を差し込んでジャミングをきめて5mほどの岩壁を突破。
再び稜線に出て進むとマムシ岳山頂であるがここにも山名標は無かった。
帰宅してネットで調べるとかつては山名標があったが誰かが取り除いてしまったらしい。なんてことを!

潅木が薄れて展望が得られる頂稜の西端まで進みここでまたまた休憩。
9マムシ岳頂稜西端5109
     Photo9 マムシ岳頂稜西端

これから進むマムシのコルまでの稜線のクネクネ曲がった様子を観察して頂稜から降り目の前の岩峰は手前で潅木の藪コギで北側に回りこみ、草付きバンドを進むと岩峰西側の岩のバンドに出た。
外傾している岩バンドを注意深く進んで
10岩峰トラバース_5113
     Photo10 外傾下バンドをトラバース

ヤブに逃げ込み小ピークを上ったり降ったりするとやがて10mほどの岩稜登りとなった。登りと中で振り返るとマムシ岳の西面の岩壁、それにトラバースしたバンドが良く見えた。
11西側から見たマムシ岳_5117
     Photo11 マムシ岳の岩壁 左中段に白く見える筋がトラバースしたバンド

ここから岩峰を通過してリッジ北面をトラバースして通過、
12リッジ_5118
     Photo12 リッジ北面をトラバース

樹林に入ると大分歩きやすい道となり日当たりの良いところでは今年初めて目にする石楠花が咲き始めていた。
13石楠花_5120
     Photo13 咲き始めた石楠花

北面には満開のアカヤシオ
14アカヤシオ_5121
     Photo14 満開のアカヤシオ

途中大岩の巻き、藪岩稜の通過を繰り返し地図に現われている幾つかのピークを超えると突然、”北沢シオジ原生林自然観察路”の大きな案内板のあるマムシのコルに出た。
15マムシのコル_5122
     Photo15 マムシのコル

マムシのコルからは両脇にクサリが設けられた遊歩道のようなジグザクの登山道を降り、やがて傾斜が緩んで沢筋に沿って歩くようになると車を停めたゲンナイ登山口の鉄橋が見えてきた。
16ゲンナイ登山口直前_5125
     Photo16 日向沢にかかる登山道の鉄橋 渡って登り返すとゲンナイ登山口

日向沢の鉄橋を渡って対岸を登り返し車を停めておいたゲンナイ登山口へと戻った。

ゲンナイ登山口からの帰路ボンデン山登山口で自転車を回収し帰路に着いた。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 御岳東稜から失われた西尾からの直登ルート下降

0駐車場から見上げた御岳東稜_5084
     Photo0 駐車場から見上げた東稜核心部 V字に見えるのはギャップ

記録
日程:2017,05,04
メンバー:安田

5/04日 天候 晴れ 
コースタイム:駐車場(6:50)→東稜取り付き(6:57)→石碑の見晴し(7:27~7:33)→岸壁基部(8:05)→岸壁取り付き(8:18)→稜線復帰(8:51)→衝立岩(8:59)→稜線復帰(9:26)→石門(9:36)→前衛峰(10:04~10:13)→御岳山頂(10:16~10:29)→石標115(11:07)→支尾根のコル(11:17~11:22)→保安林標識(11;45)→二基の石碑(12:02)→林道着地(12:31)→駐車場(12:50)
行程7.6km 累積標高1005m     ルートマップは ここ です。

連休中で天気は良いしどこかへと思ってはみたが交通渋滞に嵌りそう?しかし連休2日目ならば早朝は空いているだろうから早出早帰りなら渋滞に遭わないですみそうだと考え思いついたのが裏妙義の御岳東稜。
ネット記録を見るとせいぜい6時間程度の行程なのでお昼過ぎくらいには下山、これなら高速渋滞に巻き込まれることは無さそうと日の出とともに車を走らせた。

御岳東稜
妙義湖の中木ダム管理所手前の駐車場に車を停め、道路を戻って分岐のところにある御岳東稜取り付きより入山した。
1御岳東稜取り付き_5083
     Photo1 T字路のコーナーにある東稜取り付き

取り付きから続くピンクテープを追って枝打ちされた枯れ枝が積もった急登を登って行くとやがて尾根地形になり、植林が雑木林に変わるころには軽石の礫と土の斜面になりスリップして歩きにくくなってきた。
やがて石碑が現われだす頃になると目印のピンクテープも消えてしまった。下山したときに気付いたのだがピンクテープは道案内ではなくて地籍調査のためのものだった。どうりで植林帯から抜け出したら見当たらなくなってしまったわけだ。
表妙義や麓の展望が良い石碑が2基立っている石碑の見晴らしで
2石碑の見晴し_5029
     Photo2 御嶽山大神と大山阿夫利神社の石碑の建つ見晴し広場

満開のオレンジ色のヤマツツジを愛でながらちょっと早い休憩を取った。
3ヤマツツジ_5032
     Photo3 オレンジ色のヤマツツジが満開

休憩後は潅木に覆われた細い尾根歩きとなりやがて前方に立ち塞がるような岩峰が現れたがどうも登られている様子が無いので南(左)側から巻き、次に現われたのが基部に大きな割れ目のある岩壁。
4岩壁_5039
     Photo4 行く手を阻む岩壁

どう見ても直登は無理なので岩壁基部を南側に巻くと直ぐに落ち葉の積もったルンゼが現れた。
5岩壁左のルンゼ_5040
     Photo5 ネット情報にあった落ち葉の堆積したルンゼ

ルンゼの中間には立ち木がありネットネット情報だとここを登るらしい。
しかし落ち葉の堆積と上部がどうなっているのかわからないので更に良いルートはないかと基部を更に進んだ。
小尾根を通り越し、少し先まで進んだが、これはと思われるルートが見つからなかったので戻り小尾根を回り込んだところから岩登りを開始。
6更に左の岩壁_5041
     Photo6 ここから岩壁を登りだした 炭団岩とその上には岩松が

妙義特有の炭団岩の岩壁は少し登るとバンドがあり、その上のほうも雛壇状にバンドがあるので一段上のバンドに乗るたびに左右に行ったりきたりしながら登り易そうなルートを探してウロチョロ。少し傾斜が緩み目処がついたところで喉が渇いたのでまたもや休憩。
岩壁を登り切って稜線に復帰し少し進むと今度は前方に垂直に立ちはだかる衝立岩が現れた。衝立岩目指してリッジを進んだ先は切れ落ちてギャップになっていた。
7衝立岩_5042
     Photo7 衝立岩

リッジの先端からルートを探るが衝立岩の南側は取り付く島もない絶壁。北側から取り付く決心をしてまたもや展望休憩。妙義湖のほうを見れば遥か眼下に駐車場に停めてある車が見えた。
リッジの先からギャップの底に降り立つにはロープを出そうとしたが支点になるような岩も立ち木も無いので、3mをクライムダウン。途中まではホールド、ステップともにあったが最後の50cmが・・・・・。思い切って飛び降りてやっと一人立てるかどうかもギャップの底に着地した。
8ギャップ下から見上げると_5048
     Photo8 下から見上げたギャップの岩

ギャップの底から衝立岩の北面のバンド進むとチムニー状の岩溝があったが途中に岩が挟まっており登り登るにはちょっとリスク大。
更に進むと岩と草付きの境を登れそうであったが中間部に根こそぎ倒れた枯れた木がルート上に立ちはだかっておりここもちょっとリスク大。
先に進むとバンドは次第に狭くなり岩をトラバースするようになるがその先には潅木の生えた支尾根が在るのでそこから登ることにした。
9トラバースしたバンド_5049
     Photo9 支尾根までトラバースした斜面 左に見えるのがギャップ

バンドを進むと尾根一歩手前で倒木が行く手を阻んだがここは後々の人のためにもと思い倒木を投げ落として除去。支尾根を登って再び稜線に出ると再び歩きやすくなった。
倒木のだらけのところもあったが小枝が折られていることも無くやはりここを登ってくる人は少ないようだ。
踏跡がはっきりしているわけでは無いが尾根ではどこも踏跡に見えてしまう。狭い尾根なので方向を誤ることは無いが岩峰を巻くか登るかの判断はなかなか難しい。幾つかの小岩峰を直登で越えたり巻いたり、中には石門となっている岩峰もあった。
10石門_5052
     Photo10 石門 直登して上を通過しなくて良かった!

やがて人声が聞こえだすと御岳コースの御岳手前の石の祠のある前衛ピークに飛び出した。

ロープで繋がったガイド山行の若い女性のパーティが休憩を終え御岳目指して下りだしたところなのでここでしばらく休憩しながら見送り、
11御岳前衛峰_5055
     Photo11 ガイドパーティを見送る

やがて声が聞こえなくなったところで後を追って御岳山頂に向かい、御岳山頂に先行パーティの姿が見えなくなったところで再び展望休憩。

御岳山頂から引き返し御岳コースを降ると直ぐにクサリ場に出た。以前登ったときに通過しているはずだが記憶に無い。愕然。
更に降ると岩室の前を通過するクサリ場、更に降るとロープの無い濡れたルンゼ。
12濡れたルンゼ_5065
     Photo12 さすがに妙義の破線ルート こんな所にロープもクサリも無し

この辺りは覚えていた。ルンゼを過ぎ登り返すと登ってくるときには尾根上に立ち塞がる岩壁。これも記憶どおり。
やがて雑木林の中の尾根道を降って産泰山との最低鞍部の広い空間に出ると、尾根から右に降る踏跡が見つかった。
13標柱115_5068
     Photo13 目印の石柱“一一五”



失われた直登ルート下降
一一五と刻まれた石柱を確認して堆積した落ち葉で滑る斜面をトラバースしながら産泰山に東面を反時計回りに降り始めると左側に石碑が現われ進路を再確認。やがて北東に伸びる支尾根に出たところで右折し降ると直ぐに現われた小ピークへの登り返しとなるコルで休憩し進路確認。
コルから薄い踏跡(人間?獣?)を追って下部が深い谷となっているルンゼに降り上り返して次の小尾根をトラバースで越えて次のルンゼに降り小さな沢(沢Ⅰ) を渡った。
14最初の沢_5070
     Photo14 下流は急勾配で簡単には降れないような最初の沢

再び上り返してトラバースして次の小尾根を越えて次のルンゼに降り上のほうがトイ状になった小沢(沢Ⅱ)を越えて尾根の急斜面を登り返して支尾根に出た。
15トイ状の沢_5072
     Photo15 横断地点より上に特徴的なトイ状ナメがある2番目の沢

支尾根の更に先には立ち上がった岩壁が見えてきたのでここからはトラバースできそうに無い。今まで越えてきた小尾根は下部が切れ落ちているようであったが今度の尾根は繋がっているように見えたので急勾配を降って行くと徐々に勾配が緩み植林帯へ入るとやがて保安林の標識が見えてきた。
16保安林標識_5074
     Photo16 下り始めて山椒の人工物 この辺りから植林

ここで漸く産泰山から御岳へと続く尾根(裏妙義主脈と呼ぶ人も)の岩壁帯を通過したことが確認できた。
地形図でみるとこの岩壁帯をロープ無しで通過できるルートはこのほかには無さそうである。今は失われてしまった麓の西尾から御岳への直登ルートの核心部がまさに降ってきたルートと思われる。
渡ってきたルンゼは落石、大岩等の障害物ありそうでしかも小尾根の先端は切れ落ちているようなので、逆に登る際には登れる尾根を探すのが大変そうである。・
保安林の標識を通過すると一気に勾配が緩み、地形図上には現われないような沢形が現われたり、背丈より少し高い雑木が茂っていたりして目標物が無くなって方向感覚が失われ進路がわからなくなった。
降るのであるから沢形に沿えばと良いとも思ったがコンパスで確認するとどうも違う。どうやら沢形は御岳沢のほうに向っているようで、コンパスを頼りに沢形を越えて東を目指して進んだ。作業道の跡らしきもの獣道らしきものなど出てきて紛らわしいがやがて植林の中にある大岩の上に石碑が見出された。
17基の石碑_5077
     Photo17 大岩の上に石碑 下にももう一基の石碑があった

近寄ると岩の下にさらにもう一基あった。
直ぐ下方には貯水槽と思われるフェンスも現れ林道が近いことが解ったのでここで右折して地図上の等高線にそって進んで廃林道に出た。
18廃林道_5080
     Photo18 漸く最短ルートの廃林道に出た

草が生茂った廃林道を進み、終点かつ林道中木西尾線に最再接近したと思われるあたりで右折。植林の中を降るとやがて林道中木西尾線のガードレールがチラホラ見え出したので降ってゆくと擁壁の上に出てしまった。

いつものことながら林道着地は沢形を降って行くと林道の橋の下に出てしまったり、さもなければさもなければ擁壁の上だったりと難しい。今回は困難なことも無く上出来であった。
林道歩きから車の往来する道に出て緩やかに登って行くと東稜取り付きのあるT字路に出て駐車場へと戻り、御岳東稜--失われた西尾からの直登ルート下降の周回を終えた。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 サス尾根

0サスの尾根_4997
     Photo0 栂の頭から見たサス尾根

記録
日程:2017,04,29
メンバー:安田

4/29日 天候 晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:19)→サスの峰取り付き(7:25)→サスの峰(8:02)→P8(8:38~8:55)→P14(9:50~10:01)→栗原山(10:58~11:09)→持倉越(11:21)→大栂尾根(11:561)→栂の頭(12:04~12:17)→廃林道(12:39)→桜井沢林道着地(13:08) →駐車スペース(13:28)
行程8.5km 累積標高1015m     ルートマップは ここ です。

大型連休これといって遠くの山に出掛ける予定も無いので前々から歩いてみたいと思っていたサス尾根、
西上州のバリエーションルートは青葉で見通しが遮られると難しくなってしまうのでその前にと思い今年のアカヤシオの見納めも兼ねて出かけた。

関越の本庄児玉ICからR462を群馬長野県境の十石峠方面に進むと神流町の中心部辺りでこいのぼりが見えた。まだ早朝、無風なのでこいのぼりは櫛にぶら下がったまま。陽射しを浴びて泳ぐ姿を帰りに見物と考えながら通過し、魚尾(よのお)の中山神社の手前で右折し大福峠を目指した。
大福峠からは林道桜井沢線となるが道なりに進むと左側に林道支線の入口、右側には駐車スペースが現われた。
1支林道入口_4907
     Photo1 林道支線の入口 サスの峰への小さな標識

ここに車を停め林道支線入口にあるサスの峰への小さな標識に従って進み、尾根末端の右コーナーを曲がると直ぐに現われたサスの峰への取り付きから入山。2サス尾根取り付き_4908
     Photo2 サスの峰への取り付き

直ぐ尾根筋に上がり急登を進むとやがて勾配が緩み真ん中に窪地のある二重山稜となった。左側の稜線を進み再び勾配が増してくると前方に岩が立ちふさがり、ここで左折し岩を巻き上げるように進んで隣の尾根に乗り換えて登ると直ぐにサスの峰に到着。
3サスノ峰_4912
     Photo3 サスの峰山頂

サスの峰のピークは三角点がある広場で周囲は潅木に囲まれその中にはアカヤシオの花も。
踏跡に従って進むとロープが現われ、それを掴んで下降。ここから尾根上には栗原山までの間に18のピークがあるということで地図には載っていないバリエーションルートとなる。

稜線上にある小ピーク(コブ?)を次々に越えてゆくと次第に潅木のヤセ尾根となり西上州や奥秩父の山々・八ヶ岳が見えるようになってきた。潅木の中にはアカヤシオの花もチラホラ。
P5を過ぎると岩場が増えてきて手足総動員で登る箇所も出てきた。
P7を降ってギャップを越えるといよいよサス尾根の本性が現われだし、P8への泥急斜面では古い残置ロープが現われた。
4 P8への登り残置ロープ_4930
     Photo4 P8への急斜面の古いロープ

信用できないので使わずに登って行くとロープはアカヤシオの株の根元にフィックスされていた。急登を登り稜線を進み振り返るとアカヤシオの花の彼方にはギザギザの両神山赤岩尾根尖がった大ナゲシの姿も。
5赤岩尾根両神山_4933
     Photo5 両神山 赤岩尾根 尖がった大ナゲシ

P8で休憩を取り一息ついたところで次は80°くらいのヤブ泥壁下降となった。ロープを出すかどうか思案したがヤブの中にしっかりした目印と踏跡があったので潅木に掴まりながら下降。
6 P8降り急斜面_4935
     Photo6 P8からの降り斜面 潅木に掴まりながら下降

P8からの下降ではいろいろ踏跡があったが、ピークで進行方向左前方の黄色いテープに従うと踏跡、目印テープともにしっかりしていた。

ヤセ尾根を先に進むとⅢ級くらいの岩場が現われだし、P9を越えP10のヤセ岩稜を進むと先端が切れ落ちた断崖。少し戻って右側に降ってから巻き降った。
7 P10からの降り_4945
     Photo7 降りの急斜面 ヤセ尾根の反対側の立ち木には支点ロープあり

下降点の反対側には残置支点のロープがあったので無理して3mほどの泥斜面を根っこを掴みながら降るよりはロープを出したほうが安心安全。
8 P10の岩を振り返る_4946
     Photo8 P10行き詰まり尾根を下から見上げる

P11は直登して展望が利く尾根を進み、
9 P11への登り_4948
     Photo9 P11へは稜線上を直登

P13は右側から泥の急斜面を巻き上がって稜線に復帰。
10 P13への登り_4957
     Photo10 右へ巻き上げた後泥斜面直登

前回の休憩からほぼ1時間経過しているのでP14で腹ごしらえ。

P15を越えP16に差し掛かると前方に立ち塞がる岩の基部を右に巻き上がり行き詰まったところから手掛かりが乏しい泥の急斜面を登った。
11 P16への登り_4970
     Photo11 P16へは右へ巻き上げ白い岩手前から泥斜面登り

下は奈落の底なので掴める根を落ち葉を払って探しながらステップを小刻みに刻んで通過。
12 P16_4972
     Photo12 稜線上はのどかにアカヤシオ満開

稜線に出れば連続した倒木が行く手を阻み、大木ではないので潜ったり手で掻き分けて進んだ。

P17を過ぎるとP18の岩屋のある岩壁が出現。
13 P18の岩場基部_4976
     Photo13 P18の岩壁基部 右へバンドを進んで反転し上のバンドを左上

基部が歩きやすそうな左の岩屋方面に進むか右のバンドを巻き上げるか思案したが青テープがあったので右へ進んだ。バンドの行き止まりまで進むと今度は反転して左上するバンドを伝って行き詰まったところから潅木を握って潅木を掴みながら泥斜面を直登。
稜線に出て振り返ると奥秩父の山々が一望。しかし登ってきたサス尾根は途中のピークに妨げられて一望ならず。

P18を過ぎると平穏な尾根歩きとなり山頂直前で急勾配はあったものの登りきると展望の無い栗原山山頂に出た。
14栗原山山頂_4984
     Photo14 栗原山山頂

栗原山からは踏跡が濃く歩き易い尾根を下降して南小太郎山との鞍部、持倉越に出た。
15持倉越_4986
     Photo15 持倉越 右折して薄い踏跡を大栂尾根目指してトラバース

持倉越で右折し落ち葉に覆われて不鮮明な踏跡を辿って大栂尾根目指してトラバースに移ったが直ぐに踏跡を失った。やがてザレた急斜面となり涸沢を渡って尾根を1つ乗越し、更に涸沢を2つ越えたところで対岸は岩壁になった。

適当な高度で大栂尾根をトラバースし、稜線の高度が下がり近づいてきたところで尾根に乗った。尾根筋を降るとやがて二重稜線となったので左から右の稜線に移り、登ってきたサス尾根が一望できる栂の頭に出た。
16栂の頭_4998
     Photo16 栂の頭 サス尾根が一望

休憩後大栂尾根の稜線に戻り降ってゆくとやがてアセビのヤブに突入。まもなく廃林道に出た。
廃林道を右折し進むとやがて崩落箇所に出たので高巻きして通過。廃林道が沢で流失したところを2箇所通過するとやがて林道終点と思われる広場に出た。ここから下を見ると林道桜井沢線が近くに見えたので尾根を伝って下降し舗装された林道に降り立ち林道歩きで駐車スペースへと戻った。
17林道着地点_5012
     Photo17 桜井林道への着地点

岩登り、泥の急斜面降り、ザレ場トラバースと変化に富んだルートであったが結局ロープを出さなかった。栗原山までのサス尾根はそれなりに目印があったが、ピークを巻くか登るかといった地形図に出ていないような細かな部分ではルートの見極めが難しかった。まだ青葉に覆われていないので枝越しに展望が利き位置確認が容易であったが・・・・もう少し経ってみどりに覆われるようになるとルート取りが更に難しくなると思う。
降りに使った大栂尾根では目印は殆ど無し。途中で黄色いテープが出てきたがそれに従うと持倉集落のほうに下山してしまうかもしれない。

帰路に立ち寄った神流の町のこいのぼり。神流川の両岸を結んだロープにつるされ綺麗に泳いでいました。
18鯉幟_5024
     Photo18 神流川の上を泳ぐ鯉のぼり





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

両神山 天理尾根(天武将尾根)

0両神山_4806
     Photo0 天理尾根(天武将尾根)から見上げた両神山

記録
日程:2017,04,20
メンバー:安田

4/20日 天候 晴れ 
コースタイム:日向大谷登山口(7:29)→奈良尾峠への分岐(7:34)→奈良尾峠(8:00)→尾岩場Ⅰ(8:21)→露岩小ピーク山(9:19~9:35)→天理岳南峯(9:45)→岩場Ⅱ(10:00)→P1145禿岩(10:11)→岩場Ⅲ(10:23)→P1306スズノ頭(10:54~11:07)→前東岳(12:20) →両神山剣ヶ峰(12:40~13:05)→梵天尾根分岐(13:08)→白井差下降点(13:10)→梵天尾根分岐(13:14)→両神神社(13:34)→清滝小屋(14:11~14:23)→会所(15:32)→量神山荘前(16:02)→日向大谷登山口(16:08)
行程13.6km 累積標高1820m     ルートマップは ここ です。

さくらの季節も終わり山ではそろそろ一番先に咲き出すアカヤシオの見ごろではと思い両神山へ出かけた。
日向大谷のバス停正面の登山口から石段を上がり
1日向大谷登山口_4859
     Photo1 バス停向かいの登山口

突き当たりを右折すると直ぐに両神神社、
2両神神社里宮_4793
     Photo2 両神神社 里宮

更に少し進むと現われる左上する踏跡に分け入った。
3奈良尾峠への分岐_4794
     Photo3 奈良尾峠への分岐 左上する薄い踏後を進む

この分岐は指導標の類は無く、わずかに目印テープがあるが踏跡が薄いので間違えないように注意を払った。奈良尾峠への道は各所で踏跡が消え、途中に崩落斜面や倒木、枝打された杉の枝に覆われているので解りにくい。
天理尾根(天武将尾根)の末端近くにある奈良尾峠には指導標が立っているが・・・・ここまでたどり着ければ難所の一つを通過したことになる。
4奈良尾峠_4796
     Photo4奈良尾峠

奈良尾峠からは尾根筋に沿って進むが誘導するように白テープがあり、P808まで続いていた。踏跡は濃いので何かイベントでもあったのか?
P808を過ぎ歩きやすい踏跡をたどって行くとやがて岩が散乱し始めやがて岩場になろうかというところでマムシに遭遇。陽光燦燦で暖かい岩場で日光浴?
5マムシ_4799
     Photo5 マムシに遭遇

伊豆半島で初めてマムシと出会ったときはマムシかどうか解らなかったが①普通の蛇なら逃げるのにじっとして動かない②特徴的な模様と三角頭③体長はせいぜい60cm、今回は直ぐにわかりました。その分こちらもあわてることなく回避。
なかなか移動してくれないのを知っているので、一旦後退してから尾根をトラバースしながら巻き上がった。

緩い勾配の尾根道を進むとやがて前方に岩峰(岩場Ⅰ)が現れた。
6岩場Ⅰ_4800
     Photo6 立ちはだかる岩場 直登で通過

陽射しで暖かい岩場なので不用意に手を差し出したホールドの先にマムシが一休みしていると怖いので注意を払いながら一手一手確かめ直登した。

以前、日和田の岩場で勝手知ったるベテランクライマーが無造作に上のホールドに手をかけたときに日和田の主のアオダイショウに触れてしまい、ビックリして焦ったという話を聞いたことがあります。クライミングジムとは違い自然の岩場ではこんなアクシデントもあり注意が必要です。主のアオダイショウを目撃したこともあります。脱皮の抜け殻も岩陰にありました。

岩場を越えるとヤセ尾根歩きとなり、ピンクに咲き誇るアカヤシオが左右に目を楽しませてくれた。
7アカヤシオ_4801
     Photo7 アカヤシオの花

木々の若葉はまだなので奥秩父方面や小鹿野二子山の展望がすばらしい。
8小鹿野二子山_4808
     Photo8 小鹿野二子山の展望

やがて樹林が切れ前方に天理岳が見えだした露岩の小ピークで休憩。ここから降り樹林の中を登り返し岩壁が見えるようになったところで左から岩を巻き進むと鎖場となった。
一気に登ると天理山南峰山頂。
9天理岳南峰_4811
     Photo9 天理岳南峰山頂から両神山を望む

ここからはこれから進む天理尾根(天武将尾根)の先に両神山が見渡せた。南峰から一旦コルに降り登り返すと北峰山頂。祠の後ろから中ノ沢左岸尾根への踏跡があった。かなり濃いのでここで進路を誤る人が多いのかも?
北峰から先ほどのコルに戻り右折して西側の礫混じりの急坂を降り広い尾根を進むが、この辺り迷いやすいとの情報があったがまだ葉が茂っていないので見通しがきき迷うことなく進むことが出来た。
尾根を進み足元が岩場なってきたかと思ったら岩場(岩場Ⅱ)の先はスッパリ切れ落ちていた。
10岩場Ⅱ_4816
     Photo10 岩場Ⅱ 通過してから見上げる

然程高さは無いが基部までの手掛かりが無さそうなのでアッサリ引き返して途中から左に巻き下がって通過。
幾つか小ピークを越えて次に現われた岩場(岩場Ⅲ)は先がやはり切れ落ちていたがちょっとルート取りに手こずったがホールドステップともに豊富そうなのでクライムダウンし更に尾根を進んでコルに降り立った。
11岩場Ⅲ_4818
     Photo11 岩場Ⅲ クライムダウン後に見上げる

この辺りからは登り返しの傾斜が増し木の根を掴んでの登りとなった。やがて周囲に現われだした石楠花を掻き分けて登るとスズノ頭P1306に到着。
樹林に覆われ展望は無いが樹林越しに東岳と”大キギが身近に迫ってきているのがわかった。
スズノ頭から一旦降って天武将尾根最後のコルに降り立ち、ここから一般道と合流する前東岳までは標高差300mの一気登りとなった。滑りやすい松の落ち葉が積もった急斜面を手足総動員で登り、やがて石楠花の藪を掻き分けて進むと左手に前東岳の大岩壁が見えてきた。
12前東岳岩場_4824
     Photo12 前東岳の岩場

この辺りを過ぎると大分傾斜が緩くなり、振り返ると登ってきた天武将尾根が一望できた。
岩壁上部の樹林の中を進むと程なくして前東岳で八丁峠からの一般道に出た。
13前東岳_4826
     Photo13 前東岳で八丁峠からの一般道に出た

足元スッキリの一般登山道を両神山最高点の剣ヶ峰に向うと途中北斜面でのクサリ場ではまだ雪が少し残っていた。剣ヶ峰の少し前辺りから人声が聞こえたが到着してみると山頂は大賑わい。
14両神山山頂_4831
     Photo14 両神山山頂 剣ヶ峰

昼食休憩後下山に移り、日向大田への道と梵天尾根への道の分岐からロープを潜って梵天尾根への道に入り込み、尾根少し進んで左側の白井差への下降点と右側の上落合橋への作業道の下降点を確認。梵天尾根道分岐まで引き返して日向大谷へ向って降った。

日向大谷への途中にある清滝小屋前のベンチで一休みし、薄川沿って降り何回か渡渉して高度を下げると七滝沢コースとの合流点である会所を過ぎた辺りからほぼ水平道となりその分谷は深くなって水流は見えなくなった。
幾つかの小尾根をトラバースして漸く登山口の日向大谷に着くと周辺は花盛りですばらしい景色が広がっていた。
15日向大谷_4857
     Photo15 日向大谷は花の真っ最中

登り始めは直ぐに植林帯に入ってしまったので気がつかなかった。

破線ルートの核心部は奈良尾峠への分岐とその後のはっきりしない踏跡、それに岩場Ⅲのクライムダウン、あとは急登の体力勝負。今回ロープは持参したが出番は無かった。
尾根を登り詰めるルートであるが地形図には出てこない小ピークが沢山あるので直登して超えるか巻くかは判断次第。

アカヤシオが咲いていたのは天理尾根(天武将尾根)の下部だけで一般道のほうは咲いていなかった。一般道を登ってきた団体登山の方々はアカヤシオ見ることが出来たのかな?
天武将尾根でも一本の木全体で咲いている(満開)か、然もなくば蕾無しといった状況であった。今年は外れかな?






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

秩父 南天山・滝谷山

0南天山山頂_4763
     Photo0 埼群県境の山が一望できる南天山山頂

記録
日程:2017,04,16
メンバー:安田

4/16日 天候 晴れ 
コースタイム:鎌倉橋登山口(7:40)→法印ノ滝(8:05)→尾根沢コース分岐(8:30)→尾根道分岐(9:10)→南天山(9:18~9:41)→沢コース分岐(10:00)→崩れた小社(10:01)→尾根分岐(10:34)→P1538(10:39~10:49)→P1562(11:18~11:23)→岩壁下(11:59~12:10) →滝谷山(12:31~12:45)→岩壁下(13:08)→小岩峰(13:31~13:42)→尾根分岐(14:21~14:32)→沢コース分岐(14:59)→尾根沢コース分岐(15;23)→法印ノ滝(15:40~15:48)→鎌倉橋登山口(16:07)
行程13.0km 累積標高1789m     ルートマップは ここ です。

来週になると天候は春の嵐で荒れそうなのでその前に秩父の一番奥の南天山を計画。
南天山だけではちょっと物足りないので地図を眺めると群馬との県境にある滝谷山に尾根が続いていることが解った。
地図では滝谷山への登山道はないので南天山以外から登るにしてもバリエーションになってしまう。今回が良いチャンスと思い、南天山から尾根を辿って滝谷山へ歩いてみた。

南天山の登山口の鎌倉橋の駐車場に車を停め、鎌倉沢に沿って歩き始めた。
1鎌倉橋登山口_4752
     Photo1 鎌倉橋登山口

最初沢床からかなり高度差がある登山道を歩きやがて沢床と同じような高度になると木橋を渡って対岸へ、
2橋_4756
     Photo2 木橋で何回も鎌倉沢を渡る

しばらく歩いてまた木橋で対岸へと何度か沢を横断しながら徐々に高度を稼ぐと目の前に法印ノ滝が現れた。
3法印ノ滝_4757
     Photo3法印ノ滝

登山道は右岸を高巻きやがて南天山への尾根コースと沢コースの分岐に出た。
4尾根沢コース分岐_4760
     Photo4 尾根コース沢コース分岐

鎌倉沢を渡って対岸の尾根コースに進み急勾配の植林斜面をツヅラ折れのコースに従い歩くと尾根上の登山道に出た。
5尾根コース分岐_4762
     Photo5 尾根コース分岐 尾根道と合流

尾根道との分岐を右折し石混じりの登山道を登り詰めると南天山の山頂に立った。

陽光燦燦微風、展望良しでしばらく休憩し山座同定をした後、山頂から引き返して先ほど登ってきた尾根コースとの分岐を直進、尾根伝いに降ってゆくと沢コースとの分岐に出た。
6沢コース分岐_4768
     Photo6 沢コース分岐 下降点

沢コースはここから左折して降ってゆくが、今回は通行止めのテープを潜って直進。
よく踏まれた登山道を少し進むとやがて明瞭な踏跡は尾根から離れ巻くように伸びている。
7崩れた小社_4769
     Photo7 明瞭な巻き道から逸れて尾根直進(崩れた小社)

崩れた小さな社を目印にしてそのまま尾根を直進。踏跡なき急坂を登って行くとやがて藪に突入、程なく過ぎると今度は岩混じりの登りとなった。
尾根の真ん中を進み幾つか小ピークを越えると左からの尾根上に明らかな踏跡のあるピークに出た。帰路で明瞭な踏跡に誘いこまれないようにチェックして尾根を直進。
8尾根分岐_4788
     Photo8 尾根分岐のあるピーク

地図上ではここから滝谷山までは幾つかピークがあるが、地図上に無い隠れた小ピークがあったり、樹林で覆われたピークや露岩のピークがあり歩いているうちにわからなくなった。
9 P1538から_4773
     Photo9 右手に見える埼群馬県境の山々

進行方向右手に帳付山 倉門山、大山、宗四郎山、大ナゲシ、赤岩岳と続く稜線が時折樹林越に見えるので凡その位置を確認しながら尾根筋を進んだ。
途中の岩峰は行き止まったときに降って戻れるかどうか確認しながら突破。行き止まりとなるようなところは無く、岩峰を巻くようなことも無しに稜線を進むことが出来た。
P1562を過ぎた辺りから滝谷山が見え出したが・・・・・その前に立ちはだかるように白い岩壁が見えた。
10正面が滝谷山_4778
     Photo10 樹林越に滝谷山が見え出した

装備もないし岩登りはちょっと難しいかもと思いつつ、行けるところまでと決めて一旦降り地図には標高が記されていないピークを越えると伐採され朽ち果てた大木の残骸や放置された林業用のワイヤー、運搬機械の部品が目に入るようになってきた。尾根にはかつての道の形跡も。
11林業機械残骸_4779
     Photo11 かつての林業の残骸、ワイヤー掛けのプーリー

やがてザレた尾根を登り、立ちはだかる岩壁の直前で様子見。ルート探しの休憩。
12岩壁_4780
     Photo12 立ちはだかる白い岩壁

尾根からトラバースするように付いている道跡は崩落斜面の中に消えうせていた。登るだけならどうにかなるだろうと、降れるかどうかを確かめつつ左上するバンドに沿って岩に取り付き、積もった落石と苔を手で払いのけてステップを確保。ホールドは殆ど引けば抜けるので手探りで利きそうな岩を探して前進。
登った先は歩きやすそうな尾根で少し進むと左下から斜面を登ってくる道跡があった。
枯れた笹に覆われた斜面を進むと直ぐに滝谷山山頂。樹林の山頂で展望なく、朽ちかけた山名標が地面に置かれていたのみ。
13滝谷山山頂_4782
     Photo13 滝谷山山頂

滝谷山山頂で休憩後、来た道を戻るが、先ほど苦労した岩壁はクライムダウンする気になれず、見つけた道跡を降って岩に掴まりながらどうにか崩落箇所をトラバースして岩壁下の尾根に出た。
14崩落斜面_4784
     Photo14 降ってトラバースした崩落地

ここから先は来た道を戻ったが、往路で歩き易そうと思ったところが上り下りで反対から見るのはちょっと違う。
道があるわけではないので適当に歩いて、分岐している尾根に引き込まれないように注意を払い崩れたし小さな社のところまで戻り、後は明瞭な踏跡を辿って沢コース分岐から一般道を降り尾根沢コース分岐からは途中法印ノ滝で一休みして往路を戻った。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

妙義 金鶏山縦走2017 Ⅰ金鶏山

0金鶏山の稜線_4739
     Photo0 筆頭岩から見た金鶏山の稜線

記録
日程:2017,04,13
メンバー:安田、Nさん、Sさん

4/13日 天候 晴れ 
コースタイム:見晴し駐車場(7:00)→金鶏山取り付き(7:04) →奥の院(8:03~8:10)→見晴 (8:17~8:19)→クサリのコル(8:31) →《離山北側のルンゼ》→矢印のコル(9:03)→《スラブトラバース》→北側踏跡のコル(10:01)→松ノ木ピーク(10:27~10:39)→岩壁のコル(10:57)→《岩壁乗越し》→筆頭岩懸垂着地点(11:21)→筆頭岩の広場(11:30)
行程3.6Km 累積標高746m     ルートマップは ここ です。

今まで2回ほど出かけているが完全縦走をしことが出来なかった妙義の金鶏山に出かけてきた。地図にも無いルートで指導標の類は皆無。古いテープの目印も幾つかあったが稜線上は急勾配の上り下りの連続で踏跡も殆ど無い。
今までの失敗の原因は落葉した季節であったが狭い範囲の登り降りに巻きが複雑での地図でルートファインディングが地図が出来ないような地形だったことによる。
今回は前回の記憶を頼りに完全縦走を狙ったが・・・・よく似た地形が何回も現われるので立ち止まって???の連続。どうにか今回はきっちり縦走することが出来た。
登山口から筆頭岩基部までと筆頭岩登攀以降の2編に分けて書くことにする。

見晴し駐車場に車を停め、道路を中之嶽神社方面に進み右コーナーの擁壁にある階段から取り付いた。
まだ落ち葉が堆積している泥の急斜面を登り詰めると頭部の無い石造が現われた。更に登り岩が現われだしたところで左側のルンゼから登って行くとやがて雨水に浸食された樋状のルンゼとなる。
1トイ状ルンゼを登る_4691
     Photo1 樋状ルンゼを登る

始めは少し濡れた樋の中を登り途中から横壁を使って高度を上げ、樋状ルンゼが終わるとカンテの登りとなった。
2草付きを登る_4694
     Photo2 草付を登り詰める

次第に泥混じりの斜面となり周囲の潅木を掴んで登りきり、勾配が緩むと石碑と錆びた鉄板の鳥居がある奥の院。少し進むと三金鶏山三角点があった。潅木の稜上を進むと展望が開けた見晴しに到着。
3_4701.jpg
     Photo3 見晴しにて休憩 金銅山を背景に

4DSCN2367.jpg
     Photo4 星穴岳を背景にパチリ

一見先に進めない様に見える見晴しの先端から木と岩に掴まって下降。
5見晴しから下降_4703
     Photo5 見晴しからコルに向って下降

少しリッジを進むと古いクサリが掛かったコルに到着。
6コルからの登り返し_4710
     Photo6 コルから対岸に登り返し

コルの対岸には古いロープが垂れ下がっているのでこれを目印にクラックを登り返し稜線が離山の岩壁に突き当たったところで右側(北側)のルンゼに下降。
ロープがフィックスされているが湿った泥斜面で滑りやすい。一旦ルンゼの底に降り立ち登り返して稜線に戻り離山を巻いた。

緩勾配の稜線を降って行くと広いコルに到着。コルの先は稜線通しで登れるが中央の立ち木に薄っすらと書かれている赤ペイントの矢印に従って左折して少し降り右の岩壁が低くなって乗り越えられそうなところで岩壁を乗越すとスラブが現われた。

ペイント矢印を見落としてコルを直進し登り返すと潅木に囲まれた気持の良い稜線歩きとなるがやがて絶壁になり行き止まり。
ここは丁度スラブの上の尾根で前回は無視して進んで失敗。引き返してからスラブを通過。(前々回は矢印に従って降ったが降りすぎた)

今まで2回はロープを出さずにスラブを通過したが今回は慎重にロープで確保し通過。
7スラブの通過_4729
     Photo7 ロープをフィックスしてスラブをトラバース

小尾根を乗越して急斜面を巻き上げコルに出た。
コルから北に降っている踏跡があるが途中で消えてしまう(前々回経験済み)ので稜線通りに薄い踏跡を辿って登って行くと雑木に覆われた松の木ピーク(昔は目印になる松の大木が生えていたらしい)。

松の木ピークからの降りは泥と軽石の礫の混ざったズリズリの急斜面を木に掴まって降るが登山者は自分歩きやすいところを降るので踏跡は有りそうで無さそうで・・・・・。
勾配が緩んで歩きやすい稜線歩きとなりコルに至ると今度は前方に岩壁が現れた。
松の木ピークと筆頭岩の間にある岩峰から伸びている岩壁で前回は岩壁の乗越しがわからず、コルから南に向ってルンゼの中を降ってしまった。
今回は岩壁に沿って少し降り、壁の高さが低くなったところを登ると前方に古いハーケンやフィックスされた古いロープ、ワイヤーが現われたのでルートを確信して岩壁を乗越した。
8岩壁通過_4733
     Photo8 衝立のような岩壁を乗越す

新しそうなステンレス線も張られていたが・・・・・・頼りすぎるのはちょっと怖い。岩壁の反対側を下る時にはお助けロープを出した。

岩壁を乗越して稜線に復帰すると直ぐにカニのハサミ状の岩峰が出現。前回筆頭岩の上から見たときにはピナクルに見えたのは大きな爪のほうだったようである。
9カニのハサミ_4734
     Photo9 カニのハサミのような岩峰

少し進んだ筆頭岩の懸垂着地点にはクライマーの邪魔をする大きな杉の木も健在。着地点からは筆頭岩基部に沿って下降し、取り付きの広場に出た。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

毛無岩(笠松コース→尾根コース周回)

0毛無岩山頂_4646
     Photo0 毛無岩山頂

記録
日程:2017,04,10
メンバー:安田

4/10日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:00)→尾根ルート笠松ルート分岐(7:08) →尾根取り付き(7:27)→H920尾根岩上(8:03~8:15)→三又ピーク(8:34)→笠松岩壁突き当たり(9:15)→東コル分岐(9:48)→毛無岩山頂(10:10~10:38)→相沢越(11:02)→スラブのルンゼ下(11:28~11;39)→縦走路分岐(11:46)→赤松の休み場(12:27~12:37)→尾根取り付き(12:52)→尾根ルート笠松ルート分岐(13:07)→駐車スペース(13:17)
行程9.7km 累積標高660m     ルートマップは ここ です。

各地で桜の開花が伝えられ始めたかと思えば寒い日もあり今年の桜は見ごろが長かった。菜種梅雨の影響もありちょっと山行が空いてしまったが漸く訪れた晴れ間を見つけて西上州の毛無岩に出かけてきた。
例によって下仁田ICで高速を降り街中を抜けて南牧川に沿って車を走らせ、以前に行った立岩の登山口方面に向い、途中の分岐を右に進んで道場集落に着いた。
集落の一番奥の駐車スペースに車を停めて山神社の裏側から沢床に降り立って道場川を横断し合流してくる沢を少し遡った毛無岩登山口から取り付いた。
1道場山神宮_4686
     Photo1 山神社の後ろから道場川に降りて伏流を渡る

取り付きまではネット情報や解説本、地図によると山神社のところから道場川に降りて赤い鉄橋、次いで木橋を渡るように書かれているがもはや木橋は跡かたもなくなっている。
2尾根コース取り付き_4685
     Photo2 赤い鉄橋の後の木橋は崩落?

道場川を渡るには山神社下の砂防堰堤の上流を渡るほうが良い。堰堤上部は伏流となっていて流れが消えているので容易に渡ることが出来た。
道場川に合流する沢の右岸に目印テープやペイント矢印があり尾根コース登山口とわかるが指導標など文字が書かれたものは無かった。
今回は笠松コースを登り尾根コースを降るという周回ルートを計画していたので
尾根コース取り付きをやり過ごし、少し先の左岸にあった崩壊した木ハシゴの横を登って左岸沿いの道跡をたどった。
3尾根笠松分岐_4684
     Photo3 笠松コースへ

途中沢床に降りたり合流している涸れた枝沢を越えて進むといつしか道跡も消えた。左の尾根への取り付きを探しながら進むとやがて左岸に古い石積が現われた。
4左岸の石積_4625
     Photo4 笠松コース尾根取り付き 左岸石積が目印

ここから左上に見える右岸尾根を目指して急登を登って尾根に乗り、ここからは尾根歩きとなった。
やがて岩が進路を塞ぐが右側からトラバースするように詰め上げ再び尾根に復帰。
尾根の先端になっている松の木がある岩の上で展望を楽しみつつ休憩を取り、
5 920の岩峰_4627
     Photo5 尾根上のH920の岩棚で休憩 展望抜群

更に尾根を進んで高度を稼ぐ。
途中古いテープがあったが非常に少ないので岩のリッジを越えたりトラバースして巻き上げたりと登りやすそうなところを歩いて右側の大屋山からの稜線と一緒になる三又ピークに到着。ここには進路を示す矢印ペイントがあった。。
6三又ピーク_4632
     Photo6 三又ピーク

左折して歩きやすい尾根を降って登り返すと笠松の岩壁基部に出た。
7笠松の岩壁_4633
     Photo7 笠松の岩壁 

どう考えても登れそうに無いので左折して西側の岩壁基部に沿って進むと大きな岩屋が現れた。
8岩屋_4634
     Photo8 岩屋

登れそうなところを探しながら木の根に掴まって崩落箇所をトラバースしたり、堆積した落ち葉を注意深く掻き分けて徐々に高度を上げてゆくと垂直が岩壁が終わり、どうにか登れそうな泥岩斜面となった。
木に掴まりながら登って尾根に出て一変して歩きやすくなった尾根を進むとP1250で黒瀧山不動寺からの道跡と合流し直ぐに尾根コースとの合流点、毛無岩の東のコルに出た。
9東コル分岐_4639
     Photo9 毛無岩東のコル分岐

前に黒瀧山不動寺から荒船山への縦走路(今では廃道)を歩いてトヤ山まで来ていので直ぐ近くに見えるトヤ山まで足を伸ばそうかとも考えたが単独行動であったので無理せず今回は計画通りとした。
コルからは尾根を直進して岩と木の根を頼りに登ったり降ったりしながら高度を稼ぎ
10リッジ_4653
     Photo10 泥岩のリッジを登って

狭いリッジを登り詰めると毛無岩のピークに到着。
11毛無岩山頂_4645
     Photo11 毛無岩山頂のピーク 左には浅間山が見える

左はすっぱり切れ落ちた岩壁、右は潅木なのですこぶる展望が良い。下仁田方面に見える鹿岳から時計回りに西上州の山は殆ど見えた。更に遠くにはまだ真っ白な八ヶ岳、白いお椀を伏せたような蓼科山。
12八ヶ岳_4651
     Photo12 八ヶ岳の遠望

隣の立岩、長野群馬県境の兜岩山のローソク岩、荒船の行塚山から平らな山容の荒船山、その向こうには浅間山。更らに回ると谷急山、風穴尾根から烏帽子岩・赤岩へと続く裏妙義。星穴岳・西岳から相馬岳に至る表妙義。ちょっと離れてクジラのような金鶏山、三角形の筆頭岩も見えた。
13妙義山方面_4657
     Photo13 妙義山方面の展望

風も無く適度な気温陽光燦燦で毛無岩でしばらく展望を楽しんで尾根を直進しリッジを下降すると歩きやすい尾根道となった。
14リッジ_4662
     Photo14 泥岩リッジを降る

やがて道を塞ぐように現われた岩場は登らずに西側を巻き降ると古い指導標が立っている相沢越に出た。
15相沢越_4664
     Photo15 相沢越の分岐

相沢越で左折し毛無岩を巻いているかつての縦走路を進み小尾根を乗り越えてゆくと、かつて登山道があったことを示すように土止めが残っていた。よく見ればトヤ山に登ったときに歩いた縦走路の廃道にあったものと一緒であった。
毛無岩を巻くように進むとやがて滝が現れた。滝下のルンゼは青白い沢床で岩はボロボロ。
注意深く渡って道に復帰するとやがて左側の木立の切れ目から毛無岩直下のスラブのルンゼが現れ上部にはクライミング対象となっている岩壁が見渡せた。
16スラブのルンゼ_4671
     Photo16 毛無岩西面の岩壁 下部はスラブのルンゼ

岩壁上部の青空の中に飛ぶ大きな鳥を見ながら休憩し、再び歩き出すと直ぐに木段が現われ尾根に登り詰めると尾根コースと縦走路の分岐に出た。目印のテープはあるもののここの指導標も崩れていた。
17縦走路分岐_4674
     Photo17 縦走路分岐 

分岐で右折し尾根コースを降り、途中ロープ場を経て赤松の休み場に出た。ここまで高度を下げるに従い右に見える立岩、左に見える往路で登った尾根や岩壁下を巻いた笠松などの山容の変化を枝越に楽しんだ。
赤松の休み場から尾根を離れ下降となるので下降点を見出したところで休憩。
尾根の先には公共の石標があり更に先の岩峰には岩穴らしきものが見えたのでチョト探検してみると岩峰の岩穴は貫通していた。入り込んでみたが反対側の出口から先は急斜面なので撤退。18岩穴_4678
     hoto18 赤松の休み場の先の小岩峰の岩穴

赤松の休み場から尾根の小砂利の急斜面を降ったが滑りそうでなかなか手強かった。
急斜面を下り終わると道は植林の中へ入りやがて水音が聞こえだすと程なく目印のケルンが積まれた沢床に降り立った。
19尾根への取り付きケルン_4682
     Photo19 尾根コースの取り付き ケルンと右岸石積が目印

降りてきた斜面(右岸)には石積も残っており、この辺りまで生活の場だったようだ。
降り立った沢床から沢を渡渉して左岸につけられた道跡をたどって高度を下げ堰堤を見送り、民家の屋根が見えてくると朝通過した尾根コースの取り付きに出た。ここからは道場川の沢床に降りたち朝と同じように堰堤上流の伏流を渡って神社裏を登り返して駐車スペースへと戻った。

今回歩いたコースは地図上では破線ルートとなっており、廃道となった縦走路の一部に残っている2、3箇所の崩れた指導標を除いて文字が書かれているものは無い。
毛無岩山頂も山名柱は朽ちていたし、名板も然り。ところどころに古い色褪せたテープがあるものの自分でルートを見出さないと歩けない。たとえば小岩峰は乗越すのか巻くのかかなり判断が要求される。明瞭な踏跡があったのは毛無岩の山頂前後の細い稜線部分だけであとは落ち葉に隠されているか踏跡の残らない岩場、ザレ、たまに出てくる泥斜面は霜柱の跡で踏跡は消されていた。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

しれいた山・落沢岳

0落沢岳_4578
     Photo0 しれいた山から見た落沢岳

記録
日程:2017,03,23
メンバー:安田

3/23日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:30)→下郷尾根取付き(7:36)→崩壊社(7:54)→しれいた山(8:37~8:53)→看板跡鉄枠(9:18)→しれいた山分岐(9:45)→落沢岳(10:11~10:24)→下降点小ピーク(11:18~11:23)→林道終点(11:53)→工事地点(12:02~12:08)→駐車スペース(12:27)
行程7.7km 累積標高921m     ルートマップは ここ です。

春分の日も過ぎていろいろな行事も済ませたし、良い天候が続きそうなので西上州の山へ様子見に出かけた。
下仁田ICで高速を降りて町を通り抜け、西上州やまびこ街道を南牧川に沿って進み、右折して川を渡り左岸沿いの道から下郷で右折して支沢沿いに進み四ツ又山登山口を過ぎて下郷集落最奥で駐車スペースに車を停めてここから歩き出した。

駐車スペースから来た道を戻り、南牧川左岸の道との交点のコンクリート擁壁にある階段から登山開始。
1擁壁階段_4619
     Photo1 しれいた山南尾根取り付き 擁壁の階段

しれいた山から南に伸びる尾根の末端に取り付き道跡があるのか無いのか解らないような急坂を登って行くと古い墓地や祠、更に登ると崩壊した神社の社跡が残る平坦地に出た。 
2倒壊した社_4562
     Photo2 南尾根の崩壊した社

ここからは勾配が緩んだ快適な尾根歩きとなりやがて南面に「白板」と呼ばれる岩壁をもったしれいた山が見え出した。
3しれいた山_4563
     Photo3 樹林越しのしれいた山 キレットが見える

やがて勾配が増してくるが登れるところまで直進。ここまでにもトラバースするように獣道が幾筋か散見されたがもうそろそろと思い左折して獣道を進むと直ぐに落沢岳からしれいた山への稜線が見えてきたのでそれを目指して少し高度を上げて稜線に出た。

稜線上で右折し枯れて倒れた巨木に掴まって登り藪岩のナイフリッジを進むと 
4しれいた山から戻る岩尾根_4581
     Photo4 藪岩のナイフリッジ

視界が開け四ツ又山、鹿岳が間近に見え出した。
リッジを進んだ先はキレットがあり残置ロープもあるので一旦降って登り返すと
5キレット_4570
     Photo5 キレットのフィックスロープ


しれいた山山頂に出た。
6しれいた山山頂_4572
     Photo6 しれいた山山頂 山名標名はない

地図にも登山道が載っていない山なので、山名標等山の名前がわかるようなものは無かった。
バリエーションルートの山によくある”KUMO"さんの布と色あせたテープがさがっているくらいだった。
しれいた山山頂で一休みの後、来た道を戻って
7南面の岩壁_4583
     Photo7 振り返って見たしれいた山南面の絶壁「白板」

稜線上を進み落沢岳を目指した。
踏跡はあったがテープなど目印になるようなものは無く、最低鞍部から登りに差し掛かったところで看板跡の鉄枠が立っていたが人工物といえばこれくらい。
8看板跡鉄枠_4585
     Photo8 看板跡鉄枠

鉄枠を過ぎると勾配が増し、やがてⅡ級程度の藪岩壁が現れ立ち木を手掛かりに登るが岩は脆くぐずぐずで、簡単にスポット抜け落ちた。
9Ⅱ級の岩登り_4586
     Photo9 岩グスグスの岩登り Ⅱ級 立ち木を手掛かりに!

注意深く手探りで確認しながら20mくらい登ると黄色い残置支点のロープが現れた。ここを降った人が残してくれたようだ。
やがて岩場を過ぎると雑木林の尾根となり小平坦地に出た。
ここにはテープがあったが西牧と南牧の分水尾根との交点なのでその目印と思われる。
10しれいた山_4587
     Photo10 振り返ってみたしれいた山 キレットも見える

小平坦地で左折し落沢岳を目指すが藪岩壁を登ったり降ったりして小ピークを越えると漸く4つめで落沢岳山頂に出た。
11沢岳山頂_4596
     Photo11 落沢岳山頂

途中立ち木に赤ペイントで矢印がかかれていたり、岩場の降りで赤テープが下がっていたが、目印が少ないので稜線上を進めば問題なし。
潅木に覆われた落沢岳山頂にも山名標の類は無い。尾根状の山頂を西に少し進むと展望が開け、しれいた山その向こうには稲含山が見えた。
浅間山の雪はかなり少なくなっていたが、落沢岳の南に位置する赤久縄山方面の北斜面には多少白いものが見えた。先日の稲含山のときから白い部分は減少しており確実に雪解けが進んでいる。

落沢岳から殆どの場合戻るようであるが、今回は西に見える鹿岳を目指して稜線を進み、稜線上にあるピークでは派生している尾根に巻き込まれないように地図を確認しながら徐々に高度を下げた。
下郷への下降点を探りつつ進んで予定していた下降点に到着したが、植林で見通しが悪いため少し進んで葉が落ちて見通しの利く雑木の小ピークで位置を確認。
少し戻って植林と雑木林の境界を南を目指して下るとやがて沢地形となり、かつての生活の跡か石積みが現れると程なく水流が現れた。

二又を過ぎ小滝を右岸から巻き
12小滝_4610
     Photo12 小滝 右岸から巻き降った

滝下で左岸に移るとやがて現われた道跡を降ると伐採跡の林道に出た。
夏は草に覆われて歩けなくなるような道を降ると、進入禁止を示すように道の真ん中にケルンが現われここから少し広くなった林道を降ると
13林道広場とケルン_4613
     Photo13 林道の真ん中にケルン 奥から下りてきた

林道の工事現場で出た。
これから砂防堰堤の工事が始まるとのこと。
聞けばこれまで歩いてきた林道は昭和63年に作られ、その後伐採が行われた以降車は入っていないとのことであった。林道を降るとやがて歩き出した駐車スペースに戻り周回を終えた。

地図に登山道は無く、しかも目印の類も殆ど無し。途中にところどころ現われた道跡らしきものも、殆どとラバースしていたので多分獣道。麓付近では2匹のイノシシの姿もあったし沢筋では薬莢が落ちていた。
稜線上から降るような道跡があったがおそらく往時の下郷と落沢の集落を結ぶ道であったかあるいは植林の作業道であろう。
時間、距離ともに短かったが登山道に出会うことなく、岩登りあり沢降りありの緊張感いっぱいの山歩きであった。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

稲含山・白髪岩(原三角測点を探して)

0原三角点_4396
     Photo0 白髪岩の原三角測点

記録
日程:2017,03,07
メンバー:安田

3/07日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:茂垣峠駐車場(8:20)→登山口(9:26)→稲含神社(9:03)→稲含山山頂(9:06~9:19)→尾根道復帰(10:05)→羽毛山(10:32~10:41)→物見山(10:55)→白髪岩(11:16)→尾根西端(11:20~11:33)→最低鞍部(12:29~12:35)→小岩峰(12:57~13:06)→稲含山山頂(13:20)→稲含神社(13:24~13:27)→秋畑稲含神社(13:43)→一の鳥居(14:02~14:07)→登山口(14:12)→茂垣峠駐車場(14:17)
行程9.1km 累積標高1156m     ルートマップは ここ です。

ぼんやり地図を見ていたら"原三角測点"と書かれているのを見つけた。ネットで検索してみると三角点のご先祖様のようで現在確認されているのは3箇所だけらしい。そのうち一ヶ所が西上州の白髪岩にあるということで出かけてきた。
白髪岩に到達するには御荷鉾スーパー林道で赤久縄山の近くの杖突峠からと稲含山からの道があるらしいがどちらも途中からバリエーションルートなので登ったことの無い稲含山からの尾根歩きルートを歩いた。

甘楽町の小幡から舗装の一本道を進み、秋畑で右折し林道に入ると道が細くなるが稲含山登山口となる茂垣峠のほんの少し手前まで舗装が続く。
茂垣峠の駐車場に車を止め指導標に従って砂利道を登って行くと稲含山登山口が現れた。
1稲含山登山口_4372
     Photo1稲含山登山口奥には赤鳥居が見えます

少し奥を見上げると赤い鳥居があり、それを目指して登って行くとやがて道はアイスバーンとなり稲含神社に到着。
2稲含神社神社_4376
     Photo2 稲含神社

ここから折り返すように尾根を登って行くと展望が開けた稲含山山頂。360°の展望を楽しむがやはり靄が掛かって八ヶ岳や浅間山、榛名・赤城方面もスッキリしない。
3荒船山_4385
     Photo3 荒船山も靄で霞んでいる

山頂からこれから向う白髪岩への山並みを見定めて
4白髪山への山並_4382
     Photo4 羽毛山・物見山・白髪岩へと連なる山並み

どこからバリエーションルートに入り込むかしばらく考えるが
5稲含山山頂_4378
     Photo5 稲含山山頂 目印は???

ロープで塞がれた踏跡、その右にはピンクテープが下がった濃い踏跡があったので、ピンクテープに従うがやがてテープがなくなり今度は樹の幹に赤いペイントが表れた。
どうも方向的に少しずれているようであるがそのまま降ってゆくとやがてペイントもなくなりルートが怪しくなってきた。登り返すのも面倒なので丁度白髪岩に至る尾根ルートの途中の最低鞍部くらいの標高まで降りてしまったので左にトラバースすると両岸が岩落ち込んでいる沢地形に出てしまった。
地図によるともう少し降れば勾配が緩むので容易に沢地形を越えられると思い、少し降ってトラバースし尾根に上り返した。
尾根に出ると目印の布切れが下がっていたので無事に予定ルートに復帰。
6尾根道合流点_4390
     Photo6 尾根道のルートに復帰

ここからはいろいろな目印が出てきたが往路は目印に従わず、尾根筋を歩き途中のピークを越えて行くことにした。
尾根進行方向正面を登って行くと羽毛山(1377m)のピークに出て、
7羽毛山山頂_4392
     Photo7 羽毛山山頂

そこから尾根を降って登り返すと今度は物見山(1461m)。
8物見山山頂_4393
     Photo8 物見山山頂

物見山からも忠実に尾根を辿り時折現れる残雪を登って行くと陽射しはあるものの樹林に覆われた白髪岩の尾根に出た。
9白髪岩の尾根_4394
     Photo9 白髪岩の尾根 奥に“原三角測点”が見える

尾根の右手に目的の"原三角測点”は簡単に見つかった。

展望が無いのでさらに先へ進み、尾根西端に出ると潅木越しに御荷鉾山、正面には林道が白く直線状にトラバースしている赤久縄山。その向こうには赤岩尾根と両神山の姿も見えた。
10両神山_4399
     Photo10 赤岩尾根と両神山

一休みして、帰路に着くが、今度は白髪岩から目印に従って稲含山に戻ることにした。
往路で登った物語山と羽毛山は西側を巻き、凍結した地面のスリップに気をつけながら歩いたら短い時間で最低鞍部に到着。
11最低鞍部からの登り返し_4406
     Photo11 最低鞍部付近から稲含山(左側)を見上げる

ここからは往路では歩かなかった道なので稲含山のバリエーション取り付きを確認すべく目印に従って尾根の急登を登り、岩を2つ越えると勾配が緩み岩尾根歩きとなった。途中小岩峰で休憩しさらに登って行くと、稲含山山頂の踏跡を塞ぐようにかけられたロープのところに出た。
やはり正解はロープだった。ピンクテープの濃い踏跡のほうは進入禁止の意味で張られたテープが劣化して切れ切れになっていたようである。

稲含山山頂から稲含神社まで戻り、アイスバーンに備えてチェーンアイゼンを着け、今度は秋畑稲含神社経由で下山。
ここも北斜面でしかもツヅラ折れの道、ところによってはロープを頼りに降り神社・ニの鳥居・神の水を経て一の鳥居でアイゼンを外し
12一の鳥居_4423
     Photo12 一の鳥居

左折して送電鉄塔の下を通って赤鳥居方面を目指し登山口へと戻った。登山口からはアイスバーンの中に現れた砂利路面を拾い歩きしながら駐車場へと戻った。

1時間ほど前に小岩峰で休憩していたときは陽射しで温かく麓の甘楽の市街まで見渡せたが、駐車場に戻ったときには風が吹き出し陽射しも陰ってチラホラ雪が舞っていた。

参考までに
原三角点で現在確認されているのは3ヶ所
     雲取山   何回も訪れているが注目していなかった次回はきっちり確認
     白髪岩
     米山
今回訪れた白髪岩の原三角測點は
     北東面 原三角測點
     南東面 明治十五年十月
     北西面 内務省地理局
     南西面 刻み無し
  角錐柱標石で上面には×印が東西南北方向の対角線

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

雲取山 2017

0雲取山山頂_3993
     Photo0 雲取山山頂の2017記念柱

記録
日程:2017,02,01
メンバー:安田

2/01日 天候 晴れ  
コースタイム:小袖乗越駐車場(7:36)→堂所(8:55)→ブナ坂(10:06)→奥多摩小屋(10:35~10:46)→雲取山(11:33~11:43)→避難小屋(11:45~12:02)→ブナ坂(13:06)→七ツ石山(13:19~13:32)→七ツ石小屋(13:49)→堂所(14:20~14:26)→小袖乗越駐車場(15:22)
行程21.5km 累積標高1574m     ルートマップは ここ です。

雲取山の標高2017mと同じ今年の西暦2017年を記念して標柱が立てられているとのネット情報を知り久々に雲取山に出かけた。

この前青梅街道の鴨沢を通過した折、小袖乗越の駐車スペースへの登り口が通行止めとなっていたので鴨沢より先の所畑から駐車スペースまで延々坂道を上らなければならないのかと思っていたが、鴨沢に差し掛かったところで登り口への道を確認してみると通行できそうだったので小袖乗越へ向った。
途中擁壁が新しくなっているところがあったのでその工事で通行止めになっていたようだ。
小袖乗越の駐車場は以前は私有地で駐車禁止となっていたが今回訪れてみると整地され村営駐車場になっており新しくトイレも新設工事中であった。
1小袖乗越駐車z等_4015
     Photo1 整地された小袖乗越駐車場と建設中のトイレ

小袖乗越から舗装路を進み左側の擁壁に付けられたなだらかな登山道を登って行くと
2雲取山登山口_4014
     Photo2 登山口

廃屋の前を通過しやがて左の稜線が迫ってきて稜線に出たところが堂所(どうところ)。
しばらく稜線歩きが続きトラバースするようになると登山道が折り返し再び稜線歩きになる。
少し行くと右側に七ツ石小屋へと向う標識の無い分岐があるがここは踏跡の濃い左側のトラバース道を進み、七ツ石小屋への指道標がある分岐、水場への分岐と現れるが雲取山方面へとトラバース道を進んだ。

標高1500m辺りから日陰になった登山道に雪が残っているが踏み絡められ夏道のように歩くことが出来た。
尾根を回りこんで進むとブナ坂に出てここからは石尾根を歩くが防火帯のおかげで陽光燦燦微風で気持ちよい。
ただし往路ではまだ凍っていて歩きやすいが日当たりのおかげで帰路では解けた霜と雪でドロドロになりあちこち道を選びながらの通行となった。石尾根を登り詰めてゆくとやがてヘリポートの横を通過し奥多摩小屋に出た。
丸太のベンチで正面に笠雲がかかった富士山を見ながら休憩。
3富士山_3985
     Photo3 笠雲がかかった富士山

途中で追い越した登山者が到着したところで出発。ここからはこのルートでもっとも勾配がきついP1813への登りとなるが雪と霜が解け始め登山道はドロドロ。水気の無いところを選んで直登し小雲取山目指して勾配の水平歩きとなるが樹林帯の中で陽射しが無く路面は凍結状態。

小雲取山を過ぎると前方に視界が広がり頭上の木の枝に残っている白く輝く霧氷を見ながら
4霧氷_3990
     Photo4 霧氷が輝く木々の枝

一登りで雲取山避難小屋に到着。
5雲取山_3992
     Photo5 雲取山避難小屋

小屋前を通過すると直ぐに雲取山山頂。目当ての真新しい2017記念柱とともに前には無かった石製の立派な山名柱も建っていた。
富士山は霞んでいるものの奥多摩小屋から見たときにあった笠雲は消えていた。雲取山の隣の飛龍山の見時奥には南アルプス、6南アルプス_3996
     Photo6 遠くには冠雪した南アルプスの山々が

更の右の白樺の梢の中には浅間山の展望を楽しんで非難小屋まで戻り一休み。前に泊まったときはトイレが古かったが新しくなっており、掃除をしている方がいたので話を聞くと毎週ボランティアで登ってきて整理整頓をしているとのこと。気持ちよく避難小屋で過ごせることに感謝。

避難小屋を後に石尾根を降り、7石尾根_4000
     Photo7防火帯にところどころ雪が残る石尾根

P1813は巻き道を通って通過、
8七ツ石山_4004
     Photo8 石尾根の先には七ツ石山が

ブナ坂まで戻ってさらに直進して急坂を登り七ツ石山山頂で休憩。
9雲取山山頂_4007
     Photo9 七ツ石山山頂 雲取山山頂と同じような山名柱

見渡せばここにも雲取山山頂にあったのと同じ真新しい石製の立派な山名柱が立てられていた。七ツ石山からさらに石尾根を進み降り終わったところで七ツ石小屋目指して右折、千本ツツジへ向う分岐を通過してさらに降り水場から少し降ると七ツ石小屋前に出た。
更に登山道を降り指道標の無い分岐は落ち葉に覆われた左への道に進みしばらく降ると往路に歩いた雲取山へのトラバース路に合流。ここからは途中堂所で休憩して往路を小袖乗越の駐車場へと戻った。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

安倍奥 真富士山

0第一真富士山_3755
     Photo0 第一真富士山からの富士山

記録
日程:2017,01,07
メンバー:Sさん、安田

1/7日 天候 晴れ  
コースタイム:真富士山第三登山口(7:12)→ヲイ平(7:53~8:09)→第一真富士山(8:57~9:14)→真富士峠(9:27)→第二真富士山(9:59~10:26)→P1314の間のコル分岐(10:53)→湯ノ岳(11:28~11:44)→浅間原(12:19~12:50)→湯ノ岳(13:22)→P1314の間のコル分岐(13:49) →炭焼窯跡(14:37~14:45)→林道(15:03) →千丈平林道分岐(15:14)→尾根コース取付き(15:24)→真富士山第三登山口(15:37)
行程14.6km 累積標高1297m     ルートマップは ここ です。


依然雪不足で雪山は望み薄なので出かける先を暖かいところへと切り替え先週見た富士山をもう少し角度を変えたところからと思い立ち安倍奥の真富士山へ出かけた。

まだ足を踏み入れたことが無い山域だし自宅からは距離もあるので早朝発では登山開始が遅くなる思い前日移動し、真富士山の登山口への途中にある”真富士の里”にて仮眠。
1真富士の里_3790
     Photo1真富士の里

温水便座のあるトイレもあり快適に過ごして夜明け少し過ぎに真富士山第三登山口に移動、林道横の駐車スペースに車を停めて歩き出した。
2第三登山口_3750
     Photo2真富士山第三登山口

かなり歩かれていて歩きやすい登山道を進み沢を越え、登山口から40分ほどで第一、第二真富士山の間にある真富士峠の直登ルートと第一真富士山へ向うの分岐点、ヲイ平に到着。
ヲイ平で衣類調整ついでの休憩後、直進する第一真富士山へのルートを進み、尾根に出た所で俵峠からの道と合わさった。
左折してなだらかな尾根を進むと東側の展望が開けた第一真富士山山頂。
3第一真富士山山頂_3754
     Photo3 真富士山山頂

富士山、先日登った愛鷹山塊さらに伊豆の山々の展望がすばらしい。
ここで展望を楽しみ尾根を先に進んで降って行くとやがて尾根が狭くなってきて真富士峠に出た。
さらに尾根を直進し登り返すとロープが掛かった岩場となりこれを登って尾根を進むと今度は巻き道分岐が現れた。ここはロープが設けられた直登ルートを登り、一段上がって尾根を進むと先ほどの巻き道と合流しまもなく第二真富士山の山頂に出た。
4第二真富士山_3758
    Photo4 第二真富士山山頂

観音石像があるものの山頂は半分樹林に覆われ第一真富士山と狭く展望も劣る。

第二真富士山からさらに尾根を進むと左側×印のある分岐に出たので指示通り右方向に進み、東に向って降りやがて尾根が北に向う尾根を進むとやがて登山道は徐々に北に向うようになりP1314を越えて降って行くと2つのP1413のピークの間のコルで植林の間伐作業に出くわした。
登り返して徐々に高度を上げてゆくと左側は雑木林となり、枝の間から南アルプスの冠雪した山が見えるようになってきたが、やがて展望が利かなくなると広葉樹の大木が疎らな湯ノ岳山頂に出た。
5湯ノ岳_3760
     Photo5 湯ノ岳山頂

どこが山頂はわからないような広々とした中を進み丁度手ごろな岩を見つけて椅子代わりにして休憩。
湯ノ岳山頂からさらに北進し一旦降って登りに差し掛かると笹が目立ち始め、P1438を越えたとたんに沢藪に突入。途中笹藪が切れたところからは右側に富士山が見えたり地面の小笹には霜の花が咲いていたが
6霜の花_3763
     Photo6 霜ノ花

再度笹藪に突入し激闘。
やがてなだらかな斜面を降って行くと突然笹薮が刈払われた浅間原に飛び出した。
7浅間原送電鉄塔_3770
     Photo7 浅間原

眼前には送電鉄塔が2基立ち並び、尾根を跨ぐ送電線に沿って笹が刈払われているので展望が開け、陽光も燦燦と降り注いでいたので大休止。ザックをおろして清水側に少し降って富士山を見たり、
8浅間原からの富士山_3768
     Photo8 浅間原からの富士山

尾根の西側に降って南アルプスを眺めたりで思わず時間を使ってしまった。
9南アルプス
     Photo9 浅間原からの南アルプス

浅間原からは西側に降って林道に出る道があったが、地図を見ても車で登ってきた林道まで出られるかどうかは不明。事前検討不足は明らかなので来た道をピストンし戻ることにした。
10波左間原から笹薮突入_3778
     Photo10 帰路も笹薮に

間伐作業していたところまで戻り、指導標は無かったが登山道か林業用かわからないテープがさがっていたので踏跡はかなり薄かったが右折して尾根道から外れ
11コルの分岐_3779
     Photo11 コルから登山道は外れ薄い踏後へ

やがてトラナースするように進むと下から上に伸びる踏跡に出くわした。
どちらに進むか思案したが下へと伸びる踏跡をたどり、最近歩かれた跡が無くとことところどころで小石が堆積した斜面をトラバースしたり、沢を越えて徐々に降って行くと炭焼窯跡に出た。
12炭焼き窯跡_3785
     Photo12 炭焼窯跡

直ぐ下には廃屋も見え水が容易に取れそうな沢も近く、炭焼窯跡があるということは炭を担いでおろしたのであろうからここからは歩きやすい道があるはずと思いここで一休み。
廃屋からは道がさらに不鮮明になったが多分この辺りがかつて歩かれていた道であろうと見当を付け歩きやすいとところを降るとやがて林道が見え出すと直ぐに林道に降り立った。
13林道からの登山口_3787
     Photo13 林道からの登山道取付き(黒沢橋横登山口)

林道の登山道入口(後で調べたら黒沢橋横登山口)には真富士山、湯ノ岳・浅間原へ道が書かれた案内板が下がっていたので良く見れば浅間原から送電線に沿って降りこの林道終点への道もあったようである。
林道に出て左折し降って行くとやがて千丈平の林道分岐、さらに降って行くと第ニ真富士山の山頂近くの×印のあった尾根コースへの取付きの目印テープがあった。やがて下のほうに伐採作業の音が聞こえだし程なく第三登山口へと戻った。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

一富士二鷹で 越前岳

0黒岳展望広場からの富士山_3710
     Photo0 黒岳展望広場からの富士山

記録
日程:2017/01/02
メンバー:Sさん、安田

1/2日 天候 晴れ  
コースタイム:山神社登山口(8:23)→富士見峠(9:05)→黒岳展望広場(9:24~9:30)→黒岳山頂(9:37~9:42)→富士見峠(10:03)→鋸岳展望台(10:35~10:48)→富士見台(11:27~11:30)→越前岳(11:53~12:17)→高場所分岐(12:54~12:58)→呼子岳(13:08~13:25) →割石峠(13:35)→蓬莱山(13:44~13:50)→割石峠(14:01)→松永塚(14:39~14:51)→大沢橋(15:23)→堰堤上伏流横断(15:44)→山神社登山口(15:57)        
行程12.2km 累積標高1366m     ルートマップは ここ です。

年末年始の天気が良いので雪山に出かけようと計画していたがこのところ、雪が降ってないので高山はクラストしアイスバーンにアイゼンでも苦労するという情報を得たのでアッサリと諦めた。正月でもあるし”一富士ニ鷹三茄子”から思いついたのが愛鷹山塊の越前岳。

御殿場ICで降りて越前岳登山口の山神社駐車場に着いてみると既に10台ほどが駐車していた。天気予報によると3月中旬の暖かさになるということで正月にもかかわらず登山者が多いことにビックリ。

山神社駐車場から
1山神社登山口_3706
     Photo1 山神社登山口

杉の落ち葉を踏みしめながら登って行くと40分ほどで愛鷹山荘、少し登って稜線に出たところが富士見峠。
2富士見峠_3708
     Photo2 富士見峠

ここで上着を脱いでしばらく進むと富士山方向に視界が開けた展望広場に到着。休憩していると最初はなにの音かわからなかったが自衛隊の方から銃の発砲音が聞こえてきた。
展望広場から快適な尾根歩きで直ぐに黒岳山頂に到着。
3黒岳山頂_3712
     Photo3 黒岳山頂

ベンチもあり御殿場方面の視界も開けている。
鋸岳展望と欠かれた指導標に従って少し進んでみるが降り始め、葉を落とした雑木林の枝に遮られて景色が良くわからないので早々に引き返し、来た道を富士見峠まで戻った。

富士見峠を通過し、尾根道を歩いてゆくと陽射しが無いところでは霜柱が目立つようになってきた。多くの先行者に踏まれて溶け始まった滑りやすい登山道を登って行くとやがて鋸岳展望台に到着。
ポカポカの陽射しを受けながら休憩し、さらに登って行くと時折下山者とすれ違うようになってきた。徐々に高度を上げると雪が出始め富士山展望台に到着。
ここにも下山者がいたのでこの先の登山道情報を聞き、越前岳手前の深く抉られた登山道避けながら登ると越前岳山頂。
4越前岳山頂_3719
     Photo4 越前岳山頂

富士市の街並みと駿河湾の曲線・伊豆半島の海岸線の出入りが見え、まさしく地図の通りと思いながら展望を楽しむが山頂は風が強く寒いので、多くの登山者は山頂広場の周囲の潅木帯に逃げ込んで休憩中。
しかし富士川河口にある工場の煙突から煙は流されること無く垂直に立ち上っていた。
5越前岳山頂からの南アルプス_3722
     Photo5 冠雪した南アルプスの山々

霜解けで田んぼのようになった山頂を後に急坂を降って呼子岳を目指すが山頂で靴底に着いた土で滑りやすくなっているので注意を払いながら下降。やがて勾配が緩むと細尾根歩きとなり、次々に現れる小ピークにだまされながら進むと高場所分岐に到着。
直ぐに呼子岳とはわかっていたがここは風も無く陽光燦燦でポカポカ。思わず休憩を取ってしまった。
高場所分岐から一旦降ってトラロープが張られた雪付きの急登を登ると呼子岳山頂。
6呼子岳_3727
     Photo6呼子岳山頂

ここまで来れば後は下山だけという思いで呼子岳山頂でも休憩。雪が付いた登山道を割石峠まで降り、
7割石峠_3729
     Photo7 割石峠

峠から登り返して鋸岳往復を目指し尾根に出た所で左折、少し進むと蓬莱山山頂。
8蓬莱山山頂_3732
     Photo8 蓬莱山山頂

地図にはここが鋸岳と書かれているが、遭対協の建てた案内板にはここより位牌岳までの間は”立入りはご遠慮ください”とあるのでここから引き返した。
割石峠まで戻る途中”天狗の畑”に寄り道したがここには霜柱が踏まれた跡が無かった。

割石峠からはガレて雪が残っているルンゼを降り、途中何本かの涸れた支沢を合わせて沢テープを追いながら高度をさげた。
9大沢_3736
     Photo9 ガレた沢を降る

漸く沢の右岸を歩く道となり勾配が緩んでくると松永塚。ここで地図にある”沢降り足元注意”箇所から抜け出した。

何回かの渡渉(といっても涸れ沢)を繰り返しながら沢沿いに降るとやがて落石ゴロゴロの林道跡と思われる道になり、大沢橋を過ぎると崩壊跡があるものの林道となりやがて大堰堤を過ぎると重機の轍が現れた。
10大沢橋_3741
     Photo10 苔むした大沢橋

右岸を降っていた道が堰堤上流で伏流になった沢渡って左岸に移り、しばらく降るとやがて山神社登山口が見え出した。
駐車場に戻ってみると残っている車は数台。皆さん景色を楽しみ無事下山したようだ。

帰路はナビによると高速道路は帰省から戻る車で渋滞らしい。あまり知恵を働かせず、全てナビに従って走ると富士スピードウェーの横を抜け山中湖の展望台の横に出た。
既に太陽は富士山の向こうに沈んでいたが湖と富士山のシルエットが美しいので車を停めて暫し休憩。
11山中湖展望台からの富士山_3744
     Photo11 山中湖展望台からの富士山 右中段は山中湖

途中から高速に乗ったものの休日名物小仏渋滞には巻き込まれること無く帰宅した。


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

竜ヶ岳と富士周辺

0富士ケ峰からの富士山_3695
     Photo0 富士河口湖町富士ヶ嶺より見た富士山

記録
日程:2016,12,24~25
メンバー:Sさん、安田

12/24日 天候 晴れ  
コースタイム:花の都公園(14:36~15:37)
12/19日 天候 晴れ 山頂はガス視界不良  
コースタイム:本栖湖キャンプ場駐車場(5:09)→石仏コース竜ヶ岳登山口(5:31)→展望ベンチ(6:01~6:;11)→石仏(6:35~6:37)→竜ヶ岳山頂(7:28~7:50)→端足峠(8:28~8:33)→湖畔歩道分岐(9:13)→湖畔登山口(10:39)→本栖湖キャンプ場駐車場(10:52)        
行程11.4km 累積標高840m     ルートマップは ここ です。

以前から太陽の南中高度が最も低く、日の出日から日の入りまでの時間がもっとも短くなる冬至のダイヤモンド富士を見ようと思っていたが諸事情によりなかなか出かけられなかった。
今年こそはと思い冬至は過ぎてしまったがまだ殆ど冬至と変わらないので天候を見計らって富士山周辺の観察スポットからダイヤモンド富士を期待して出かけた。

24日
この時期のダイヤモンド富士の観察点は山中湖から少し北にある花の都公園周辺ということで自宅をお昼に出発、現地についてみるとまだ太陽は富士山頂の遥か上方。
太陽が沈み始めるまでの時間つぶしに周辺を散策するがその間にも人が集まりだし、土曜日ということもあって中にはバスツアーでやってくる人も。
やがて広場には三脚にセットした一眼レフカメラが並び始めた。周囲を見渡せば・・・・・バカチョンカメラを持った人などいない。いつもの愛用カメラを提げているのは私だけ?
やがて太陽が山頂に近づいてくると薄く靄が掛かり始め太陽の輪郭がぼやけてきてしまった。富士山の姿はあるものの靄のおかげで周囲は白くぼけ始め太陽が山頂に沈み始めた瞬間さえ認識できず。
1_3658.jpg
     Photo1 山頂が夕日で輝くダイヤモンド富士のはずが・・・

やがて沈んだのかどうかさえ解らないまま時間が経過し、集まった人たちがぞろぞろ立ち去り始め本日の天体ショーは終了。

その後富士山頂からの日の出を観察すべく、これまたスポットの一つ西側の竜ヶ岳登山口を目指して本栖湖に移動した。
本日の成果といえば待ち時間に刻々と変わる太陽の位置変化を観察して日頃気にしなかった位置移動の速さを再認識したことぐらいか。

黄昏時の本栖湖キャンプ場駐車場には着くと既に車が数台。早々とテントを張り宴会を始めているグループもいた。周囲の迷惑を顧みない話声と聞こえてくるフォークソングからおよその年齢は察しがつきますが・・・・どうしたものですかね。

25日
早朝目を覚ましてテントの外に出てみるとヘッドライトの明かりの中に時折白いものが。食事を済ませてテントを撤収する頃にはなくなっていたので計画通りに竜ヶ岳目指して出発。
一晩のうちに駐車場には車が増え、登山口目指して歩いてゆくと時折先行する登山者の明かりを見かけた。
2竜ヶ岳登山口_3678
     Photo2 竜ヶ岳石仏コース登山口

指導標に従い真っ暗な中を追い越されたり追い越したりしながら登山道を登って行くとやみの中に人の集団、ベンチのある休憩店に到着。
そろそろ平地では日の出前の薄明、休憩しているとわずかに大室山の左上の雲がオレンジ色に染まり始めた。
ここから一登りで石仏と東屋のある見晴台に到着。薄っすらと富士山の裾野の輪郭がつかめるようになってきたが富士山頂は雲の中で日の出を見るのはかなり期待薄の状況になってきた。
3石仏のある展望箇所_3679
     Photo3 石仏・東屋のある展望箇所

東屋を過ぎると樹木は無くなり笹原の中に伸びる緩傾斜の登山道のどこからでも日の出を見ることが出来るようになった。
この辺りで日の出は諦め、山歩きに気持ちを切り替え登って行くと既に下山してくる人も。竜ヶ岳山頂は広場になっておりかなりの登山者が集まっているが昨日と違いカメラをセットし待ち受けているカメラマンの姿は無かった。
4竜ヶ岳山頂_3685
     Photo4 竜ヶ岳山頂

聞けば天候に恵まれたときには山頂のみならず登山道にまでカメラの砲列が出来るとのこと。
更に悪化した天候で雲が南から北に流れてゆくのが解るが雲の下の麓の視界は開け、富士宮からさらにオレンジ色の駿河湾、伊豆半島の海岸線まで見えるようになってきた。
5富士宮方面_3687
     Photo5 山頂からの富士宮・駿河湾の展望

天候がよければ南アルプスの展望が良さそうであるがこれまたダメということでしばらく休憩してから端足(はした)峠目指して降るが登ってきた登山道と違い意外に急な坂道。漸く勾配が緩んで尾根を進むと端足峠に着いた。
6端足峠_3689
     Photo6 端足(はした)峠

ここからは本栖湖を目指して降り、本栖湖周回道路手前の分岐から湖畔を巡る歩道に入るが朽ち果てて横たわる大木、堆積した落ち葉、落ち葉に隠れた落石が転がり歩きにくい。廃道寸前といったところか。
周回道路に沿って多少のアップダウンを繰り返しながら道路に降り立ってしまいたくなる気持ちを抑えて進むとやがて竜ヶ岳に向う湖畔登山口に出て徐々に高度を落とし始めスポーツセンターの横を通り抜けて駐車場へと戻った。

目指した竜ヶ岳からの日の出は見ることができず残念であったが山頂でのテント泊で夜景見物も出来ることがわかったので下見と思えば次回リベンジに繋がる成果があった。
下山後次第に天候が回復し富士山を巻くように雲の列が流れていたので、天気予報どおり早朝も富士山頂は晴れていたと思われる。

帰路は富士山撮影スポットの一つ、かつても上九一色村現在の富士ヶ嶺に立ち寄り富士山を見上げ、さらに大室山西展望台に立ち寄り竜ヶ岳と本栖湖の展望を楽しんだ。
7竜ヶ岳_3701
     Photo7 大室山西展望台からの竜ヶ岳

冠雪した南アルプスが良く見えたが竜ヶ岳より標高の高い雨ヶ岳・毛無山山頂は雲の中。
8本栖湖と南アルプス_3698
     Photo8 本栖湖と冠雪で輝く南アルプス

時折雲が切れると樹木に着いた白く輝く霧氷が見られた。北の方に目を転じれば御坂山塊の山の上部も霧氷で白くなっていたので1500mを越えるあたりから雲に覆われていたのであろう。
天気予報では両日ともに登山には良好であったが、日の入り日の出を見るためには山頂、麓の天気は好くても視界を妨げる富士山を取り巻く天候(雲)の様子を考えなければならない。
高層天気図とにらめっこして風と湿度の様子から天候を見定めないと一発狙いは上手く行かないことを学んだ山行きであった。

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西上州 大山・天丸山・帳付山 周回

0大山倉門山天丸山P3_3524
     Photo0 左から大山・倉門山・天丸山・P3 
記録
日程:2016,12,07
メンバー:安田

12/07日 天候 快晴  
コースタイム:天丸橋駐車場(8:00)→鉄ハシゴ(8:30)→大山(9:18~9:34)→天丸橋下降点(9:45)→倉門山(9:52)→天丸山分岐(10:00)→天丸山(10:15~10:28)→天丸山分岐(10:44)→馬道ノコル(10:53)→石標四八五(11:05)→露岩(11:25~11:37)→帳付山(12:07~12:27)→石標四八五(13:20)→馬道ノコル(13:32)→標識大木(13:54)→社壇乗越(14:33)→天丸橋駐車場(14:58)     行程12.5km 累積標高1040m
ルートマップは ここ です。

いよいよ冬型の気圧配置になって来たようで今日も関東地方は晴天予想。昨晩強風が吹いて前線の通過が確認できたので早起きして、またもや西上州へと出かけた。

正丸峠、志賀坂峠を越えて上野村に入り突当りを左折、しばらく走って野栗沢方面への道路案内板に従って左折し、野栗沢集落で奥名郷方面に右折して登って行くとやがて林道分岐のある天丸橋に到着。

駐車場に車を止め正面の登山口から沢沿いに歩き出すがこのときの気温-3℃。何度かの渡渉があるが水は少なく飛び石もしっかりしており問題ない。沢を詰めてゆくとやがて二又となり目印テープに従って左又を進み地図にあったハシゴを登ると登山道は沢筋を離れて日だし斜面の登りとなった。
1鉄ハシゴ_3473
     Photo1 指導標が無い登山道での唯一の目印“ハシゴ“

前方に稜線が見え出すと天丸橋への下降点に至る道と大山への道の分岐へ出た。大山方面へ進み尾根に出た所で左折し岩登りでピークを一つ越え、一旦降って登り返すと大山山頂に着いた。
2大山山頂_3478
     Photo2 大山山頂

山頂は潅木に囲まれているが西方には帳付山 県境の山並みの向こうには冠雪した南八ヶ岳が見えた。
3帳付山_3479
     Photo3 左に大きく見えるのが帳付山 中央奥が南八ヶ岳

大山山頂から引き返し先ほど登ってきた尾根到着点を通りすぎ尾根上を進むと天丸橋下降点に出たが目印テープはあるものの指導標の類は無かった。急登を一登りして展望の無い倉門山山頂を通過し下降ると天丸山分岐に出た。
4天丸山分岐_3483
     Photo4 天丸山分岐

ここで右折し小ピークを越えて尾根を降って行くと枝越しに天丸山の岩峰が近づいてきた。
突き当たった岩壁の基部を左に回りこんで岩溝の中にさがったロープを頼りに登って
5天丸山岩場_3486
     Photo5 天丸山の岩場

稜線の樹林から抜け出すと一気に展望が広がりさらに何本かのロープを経て天丸山山頂に出た。
6天丸山山頂_3488
     Photo6 天丸山山頂

天丸山から引き返し分岐に戻ったところで右折し降って行くと馬道ノコル。
コルから再び登り返して尾根上の歩きやすい登山道を進み何度か小ピークを巻いて帳付山を目指すと正面に岩が現れこれを登ると高原地図にある上面が赤くぬられた四八五の石標が現れた。
7石標四八五_3512
     Photo7 安定した少ない目印の一つ 石標四八五

石標から小岩峰が現れ始め、登り降りを繰り返しながら進むが小岩峰を巻いているもの、ピークを踏むものなどコースを示す雑多な色の目印テープが現れ始めた。
巻き道を進むと踏跡が消えてしまったり、岩の基部の落ち葉の堆積した急斜面をトラバースするものなどがあり、往路帰路実で違うテープに従って歩いてみたが基本的には小岩峰を越えて尾根を忠実に辿るルートが一番歩きやすかった。
帳付山までの途中に展望が開けた露岩の小ピークが2箇所あり、陽射しを受けての休憩地には最適。2番目の露岩ピークで休憩すると直ぐにロープの掛かった岩場が現れ
8ロープ場_3500
     Photo8 岩場をロープに掴まって通過

これを降ってさらに急登を登ってゆくと尾根はだんだん狭くなり、やがて北面が切れ下りた稜線を木に掴まりながら登って行くと帳付山山頂に出た。
9帳付山山頂_3501
     Photo9 帳付山山頂

ここは周囲が樹林で展望が展望、陽射しともに無かったので山頂から更に進み尾根西端まで行くと先がスッパリ切れ落ちた路岩に出た。
10帳付山尾根西端_3502
     Photo10 尾根西端

西方を展望しながら一頻り山座同定をしてみたが、ここからの展望では西上州特有の岩峰や山容が無くいつもの景色と違い???と悩むばかり。
11天丸山北尾根_3506
     Photo11 天丸山北尾根と天丸山 中央のピラミダスな山は大山

帳付山からは往路を馬道ノコルまで戻り、
12馬道ノコル_3514
     Photo12 馬道ノコル 左上方へと降る

今度は左折して尾根から離れ社壇乗越への登山道へ進路をとった。天丸山の北尾根の斜面をトラバースしながら進み、
13社壇乗越への下山道_3516
     Photo13 西日を受け暖かい社壇乗越へ向かう登山道

途中大木に打ち打ち付けられた古い標識が一箇所あったのみだったが明瞭な登山道を降るとやがて切通しで林道横断がしている社壇乗越に着いた。
ここからは舗装された林道を降り、時折見える周辺の山々の山容を楽しみながた出発点の天丸橋に戻った。
車に戻ったときは日陰のためでもあろうが気温は1℃。風が無かったので寒くは無かったがやはり平日のためか本日は登山者に出会うことは無かった。

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裏妙義 丁須ノ頭 御岳コースから周回

0丁須の頭_3451
     Photo0 丁須ノ頭 
記録
日程:2016,12,03
メンバー:安田

12/03日 天候 快晴 無風 
コースタイム:麻苧の吊り橋駐車場(7:31)→御岳コース登山口(7:35)→麻苧ノ滝(7:42)→鼻曲り:ザンゲ岩(8:11~9:19)→産泰山(8:45)→御岳(9:32~9:52)→籠沢ノコル(10:37)→丁須ノ頭(10:49~11:28) →鍵沢ノコル(11:32)→第二不動ノ滝(12:22~12:33)→西大星:北稜石碑(13:04) →鍵沢登山口(13:23)→麻苧の吊り橋駐車場(13:29)     行程7.8km 累積標高1040m
ルートマップは ここ です。

天気予報によると高気圧に覆われ南から入った暖かい空気が居座っているのでこの季節にしては絶好の山日和と思い丁須ノ頭からの展望を楽しもうと出かけた。
丁須ノ頭へは何度か出かけているが横川からは初めてだったので久々碓井峠越えの旧道に入り霧積川を渡ったところで左折し恐る恐る細い坂道を下ってゆくと立派なトイレつき駐車場があり一安心。駐車場には先行者が2人準備中で聞けば同じルートを歩くとのこと。

駐車場から間近に見える麻苧の吊り橋を渡って左折し”御岳コース”の登山口から登りだす。直ぐにわき道にそれ銭洗弁財天に立ち寄って登山道に復帰。
次々に七福神が現れ、チョックストーンを潜って登って行くと
1チョックストーンを潜る0_3392
     Photo1 登山道にあるチョックストーン

麻苧ノ滝。
2麻苧ノ滝_3393
     Photo2 麻苧ノ滝

これを下から眺めて鍵沢を渡ると急登が始まりクサリ場登場。
3鎖場_3395
     Photo3 最初のクサリ場 ここから連続して現れる

落ち葉の堆積と浸出しで濡れた岩を登って行くとやがて岩屋が現れ堆積した落ち葉と泥の急登を登り詰めて尾根に出たかと思うとすぐに先が切れ落ちて麓の横川の街並みと鉄道文化むらが鳥瞰できる鼻曲り(ザンゲ岩)に到着。
4横川の街並み_3399
     Photo4 横川の家並みと鉄道文化むら

落葉した樹間に伸びる尾根道に先行者の姿が見えたのでザンゲ岩の上で暫し休憩を取り展望を楽しんだ。
ザンゲ岩から産泰山への尾根道は踏跡も濃く快適にアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆくが左手には西大星の岩峰、冠雪した浅間山、それに山急山の岩陰が見えるが葉が茂った季節では展望が無くただ黙々と進むことになりそう。
ところどころで落ち葉の堆積には悩まされるもののやはり落葉し、まだ足元が凍結しない今頃が妙義のベストシーズンであろう。
5産泰山_3405
     Photo5 産泰山の石碑

産泰大神の石碑の建つ産泰山を過ぎると道の正面に行く手を阻むように大岩が現れた。黄色いペイントの支持に従い左折しルンゼに降り登り返すが濡れた岩と落ち葉と泥に苦闘。
6ルンゼ_3409
     Photo6 このルンゼを登る

やがて岩壁に沿ってクサリ場を左上すると岩屋が現れ中を覗くと焚き火の跡があった。
7岩屋内部_3413
     Photo7 岩屋の中には焚き火の跡が

岩場を過ぎると再び穏やかな尾根歩きとなり石祠の建つ小ピークを越えると探訪が広がる御岳山頂に着いた。
8御岳山山頂_3418
     Photo8 御岳山頂

先行者も休憩中で暫し山談義の後先行者を見送り、無風で陽射しポカポカの中で一時を過ごし出発。
9金剛山と星穴岳_3421
     Photo9 表妙義のシルエット

御岳山頂で漸く丁須ノ頭が見え出したがそこへいたる稜線上には幾つかピークがあり、
10御殿と丁須ノ頭_3428
     Photo10 御殿と丁須ノ頭 右がこれから越える無名峰

見た限りでは樹林に覆われているが歩いてゆくと次々に岩の小ピークが現れ
11小岩峰_3433
     Photo11 尾根に立ちはだかる岩峰

登っては先に伸びる踏跡を確認しながらの降りを繰り返し進むが、
12キレット_3437
     Photo12 こんなキレットも

樹林越しに見える左側の御殿や右側の西大星の姿の変化で高度を稼いでいるのを知るのみ。
13浅間山_3439
     Photo13 西大星の向こうには浅間山 西大星の右は山急山の五輪岩

やがて丁須ノ頭の岩壁が間近に迫り、丁字の岩が見えなくなると、国民宿舎からの籠沢コースとの合流点の籠沢ノコルに出た。
籠沢ノコルからは丁須ノ頭の北側をトラバースしクサリ場を登れば下山予定の鍵沢ノコル。毎回ながら丁字の岩基部のテラスまで登り大休止。
14裏妙義の尾根_3446
     Photo14 裏妙義の稜線に並ぶ岩峰 烏帽子岩・赤岩

土曜日で無風ポカポカの好天候にもかかわらず丁須の頭荷登ってきたのは休憩中に先行者を含め3パーティ10 人ほどであろうか。紅葉の季節はかなりの登山者だったとのこと。
木の枝に邪魔されずに展望を楽しんで鍵沢コースを下山。コルからはクサリの連続となるがクサリとクサリの間が落ち葉と濡れた岩で滑りやすく、
15鍵沢コースのルンゼ_3453
     Photo15 鍵沢のルンゼ

道も隠れていてかなり神経を使った。
少し降ると染み出しの凍結もあり、
16凍結した滝_3454
     Photo16 途中には凍結した浸出しも

慎重に進んだので地図のコースタイムと同程度の時間が掛かってしまった。横から見ていた西大星を見上げるようになるとやがて第二不動の滝に到着。
17第二不動の滝_3461
     Photo17 第二不動ノ滝

ここまで登山道は鍵沢の右岸を降ってきたが滝を降り立ったところで左岸に移り、ここからは古い石積の跡や古道の痕跡があらわれるようになった。
緩やかにトラバースしながら降ってやがて左上に大山祇神の石碑の建つ西大星北稜の末端を回りこむと
18大山祇神石碑_3465
     Photo18 大山祇神の石碑

急坂が始まり滑りやすい泥斜面をロープ・アルミハシゴ・クサリで降ると鍵沢コース登山口に出た。
19アルミハシゴ_3466
P     hoto19 泥急登に設けられたアルミハシゴ

碓井川の対岸に見える駐車場を目指して麻苧の吊り橋を渡るか逡巡したが見た目の近さに惑わされ入川を渡ってしまった。しかし碓井川は渡渉できず、橋を渡って土手に下り、土手伝いに駐車場へと戻った。
当初の見込み通り天候は最高、大満足の山歩きであった。御岳コース鍵沢コースともにウオーミングアップするまもなく登山口から直ぐに急登が始まりなかなかの好ルートであった。下山に使った鍵沢コースは各所に案内はあるものの、落ち葉の堆積で道を間違いやすい。とはいっても沢沿いなのでルートを失っても直ぐ気付き復帰は楽である。暗くなるとかなり難しいかも知れないが。

おまけ
第二不動ノ滝と地図上にあるもののそれなら第一不動ノ滝はということで探してみると麻苧ノ滝を不動滝というらしい。なるほど鍵沢に掛かる滝だから下流から番号がついている訳か。納得
ちなみに麻苧とは”アサオ“と読みます。




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西上州 御堂山・雨宮山周回

0ジジババ岩_3316
     Photo0 ジジ岩(左)とババ岩(右) 
記録
日程:2016,11,26
メンバー:安田

11/26日 天候 晴れ一時曇り 
コースタイム:駐車場(7:17)→御堂山入口電気柵(7:20)→ミノ滝(8:02)→ジジ岩ババ岩分岐(8:15)→展望岩(8:38~9:01)→高石峠分岐(9:26)→御堂山(9:38~9:44) →本宿分岐(10:00)→高石峠(10:21)→雨宮山(10:33~10:41)→林道終点(11:00)→林道入口(11:47) →本宿(12:09)→駐車場(12:26)     行程11.6km 累積標高1064m
ルートマップは ここ です。

一昨日の記録的な早い時期の雪は西上州の山シーズンを早く終わらせてしまうのかどうか確認に出かけた。
急に思いついた山行だったのでとりあえずわかりやすく道路わきに駐車場があるところをと考えた末に思いついたのがジジ岩とババ岩で面白そうな御堂山。しかしピストンでは短すぎるということでジジ岩ババ岩御堂山それに雨宮山を加えて周回できるコースとした。
R254で下仁田の町を抜け内山峠を目指すと、途中にR254が姫街道と呼ばれていた時代にあった西牧関所の跡が残っている。
1西牧関所跡_3286
     Photo1西脇関所跡

西牧関所跡の先で往時の姫街道と現在のバイパスが分かれるところに駐車スペースがあり、ここに車を停め関所跡の横を少し入ったところにある御堂山入口から入山した。
直ぐに動物を防ぐ電気柵が現れこれを跨いで沢沿いの林道を登って行くと荒れた林道はいつしか登山道に変わりやがて涸沢のような道となる。
2涸沢のような登山道_3291
     Photo2 涸沢の様二なった登山道

やがて正面に岩壁が現れるが良く見ると滴る程度の水が落ちているミノ滝。滝の左側に設けられたロープを握って難なくのぼり、更に詰めてゆくといつの間にか正面の樹林越しに青空が見え出し、一登り登りで尾根に上がった。
指導標に従い左折してジジ岩ババ岩を目指すと尾根の先に岩峰が現れ行く手を阻んだ。
3尾根の岩峰_3296
     Photo3 尾根の先には行く手を阻む岩峰が登場

岩峰を右へ回り込み基部に沿って急斜面をトラバースするが落ち葉の上に積もった雪が残っており立ち木に掴まりながら進んだ。時折現れる岩は苔の上に残雪を纏っているので滑りやすいので神経を使い、岩峰の反対側に出たところで登り返すと陽射しを受けてポカポカ暖かい空気の漂うたんす岩の展望台に出た。
正面にジジ岩とババ岩の岩峰が立っている。休憩しながら写真を撮ったが丁度逆光となり黒い岩陰しかとることができなかった。
ジジ岩を良く見れば基部に立派なものが天に向ってニョッキリ(葉が生茂る夏はちゃんと隠されてしまうかも)。
4ジジ岩_3303
     Photo4 ジジ岩 基部の左に・・・

ババ岩を見ればこれまた奇妙な形で縦にクラックが走っている。
5ババ岩_3312
     Photo5 今にも落ちそうな岩が乗っているババ岩

なるほどこれがジジ岩ババ岩の名前の由来かと思わず納得感心。昔の人はおおらかだったんだな~。
6荒船山_3309
     Photo6 ビビ岩とババ岩の右には荒船山の姿が

陽射しが無く雪の急斜面とラバースの後での日向ぼっこで暖をとり、再び斜面をトラバースして尾根の分岐まで戻り、
7雨宮山_3310
     Photo7 戻る尾根の途中で見えたピラミダスな雨宮山

更に直進して登って行くと高石峠への分岐に出た。
ここも直進してロープのある急登を登って行くとやがて御堂山の山頂に出た。
8御堂山山頂_3323
     Photo8 御堂山山頂

周囲が樹林のため葉を落とした枝越しに表妙義の山々が展望できた。良く見れば先日登った星穴岳の登山口の中之嶽神社の大黒様が黄金色に輝いている。
9表妙義_3325
     Photo9 枝の間から見えた表妙義 中央辺りに黄金色に輝く大黒様

御堂山から降って高石峠分岐に戻り、ここで右折して高石峠への道を進みその先にある雨宮山を目指した。尾根伝いに進むと麓の本宿への下降点、次いで根小屋への下降点がある高石峠に出た。
10_高石峠への尾根道3331
     Photo10 高石峠への尾根道

更に尾根を進み、植林の急登を登ると苔むした石の祠のある雨宮山山頂。
11雨宮山山頂_3332
     Photo11 雨宮山山頂

全く展望が無いので更に少し進むと枝越しに冠雪した浅間山の姿が現れた。
12浅間山_3334
     Photo12 冠雪した浅間山

この展望箇所陽射しも無いので早々に引き返し高石峠から根小屋目指して降った。
峠の分岐から直ぐに踏跡が薄くなり夏なら草に隠れてしまうであろうわずかな踏後を探しつつ進むと沢地形になったところで一気に空が開けた。先を見れば植林の伐採作業中で前から聞こえていたチェーンソーの音に納得。更によく見れば木を倒すときに楔を打ち込んでおり、その音を猟銃の音と勘違いしていみたいだ。
13伐採作業中_3340
     Photo13 林道開削のために伐採中

作業者に道を尋ねると直ぐに林道に出るとのことで地図上で道が不明瞭と書かれていたにしてはあっさり林道に出てしまった。
作業者の車が停まっている林道終点から歩きやすい道を降ると道が分岐していたので左に下る道を進むと重機が現れこの先は林道開削中とのこと。分岐まで戻って右の登って行く道を進み、「分岐が幾つかあるが左へ左へと進めば道路に出る」とのアドバイスに従い林道を歩くが、幾つかの尾根を巻いているので予定していたコースと違っていることに気付くがそのまま進んで漸く道路へ出た。
場所を確認すると車を停めたところから大分離れてしまったが姫街道を歩くのも面白そうと思い旧街道の風情を楽しみながら出発点へと戻った。
14姫街道_3350
     Photo14 家が立ち並ぶ姫街道本宿

15本宿から一瞬ジジババが見えたトリミング_3349
     Photo15 本宿から見えたジジ岩とババ岩

大きく育った植林を伐りだすために林道が開削されているとのことで山と高原地図に載っている登山道は殆ど失われてしまったようだ。
地形図には林道の記載は無いので植林帯で林道を歩くときは注意しなければならない。林道が縦横に延びている奥武蔵の山歩きの経験が始めての山域でも役立った今回の山行であった。




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西上州 立岩

0立岩_3280
     Photo0 麓の大上地区から見上げた立岩 
記録
日程:2016,11,23
メンバー:安田

11/23日 天候 曇り一時晴れ 
コースタイム:線ヶ滝登山口(7:16)→立岩コル(8:09~8:14)→西立岩(8:30)→威怒牟畿不動分岐 (8:56~9:11)→立岩入口(9:34)→経塚山巻き道分岐(9:50)→星尾峠(10:08) →左岸コース分岐(10:31~10:34)→荒船山分岐(11:07)→威怒牟畿不動(11:13~11:29)→線ヶ滝登山口(12:01)     行程10.4km 累積標高1168m
ルートマップは ここ です。

今年の冬も異常気象か?まだ11月だというのに明日は関東地方でも積雪と天気予報が出ている。
今週末辺りにどこかへ出かけようと考えていたが雪が降る前にと思い上州の立岩に出かけてきた。
天気予報では午前中は曇り一時晴れ、午後になると冷たい北風が強くなるとのことだったので5、6時間程度で歩ける線ヶ滝から立岩に登り尾根筋を歩いて荒船の経塚山辺りで折り返して威怒牟畿(イヌムギ)不動を経て出発点に戻る周回コースを選んだ.

道路終点の線ヶ滝駐車場の登山口から歩き出すと
1線ヶ滝登山口_3231
     Photo1 線ヶ滝の登山口

直ぐに星尾峠分岐で田口峠への道を分け少し進むと立岩直登コースと威怒牟畿(イヌムギ)不動経由で立岩に至るコースとに分かれる。
直登コースへと進み植林帯の中を登って行くとやがて雑木林となり上空が明るくなってきた。落ち葉の堆積で登山道が隠されてしまっているが多分ここだろうと思うところを登って行くと時たま目印のテープが現れるが落ち葉で道が隠されたときのことは考えられていないようで自分の目と感に頼るしかない。
やがて立岩の岩壁基部に着き右へ回りこむようにしてルンゼを上がってゆくと
2ルンゼ_3235
     Photo2 東立岩と西立岩の間のルンゼ

やがて鎖場となった。岩壁を左上するように登り詰めると稜線のコルに出て踏跡は左へと伸びていた。右へ伸びるかすかな踏跡もあったが東立岩への道と思われる。
麓から見た限り東立岩の山頂は樹林に覆われているようなので今日はパスして濃いい踏み跡をたどって標高が高い西立岩に向った。
コルのベンチで休憩していると小岩峰の上に太陽が昇ってきて周囲は一層明るくなり、落葉した樹林越に陽射しを受けた周囲の山が見渡せるようになってきた。
休憩後稜線を上り詰めて行くと三角点のある西立岩の山頂に出た。
3西立岩山頂_3241
     Photo3 西立岩の山頂

ここで右に折れ降って行くと視界が開けベンチも設けられていたが指導標にしたがって左折し尾根から離れて降ってゆくと道の勾配は緩み、やがて前方に立ちはだかるように岩のリッジが現れた。
4岩リッジ_3245
     Photo4 登山道に立ちはだかる岩リリッジ

岩に設けられている鎖を掴んで登りきると再び道は平坦な歩きやすい道となり威怒牟畿不動下降点の分岐に出た。
5威怒牟畿不動下降点_3247
     Photo5 威怒牟畿不動への下降点分岐

ここで休憩を取り天候の様子をうかがいながら思案するがまだ空は晴れているので計画通り荒船山を目指すことにした。
分岐を直進し急登を登って行くと前方の岩壁が近づいてきたところで道は右に曲がり岩壁を巻くよう進んだ。
徐々に高度を上げ尾根に出ると丁度岩壁の反対側の尾根に出て荒船の経塚山が近づき黒滝不動寺からの道と合流する立岩入口の分岐に到着。
6立岩入口_3248
     Photo6 黒瀧不動から荒船山への登山道との合流点 立岩入口

尾根上を進むと左側の樹林越しにローソク岩を従えた兜岩山の姿も近づいてきた。
7兜岩山ローソク岩_3250
     Photo7 落葉した樹林越しに見える兜岩山・御岳山

木段を登りきるとあっけなく経塚山の巻き道分岐に到着。前回荒船不動から登ったときに経塚山の山頂は展望が無かったし、予報どおり冷たい風も吹き始めたので巻き道を選択し星尾峠を目指した。
巻き道は相変わらずの悪路であるが落ち葉が堆積しガレた道は一層歩きにくい。星尾峠手前の頂稜への分岐前後では道が崩落しトラロープも手が届くところからは離れてしまっていた。
8崩落箇所_3254
     Photo8 崩落した登山道

前回から補修がなされていないようだ。
今日はここまで登山者の姿を見なかったが、この崩落箇所を渡っているときに数人のパーティが荒船の頂稜を目指して登って行く姿を見かけた。これまで踏跡が無かったので荒船不動のほうから登ってきたのであろうか。
星尾峠からは麓の星尾を目指して漸く差し込んできた陽光で明るく暖かい谷筋に沿って降り、
9谷筋_3258
     Photo9 陽光の差し込む谷間の登山道 途中には鍋のオブジェも

やがて水音が聞こえ始めると右岸へと道が上がってゆくと田口峠への分岐で,
直接登山口に戻る道(右岸コース)にするか威怒牟畿不動を通る道(左岸コース)にするかまたここで思案。
威怒牟畿不動を通る道のほうは少々時間が掛かるかお昼ごろには駐車場に戻ることが出来そうなので左岸コースを選択。一旦谷に降り左岸尾根の登り返しイモリ滝を経て今にも崩れそうな木橋を渡ると東屋の広場に出た。
10東屋_3266
     Photo10 東屋

東屋を通り越し下って行くと濃い踏跡の登山道は右へ進んでいるかが左に分かれる薄い踏跡もあったので地図で確認するが記載無し。やがて植林帯へ入り薄暗い中を進んでいくと威怒牟畿不動への分岐に出た。
左折して登って行くと荒船山近道の指導標が現れた。どうやら先ほどの地図記載の無い薄い踏跡は近道の出口だったようである。やがて東屋を過ぎると威怒牟畿不動のある白い岩壁見え出し、近づいてみると崩れかかったお不動様の建物が岩屋の中に見え出した。また修行に使われたという滝はといえばハングした白い岩壁の上部から水量が少なく流れとならず水滴になって落ちていた。
11威怒牟畿不動の滝_3272
     Photo11 岩屋の中に威怒牟畿不動

威怒牟畿不動の陽だまりで休憩し分岐へと引き返し、更に星尾目指して登山道を降り、やがて朝通過した立岩直登ルートとの分岐を過ぎる頃には駐車場が見え出しまもなく登山口へと到着した。

ほぼ予定通りに周回し、天候が崩れる前に下山できた。朝は1台だった駐車場には数台の車が停まっており、落葉した樹林越しでの展望が開ける今頃がやはり上州の山のベストシーズンだね。

おまけ・・・・・・・・・・帰りに立ち寄った線ヶ滝です。
12線ヶ滝_3276
     Photo12 線ヶ滝




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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