榛名山 三ツ峰山 旭岳

0三ツ峰山_7795
     Photo0 天目山からの三ツ峰山東峰(左)と西峰(右) 間に2つの小ピークがあります
記録
日程:2018,01,18

メンバー:安田
01/18 天候 晴れ :
コースタイム:救世真教駐車場(7:29)→奥の院(7:42) →P1010(8:32)→三ツ峰山東峰(9:37~9:48)→旭岳(10:29~10:42)→七曲峠(11:25)→天目山(11:43~11:59)→三峰山分岐(12:25)→三峰山西峰(12:57~13:11)→P1133(13:38)→林道ゲート(14:15)→救世真教駐車場(14:36)
行程13.5km 累積標高1430m     ルートマップは ここ です。

このところ冷えこむ日が続き天気予報ではこの冬一番の冷え込みを連発。しかし18日はその中でたったの1日、寒の中休みとも言える桜の咲く頃の気温になるというので榛名山でまだ未踏の三ツ峰山に出かけてきた。
三ツ峰山は榛名湖を取り囲む外輪山の1つで関東ふれあいの道からの登るのが一般的であるが今回は麓から踏跡が有るか無いかの尾根を登り、ついでに三ツ峰山の両脇の天目山と旭岳を含めて周回するルートを歩いた。

高崎から県道126で箕郷を経て榛名湖方面に向かい最終の民家のある唐松集落の手前右側にある救世真教の駐車場に車を停めた。
1_救世真教入口7765
     Photo1 駐車場横の救世真教施設への道路入口

駐車場横の宗教施設へと繋がる舗装路を登って行くとすぐの流汗悟道の分岐から奥の院目指して進み、尾根上に向かう踏跡を進むと石祠の中に金竜神が祀られた奥の院に出た。
2奥の院_7768
     Photo2 奥の院 中央の石祠の中には玉を掴んだ龍のが祀られていた

奥の院から薄い踏跡を辿り交差する作業道を横断。この辺りから何回か作業道に出会うが尾根を登る踏跡は無く兎に角高みを目指して進んだ。
途中幾つかの小ピークを越え、音羽山からの尾根と合わさるP1010を越えると勾配が増すとともに顕著な尾根になり木々の間から見える周囲の山より高度が高くなるとP1280に到着。今まで行程では昨夜の雨と今朝の陽射しで地面の凍結は無かったがP1280からの北斜面では雪は無いがしっかり凍っており下降に気を使った。コルに降り立つとヤセ尾根にホッカリ開いた岩窓があった。
3岩窓_7773
     Photo3 コルにある岩窓

岩窓を左に見て稜線に復帰するとすぐに三ツ峰山東峰山頂に出た。
4三ツ峰山東峰_7774
     Photo4 三つ峰山東峰

ここには石祠があるものの周囲は雑木林で殆ど展望無し。しかし榛名湖周辺を歩く関東ふれあいの道から登ってくる登山者が多いのかここまで濃い踏跡有った。
三ツ峰山東峰で休憩後濃い踏跡を辿るとすぐに西峰との分岐に出た。ここは関東ふれあいの道方面に右折して一旦降り登り返すと関東ふれあいの道に出た。ここも右折し正面に三角形の旭岳を見ながら木段を降ってゆくと
5相馬山旭岳_7778
     Photo5 正面に見える三角形の山容が旭岳

やがてベンチのある広場に出た。指道標はここで左折し松之沢峠に降ってゆく関東ふれあいの道が記されていたが直進する旭岳を示すものは簡素で目立ちにくい手書きの指導標だった。
分岐から防火帯のカヤトの中の踏跡を辿るとすぐに山道となり潅木に掴まって急登を登ると旭岳山頂に出た。周囲は潅木で素晴らしい展望が広がり、榛名外輪山の山々や沼原の中を一直線に通り抜けるメロディーライン、
6蛇ヶ岳伏牛山_7787
     Photo6 蛇ヶ岳(左)と臥牛山(右) 中央の平地は沼原 一直線の道路は県道33

7榛名湖_7790
     Photo7 結氷し始めた榛名湖 背景は掃部ヶ岳

南面には高崎から関東平野を見渡せる休憩適地もあるので冷たい北風を避けてここで休憩。

休憩後は旭岳分岐まで戻り関東ふれあいの道を松之沢峠に進み、松之沢峠で県道28に出て榛名湖方面に降りしばらく舗装道路歩きの後箕郷方面に向かう県道26を七曲峠まで登り返した。七曲峠で右折し関東ふれあいの道を天目山に登り、山頂から三ツ峰山を見ながら休憩。

天目山から再び七曲峠に戻り、今度は県道126を横断し木段を上り三ツ峰山分岐を経て三ツ峰山東峰西峰分岐に戻った。今度は右折して西峰目指して進み最初の小ピークを過ぎる頃には踏跡が薄くなり、次の岩峰右側を巻き降って
8第2峰_7800
     Photo8 東峰西峰間にある2つの小ピーク 西峰寄りの小ピークは岩峰だった

トラバースする頃には殆ど解らなくなった。
稜線に戻り防火帯に出て笹原の中を登り返すと西峰山頂に出た。西峰山頂は南方面の木の枝が払われていて前橋高崎方面の展望が開けているが今日は残念ながら靄が掛かり県庁や高崎市役所のビルがやっと見える程度だった。
9前橋高崎方面_7803
     Photo9 三つ峰山西峰からの前橋高崎方面の展望

防火帯は山頂から更に北西に延びているがそちらには進まず南に延びる雑木とササに覆われた細尾根を降った。山頂から踏跡は無く下生の潅木を掻き分けて進むとすぐに大岩が出てきて進路に迷いつつ大岩右側の急斜面を木に掴まりながら尾根筋を外さないように下降。
10西峰南尾根1290_7804
     Photo10 南尾根の稜線上の大岩 急斜面を巻いて通過

やがて幾つかの大岩を過ぎ稜線上を歩くことが出来るようになったが次々現われる岩を乗越すのか岩の間を降るのかあるいは左右どちらを巻き降るのか緊張の連続でどうにかP1133まで辿りついた。
11大岩が連続する南尾根_7810
     Photo11 尾根には苔むした岩がゴロゴロ

この先まだ同じような状態が続いたが標高が下がったためか獣道が時折現われ、イノシシの休んだ跡か笹がなぎ倒されたスペースや餌を探して掘り起こした跡もあった。
尾根が広くなり植林が始まると獣道はその中に消えて行き、代わって作業道が幾筋も現われだした。尾根を跨ぐ作業道に惑わされること無く横切って降るとやがて左に白い堰堤が見え出し、丸太で塞がれた作業道のゲートが現われほど無く林道ゲートに出た。
12林道位置口_7815
     Photo12 閉鎖された林道ゲート横を通り抜けて県道126に出た

林道を降るとすぐに県道126に合流、そのまま県道を歩いて車を停めた救世真教の駐車場に戻り周回を終えた。

今まで榛名山のいろいろな峰の頂を踏んだが今回登った旭岳からは関東平野や榛名湖を取り囲む峰々と結氷しつつある榛名湖、そして遠くには雪で白くなった県境の山々の素晴らしい展望が広がっており1、2を競う好展望の頂であった。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 秋葉山 ゴシュウ山

0秋葉山_7749
     Photo0 ゴシュウ山山頂からの秋葉山山頂 石造物が見えます
記録
日程:2018,01,15

メンバー:安田
01/15 天候 晴れ :
コースタイム:林道奥山六車線舗装終点(7:56)→不動明王(8:06) →秋葉山のコル(9:03)→秋葉山山頂(9:08~9:29)→秋葉山のコル(9:33)→ゴシュウ山山頂(10:00~10:11)→秋葉山のコル(10:33)→東面三角岩窟(10:47)→作業道(11:07)→林道(11:30)→林道奥山六車線舗装終点(11:33)
行程4.7km 累積標高6260m     ルートマップは ここ です。

この前 木々岩峠を歩いたとき にゴシュウ山(仏岩山)山頂から秋葉山を探したが何処が秋葉山か解らなかった。しかし下山途中で秋葉山の取り付けだけは確認しておいたので秋葉山を確認しようと出かけた。

下仁田からR254で内山峠に向かう途中、西牧の手前左側の鏑川沿いにある”おかた茶屋"を過ぎたところで左折し橋を渡って林道奥山六車線に入り、道なりに進んで馬居沢集落を過ぎてしばらく進むと林道の舗装が無くなった。
舗装終了点横にある駐車スペースに車を止め、装備を整えて更に林道を進み右側に不動明王のブロック積の小屋が現われると秋葉山への取り付きに到着した。
1不動明王登山口_7728
     Photo1 不動明王 (ブロック小屋の中)

不動明王の前から水量が少ない馬居沢に降り、石飛び対岸に渡り急登に取り付いた。
目印テープが沢山あるがかなり怪しげなものもあったので従うことなく踏跡を辿りやがて岩壁沿いをジグザグに登りだすと左岩壁に岩窟が現われた。
2岩窟2_7731
     Photo2 次々現われる岩窟の1つ

登るに従い次々と岩窟が現われ、中を覗くとそれぞれ石碑があるが知識が無い私には良くわからない。岩壁に沿って4窟ある岩窟群を過ぎ、ザレた急登を登って支尾根に出ると麓の馬居沢集落や沢の対岸の物語山が木の間から見え出した。
尾根の先は岩峰がありのそのまま尾根上を進めそうも無く、踏跡は右へ一旦降りトラバースするように隣の尾根目指して進んでいる。
乗換えた尾根を登って行くとやがて秋葉山のコルに出た。ここで左折し大岩を巻くように登って潅木の中を進むと展望が開けた秋葉山山頂に到着。
3秋葉山山頂_7737
     Photo3 秋葉山山頂

取り付きからここまで陽射し無かったが山頂には陽光が降り注ぎ石仏や御嶽三座神、2基の石祠があった。浅間山や物語山、
4物語山と浅間山_7738
     Photo4 物語山(左) 遠くに冠雪した浅間山

妙義山、ゴシュウ山、
5ゴシュウ山_7741
     Photo5 御嶽三座神の向こうにはゴシュウ山

角が重なって1つの塊に見える鹿岳を見ながら休憩し、コルまで戻って尾根を直進しゴシュウ山を目指した。

コルから急登を登って次の小ピークに出ると日野大権現の石碑と3基の石祠が並んでいた。
6三基の石祠_7743
     Photo6 三基の石祠のうちのニ基

ここから降ってヤセ尾根を通過すると
7ヤセ尾根_7755
     Photo7 ヤセ尾根

ゴシュウ山山頂までの間の小ピークには石碑や石像が次々祀られていた。(地図参照)
やがて尾根が先日歩いた木々岩峠からの尾根(鏑川・南牧川分水尾根)に突き上げたところで左折し登り詰めるとゴシュウ山山頂に出た。
8ゴシュウ山山頂_7748
     Photo8 ゴシュウ山山頂

ここからは漸く鹿岳の角が2つの角(一ノ岳・ニノ岳)が認識できた。登ってきた尾根の先に秋葉山山頂のある石造物群が白く見えたが、標高が低い秋葉山は背景に埋もれてしまって山容が解り難く、やはり秋葉山から登ってこないと認識できない。
0秋葉山_7749
     Photo9 ゴシュウ山山頂からの秋葉山山頂(石造物が見えます)

ゴシュウ山から秋葉山のコルまで戻って右折、登ってきたときとは反対側の斜面(東面)を降った。植林の急斜面を薄い踏跡を辿ってジグザクに降り、やがてカエデの落ち葉で殆ど踏跡が消えた斜面を隠れた石車に注意しながら降り、漸く見つけた目印テープで右折して少し登り返すと東面の三角岩窟に到着した。
10東面の三角穴_7756
     Photo10 東面の三角岩窟

中に石碑のある三角洞窟をチョット覗いて引き返し、時折踏跡や獣道らしきものが現われる急勾配を適当に降るとやがてしばらく歩かれていない作業道らしき道形に出た。

ここで左折し道形を進んで秋葉山からの尾根のコルが見えてきたところで作業道から離れてコルを目指して登り尾根に出た。
コルで尾根を乗越し凹地形を降るとやがて涸れ沢となり勾配が緩んで現われた小さな堰堤群の横を降ると林道に出た。
11林道脇の堰堤_7762
     Photo11 林道から見た堰堤群と水路

上手く地形図どおりに歩けたので林道着地点からは駐車スペースまで至近だった。
距離も短く下山したのは正午前だったが生憎他山の地図を持ち合わせなかったので久しぶりにのんびり車を走らせ家路に着いた。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名山 幡矢ヶ岳 氷室山 天目山

0覗岩_7606
     Photo0 先端が別れ爪のように尖った覗岩 背景は鐘ヶ原山
記録
日程:2017,12,26

メンバー:安田
12/26 天候 晴れ :
コースタイム:カーブ17駐車スペース(7:15)→幡矢ヶ岳取付き(7:34)→大岩(7:55~8:00)→旗矢ヶ岳(8:26)→コル(8:44)→九折岩(9:31~9:44)→天神峠広場(10:27~10:51)→氷室山(10:52)→天目山(11:17~11:33)→コル(11:51)→駐車スペース(12:00)
行程8.9km 累積標高955m     ルートマップは ここ です。

秋に榛名神社から 鏡台山 天狗山 鐘ヶ原山 を歩いたときに隣の山の中腹に覗岩が時折ガスの中に見えたが
1硯岩_6508
     Photo1 ガスが切れると見えた幡矢ヶ岳中腹の覗岩

覗岩に行く登山道は無いので山に分け入って近くに行っても葉が繁っている時期では見つけることが出来ないと思い落葉する時期を待って幡矢ヶ岳に出掛けた。

高崎から県道126を進み箕郷を過ぎ榛名山への登りが始まり道がクネクネ曲がりだしたカーブ17のところに駐車スペースを見つけて車を停めた。

駐車スペースから少し戻り”ぐんま未来の森"看板のところからゲートを越えて林道に入り、
2ぐんま未来の森入口_7599
     Photo2 “ぐんま未来の森”看板 ここから林道に入った

地形図にあるように林道から幾筋かの遊歩道が分岐しているので適当に道を選んで幡矢ヶ岳南尾根の末端を目指した。
等高線に沿って進みこの先は破線の道が降りになってしまう尾根末端から南尾根に取り付き、落葉した樹林の中を進むとやがて岩混じりになり尾根の狭くなってきた。
稜線を進むと潅木越しに覗岩の姿が見え隠れしやがて現われた大岩を右から巻いて岩の上に出ると眼下に動物の爪のような覗岩を見ることが出来た。前回は遠くから見たので覗岩の形状はわからなかったが天狗山の東峰尾根端の先端が裂けた岩の大規模版といったところか。

大岩から更に尾根歩きで標高を上げ潅木のヤブを過ぎると幡矢ヶ岳山頂に出た。
3幡矢ヶ岳山頂_7609
     Photo3 幡矢ヶ岳山頂 木の間から朝日が差し込む

ここまで一箇所潅木に囲まれたヤセ尾根を通過するが程よいアクセント。
山頂は疎林越しに朝日が射しこみ気持ちよいが北風が冷たいで通過し下山に移った。
降り始めると正面に天目山が見え出し、やがて山容がわからなくなると幡矢ヶ岳と天目山のコルに出た。
4コル_7612
     Photo4 天目山と幡矢ヶ岳のコル

ここは冷たい北風が当たらない代わりに陽射しも無いので左折して地形図の破線を歩いて榛名神社方面へと沢筋を降った。
かつては登山道があったようだが沢の左右の斜面の崩落が進みのデブリと相まって道跡も殆ど解らない。幸い上部は涸沢、下部も水量が少ないので沢筋を右へ左へと歩きやすいところを選んで下降するとやがて古い堰堤の上に出た。堰堤右岸の獣道?らしき踏跡を辿って堰堤下に降ると
5堰堤下_7618
     Photo5 古い堰堤を見上げる 山の斜面には落ち葉の堆積の中に獣道?踏跡

沢床は広がり正面上方にクネクネ曲がった奇岩、九折岩(つづらいわ)が現われるとすぐに榛名神社から天神峠に至る”関東ふれあいの道"に出た。
6九折岩_7619
     Photo6 九折岩(つづらいわ)

ここは北風も無く陽射しが心地よいので暫し休憩後、右折して"関東ふれあいの道"を天神峠へと向かった。落ち葉が敷き詰められ陽射しポカポカの道を進むと
7関東ふれあいの道_7623
     Photo7 陽射しポカポカの”関東ふれあいの道“

やがて常滑の滝が現れるが、このところ降水量も少なく凍結するまでには冷え込んでいないので水量が少なく一筋落ちるナメ滝だった。
常滑の滝から更に登って高度を増して谷間から抜け出すと背後の視界が広がり同時に北風を感じるようになってきた。
8天神峠広場_7629
     Photo8 登り詰めたところが天神峠広場

天神峠の広場で一休みして氷室山に向かって登りだすと木の間から榛名湖や烏帽子岳榛名富士が見えてきた。
9烏帽子岳榛名富士榛名湖_7633
     Photo9 木の間から見えた烏帽子岳 榛名富士 榛名湖

間隔が広くて一段の高さが高い木階段を登りつめると山名標の無い氷室山山頂に出た。
10氷室山_7634
     Photo10 氷室山山頂 天目山への単なる通過点なのか?山名標葉無かった

一般道は左に折れ曲がって天目山との鞍部に降って行くが氷室山山頂から南西の尾根に踏跡が伸びているので少し進んでみたが、地形図ではこの先等高線が密集しているのでどこかへ降る道では無いと思い引き返した。

天目山までの道は相変わらず間隔が広い木段が続くが、一体どんな体格の持ち主が設計したのやら?木段の脇のササ斜面を登ったほうが格段に楽だった。もう少し間隔が狭くて登りやすければ皆さん木段を使うと思うけど・・・

木の間から見える幡矢ヶ岳を見ながら進み
11幡矢ヶ岳_7635
     Photo11 歩いてきた幡矢ヶ岳 これから向かう天目山との標高差は30mほど

漸く木段が終わって地面の上が歩けるようになると天目山山頂に出た。
山頂広場にはベンチもあり、木の間越しではあるが展望が得られるので休憩。
12天目山山頂_7637
     Photo12 天目山山頂

七曲峠へと降りてゆく登山道の上の空間には相馬山の姿、ベンチの横からは隣の三ツ峰山も良く見えたがここからでは樹林で遮られて南の幡矢ヶ岳は見えない。
13三ツ峰山_7639
     Photo13 三ツ峰山

天目山山頂からはササの繁った雑木林の尾根を幡矢ヶ岳とのコルを目指し時折出てくる目印テープに従ってほほ急斜面を下降。やがて左側に凹地形が出てきたら凹地を渡って隣の尾根に乗り移ると左からトラバースしてくる踏跡に合流、右折して踏跡を辿って降ると先ほどの尾根下部に戻ってすぐにコルに出た。
朝は幡矢ヶ岳から降ってきてコルで左折し榛名神社方面に向かって沢を下ったが、今度は左折して植林の中へ伸びる沢沿い道をカーブ17目指して降るとやがて道幅は広がり林道の様相を呈してきた。道が右にカーブし沢から離れるところで県道のガードレールが見だしたので林道から離れてガードレール目指して降るとすぐに駐車スペースに出た。

天目山からコルまでは地形図で見るとかなりの急斜面で上手く降れるか心配したが木に掴まることも無くスリップすることも無く標高差200mを下降出来た。
天目山から降る途中で見かけた目印テープはコルから駐車スペース寸前までの間にもあり林道からかなり外れたところにも見受けられたのでハイカー用の道を示すものではなく林業用だったようだ。朝方のコルから九折岩までの沢筋のピンクテープは手にとって見れば地籍調査と書かれていた。
人里近くの林業が行われている山だと目印が多く時たま混乱することがあるが相手は仕事の目印、こちらは遊びと心得てしっかり地図とコンパスで行動せねば。






 

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 木々岩峠 ゴシュウ山(仏岩山)周回

0仏岩山物語山_7557
     Photo0 ゴシュウ山と物語山
記録
日程:2017,12,21

メンバー:安田
12/21 天候 晴れ :
コースタイム:馬居沢集落駐車スペース(8:27)→林道終点(9:01)→二股(9:11~9:22)→尾根乗上げ点(10:05~10:15)→木々岩峠(10:22)→尾根先端(10:42~10:05)→展望ポイント(10:56~11:03)→尾根乗上げ点(11:25) →林道切通通過(11:30~11:45)→H810(11:53~12:03)→ゴシュウ山(12:30~12:53)→下降点(13:34)→林道終点(13:41)→不動明王(14:20)→水道施設(14:34)→馬居沢集落駐車スペース(14:43)
行程10.5km 累積標高994m     ルートマップは ここ です。

地形図を見ていると西上州の鹿岳(かなたけ)の西、ゴシュウ山との間に"木々岩峠"というのがあり、かつては南牧と西牧を繋ぐ道が在ったと思うのだが、各種情報を集めてみると南牧側には"木々岩峠登山口”があるが下仁田の西牧地区には見当たらない。今ではそこに至る道が記載されていないので木々岩峠はどうなっているのかと出かけてみた。

下仁田からR254を佐久方面に向かい御堂山(ジジ岩ババ岩)の登山口のある西牧関所跡の手前、左側にある”おかた茶屋”を過ぎてすぐに鏑川のかかる橋を渡り馬居沢集落を目指した。
馬居沢集落に入ると分岐が出てきたので右側の馬居沢沿いの道(地形図にある道)に入り集落の中ほどにスペースを見つけ車を停めた。分岐の左側の道は地形図に無いがやがて両者は集落の最後のあたりで合流するのでバイパス的な道路になっている。

駐車スペースから橋を渡り上記の左側の道に出て少し降り、尾根末端を回って沢沿いの林道に入るとすぐに民家は無くなり舗装も切れるが直進すると林道分岐に出た。
1林道分岐_7528
     Photo1 分岐を左側の道に進む

轍が濃い左側の道を進み、次の分岐は尾根末端に当たるがここも左折して木々岩峠に向かいそうな林道を進むと沢の右岸で林道終点となり、沢床に降り立って涸沢を詰めてゆくと二俣が現われ、沢筋の合流点の岩陰には赤いプラ標識を発見。
2二俣_7533
     Photo2 二俣を右沢へ進む

ここで一休みして右沢を進むと程なくして右岸支沢からのデブリが出てきた。
3デブリ_7534
     Photo3 デブリを左へ

ここで左折しデブリの元になった支沢を詰めてゆくと正面に切り立った壁が見えてきたので左側の尾根に乗り土砂の急登を木の根を掴んで登り稜線に乗上げた。
4尾根乗上げ点_7540
     Photo4 稜線乗上げ点

ここでも休憩し左折して稜線上を進むと小ピークを越えたところで立ち木に木々岩峠と書かれたテープが巻きつけられていた。
5木々岩峠_7542
     Photo5 木々岩峠

ここから南牧側に下る薄い道形を辿ると小尾根を越えたところで道形は植林の中に入っていったので
6作業道下降点_7544
      Photo6 高原に下る作業道 忘れ去られた道の南半分?

おそらくこれが地形図の黒破線と思い、ここまま進むと下ってしまうので小尾根で左折し稜線を目指すと大岩が出てきたので獣道を進んで大岩を巻き稜線に出た。
東(鹿岳)に進み小ピークを1つ巻くとやがて切れ落ちた尾根端に出た。潅木に囲まれた尾根端の先は切れ落ちているのかどうか確認できなかったが正面には間近に迫った鹿岳と高原下降点下部の伐採跡が見えた。
7鹿岳_7547
     Photo7 鹿岳(かなたけ)

鹿岳、高原集落それに一本岩の展望が良いので一休みして折り返し、
8高原の一本岩_7550
     Photo8 高原の一本岩

今度は稜線上を辿って先ほどの乗上げ点まで戻った。途中の巻いた小ピークは妙義や浅間山方面の好展望ポイントで先日歩いた ジャンクション岩峰や千駄木山 も良く見えた。
9浅間山_7556
     Photo9 晴の日が続き真っ白だった浅間山南面が黒くなり始めている

乗上げ点まで戻り西に向かうとすぐに林道切通で尾根が寸断されていた。南面を降って林道に降り、南牧側に進んでコンクリート擁壁に設けられたハシゴ段で擁壁の上に出てそこから急斜面を登って稜線に復帰したが切通し通過に思わぬ時間が掛かってしまった。
10林道切通_7563
     Photo10 林道切通

稜線を進み南斜面が滑り台のようなヤセ尾根を通過して
11ヤセ尾根_7565
     Photo11 南面が滑り台のようなヤセ尾根

ゴシュウ山への登りに差し掛かったところで斜面を見上げて一休み。

乾燥して土砂斜面ズリズリ、疎林なので掴まる木の根を探しながら緊張感いっぱいで登り岩場が出てきたところで岩斜面に移って一安心、更に登り詰めて潅木に逃げ込むと漸くゴシュウ山(仏岩山)山頂に出た。
12仏岩山山頂_7566
      Photo12 ゴシュウ山(仏岩山とも言う)山頂

石祠のある山頂は展望が良く陽射しを浴びて休憩。

ゴシュウ山から降り稜線を進むとすっぱり切れ落ちた岩の上に出たので少し戻って北側から岩を巻いて稜線に復帰した。
13大岩トラバース_7575
     Photo13 岩基部を巻く

更に稜線上を降ってゆくと再び切れ落ちて行き止まり。今度は南斜面を降るとすぐに鞍部に降り、地形図には現われないような小ピークを越えると下降点の石標476がある最低鞍部に出た。
14下降点の石標476_7582
     Photo14 ここから下降、目印の石標476

ここで右折し植林帯目指して北斜面を降ったが小ピークの前後で同じような地形でしかもどちらにも石標がり混乱しやすい。
北斜面に幾つかの小尾根があり沢の源頭地形で何処を降っても皆馬居沢に落ちこむので、下降点から左寄りの小尾根を降るとすぐに林道終点の広場に出た。
15林道終点広場_7584
 Photo15 林道?堰堤工事用道路?終点の広場

ここからすぐ下部には堰堤があったのでおそらく工事用道路跡と思われるがかなり荒れていて落石や崩落箇所もあったがやがて道幅が広くなり路面も整備された歩きやすい道となった。

しばらく進むと秋葉山登山口の目印になっているブロック囲いの不動明王が現われた。
16不動尊_7593
     Photo16 ブロックに囲まれて扉が施錠された不動明王の祠

秋葉山へはここから馬居沢を渡渉して対岸を登るようだが今日はパスして更に降るとやがて舗装路になり左側の水道施設を過ぎると道は二俣分岐になり沢に沿った左側の道を降ると駐車スペースに出た。

木々岩峠は確認できたが尾根端から戻るときに稜線上の小ピーク北側の巻き道を通ったとき、小ピークから北に下る尾根にジグザクに降る道形があった。丁度南牧側から稜線に出て少し稜線上を歩いてから西牧へと下るような位置関係で、おそらく登りのときに沢筋から離れたデブリと二俣の間の尾根筋を下る忘れ去られた道の跡かも知れない。(茶色は線で書き入れてみた)

下山に使った林道(堰堤工事道路跡)も地図上には描かれておらず情報も殆ど無いので下降点のコル直近まで延びることが歩いてみてわかった。
西上州の山は険しさとは裏腹に標高が低く人家も近いので沢山の林道やその支線が入り込んでいて分岐も多い。獣道同様惑わされ易いので気が抜けない。

鹿岳とゴシュウ山の稜線を寸断して林道が通されているが、南牧側から稜線を越えたところで  止まっているとのこと。西牧側の何処に出てくるのか?あるいは止まったままなのかは地元の人も知らなかった。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

日本で1番海に遠い地点と榊山 霊仙峰

0海遠点_7478
     Photo0 日本で1番海に遠い地点
記録
日程:2017,12,17

メンバー:安田
12/17 天候 曇り :
コースタイム:駐車スペース(7:44)→林道終点(8:09)→日本で1番海から遠い点の地点(8:45)→榊山(9:10)→H1255(9:14~9:27)→右の耳(10:01)→H1210(10:23~10:32)→小唐沢山(10:49~10:57)→霊仙峰(11:33~11:46)→樽ヶ久保橋(12:20~12:23)→駐車スペース(13:20)
行程12.0km 累積標高1022m     ルートマップは ここ です。

日本で1番海に遠い地点(海遠点)が北海道ではなく長野県、それも群馬県との県境近くにあると知り出かけてきた。1番海に遠い地点は田口峠の近くであるが地形図を眺めていると県境が複雑に折れ曲がり群馬県側が動物の耳のように見えるので右の耳と左の耳というらしい。(ルートマップをご覧ください)
折角なので1番海に遠い地点を含め耳の部分の県境も歩いてみた。

下仁田から南牧村を通り県道93を進むと吹き溜まりや日陰部分に雪が現われだした。新雪で轍の無い九十九折れの峠道を注意深く進み県境の田口峠を通過して少し降ると樽ヶ久保橋に差しかかった。一旦停車して下山ポイントを確認後、更に降って”日本で1番海から遠い点の地点”の看板を見て左折、橋を渡って右側の駐車スペースに車を停めた。

駐車スペースから少し戻り滝ヶ沢林道のゲートをくぐって
1林道ゲート_7470
     Photo1 滝ヶ沢林道のゲート

薄っすら雪が積もった林道を進むと"海から一番遠い地点まで1800m"の看板が現われた。
看板の指示通りに進み、
2林道終点_7472
     Photo2 林道終点 登山口から丸木橋を渡って進む

1kmの看板のある林道終点からは丸木橋を渡って登山道に入りセンガ沢の右岸の林の中を行くとやがて道は沢床に降りた。ここから倒木の墓場のようなセンガ沢を 
3センガ沢_7475
     Photo3 倒木がいっぱい センガ沢を詰める

詰め二俣になったところが100m。目の前の開けた広場に"日本で海岸線から一番遠い地点”の標柱が立っていた。
4海遠点_7479
     Photo4 日本で海岸から1番遠い地点

標柱にタッチして正面に見える県界尾根に登り左折、目印テープに従って広い稜線を進むと三角点のある榊山山頂に着いた。
5榊山山頂_7485
     Photo5 榊山山頂

落葉した樹林越しに周囲の山が見えるが風が冷たいので早々に戻り、幾分風が弱まった地点で休憩。ここまではハイキングコースで道案内も豊富だったがここからは時々現われるテープを頼りに県境を進んだ。落ち葉の上に薄っすらと雪があるので踏跡があっても全く解らない。時たま現われるのは降雪後の獣道だけとなった。
6獣道_7486
     Photo6 降雪後につけられた獣道 歩いた跡は雪が無いので良くわかります

地図と落ち葉に埋もれた県界を示す石標を頼りに広い尾根を下り、枯れた笹薮を越えながら右の耳の肩に達するとヤセ尾根が登場。
7ヤセ尾根_7492
     Photo7 右の耳手前のヤセ尾根 地形図からでは予想できない

靴底に着いた雪を取り除いて注意深く渡って登ると右の耳のピーク(P1210)に出た。
8右の耳山頂_7493
     Photo8 右の耳のピーク

樹林の中のピークから小唐沢山へのコルに降り、県境はコルから凹地形に沿って南下しているがそのまま小唐沢山目指して直進。登りに差し掛かり傾斜が増してきたので木を掴まって登ったが靴底についた踏み固まった雪で足が安定せず。立ち止まれそうな所で靴の雪を取り除き久々のチェーンアイゼンを着け、どうにか足元が定まったので木に掴まって登った。
9小唐沢山山頂_7497
     Photo9 小唐沢山山頂

小唐沢山山頂は潅木に囲まれた小広場で乾燥した土の地面は鹿の足跡だらけ。某山岳会お手製の山名板があり、漸く太陽が顔を出したのでここでも休憩。
奥秩父方面は御座山が見えたが
10御座山_7498
     Photo10 御座山

八ヶ岳は雲に覆われて見えず。樹間からは大岩碧岩、奥に両神山のシルエットが見えた。
11大岩奥が両神山_7506
     Photo11 西上州の山々や大岩碧岩 奥には山容が特徴的な両神山

小唐沢山から狭い尾根を降り樹林越しにわずかに見える霊仙峰を目指して進むが二俣に分かれた尾根のどちらが霊仙峰に繋がるのか戸惑う。霊仙峰山頂に出るとテープが賑やかにあったが山名板は地面に散乱していたので拾って三角点近くに集めておいた。
12霊仙峰山頂_7510
     Photo12 霊仙峰山頂

霊仙峰から北東の尾根を降り登り返したP1210で左折し北西に下る尾根の途中から北への尾根を降った。短い距離で同じような尾根が分かれているので難しいが降る尾根を間違えると末端で雨川に突き当たってしまう。
特に尾根下部は植林帯で見通しが悪く、沢源頭の様な凹形状の地形が現われたりと樹間に雨川や県道93が見えてきても油断ならない。樽ヶ久保橋寸前で地形図に無い林道とそれに沿った支沢が出てきて一瞬驚いたが水量が少なく石飛びで渡った。目印テープも色とりどりで各種下がっていたが狙った尾根と違う尾根を降るものや、林業用と思われるものもあり惑わされやすかった。

予定通りに樽ヶ久保橋寸前にある県道横の空きスペースに降り立った後は
13樽ヶ久保橋_7517
     Photo13 樽ヶ久保橋手前の空きスペース 右奥が樽ヶ久保橋

駐車スペースまで車道歩きだったが乾燥路面、積雪路面、凍結路面と次々に変化し、その都度道路右端に寄ったり左に移ったりで普段と違って車道歩きに飽きる前に駐車スペースへと戻った。
左の耳からら樽ヶ久保橋までのバリルートではササヤブコギを覚悟していたが、ササは数年前に花が咲いたのか葉も無く立ち枯れ状態。
この山域はササが枯れている今が狙い目であろう。
 

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

ジャンクション岩峰 千駄木山

0千駄木峠の鉄塔と千駄木山_7440
     Photo0 千駄木峠の送電鉄塔66と千駄木山
記録
日程:2017,12,13

メンバー:安田
12/13 天候 晴れ :
コースタイム:駐車スペース(8:23)→バリ取り付き(5:54)→作業小屋(9:18)→支尾根先端(9:50~10:03)→ジャンクション岩峰(10:13)→小烏帽子(10:55~11:04)→支尾根付け根(11:44)→岩峰西側基部(11:54~11:58) →千駄木峠(12:59~13:07)→千駄木山山頂(13:30)→妙義荒船林道(13:50)→千駄木峠(14:08)→66巡視路入口(14:27)→駐車スペース(14:39)
行程10.2km 累積標高1260m     ルートマップは ここ です。

冬将軍が威張りだして日本海側は大雪、関東地方は晴れわたっているものの北風が冷たい。屏風のように北風を遮ってくれてしかも陽当たりが良い南面から登れる山なら気温が低くても登れば気にならない。そんな条件に当てはまったのが先日出掛けた裏妙義小烏帽子から西側の千駄木山への稜線歩き。横川からの入山川沿いではなく、下仁田からの鏑川沿いに入れば南斜面の登りとなる。

下仁田からR254を長野群馬県境の内山峠方面に走り途中の西野牧から県道43に右折、さらに途中から右折して最奥の中野集落を目指した。
徐々に細くなる道を進み中野集落最奥の民家を過ぎると舗装から砂利道になった。地図によると林道が更に奥に伸びているが轍が深くなり始めたので適当なスペースを見つけて車を停めた。

駐車スペースから林道を登って行くと3つめの左カーブに差し掛かったところで右へ下る林道の分岐が出てきた。
1林道分岐右へ_7409
     Photo1 林道分岐 右に進みます 写真では直進になる

ここから右側林道に入り、落石、崩落、草茫々でとても車が入れそうに無い道をしばらく進むと右斜面を登る踏跡(獣道?)があったので取り付いた。
何処を登っても上にある妙義荒船林道に出られると思い薄い踏跡を追うと廃林道の切り通しのところに出た。
2妙義荒船林道に出た_7413
     Photo2 壊れたカーブミラーの後ろから妙義荒船林道に出た

左折して廃林道を西に向かい
3林道崩落箇所_7414
     Photo3 妙義荒船林道崩落箇所 始めてみたガールレール支柱の長さにビックリ

擁壁が途切れた凹地形の所で右折し、稜線を目指して登り枯れ薄の繁る平地に出ると今では多分使われていない作業小屋があった。
4作業小屋_7416
     Photo4 古い作業小屋

作業小屋の右手から幼植林と潅木の境を登ると縦横無尽に錯綜する獣道地帯となったので登りやすそうなところを選んで潅木に掴まりながら稜線に乗り上げた。雑木林の中の稜線は、落ち葉は風で飛ばされ地面が露出し登山道のようであるが注意深く見ると殆ど靴の踏跡はない。
稜線上を北東に向かい樹林越しに見えるジャンクション岩峰の手前の支尾根端で一休み。
5支尾根先端露岩_7422
     Photo5 休憩した支尾根先端

支尾根端は露岩でその先は切れ落ち表裏妙義の展望が良く遠く筑波山のシルエットも見えた。
6表妙義_7425
     Photo6 表妙義 写真では判りにくいが星穴岳の右には筑波山も

稜線に戻り直進し潅木を掻き分けながら登るとジャンクション岩峰南峰の山頂、
7ジャンション岩峰北峰_7427
     Photo7 ジャンクション岩峰南峯から見た北峰東面

更に潅木の繁る頂稜進むと北峰となった。
8P990小烏帽子大烏帽子_7429
     Photo8 北峰からの展望 手前からP990、小烏帽子、大烏帽子左奥が谷急山

ジャンクション岩峰東面はスッパリ切れ落ち、基部からは高さがあるので懸垂下降は無理。引き返すかどうか悩んだが北西に降れそうだったので木を頼りに急斜面を下り始めると右側にスラブのルンゼが出てきた。傾斜もそれほど立っていないので登りなら取り付いてしまうところだが途中には苔が付いていてその上確保も無いので下りは厳しい。ここで久々にロープを取り出し立ち木をアンカーにスラブ下部まで懸垂下降、
9ジャンクション岩峰北スラブ_7437
     Photo9 帰路 ルンゼの中から見上げたジャンクション岩峰のスラブ岩壁

落ち葉の積もったルンゼの泥斜面を登り返して小烏帽子へ続く尾根に復帰した。

尾根を少し降ってみるとスラブ下部の落ち葉の中に獣道らしきものが見えたので帰路はおそらくジャンクション岩峰北側を巻いているのであろう獣道を辿ることにした。ジャンション岩峰から稜線上にあるP990を越え、落ち葉が風に飛ばされて露出した砂礫の急登を登り詰めると見覚えのある小烏帽子山頂に出た。
10小烏帽子からジャンクション岩峰へ_7431
     Photo10 小烏帽子 西峰山頂に出た 厚い落ち葉で動物の寝た跡も

休憩後引き返し、ジャンクション岩峰に差し掛かったところで今度は獣道を辿って離西側急斜面をトラバースし、浅いルンゼを2つ越えて斜面を登り返すと先ほど休憩した支尾根の付け根に出た。
越えたルンゼの中は落ち葉の堆積が深く、尾根筋では風に飛ばされ地面が露出しているので獣道も時々失ってしまった。木の葉が無いので多少周囲の地形が見えるが繁った時期では視界が限られ進路確認が大変になりそう。

更に稜線上を進むと今度は遠くから見ると山頂が平坦に見える岩峰の岩壁が立ち塞がった。
11岩峰南面_7439
     Photo11 無名岩峰の東側岩壁 近くから見ると尖った岩峰に見えるが

南面には幼植林があるので巻くことが出来ると思い左折して岩峰基部に沿って南側を巻き降ると獣道があちこちにあった。動物の足跡だらけの岩屋の前を通過して
12岩峰南基部の岩屋_7441
     Photo12 岩屋の乾燥した土砂の底面は動物の足跡だらけ

巻き上がって稜線に出て振り返るとこちら側は切り立った垂壁ではなくカンテを登れそうであった。両側が切れ落ちていたが途中まで登って見ると岩峰との間に下部が泥で埋まったキレット。
13岩峰西面_7444
     Photo13 岩峰北面には大きく口を開けた猿も 岩が猿の横顔に見えませんか

引き返して更に稜線上を進みP940を越えると稜線は次第に狭くなり千駄木峠の送電鉄塔を前にして行き止まりになってしまった。
14鉄塔列65から6463_7448
     Photo14 高岩と入山川沿いに立つ西群馬幹線の送電鉄塔列

地形図を見ると尾根側面にある林道の斜面にはがけ記号が並んでおり引き返して降っても手持ちロープで林道まで降りられるかどうか確信が得られない。既にジャンクション岩峰下降時に着けたハーネスはそのままだったので尾根端から岩壁を懸垂下降した。
15尾根端_7449
     Photo15 ここから懸垂 正面には千駄木峠の送電鉄塔66が見える

7~8mの垂壁を下降して更に尾根を進み千駄木峠の切り通し部分の勾配が緩んだところで落石防止金属ネットを伝って千駄木峠に降り立った。
16千駄木峠_7453
     Photo16 千駄木峠 正面の尾根から切り通しに降りてきた

千駄木峠から細い尾根を登り
17千駄木山取り付き_7455
     Photo17 千駄木峠からヤセ尾根に取り付き千駄木山へ

いったんコルに降って登り返すと千駄木山山頂。
18千駄木山山頂_7457
      Photo18 千駄木山山頂

ここも展望が無いが落葉した今だけは木々の間から高岩と三角形の山容の稲村山が良く見えた。千駄木山山頂からは広葉樹林の乾燥した砂礫の急斜面を木の幹や露出した根に掴まりながら西に向かって降り妙義荒船林道に降り立った。
千駄木山山頂からは広葉樹林の乾燥した砂礫の急斜面を木の幹や露出した根に掴まりながら西に向かって降り妙義荒船林道に降り立った。

千駄木山を巻く荒れ果てた廃道を千駄木峠まで戻り、西群馬幹線67への道を示す黄色い標柱に従って右折、巡視路を降って中野集落からの林道に出た。
19巡視路入口_7465
     Photo19 中野集落からの林道横に立つ送電鉄塔66と67への黄色い巡視路標柱

巡視路も歩かれていないようで薄い踏跡が時々消たり土砂で埋まっていたが良く探せば巡視路特有の黒いプラスチック階段が設けられているところもあった。
巡視路出口には67と66と書かれた標柱があったので妙義荒船林道にあった鉄塔67への道を示す黄色標柱は林道が廃止される以前に使われていたものかも知れない。妙義荒船林道が廃道となった今は中野集落からの林道から巡視するのであろうか ?

送電線西群馬幹線は地図に記載が無いが裏谷急沢取り付きは61標柱、千駄木峠は66という具合に妙義荒船西上 州を歩きまわるのに非常に役立つ。
中野集落からの林道を降るとすぐに朝通過した分岐が出てきたところで周回を終え、往路を駐車スペースへと戻った。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 大烏帽子小烏帽子

0大烏帽子小烏帽子ジャンクション岩峰_7316
     Photo0 大烏帽子小烏帽子ジャンクション岩峰へと続く裏妙義末端
記録
日程:2017,12,05

メンバー:安田
12/05日 天候 晴れ :
コースタイム:正八幡神社(8:16)→尾根取り付き(8:32)→小烏帽子分岐(10:04~10:13)→小烏帽子(10:29~10:37)→大烏帽子(10:58)→P1070(11:03~11:13)→大黒乗越(11:36)→登山道合流(12:24)→谷急山山頂(12:39~12:56)→柱状節理展望箇所(13:46)→入山川渡渉(14:28)→正八幡神社(14:58)
行程9.2km 累積標高1184m     ルートマップは ここ です。

妙義最高峰の谷急山が独立峰でもないのに地図では登山道が行き止まりとなっている。以前 裏谷急沢 や一般道歩きで 谷急山 へ登ったが他にもルートはないかと探してみると隣の大烏帽子経由でも登られているらしい。一般道から登ったときも山頂手前にあった木に打ち付けられていた古い指道標から他にもルートが有るのではと気になっていたので山名が地形図に記されている大烏帽子小烏帽子から谷急山に登った。

登山口は碓氷軽井沢ICで降りて県道92を戻ったほうが良さそうであったがナビが示したのは松井田妙義ICで降りてR18碓氷バイパスから県道92に入るコース。ナビに従って進み碓氷軽井沢ICに向かって道路左側にある正八幡神社前の駐車スペースに車を停めた。
1正八幡神社_7254
     Photo1 正八幡神社 鳥居を潜って橋を渡って対岸へ 右折して石段を登ると社殿

登山口を示すようなものは何も無く、明瞭な踏跡も無いので正八幡神社の鳥居を潜って橋を渡って右折し長い石段を登って神社に出て、神社裏手から植林の中を右手の沢を目指して登るとすぐに林道跡に出たので沢に向かって進むと赤い橋が架かっていた。橋から殆ど水流の無い沢床に降り右岸沿いに沢筋を登って行くと踏跡が現われたり消えたり。
歩き易そうなところを選びながら進むとやがて二俣(見方によっては三俣かも)に出たのでここで沢筋から離れ中央の緩勾配の広い尾根に取り付いた。
2中央尾根取り付き_7256
     Photo2 ここから中央の尾根に取り付く

やがて尾根は勾配を増すとともに細くなってきて雑木林越しに隣の大黒岩が見え出し、
4大黒岩_7261
     Photo3 大黒岩

尾根上の小ピークを3つほど越えると岩場が現われた。
4泥岩_7266
     Photo4 尾根に現われた岩場 正面突破

Ⅲ級程度の岩場を登り更に進んで小ピークを越えると大黒岩は既に左後方眼下、時折開ける展望ではこれから進む大烏帽子から谷急山への尾根が見え出した。
尾根上に現われた大岩を右から巻き細いリッジを渡ると雑木林の中に小烏帽子との分岐点のある小空間が現れ地図を確認すると小烏帽子への分岐。
5小烏帽子分岐_7276
     Photo5 小烏帽子への分岐 ビールの空き缶が2個枝に刺してある 良く見ると木に赤ペイントも

休憩後、小烏帽子目指して歩きやすい尾根を降って行くと横切るように立派な踏跡が幾筋か現われた。皆斜面をトラバースしているし、動物の蹄の跡はあっても靴跡は無いので獣道らしい。
いったん降って登り返し露岩の小ピークを越えるとやがて小烏帽子に到着。小烏帽子の細長い山頂には地図に現われない小ピークがあり何処が山頂かわからなかったのでず西ピークに行ったり東のピークに行ったりウロウロしてみたが山名を示すようなものは見出せなかった。多分最初に到着した中央のピークが"小烏帽子”と思われる。
6小烏帽子山頂_7281
     Photo6 小烏帽子山頂

分岐への帰路、尾根の上から斜面の落ち葉の中に延びる獣道の行き先を目で追うと大烏帽子との間の谷間に水を湛えたヌタ場がありあちこちから動物が集まって来るようだ。この辺りから大黒乗越付近まで獣道があちこちに見受けられ、大黒乗越先から岩峰帯となるし谷急山への一般道は人が入っているが大烏帽子小烏帽子周辺は稀に人が入るだけなので動物天国らしい。
7ヌタ場_7287
     Photo7 谷間のヌタ場 落ち葉の斜面に黒筋の獣道がはっきり解る

小烏帽子への分岐からはすぐに大烏帽子に到着。
8大烏帽子山頂_7289
     Photo8 大烏帽子山頂

山頂は樹林に囲まれて展望は無く山名板が下がっているだけだった。樹林越しに星穴岳の姿が見えるので展望が良いところがないかと思い星穴岳に近づくように少し稜線を南下してみたがやはり展望は得られなかった。ここでも木漏れ陽を受けながら休憩を取り、大烏帽子まで戻って谷急山を目指した。

大烏帽子から北東に降りすぐに北へ延びる尾根に進路を変更し一段降って登り返し山石標のある小ピークから急登を降ると歩きやすい尾根になった。さらにもう一度登降坂すると大黒乗越の尾根鞍部に出た。大黒乗越から登り返すとすぐに第一岩峰の大岩が立ちはだかった。大岩を右から巻き上げ岩上に出て尾根を進むと次が第二岩峰。
9第一岩峰を振り返ると_7297
     Photo9 第一岩峰を振り返る 奥は大烏帽子

第二岩峰の基部を左から巻き進み、途中から岩の上に乗り上げて左に回りこんで基部の落ち葉の中を巻き上がると突然目の前に岩塔が現れた。
10第三岩峰_7299
     Photo10 第三岩峰

第三岩峰の岩塔は左に回りこみ基部をトラバース。やがて落ち葉も堆積できないような急斜面を木に掴まって進み、一瞬岩壁が奥まって途切れたところから一段上の狭いバンドに上がって岩壁沿い進んだ。
11第四岩峰バンドから第三岩峰を振り返る_7302
     Photo11 バンドから第三岩峰を振り返る

バンドに上がったところから第四岩峰になるがやがてバンドは泥斜面で消滅したので今度は登り易そうな泥壁を選んで登り稜線に出た。
12第四岩峰を振り返る_7303
     Photo12 泥壁登り途中から第四岩峰を振り返る

トラバースした斜面は乾燥していて一歩進むたびに踏んだ砂と泥が斜面を流れ降るような土質だったので、岩壁に近く潅木混じりで立ち木もある手掛かり豊富なラインを進んだが、下のほうに見えた踏跡らしきルートでは夏は立ち木で日差しが遮られるため潅木が無く手掛かりに乏しかった。
地面は濡れると滑りやすい黒土ではなく乾燥すると白くなる砂混じりの土だったので乾燥していた今回は手掛かりになる潅木が多いラインを進んだが、地面に湿り気があるときには今よりは滑りにくいので下部のトラバースラインを使い、一気に第三第四岩峰を巻いたほうが良さそうだ。

岩峰群を通過し歩きやすくなった稜線を進むとすぐ見覚えのある朽ち果てた指道標がある一般登山道に合流し、
13合流点_7307
     Photo13 破線一般道との合流点

小ピークを2つ越えて谷急山山頂に到着。
登りだしたときは殆ど無かったが雲が大烏帽子を過ぎた辺りからかかりだし谷急山山頂では上空が雲の覆われてしまった。
14山急山_7312
     Photo14 以前登った 山急山 (岩山です)の谷急山山頂からの眺め

山頂で腹を満たし周囲の山を展望して立ち去ろうとしたが潅木に囲まれた山頂にあるのは家庭用園芸ポールに吊るされた山名板だけで妙義最高峰としてはあまりに寂しい。かといって何もお手持ちが無いので"波平さんの髪の毛"のような枯れ枝を見つけて岩の割れ目に差し込んで立てておいた。
15谷急山山頂_7321
     Photo15 谷急山山頂

谷急山山頂からはブッシュを掻き分けて北稜に入り込み、地図には記載されていないが踏跡がしっかり付いた尾根を降った。
16北稜南面の岩壁_7326
     Photo116 北稜 南面は切れ落ちた岩壁 稜線上の岩リッジを下降

いつ歩いても途中の柱状節理を見ながらのヤセオネ降りは素晴らしい。
17柱状節理_7325
     Photo17 裏谷急沢への斜面にある柱状節理

丁度柱状節理の展望ポイントに差し掛かったあたりで雪混じりの強風にあった が下山して県道に出る頃には青空、風も殆どやんでいた。気圧の谷の通過か?狐の嫁入り?
裏谷急沢の沢登りにも下山時同じコースを歩き、入山川の渡渉前後でヒルに取り付かれたが寒くなったこの季節ではヒルの姿は無く無事渡渉した。
ガードレールの切れ目から県道に上り、途中道路の擁壁工事2箇所での信号で待ちにあい正八幡神社前の駐車スペースに戻った。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名山 東北部の山巡り

0獅子岳からの五万石_7209
     Photo0 獅子岳山頂からの五万石
記録
日程:2017,12,02

メンバー:安田
12/02日 天候 晴れ :
コースタイム:ヤセオネ峠駐車場(7:23)→臥牛山(7:37~7:42)→高根(8:17~8:24)→伯耆山(9:02~9:15)→蛇ヶ岳林道(9:31)→五万石(9:44~9:52)→獅子岳(10:17~10:38)→蛇ヶ岳林道(11:03)→蛇ヶ岳登山口(11:47)→蛇ヶ岳山頂(11:58)→オートキャンプ場(12:11)→榛名湖温泉側登山口(12:38)→榛名富士山頂(13:17~13:33)→ロープウエー側登山口(14:05)→つつじの道入口(14:14)→ヤセオネ峠側つつじの道入口(14:38)→ヤセオネ峠駐車場(14:50)
行程16.9km 累積標高1308m     ルートマップは ここ です。

地形図を見ていて”五万石”という変わった名前の山を見つけた。地図にルートは載っていないが落葉した季節なら枝越しに周囲の地形も解りそうなので出かけることにした。といっても林道歩きですぐに登れてしまいそうなので周辺の情報を集め榛名山北東部の低山巡りの周回ルートを設定。
今回欲張った周回は伏牛山(ねうしやま),高根(たかね)、伯耆山(ほうきやま)、五万石(ごまんごく)、獅子岳(ししたけ)、蛇ヶ岳(じゃがたけ)それに榛名富士。

渋川から県道33で伊香保を通過、小さなRのコーナーの連続する坂道を登りきり道路が一直線になったところがヤセオネ峠。峠から緩やかに降るとすぐの右側にあるヤセオネ峠の駐車場に駐車した。

臥牛山
ヤセオネ峠駐車場の伊香保側入口の横の林道ゲートから林道を進み左にカーブすると見過ごしそうな木に下げられた伏牛山への指導板と踏跡が現われた。右折し踏跡を進むとすぐに岩場が現われ、ロープがフィックスされた岩の間の短いルンゼを登り頂稜に上がった。
1臥牛山蛇ルbbゼ_7185
     Photo1 本ルート唯一のフィックスロープ 臥牛山頂稜への登り 

頂稜を進んで途中北見岩の横を過ぎ西端の潅木に囲まれた露岩上に立つと展望が広がり榛名の峰々以外に赤城山まで見渡せた。
2榛名富士掃部ヶ岳烏帽子岳_7186
     Photo2 臥牛山から榛名富士 掃部ヶ岳 烏帽子岳方面の展望 

漸く体が暖まってきたのでここで脱皮し、北見岩まで戻り今度は東吾妻町を見下ろしこれからの進路を確認。

高根
北見岩の横からP1200へと続く尾根を下降するが霜がキラキラ光る落ち葉で覆われていて踏跡が有るのか無いのか解らず、しかも落ち葉の下の地面は凍結していて滑る。木に掴まりながらコルまで降ってP1200に登り返したところで右折し、なだらかな尾根を降って高根を目指した。
陽射しを受けて霜が消え去った落ち葉を踏みながら尾根を降ると道路が接近、少し進んで道路から離れ再び道路に接近。今度は道路より低いところを歩いて登りに差し掛かると道路は再び離れていった。尾根をダラダラと登って行くと何処が山頂か解らないが”高根”の山名板が木に下がっていた。
3高根_7196
     Photo3 朝日を受ける高根山頂 

尾根を先に進んで降りだしやがて前方の尾根端が見えなくなったところで休憩。

伯耆山
尾根の先は道路の擁壁で切れ落ち、道路を挟んで反対側には高根展望台があるのでここから再びP1200目指して上り返し、P1200直前でトラバースして伯耆山へのコルに出ようとしたが潅木のブッシュが煩いのできっちり登り返して尾根を進み一登りで伯耆山山頂に出た。
4伯耆山_7197
     Photo4 木立の中の伯耆山山頂 ここにも朝日が差し込んでいます

樹林と潅木で展望が無いが陽射しはあるので休憩し、五万石へと続く尾根を降るがここもまだ落ち葉の下の地面は凍っていた。やがて勾配が緩むと今度は林道の擁壁の上に出てしまわないように注意して進みプレハブ小屋の横に降り立って蛇ヶ岳林道に出た。
5五万石取り付き_7198
     Photo5 蛇ヶ岳林道横のプレハブ小屋 ミラーの後ろの斜面が五万石への尾根

五万石
五万石へは林道反対側の尾根を登らなければならないが五万石側の林道横は小さな切り通しになっているので、東側斜面から登りだすと植林の中に踏跡が現われたがそれに従うと巻いてしまいそうなので適当なところから雑木林の尾根に登った。
6五万石の斜面_7202
     Photo6 厚く敷き詰められた落ち葉の絨毯 五万石への斜面

右折して尾根を進むとやがて尾根は消え去り落ち葉の分厚い絨毯の急登となり、登りきって頂稜に出た所で左折しそのまま登って行くとここも展望が無い五万石山頂に出た。
7五万石山頂_7201
     Photo7 ここも木立の中 三角点のある五万石山頂 

落ち葉スリップに注意しながら林道目指して降ると、切り通しの西側に出てそこにはちゃんと目印テープと踏跡があった。

大概のところでは山の取り付きには良く見れば目印が下がっているが其の先はブッシュ。ブッシュを掻き分けて進むとやがて踏跡が出てくるので慣れないうちは戸惑うことしきりであった。やはり場数を踏んで慣れないと難しいかも。
はじめのうちは人に入られたくないので隠す意味でブッシュのままなのかと思っていたが、そのうち林道や人通りの多い登山道横は日当たりが良いからブッシュになってしまうのかとも思いだした。隠すにしろ植物の成長にしろ山歩きの第一の核心部は取り付きであることに間違いない。踏跡さえ見出せばあとはそれなり。

獅子岳
五万石から林道に戻って右折、獅子岳への取り付きを探しながら進むと左側に目印テープを発見。左折して作業道らしき踏跡を登って行くとやがて踏跡が交差する尾根のコルに出た。ここを右折し次第に細くなる尾根を登って行くと山頂らしき大岩が現れた。踏跡を辿って岩を巻いて反対側から登りつめると獅子岳山頂の露岩の上に出た。
8獅子岳山頂背景は伯耆山_7207
     Photo8 獅子岳山頂の露岩 後ろに見えるのは伯耆山 

榛名山北東方面の展望が広がり上越国境の真っ白い雪山が良く見えた。前に登ろうとして止めた烏帽子岩からの展望と大差無いと思われる。
獅子岳山頂、風も無く陽射しポカポカ展望良し。
9蛇ヶ岳と榛名富士_7212
     Photo9 蛇ヶ岳(左)と榛名富士(右) 

ここは古い地図では獅子岳と記載されていたが今は記載なし。ネットで調べると獅子岩との記載も見られるが隣の子持山にも獅子岩もあるので両者を区別する上でもここはやはり獅子岳が良いのでは。

獅子岳から尾根のコルまで戻り右折して尾根のコルを横切りトラバースするように延びる作業道に入った。獅子岳から尾根を直進する踏跡は先の登った伯耆山へのルートだと思われる。
植林の中の薄暗い作業道を進むと右に分かれる分岐が現われた。多分地形図に破線で示されている道だと思うが辿ってきた作業道は更に直進しているので先へ進むと尾根を上がってくる踏跡と交差。植林帯なので作業道がいろいろ現われるが、適当なところで見切りをつけ凹地形の踏跡を降るとすぐに蛇ヶ岳林道に出た。
左折し舗装林道を登って行くと地図に無い真新しい林道分岐に出た。名称は"蛇ヶ岳林道支線"と書かれており銘盤には平成27年とあったのでまだ地図には記載されていないようだ。帰宅して調べると地形から見てヤセオネ峠からの林道と繋がるのかも?

蛇ヶ岳
やがて蛇ヶ岳林道はダート路になり間近に烏帽子岳の岩壁が見え出すとゲートが現れすぐに蛇ヶ岳登山口が現われた。
10蛇ヶ岳山頂_7231
     Photo10 蛇ヶ岳山頂 

左折して尾根を登り詰めると蛇ヶ岳山頂に出たが雑木林と笹に覆われ休憩できるような広場も無かった。単なる登山道の通過点といったところで歩いているうちに道は下りだした。降りは笹が刈られた歩きやすい道で休憩場所を探すうちにオートキャンプ場の一隅に出てしまった。
ここからはヤセオネ峠の車に戻る予定であったがまだ正午を少し過ぎたばかりなので、何度も訪れている榛名山だが榛名山を代表する榛名富士に登ったことが無かったのでチャンス到来と思い榛名富士を目指した。

榛名富士
オートキャンプ場内を歩きゲートを出て右折し道路を歩いて蛇ヶ岳登山口まで戻り榛名湖温泉を目指したが、途中から舗装道路歩きに飽きて山麓を歩いて登山口に到着。登山口からは然程急登でも無いのに九十九折れになった登山道を登りきると山頂に到着。
11榛名富士山頂_7243
     Photo11 榛名富士山頂 榛名富士神社

ここまで登山者に出会わなかったがここはロープウエーで登ってくることができるので観光客がチラホラ。中にはハイキング姿でザックを背負ったグループもいたが・・・・別世界に迷い込んだみたいだ。しばらく休憩を取っていなかったがここでの休憩は景色を見るまでも無く広場の片隅でひっそりと休憩。
山頂からは潅木に邪魔され周囲の山々の展望がいまひとつ。山頂からロープウエー駅を目指して一段降り、下山の登山道を漸く探し出して一目散に下山。

麓のロープウエー高原駅前を通り、途中から舗装がされていないつつじの道へ入りヤセオネ峠を目指した。つつじの道の両側は笹が刈り払われていて所々の潅木には目印テープや里程標が掛かっていた。
12つつじの道分岐_7251
     Photo12 つつじの道 季節には両側につつじが咲き誇る 

おそらく積雪期のスノーシューハイキングと思われる。つつじの道はやがてオートキャンプ場からの舗装道路に出て。しばらく歩くと県道に合流。やがて黒髪山神社の赤い鳥居が見え来ると程なく駐車場へと戻った。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名 鬢櫛山 居鞍岳 周回

0烏帽子岩_7177
     Photo0 鬢櫛山尾根の烏帽子岩
記録
日程:2017,11,27

メンバー:安田
11/27日 天候 晴れ :
コースタイム:市営駐車場(7:35)→硯岩(7:56)→沼峠切り通し(8:10)→鬢櫛山(8:43)→H1200(9:24~9:38)→烏帽子岩(9:55~10:24)→榛名自然観察教育林(10:48)→居鞍岳登山口(11:15)→居鞍岳(12:04~12:15)→掃部ヶ岳(13:07~13:29)→湖畔の宿公園(13:58)→市営駐車場(14:02)
行程11.2km 累積標高1180m     ルートマップは ここ です。

群馬県の北西部吾妻方面の山に出かけた際、R145を走っていると榛名山北麓にコブのような山が目につく。調べてみると居鞍岳。夕暮れ時に榛名山を見ると外輪山のそれぞれの山の判別は難しいが、なだらかな稜線のシルエットの中にポンと出っ張った居鞍岳は直ぐわかる。

居鞍岳へのルートは東吾妻町側からの登山ルートと掃部ヶ岳から降ってくるルートが在るがいずれもピストンになってしまう。そこでいろいろ思案した結果、外輪山の鬢櫛山からの尾根を烏帽子岩まで降りそこから林道を歩いて居鞍岳登山口へ移動、居鞍岳に登って更に掃部ヶ岳経て周回するルートを思い立った。
鬢櫛山から烏帽子岩を通って居鞍岳登山口まではバリエーションルートであるが、標高が1350mから950mの範囲の広葉樹林帯なので地形の見通しが利く落葉した季節が最適。 

途中高根展望台に立ち寄り、榛名湖を半周して高崎市営駐車場に着くと停まっている車は1台のみ。紅葉が終わりしかも月曜日なのに他車が停まっていたことに驚く。

駐車場からすぐの高崎市の榛名林間学校"榛名湖荘"の横から登山道に入り掃部ヶ岳と硯岩分岐で右折し硯岩を目指した。
硯岩山頂からは昇ったばかりの太陽が榛名湖面に反射して眩しい。榛名富士を始め見渡せる山々は全て黒いシルエット。
1榛名富士_7128
     Photo1 榛名湖と榛名富士

硯岩から鬢櫛山へはいったん戻って途中から鬢櫛山への登山道に入り県道28の沼峠の切り通しに出て鬢櫛山へ登り返すようだが、途中にある県道28の沼峠の切り通しまでは迷うような地形でもないのでショートカットして切り通しに出た。
2沼峠切り通し_7131
     Photo2 県道28 沼峠の切り通し 陽の当たっている斜面奥から取り付く 気温-1℃

切り通しの擁壁北端には鬢櫛山への取り付きが見つからなかったので榛名湖側に移動すると目印や踏跡は無かったがガードレールの奥に目印と思われるテープを発見。
棘の有る潅木を掻き分けて笹の中を進むすぐに踏跡が出てきたので登って行くと尾根に出た。このルート今では"山と高原地図"に記載されていないが切り通しが出来る前は尾根通しで硯岩から鬢櫛山まで歩けたようだ。
鬢櫛山への尾根を登って行くとやがて疎林に囲まれて展望が無い鬢櫛山山頂に出た。
3鬢櫛山山頂_7133
     Photo3 鬢櫛山山頂

山頂を直進しすぐに樹林の中に北へ延びる尾根を見出したので登山道から外れ膝下丈の笹に覆われた疎林に入った。ここから多少の登り返しはあるものの烏帽子岩まで尾根降りとなる。

冬枯れの枝越しに隣の尾根が見えるが踏み跡は無く、緩やかな降り勾配その上尾根が広いので自分の位置が把握しづらい。次々に現われる支尾根に誘導されないように注意しながら進んだが登りと違い体力は使わないが降りは神経を使う。
4尾根道_7137
     Photo4 烏帽子岩への尾根 うるさくない程度の潅木あり

途中陽だまり休憩を取り更に進むとだbbだbb稲は狭くなり岩が立ち塞がった。一度登って先を窺い戻って右から巻いて稜線に登り返し雑木林に覆われたコブを越えると突然目の前に大岩が現れた。
5烏帽子岩_7143
     Photo5 目の前に現われた烏帽子岩 スラブの岩で上下に走るクラックあり

基部まで進むと崩れた石祠がありその先から大岩に登れそうであった。
一段大岩基部まで戻ってザックを降ろし大岩の登路を検討してウロウロ。
大岩表面はスラブでホールドは無く、大きなクラックの中には潅木が生えていたが登られている様子は無い。大岩の左右側面はクラックも無く切れ落ちていてここも手掛かりなし。
一段目は2mほどでクラックを使えば登れそうなので登ってみるとここにも石祠があり、山名板には”烏帽子岩”と書かれていた。
6中段の石祠_7146
     Photo6 一段上がったところにある石祠 更にもう一段上のピークにもあり 背景は居鞍岳

一段上がってバンドを右に進むと潅木の生えたクラックがあったがバンド直下は切れ落ちていてクラック途中から落ちると怪我では済みそうに無い。岩のピークにも石祠が見えるのでかつては登られていたようであるが・・・・・
ピークの潅木は今の季節では生きているのか枯れているのか解らない。支点を取れるような岩があるかどうかも不明、人工的なものは見当たらなかった。いつだったjか支点を取ろうとしたクラックの中の潅木が根こそぎ抜けたことがあったので今回はあっさり烏帽子岩は諦めた。
7谷川岳_7150
     Photo7 バンド先端から見た谷川連峰

30mロープとハーネス、多少のガチャは用意してきたが・・・・・お守りと思えばなんのその。

烏帽子岩基部から木の幹を手掛かりに急斜面を降りすぐに緩やかな尾根に降りたった。地図には現われない沢の源頭部のような凹地形が幾筋も現われ何処を降ってもすぐに深沢川と合流するが、深沢川の渡渉が嫌なので地形を読みながら忠実に尾根を降るとやがて樹林越しに林道のガードレールが目に入った。
深沢川近くまで降ると榛名自然観察教育林の東屋や案内板が見えだし、
8榛名自然観察教育林_7151
     Photo8 榛名自然観察教育林 東屋やベンチ対岸の林道脇にはトイレ駐車場あり

潅木に隠れた簡易鉄橋を渡って対岸の林道に出た。

ここまでが本日の核心部。降ってきた尾根は膝丈の笹に覆われ背の高い疎林が茂り多少潅木がうるさいところもあったが藪といえるほどではなかった。しかし目印なし、踏跡も無かった。時々イノシシの掘り起こした跡があったのでそこが踏跡だったのかもしれない。

林道に出て少し左に進み沢形で途切れた擁壁の横から斜面を直登。やがて廃林道に出て右折し枯れ草の林道を歩いてゆくと榛名湖と東吾妻舞を結ぶ県道28に出た。
9居鞍岳登山口_7159
     Photo9 左側黄色い看板の手前の垂れ下がったテープが登山口の目印

県道26を東吾妻方面に少し降ると左側に崩れた木段があり目印テープが下がっていた。
居鞍岳登山口かどうか解らないので道路に沿って榛名湖方面に上る木段を登って行くと尾根直登コースと鉄塔巡視路の分岐が現われた。ここまで居鞍岳への指導標は全くなく分岐の板には巡視路を勧めるように書かれていた。

今度は登りで尾根も単純一直線なので所要時間の短い直登ルートを歩いたが、分岐のところで書かれていた通り全く整備されていなくて細い倒木が登山道と思われるところにも散乱。わずかに踏跡が残っているが一般道とは言いがたい。何度か肩のようなところを通過しそのたびに山頂と思いガッカリ。やがて2基の石祠が見えてくると漸く山頂で、少し進むと木に掛けられた山名板と三角点があった。
10居鞍岳石祠_7162
     Photo10 居鞍岳山頂の石祠 背中合わせで2基 尾根の左右の集落を向いているのか?

居鞍岳からはいったん降り登り返すと掃部ヶ岳山頂。
11掃部ヶ岳山頂_7166
     Photo11 掃除部ヶ岳山頂指導標の裏から出てきました。注意書きがあったが文字読めず

居鞍岳からは目印テープや⇒印が時々現われたが、膝丈の笹の中の登山道は登山者が少ないのか笹原の中に筋状跡が見えるようなハッキリした道ではなかった。掃部ヶ岳山頂直前笹が途切れ露地に出たが山頂からは見えない位置なのでどうやらお花畑?笹原の中を迂回した。

掃部ヶ岳山頂からは榛名湖も見えず展望があまり良くないが腰を下ろすのに最適な路岩があるので休憩を取っていると陽射しが翳り始めた。本日始めて登山者と出会い山談義、その後、"湖畔の宿記念公園"を目指して下山。落ち葉に足をとられないように足元を見ながら歩いていてふと横を見たら森の中に黒い裸婦像。
12湖畔の宿公園_7171
     Photo12 突然現われた榛名湖を見つめる裸婦像 山の淋しい湖にひとり来たのも・・・・

驚いて前方を見ればすぐそこが"湖畔の宿公園"であった。
公園からは遊歩道を歩いて駐車場へと戻り周回を終えた。

ご他聞に漏れず榛名山も者ハイカーが良く歩くところとそうでないところがはっきり別れ、登山道の傷みが酷い所がある一方自然に帰りつつある道も多いようだ。榛名最高峰ということで展望を期待して登るハイカーが多いが、登ってみれば期待に反して榛名湖の展望は無く見えるのは榛名神社方面の山と谷だけ。休憩して用を足してここから戻ってしまう人が多いらしい。10年前に比べると登山道の笹も刈り払われず、立ち木も背が伸びて展望は悪化。時代とともに山も変わるとのこと。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小滝の里から備前楯山

0備前楯山山頂_7081
     Photo0 足尾 備前楯山山頂
記録
日程:2017,11,24

メンバー:安田
11/24日 天候 晴れ :
コースタイム:小滝の里(7:50)→切り通し(8:00)→廃坑入口跡(8:10)→石積堰堤(8:38)→二俣(9:07~9:20)→尾根登山道(10:01)→備前館山(10:08~10:25)→登山道指道標(10:32)→長門峯(10:55)→H955(11:21~11:28)→石標(11:36)→切り通し(11:49)→小滝の里(12:01)
行程6.5km 累積標高760m     ルートマップは ここ です。

買い物に出かけたマーケットの屋上の駐車場から見ると日光方面の山並みが薄っすら雪化粧をしたようなしないような?真冬になって空気が澄んでくると日光から上州の山並みがすっかり雪化粧して白い枕屏風のように見えるのだがまだまだそこまでは至っていない。この時期ではまだ雪が締まらずに登るには早すぎるので様子見を兼ねて足尾の備前楯山に出かけてきた。

毎回山に出掛けるたびに日の出が遅くなっているのを実感するが今回も薄明から日の出まで走る車の中で過ごした。みどり市の大間々から日光に通じるR122を走って足尾の街に入る寸前で銀山平方面に左折、少し走って左側にある”小滝の里”公園に駐車。
1小滝の里_7110
     Photo1 小滝の里

小滝の里公園から文象沢(文蔵沢とも言うらしい)を遡って備前楯山に登るバリエーションコースを歩いた。このコースは"小滝の里コース"とも呼ばれるらしいが途中目印となるテープは2箇所。古い黄色の目印が一箇所だけあった。(見落としたかも知れないが)

小滝の里から文象沢の橋まで道路を戻り取り付きを探すがそれらしきものは無かった。途中擁壁の一部が切り取られ奥に伸びるコンクリート道がつけられているが登っても越えられないように厳重に封鎖されていた。
2擁壁取り付き_7109
     Photo2 ここが多分作業道取り付き 擁壁を登って越える 

多分ここが作業道入口だと思い擁壁を登ってみれば旧鉱山時代のものと思われる作業道に出た。
車が通れそうな九十九折れの砂利道を登って行くと次第に道は細くなり、やがて尾根末端の切り通しを通過すると
3切り通し_7066
     Photo3 尾根末端の切り通し 帰路はこの上に出てきます

其の先は岩が抉られた作業道を進むと右下に文象沢が見えてきた。
4岩を崩したトラバース路_7067
     Photo4 岩が抉られて設けられた作業道

やがて沢床が近づいてくると坑道入口跡に出た。
5坑道入口跡_7068
     Photo5 石で閉じられた廃坑入口

坑道入口は石で埋められて閉鎖されておりその前の広場までで作業道は終わっていた。
廃坑道入り口横から文象沢(文蔵沢)の沢床に降り立ち大石がゴロゴロする涸沢ゴーロとなった。
6ゴーロ_7070
     Photo6 涸れた文象沢(文蔵沢)のゴーロ

水流の無い滝や石積の小さな堰堤、蛇篭を立てて並べた護岸などが現われたが基本沢床歩きで進んだ。
やがて右岸への登り用のトラロープが現われ、良く見ると奥では沢を跨ぐように張られている。ロープ右末端は左岸の石積の上の広場にまで延び、広場には索道の一部と思われる古い機械の残骸も残されていた。
7索道終点_7072
     Photo7 索道終点の広場

トラロープを跨いで進むと直ぐに沢の狭窄部を石積で塞いだ小滝に出た。ここは巻いて通過しゴーロを進むとやがて石積の大きな堰堤が現われた。
8石積堰堤_7073
     Photo8 石積の堰堤 左から越えた

この堰堤は右岸から堰堤上に出た。
堰堤からは小ぶりな石のゴーロとなり落ち葉の堆積も出てきて、落ち葉を払いながら足の置き場を探しつつ進むようになってさらに歩きにくくなった。やがて右からの涸れた支沢との合流点で右俣の本流に今度は天然の小滝が現れた。
9小滝_7075
     Photo9 右俣 小滝のある本流を進む

直登可能と思われるがどちら側でも巻けるので無理せず巻いた。
徐々に勾配を増してくるとやがて前方に顕著な二俣が現われた。地形図を見るとどちらの沢を詰めても、中央の尾根を登っても稜線に出られそうなので早く稜線に出られる左俣を選択した。
10二俣の黄色標識_7077
     Photo10 顕著な二俣 中央の尾根端には黄色の標識

真ん中の尾根末端には古い黄色ペイントの標識があったが今回唯一のものでルートを示すのかどうか不明。丁度二俣に差し掛かったところで谷間に朝陽が差し込み周囲も明るさを増してきたので落ち葉の上に置いたザックが滑り落ちないような場所選んで休憩。

休憩後は沢というよりルンゼ登りとなり一段と勾配が増した。しかも一層堆積が深くなり滑りやすくなってきた。落ち葉の下は握り拳大の石の堆積から砂利程度の大きさになりやがて黒土に変化。木の根も出ていないので広葉樹の疎林の幹を伝って斜面を登り詰めると尾根上の舟石峠からの登山道に出た。
11一般道に出た_7079
     Photo11 尾根上の登山道 ここまでと違ってやはり歩きやすい

ルンゼ途中までは背中に陽射しを受けポカポカ。尾根に近づき樹林の上に空が見え出すと尾根を越えた北風で寒さを感じるようになってきて時折風に乗って飛来する風花も混じりだした。

尾根上の登山道を進み備前楯山山頂にでると、上空を流れる浮雲で陽射しが翳ったり出たり。落葉し寒々する日光の半月山や社山、中倉尾根の山肌を雲の影が横切る様はまさに初冬の景色であった。
12男体山_7083
     Photo12 社山(左)と半月山(右)の間に顔を出すチョッピリ雪を纏った男体山

目を凝らしてみると中倉山のコルには前に訪れたときには青葉が茂っていた”孤高のブナ”が落葉した姿も見えた。
13中倉山_7092
     Photo13 中倉山のコルに立つ“孤高のブナ“

備前楯山山頂から引き返し先ほど登ってきた地点を通り過ぎると舟石峠への指導標が出て来た。
14一般道指導標_7096
     Photo14 舟石峠への登山道 指道標 ここは右折せず直進

舟石峠へはここで右折であるが直進し岩混じりの小ピークを越えると薄い踏跡が出てきが岩の部分では消えてしまい落葉が積もったところでは不明となってしまう。
尾根を降り、ピークとはいえないような尾根上のコブを幾つか越えると長門峯と呼ばれるP1132に到着。
南西に伸びる尾根に引き込まれないように注意しながら南の尾根を降り、標高1000mで岩混じりの急斜面の上に出た。
標高が低くなったためか落ち葉の吹き溜まりがあちこちの岩の間に出来て、しかも乾燥していて滑るので斜面途中ではなかなか次の一歩が踏み出せない。
岩と疎林の幹を伝って降り易そうなところを選びつつ下降しどうにか勾配が緩んだ斜面で陽射しを受けながら休憩した。
15急斜面_7100
     Photo15 勾配が少し緩みここで休憩

休憩後は進路を修正しつつ降り右側が切れ落ちた岩稜に出ると右手に銀山平の”かじか荘”が遠望できるようになってきた。やがて岩稜上の石標がある小テラスまで降り、ここで左折して左の尾根を降った。
石標よりさらに直進して岩尾根を降ると多分閉鎖された旧小滝坑のあたりの出てしまい道路への着地が困難になる。
石標より10mほど手前で左折し南下する尾根を降るとやがて往路で通過した尾根末端の切り通しの上に出た。右折して切り通し手前の作業道に着陸し、多少ショートカットをしながら往路を小滝の里へと戻った。

短時間短距離の行動であったのにもかかわらず、急登では一歩進んで半歩戻る、急降下では落ち葉を足で払いながらで足腰鍛錬にはもってこいの山行であった。

Appenndix

帰路途中で立ち寄った草木ダム(貧乏神追放神社のあるところ)の風景です。中央奥にわずかに男体山が見えます。
16草木ダム_7116
Photo16 晩秋を迎えた草木湖






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 大山北尾根 天丸山北稜

0大山倉門山天丸山_7048
     Photo0 林道途中から見上げた大山倉門山天丸山のシルエット
記録
日程:2017,11,13

メンバー:安田

11/13日 天候 晴れ :
コースタイム:天丸橋(8:20)→尾根取り付き(8:44)→焼岩展望台(9:10~9:19)→大山(10:08~10:24)→倉門山(10:52)→天丸山(11:02~11:41)→P1(12:26)→P2(12:51~13:03)→P3(13:15)→社壇乗越(13:29)→天丸橋(14:00)
行程8.2km 累積標高1146m     ルートマップは ここ です。

西上州もそろそろ紅葉が終わって木の葉が落ち始めるとシーズンイン。昨年一般道で 大山や天丸山・帳付山 を歩いた折、大山山頂や天丸山山頂から地図に載っていないルートの起終点となるらしい目印を見つけた。
帰宅して調べるとやはりバリエーションルートが在ることが解ったのでシーズンイン早々に出かけてきた。ルートは天丸橋を起点に大山北尾根から大山に登り、大山から倉門山を通って天丸山までの間が昨年歩いた一般道。天丸山から北稜を社壇乗越まで降りそこから林道を天丸橋に戻る周回ルートとした。

しばらく通行止めが続いていた秩父大滝から群馬県の上野村に通じる林道上野大滝線が開通したということで始めて利用してみた。赤岩尾根や両神八丁尾根を目指すときに通る狩掛トンネルは現在通行止めになっているがここからトンネルに入らず直進すると林道上野大滝線の大滝側入口となる。
入口からはしばらくダートが続くがやがて舗装路になり走りやすくなる。しかししばらく使われていなかったためか両側から薄や小枝が伸び路幅も狭い。その上走っていると小さな落石と落ち葉の区別がつかず舗装路とはいえなかなかスピードを出すことが出来ない。
天丸トンネルで県境を越えて降って行くと天丸橋の林道分岐が現われ、直ぐ手前の駐車スペースに車を停めた。

道路から見える堰堤まで天丸沢左岸を歩き堰堤を越えたところで天丸沢を渡渉。左俣の沢筋に沿って登って行くと左の斜面に植林が現われた。
1植林境の沢筋を登る_6983
     Photo1 左折し植林との境界の涸沢の沢筋を登る

植林帯の途切れるところで左折し植林帯と雑木林の境界になっている涸沢を登って行くとやがて大岩が幾つか現れ何処を辿ればよいか思案した。大岩群の手前から右岸の植林帯の急斜面に付けられた九十九折れの踏跡を登ると直ぐに大山北尾根が二分した一方の支尾根に出た。支尾根取り付きまで踏跡は落ち葉で覆われ殆ど不明、さらに目印のテープが付いた木は倒れていて通り過ぎるときに足元に発見することしばしであった。
大山北尾根の支尾根に乗るとしっかりした踏跡が現われたが東からの支尾根に乗り換えるトラバースでは所々落ち葉で隠されたところもあり漫然と歩くことは出来ない。

やがて尾根先端の焼岩展望台に出たが丁度焼岩の上に太陽が昇り、逆光になっているので写真は諦め休憩を取った。焼岩展望台から折り返すように進むと木の根に掴まって登る急登が始まった。
2ロープ1_6989
     Photo2 焼山展望台からいよいよ急登が始まる 

狭い尾根の途中にある岩を巻いたりロープを掴んで登ったりで徐々に樹林越しに展望が広がり、隣の焼岩の姿の変化から頑張って登って稼いだ高度が解る。
焼岩展望台から大山山頂まで6箇所のロープ場を通過するとやがて勾配が緩み大山山頂に出た。
3大山山頂_6996
     Photo3 大山山頂 山名標の後ろから登ってきました

大山山頂は潅木に囲まれていて、周囲の山は小枝の間から見えるのみだがこれから進む天丸山北稜の3つのピークは見ることが出来た。
4天丸山とP1_6999
     Photo4 天丸山北稜の様子 分かりにくいが天丸山本峰とP3

上信国境の山並みの向こうには雪化粧した八ヶ岳も見えたが写真に撮ると???

大山山頂で休憩後、倉門山目指して岩場を降った。途中2箇所ロープがあったが、山頂に近いほうのロープは上部が今にも折れそうなグラグラ動くる枯れ木にフィックスされていて危険。昨年より劣化が進んでいるようだ。倉門山への尾根に降りコルで天丸橋からの一般道と合流し、登り返して倉門山山頂を通過し降ると天丸山分岐に出た。
分岐を右折し尾根を伝って天丸山の岩壁基部に出たところで左に回り込みフィックスされた年代物の太いロープを掴んで岩溝を登り、さらに上へと岩場を登って行くと潅木にかこまれた天丸山山頂。
5天丸山山頂_7015
     Photo5 天丸山山頂 標石の後ろから潅木の茂る急斜面下降に突入

山頂の露岩のうえで休憩し、昨年目をつけておいたバリルート入口から北稜目指して潅木の急斜面に突入。山頂の目印テープは昨年より増えていたが潅木帯突入位置がまちまち。といっても道らしき道は無いので歩けそうなところを選んで急斜面を潅木を掴みながら下降するとやがてヤセ尾根となった。
先端まで進み今度は潅木を掴みながら岩場を降るが、途中フィックスされていたロープはハーケンの先に古い捨て縄で確保されたトラロープ。
6ロープ1_7020
     Photo6 かなり怪しいロープ倒木にはフィックスされていません 上を跨いでいるだけ

持参のロープをだそうかと考えたが周囲は潅木で適当な確保支点が得られないので結局トラロープに荷重を掛けないようにしてバランス取り程度に使って急斜面を通過した。
7P3_7023.jpg
     Photo7 天丸山本峰からの下降途中で見た北稜P3

ロープ場通過後も潅木急斜面は続き漸く勾配が緩むとP3への尾根は平和そのもの。
8天丸山とP1間の尾根_7025
     Photo8 天丸山本峰とP3間の尾根

徐々に高度を下げてゆくと今度はP3の岩壁が出てきた。
左に回りこんでみると岩に食い込んだ太い木の根のさらに上のほうにロープが垂れ下がっていたがロープの下端を握るまでが一苦労。針葉樹の太い根は足を掛ければ滑りそうだし、しかも根が太すぎて掴めない。
9P1登り_7027
     Photo9 P3の岩壁登り ロープ下端は太い木の根のさらに上方 

岩の小さな手掛かりを使ってロープまで登ってみればあとはロープが無くても良さそう。核心はロープ下端までだった。岩場を登りきって尾根を進むと潅木と疎林に囲まれたP3山頂に出た。
10P1山頂_7028
     Photo10 P3山頂

P3から北西に伸びる緩やかな尾根に引き込まれないように注意しながら進むと、右下に木肌に描かれた赤い丸を発見。かなり古いもので殆ど色が消えかかり、良く見ないとわかりにくいが天丸山北尾根には要所云々に残っていた。
この辺りは再び平和な尾根歩きとなり、周囲が雑木林に囲まれた尾根では落ち葉が風で飛ばされてしまって薄っすら踏跡が現われ始めた。

やがて歩きやすい尾根を降りP3とP2の鞍部で岩壁が現れたがここは手掛かり足掛かり豊富なので直登し先へ進むとP2の山頂に出た。
11P2からの天丸山とP1_7034
     Photo11 P2山頂

ここも樹林の中で振り返ると枝越しに天丸山本峰とP3が真近に見え、その距離感とここまでかかった時間とに驚く。P2山頂で休憩し、地形図から見て後はのどかな尾根歩きかと思っていたら直ぐにロープのかかった急斜面が現われた。
13P2降りのロープ_7036
     Photo12 P2からの降り ここが最後のロープ

ここを通過すると落ち葉の敷き詰められた緩勾配の尾根降りとなり少し登り返すと三角点のあるP1に到着。
14P3山頂_7038
     Photo13 三角点のあるP3山頂

さらに降ると突然前方に社壇乗越の道路擁壁が出現。
15_社壇乗越が見えてきた7041
     Photo14 尾根の先に社壇乗越の道路擁壁が現われた 

尾根の切れる寸前で右折し最後は擁壁上部に沿って降って林道に出た。社壇乗越からは前回同様長い林道歩きで天丸橋まで戻りバリルート周回を終えた。

大山北尾根は急登が続き木の根登り多発なので降りに使うと面白く無さそう。体力は消耗するが上りで歩いたほうが良い。ここでの核心部は落ち葉で埋もれて踏跡が不明瞭な尾根取り付きまでの歩き出し部分。降りに使ったので何も悩まず降りてきてしまう。

天丸山北稜は3つのピーク越えと天丸山本峰の登りがあるが岩場は全て南面。北尾根を降りに使うと岩登りがあるが、逆では岩場を降るだけになってしまいロープが欲しい場面も出てきそう。岩場登りで落ち葉を手で払いながらの手足のホールド確保も雪山とは一味違ってなかなか楽しかった。

ぐるり周って5時間弱、登りの肉体労働、ルート探しの頭脳労働で心地よい疲労感であった。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 谷急山女道

0谷急山_6931
     Photo0 P2のピークから見た谷急山
記録
日程:2017,11,09

メンバー:安田

11/09日 天候 晴れ :
コースタイム:旧国民宿舎(6:46)→女道入口(7:24)→沢筋右折(8:02)→大遠見峠(8:30)→P1(8:45~8:55)→P2(9:22~9:26)→P4(9:53)→谷急山(10:02~10:26)→P1(11:29~11:36)→大遠見峠(11:46)→三方境(11:55)→三方境への分岐(12:56)→旧国民宿舎(13:01)
行程11.5km 累積標高1635m     ルートマップは ここ です。

紅葉が次第に下りて来たので標高1000mにも満たない妙義周辺も色付いた頃と思い出かけた。
昨年閉館した裏妙義国民宿舎の駐車場に入れるかどうか心配したが、建物の外観は変わっていないし駐車場も使用することが出来た。

旧国民宿舎から橋を渡り右折、中木川に沿った林道を進み慰霊ケルンのある星穴新道入口を過ぎて、林道が今度は中木沢橋で中木川を渡るとすぐに女道入口の道標が出てきた。
1女道入口_6917
     Photo1 女道入口 

林道は旧国民宿舎近くのゲートで閉じられているが女道入口までの間に資材を積んだ作業車が抜いていった。奥で工事中か?

女道入口の直ぐ奥に堰堤があったので急登で尾根に上がり堰堤を越えると思ったら道はそのまま尾根を乗越すように進みやがて谷急沢に降りて行った。
2沢筋に降りた_6920
     Photo2 尾根の斜面を降って谷急沢へ 

ここからしばらく谷急沢沿いに歩き何度か渡渉したり高巻いたりしながら進むとやがて大国乗越沢と大遠見沢の二俣に到着。
ここからは右折して沢筋を離れ落ち葉の敷き詰められたルンゼを登りつめてゆくとやがて尾根に出て、
3ルンゼ6922
     Photo3 落ち葉の敷き詰められたルンゼを登る 

さらに登って行くと大遠見峠で裏妙義の稜線の登山道に合流した。
4大遠見峠_6923
     Photo4 裏妙義稜線の登山道と合流する大遠見峠 

大遠見峠で左折し稜線を進むと一登りで標高984mの三角点のあるピークに出た。ここまで陽当りがあって腰が下ろせる適当な場所が無かったので一気に登ってきたがピーク上は陽射しがありしかも雑木林越しにではあるが展望も得られるのでここで休憩。
5P1_6924.jpg
     Photo5 P1(984m)山頂

このピークを最初のP1として谷急山まではP6まで6つのピークを越えるらしい。
休憩後降ってヤセ尾根を通過しP2へ登って行くと最初のロープ登場。ここからはP2の前後でおよそ10箇所のロープ場があった。クサリ場はP2への登りの岩場で1箇所、今回のルートでは唯一であった。
P2からは360度の展望が得られ雲間からの陽射しを受けた谷急山、丁須の頭へと連なる裏妙義の尾根、
6丁須ノ頭方面_6928
     Photo6 風穴ノ頭から烏帽子岩赤岩丁須ノ頭へと続く裏妙義の山並み 

表妙義の山々のシルエットも良く見えた。
7金洞山星穴岳_6948
     Photo7 表妙義金洞山星穴岳のシルエット 

P2山頂から急勾配を降りキッレトに降り立ち
8キレット_6959
     Photo8 P2-P3間のキレット 

P3へ巻上がる途中のトラバースは北面でバンドの幅が狭く、ザックを枝に引っ掛けて弾かれないように注意しながら登った。

P3から先は歩きやすい尾根道となり途中幾つかの小ピークを巻きながらP4P5P6と越え、高度を上げてゆくとやがて谷急山山頂に出た。
9谷急山山頂_6952
     Photo9 谷急山山頂 

途中P4にはこのルートでは珍しく古く朽ち果てた指導標が残っていた。地形図を見るとここが大烏帽子・小烏帽子から大黒乗越経由での谷急山へ登路の分岐のようだ。とはいっても踏跡を見つけらことは出来なかったが。

谷急山山頂は潅木に囲まれているが、小枝を掻き分けると浅間山や鼻曲山浅間隠山を見ることが出来る。
前回は 裏谷急沢 を詰めて山頂に至ったが、そのときは麓から途中まで芽吹きが始まったばかりの季節で、沢で落ち葉を掻き分けていたら指にヒルに取り付き血を吸われたが・・・・・
今回はそのときよりも気温が低いし、ヒルが居そうなところも通過しなかったので何事もなし。

江戸時代に和宮が通った軽井沢宿から峠を越えて碓井の関所へ降る中仙道の尾根道、かつては有料だった入山峠を越える碓井バイパス、トンネルで長野群馬県境を通過する上信越自動車道と時代の移り変わりで位置が変わった交通の変遷が良く見えた。

10高岩_6946
     Photo10 真ん中の岩山が高岩 麓に見えるのが上信越道と高岩トンネル 

残念ながら時代的には旧中仙道と碓井バイパスの間に位置するカーブのコーナーが連続した旧道は良くわからず。

陽射しを受けながら休憩した後は往路を大遠見峠まで戻り、ここは直進して三方境まで尾根を進んだ。
紅葉した木々に目を奪われながら進みやがて
11落ち葉の尾根道_6974
     Photo11 落ち葉の絨毯を踏みながら下山 

薄暗い植林帯に入り、中木川の流れの音が聞こえだすと眼下に流れが見え出した。
12紅葉_6976
Photo12 植林帯手前の紅葉 

いったん川近くまで降って緩やかに登り返すと道は幼木の植林へと入って行きすぐにコンクリート舗装の林道に出た。林道で右折し、丁須の頭への登山口を過ぎ旧国民宿へ戻った。

ちなみに谷急山の近くには 山急山 という岩山もあります。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

古界名山(こげえなやま)

0古界名山_6913
     Photo0 県道55から見た古界名山
記録
日程:2017,11,05
メンバー:安田

11/05日 天候 晴れ :
コースタイム:仙人窟遊歩道入口(7:07)→分岐(7:37)→岩壁(7:48)→H1070(8:16~8:27)→古界名山山頂(8:53~9:12)→分岐(10:08)→仙人窟(10:16~10:23)→分岐(10:30)→仙人の滝(10:34~10:38)→分岐(10:44)→仙人窟遊歩道入口(11:04)
行程7.3km 累積標高802m     ルートマップは ここ です。

先日 雨坊主山 に登って山名にも色々な面白い名前があるものだと思いネット検索してみたらまだまだ珍名がありました。
群馬にある古界名山、地元では”こげえなやま”と呼ぶそうなので興味深々出かけた。といっても地形図には山名が記されていないし、登山道の記載も無い。

中之条から県道55を草津、六合方面に向かい沢渡温泉、クライミングゲレンデで有名な有笠山への入口を過ぎて橋を渡った右側にある”美ら寿”の看板で右折、舗装された坂道を登って行くと行き止まりの”美ら寿”の鉄製の門の直前に”仙人くつ”遊歩道の看板が出てくる。ここの路肩に車を停めた。

遊歩道入口から歩き出すとすぐに"美ら寿"からのコンクリート舗装路に出た。
1遊歩道入口_6861
     Photo1 "仙人くつ“への遊歩道入口

コンクリート舗装路はすぐに終わるが、 
2遊歩道_6894
     Photo2 気持ちよい遊歩道を進む

その先も気持ちよい遊歩道が延びているので登って行くと東屋があった。
3東屋_6863
     Photo3 東屋

東屋を過ぎるとすぐに仙人窟、仙人の滝分岐。
4分岐_6864
     Photo4 “仙人窟”と“仙人の滝”分岐 ここからバリエーションルート突入

”仙人窟”、”仙人の滝”ともに右折するが目印テープに従って歩いてきた道を直進するように膝丈ほどの笹薮に突入。
上空は半分落葉した雑木林、足下は笹薮の尾根を登って行くとやがて正面に岩壁が現れた。
5尾根の岩壁_6870
     Photo5 正面に岩壁が現われた

草と苔に覆われた岩壁は登れそうであったが無理せずに巻こうと考え、右側に回りこんで岩壁基部をトラバースしたが徐々にバンドも消え失せてしまった。
一段降りて枯葉と笹で滑りやすい斜面をトラバースしつつ急斜面を登り詰めると岩壁の裏側の尾根に出た。岩壁は尾根のコブだったようである。
さらに尾根を登りつめて行くと木々の枝の間から展望が開けてきたので休憩。

休憩後登って行くとすぐに正面に再び岩が現われた。地形図で確認するとこの辺りからトラバースすれば古界名山への稜線に乗り換えることが出来そうなので左折してトラバースを開始。
落ち葉の積もったガレ場を横切り稜線目指して登った。隣の稜線に乗ったところで再び左折して進むと一箇所だけ笹の無いコブがあったが殆どが笹薮。稜線上は歩く人も殆ど居ないようで踏跡が有るような無いよな。小枝も蔓延っているが今は殆ど落葉し周囲もみわすことができる。青葉の季節には歩きたく無いような場所だった。

登りに差し掛かり大きな倒木を潜り抜けると頂稜に出た。山名標でもあるかと先に進んでみたが見当たらず。引き返してみれば雑木林が途切れた展望箇所に風化して文字が消えてしまった金属製の山名板らしきものが落ちていた。
6古界名山山頂_6871
     Photo6 古界名山山頂

改めて周囲を見回すと木肌にマジックで”古界名山”の文字。山頂であることを確認し休憩を取った。
7大岩山_6876
     Photo7 山頂から唯一展望できる隣の大岩山

多少地形がわかったので帰路の稜線から尾根への乗り換えでは往路より標高が低い腰丈の笹斜面をトラバースした。往路に復帰してからは分岐まで戻り今度は"仙人窟”へ向かった。
幾つか小沢を渡り暗い植林帯から抜け出すと道は陽射しを受けた南面に出た。梯子を降った先に"仙人窟”が口を開けておりその前に崩れかかったベンチがあったので休憩。
8仙人窟_6888
     Photo8 仙人窟

岩屋の中には滲み出しがあり、冬季には氷筍が出来るらしい。”仙人窟"から分岐まで引き返し次は”仙人の滝"へ向かった。
”仙人の滝”は落差20mほどであるが水量は少なく釜も無し。
9仙人の滝_6892
     Photo9 仙人の滝

落ち口を見上げると先ほど”仙人窟"へ向かったときに渡った小沢の下流になるようだ。
"仙人の滝"見学後分岐まで引き返し、往路を”仙人くつ"遊歩道入口まで戻って珍名山登山を終えた。
10駐車スペースの紅葉_6897
     Photo10 太陽が射してきた駐車スペース頭上の紅葉

古界名山は麓から見ると険悪そうな山容でしかも登山道も無く訪れる人も少ないが、木の葉が落ちて周囲の地形が良くわかるこの季節は背丈の低い笹薮なので手軽の登れるバリルートとして良いかも。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

大峯 雨坊主山 中垣岩

0中垣岩雨坊主山_6859
     Photo0 県道54から見た中垣岩(左)と雨坊主山(右奥)
記録
日程:2017,11,01
メンバー:安田

11/27日 天候 晴れ :
コースタイム:大日蔭支線分岐(8:41)→大峯への尾根取り付き(8:59)→大峯山頂(9:35~9:46)→送電鉄塔(10:42~10:53)→雨坊主山(11:30~11:38)→コルの小石祠(12:14)→中垣岩北端(12:46~13:05)→コルの小石祠(13:37)→林道(13:58)→林道川浦支線分岐(14:34)→大日蔭支線分岐(14:55)
行程12.0km 累積標高984m     ルートマップは ここ です。

先日 角落山 からの帰路、車窓から見えた角落山に連なる紅葉し山頂がムックリした山と要塞のような大岩壁の山が気になった。帰宅後調べてみるとムックリした山が雨坊主山、大岩壁の山が中垣岩だということがわかり、”山と高原”地図では雨坊主山には角落山と同じように”はまゆう山荘”起点の登路が在るが中垣岩には無い。ネットで調べると両者を周回するルートの記録が見受けられたので冬将軍がお出ましになる前にと思い出かけた。

高崎市から二度上峠に向かう県道54で倉渕町川浦の三沢川を渡ったところで左折、”カネト水産つりぼり”を目指しそのまま直進し”カネト水産つりぼり”前で舗装が途切れダートとなる。このダートが三沢林道でやがて左側に三沢川の堰堤が現われる。さらに進むと左側に林道大日蔭支線分岐する。分岐のところに駐車スペースがありそこに駐車した。
1大日蔭支線分岐_6807
     Photo1 林道三沢線(直進)と大日蔭支線(左折)の分岐 駐車スペース

駐車スペースから林道大日蔭支線を進み三沢川を渡るとすぐにゲートがあり、
2大日蔭支線ゲート_6808
     Photo2 大日蔭支線のゲート 山行後には閉まっていた 

さらに進むと左に作業道大峯線が分岐。左折して作業道大峯線に入り尾根端を2つ巻いて3つ目のなだらかな尾根端から大峯に取り付いた。尾根末端には緑色のネットが張られていてその裂け目の泥斜面を登って尾根に上がった。
3尾根取り付き_6810
     Photo3 作業道大峯線からの取り付き

雑木林の尾根に乗ると木肌に赤いペイントがあったが登路の目印かどうかは不明。たたしこのあとしばらく続いていた。境界標石も時たまあり。
尾根は始めは緩やかだがやがて勾配を増し、木の幹や根を使って登る様になり隣からの尾根が迫ってきて合わさると次第に尾根が細くなり岩が現われだすと大峯山頂に出た。
4大峯山頂_6813
     Photo4 石の祠のある大峯山頂

小さな石の祠のある山頂は樹林の中で展望が無いが少し進むと雨坊主山方面が見通せる場所(とは言っても雨坊主山山頂がチョコッと見えるのみ)がある。
倒れた古い看板のところで休憩を取り、
5浅間隠方面_6814
     Photo5 雨坊主山への尾根の左奥に山頂が見える 右は浅間隠山

さらに直進して尾根を降るとやがて雑木林とその下方の植林帯の間に開けた空間が見え出し廃道らしき道形(地形図で破線で描かれている道)に出た。
右折して道形を進むと樹林が途切れ日照があるところでは有棘植物が生茂り棘を避けながらの簡単な藪漕ぎ状態。
稜線上に消えたり現われたりする道を進むとやがてP977で小さな石祠が現われ、さらに進んで送電鉄塔近くなると道形はしっかりしてきたものの有棘植物に阻まれ、思わず道形から逃れて平行して進んだ。
6送電鉄塔38_6820
     Photo6 西群馬幹線送電鉄塔38

この有棘植物、モミジイチゴのようにも見えるが・・・・実がない季節なので良くわからず。以前 水沢山 に登った折モミジイチゴを沢山収穫したが実がつく時期になればしっかり確認できそう・・・・・再訪の価値あるかも。

送電鉄塔で休憩後、さらに尾根を進むと徐々に広くなり木肌に再び赤ペイントが現われた。ペイントに従って進むとやがて正面に岩壁が立ちはだかりペイントは右折して岩壁の下を巻くように付けられていたがやがて見当たらくなってしまった。
7正面に雨坊主の岩壁_6823
     Photo7 正面に立ちはだかる雨坊主山頂直下の岩壁

容易に登れそうなところを探して岩壁を登り、左折して尾根を詰めて行くと平坦になり雨坊主山山頂に着いた。
8甘坊主山頂_6824
     Photo8 雨坊主山山頂 ここにも石祠が

地形図には雨坊主山の山名の記載は無いが掛かっていた山名標には”雨ん坊主山”と書かれていた。読み方は”あめんぼうず山”あるいは”あまんぼうず山”と地元では呼ばれるそうだ。今回は三沢から大峯経由で歩いてきたが、前回登った角落山登山口の手前からの登路もあり”山と高原地図”ではそちらが記載されている。

雨坊主山から往路を少し引き返し中垣岩へと続く尾根に向かった。まだ木の葉が残っており下降点探しは大変だったが気がつけばピンクテープがさがっていた。山頂からの急斜面にも何箇所かピンクテープがさがっていて九十九折れの登山道があるらしいが落ち葉の堆積で踏跡は解らず。下生えの枝を掴んで降ってから見上げると漸くそれらしい踏跡に気がついた。
急斜面以降は多少アップダウンがあるものの快適な尾根歩きとなり周囲の紅葉を愛でつつ進んだが中垣岩の大岩壁は紅葉に遮られて見えず。
やがて左斜面(南斜面)が植林帯になり尾根のコルまで来ると小さな石祠があった。
9コルの小祠_6828
     Photo9 コルの小石祠

石祠を通り過ぎると緩やかな上りになり落ち葉で不明瞭な踏跡を北へ進んだ。小ピークを幾つか越えると次第に尾根は細くなり、
10ヤセ尾根_6843
     Photo10 こんな岩のリッジも

岩のリッジの基部を歩いたり岩にのったりして進むと潅木に囲まれ展望が殆ど無い中垣岩山頂に着いた。
11中垣岩山頂_6833
     Photo11 中垣岩山頂

山頂から先へ伸びた踏跡を進むと尾根北端の岩の上に出た。
ここで雨坊主山、角落山鼻曲山浅間隠山の展望を楽しみながら休憩。
12雨坊主角落山鼻曲山_6834
     Photo12 左が雨坊主山右奥が角落山剣の峯

先日は浅間山が冠雪していたが今日は白い部分が殆ど無くここ数日で解けてしまったようだ。
13浅間山浅間隠山_6836
     Photo13 左奥が浅間山 右は浅間隠山

これを繰り返しながらやがて全身白い衣装をまとう日も近い。
背後を振り返れば潅木越しに榛名山北面の山々も良く見える。
14榛名山_6839
     Photo14 中垣岩の岩壁の向こうには榛名山 子持山の姿も

足元を見ればスッパリ切れた岩、麓から見上げる中垣岩の岩壁が足元にあった。
尾根北端からさらに先へ踏跡は伸びていたが岩壁を降れるのか?さらに降って何処に出るのかは不明。
人里近い山なので他所者にはわからない道が各所に伸びているとは思うのだが・・・・とにかく起点に戻らなければいけないので往路とは違った尾根に引き込まれないように注意しながら引き返し目印のコルの小さな石祠から林道目指して降った。

林道に降り立つルートは地図に破線で記した中垣岩と石祠の中間にある尾根を降るか石祠から谷筋を一気に降るかと思案したが、石祠前の下降点と思われる目印らしきピンクテープがあったのでここから下降。
石祠前の小尾根を降るとやがて両側から沢が迫ってきて尾根を消滅。その後靴底洗いには丁度良さそうな水流の中を降って林道に出た。沢床は苔も無く石質も良く滑ることは無かった。もちろん滝もなし。普段なら涸れ沢がこのところの雨で水流が現われたのかも。

地図に破線で示した尾根も降り易そうだったが林道への降り立ちがどうなっているかと、尾根を観察しながら林道歩きをしていると地形図通りに低くなってきて擁壁も無く林道へ降り立つのも簡単そうであった。どちらが正解かはわからず。
尾根を降るルーへも分岐にも赤テープがさがっていたが・・・。
時折現われるピンクと赤のテープ、青もあった。テープに従って違った尾根に引き込まれそうになった場面もあり、踏跡が殆ど無い山域なのでやはりここは人工目印に頼らず地図読みが大切。

起点目指して林道を降るが轍の残された送電線巡視路あり、林業用廃作業道ありで分岐点では地図を広げてそのたびに確認した。
地図に載っていない道もあり人里近くの山はそれなりに難しくもあり。楽しくもあり。
三沢川に沿って薄暗くじめじめした植林帯の中の三沢林道を降ると林道ゲートが現れ、程なく歩き出した大日蔭支線分岐に到着し大峯、雨坊主山、中垣岩周回を終えた。

朝歩きだしたときにはゲートが開いていた大日蔭支線。戻ってきて駐車場から見たら閉まっていた。林道に入り込んでゲートが閉められたら連絡先がわからないので開けてもらうのが大変。連絡先がわかっても電話が通じるかどうか?ともかく林道ではゲートが開いていても中に入らないようにしましょう。その前に車で林道を走るときにはゲートが在ることを見逃さ無いように!




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

角落山(つのおち山) 剣の峰

0角落山_6799
     Photo0 剣の峰から見た紅葉した角落山
記録
日程:2017,10,27
メンバー:安田

10/27日 天候 曇り :
コースタイム:男坂登山口(7:23)→6番堰堤(7:44)→沢分岐(8:25~8:34)→岩氷・白沢分岐(9:08)→角落山(10:00~10:25)→コル(10:45)→剣の峰(11:22)→尾根西端(11:24~11:42)→剣の峰(11:44)→コル(12:21)→女坂登山口(12:47)→林道出合(13:24)→男坂登山口(13:35)
行程9.5km 累積標高921m     ルートマップは ここ です。

季節遅れの台風が去って漸く安定した秋が訪れると思いきやまたまた南の海に台風22号が発生。それが今週末にやって来るというのでたった2日の晴れ間を見つけて紅葉探し、今回は群馬の角落山に出掛けた。
関越前橋ICで降りることを示したが市街地の朝の混雑を避けるために藤岡ICで降りて国道から一般道を走って予定時間ではまゆう山荘駐車場前に到着。
ここから左折して林道に入り、角落山男坂登山口に到着。白沢橋の手前の駐車スペースに車を停めた。車から降りて駐車スペースの奥に進み対岸にさがった目印テープを見つけたのでここから渡渉することがわかり暫し休憩。
1男坂登山口_6755
     Photo1 角落山男坂登山口

駐車スペ-ス奥から白沢に降り対岸の目印テープを目指し石を伝って靴を濡らさずに渡渉。その後は左岸の薄い踏跡を辿り堰堤を越えながら進んだ。途中何箇所か踏跡が消え渡渉して対岸に渡るべきかどうか悩んだところもあるが基本的には左岸に踏跡があった。始めのうちは難なく堰堤を越えたが5番目の堰堤は右岸側の堰堤沿いの斜面を登り途中から現われたコンクリート面に埋め込まれたU字鉄筋の梯子を登って通過。次の堰堤も沢床からU字鉄筋の梯子を登った。
2堰堤No6_6757
     Photo2 U字鉄筋の梯子が埋め込まれたNo6堰堤

U字鉄筋の梯子のある堰堤を過ぎるとケルンが現れ近くには石積の低い堰堤があったが白沢の堰堤群はここまで。
3ケルン_6758
     Photo3 川原のケルン

ケルンを過ぎるとやがて炭焼き窯跡が現われこの辺りから踏跡は左岸の高巻になり、幾つかのナメ滝を下に見ながら進むようになった。
4ナメ滝_6760
     Photo4 高巻き途中から見下ろしたナメ滝

途中濡れた岩をトラバースする場面もあるが通過してみたら上流側の岩陰にお助けロープあり先行者が戻さず通過してしまったようだ。ここはステップを選べばお助けロープ無しでも通過は可能。やがて踏跡と水流の高さが近づいてくると白沢と支沢の合流点となり、錆びて文字が判読不能なL字の指導標が現われた。
5屈曲点道標_6763
     Photo5 支沢への分岐 登山道屈曲点

白沢の対岸を見ると岩に黄色ペイントで○が描かれており、
6渡渉点対岸_6764
     Photo6 対岸の岩に描かれた黄色い○印

登山道はここで左折して白沢を渡渉し支沢を登って行く。歩き始めて1時間ほど、懸念していた支沢への屈曲点も確認できたので休憩を取った。
休憩後白沢を石飛びで渡り、二俣の左の支沢を少し進むと再び二俣になった。この二俣も左沢を進んだが参考にした記録では何れも涸沢と書かれており、先日の台風の置き土産で水流があった。涸れていればナメの沢床を登れたのであろうが踝高さの水流があったので、スリップを避けるため水流脇を詰めてゆくと二つの大岩が現れた。
7二つの大岩_6767
     Photo7 目印の2つの大岩 左側を通過

この大岩は目印になっているようなのでルートから外れていないと一安心。しかしここからは沢床に落ち葉が堆積し水流があるのかどうかわからず、本来なら涸れた沢床を登りつめ前方に見える尾根に直登するのであろうが、安全第一で左の支尾根を目指し一歩進んでは半歩下がりで急斜面を登った。
尾根に出て登って行くと岩氷・白沢の分岐を示す石標があり、本来のルートに戻ったことが解った。
8岩氷・白沢分岐の石標_6770
     Photo8 尾根上の石標

さらに尾根を登って行くと樹林越しに漸く角落山が見えてきた。尾根は進むに従い勾配を増しやがて濡れた岩の急斜面のトラバースに差し掛かるとクサリとフィックスロープが張られていた。
9トラバース_6772
     Photo9 急斜面のトラバース

ロープを掴んで越えたがクサリは踏跡から大きく離れていて役立たない様子から急斜面の劣化が進んでいることがわかる。
文献によるとかつて皇太子様が角落山から白沢に下山したとあったのでその折に設置されたクサリかも知れない。

トラバースを過ぎると勾配はますます増し木の根や潅木を掴んでの登りとなって岩場に突き当たるとクサリが登場。
10クサリ場A_6773
     Photo10 クサリ場 傾斜はきついがスタンスは豊富

スタンスは安定しているが草や苔に覆われているのでクサリを片手で掴んで登高。クサリ場を過ぎ先へ進むと今度は大岩に突き当たりペイント矢印に従って左折。
11屈曲点_6775
     Photo11 突き当たりの大岩に書かれたペイント矢印

このあたりになると漸く樹林も疎らになり潅木越しに周辺の展望が開けてきた。
リッジを左に回りこむと乾燥した岩肌のクサリ場、次いですぐに新しいクサリが掛かった泥岩混じりのクサリ場を通過するとトドメキの頭に出た。ここで右折し尾根上を進み赤い鳥居をくぐると立派な祠と賽銭箱がある角落山山頂。
12角落山山頂_6780
     Photo12 角落山山頂

角落山山頂は潅木に囲まれているが祠の周囲を回ることが出来、枝の間からは浅間隠山、
13浅間隠山_6783
     Photo13 左の小ピークは駒髪山その右奥は四阿山 右の大きな円錐は浅間隠山

その向こうには冠雪した草津白根、二度上峠の擁壁と駒髪山、さらに左にはなぜか今日は噴煙の無い冠雪した浅間山、手前の鼻曲山と展望がすばらしかった。山頂で休憩を取った後、
14剣の峰_6786
     Photo14 これから向かう剣の峰

隣の剣の峰目指して急坂を降るが先ほどの登りと異なり路面は乾き、落ち葉も踏むとカサコソと音をたてる。落ち葉を掻き分けて降ると途中の岩場にクサリがあったが登りでは使わなくても良さそう、降りなので有難く使わせてもらう。
コルまで降ると角落山へのもう一方の登山口ある女坂登山口への分岐があった。
15コル_6789
     Photo15 女坂登山口への分岐がある角落山と剣の峰のコル

帰路はここを降る予定なので下山路の様子を確認して剣の峰へ取り付いた。
剣の峰への登り返しもかなりの急登で途中の岩場をトラバースところではクサリを掴み、泥の急登では木の根・立ち木を利用する場面もあった。何箇所かお助けロープの下がっているところもあった。
16岩壁を回り込む_6791
     Photo16 こんな大岩を回り込むところも

帰路での下りでは嫌なところだなと思いつつ進むとやがて東の峰に出た。立ち木で展望が無い尾根を先へ進むと剣の峰山頂に到着。
17剣の峰山頂_6792
     Photo17 剣の峰山頂

山頂も展望が無いので少し進んで尾根の西端に出ると浅間山や浅間隠山、四阿山方面の展望が開けた。
18鼻曲山と浅間山_6795
Photo18 鼻曲山 奥には冠雪した浅間山

ここでも休憩を取り、来た道をコルまで戻り左折して女坂登山口へと向かった。

女坂登山口への下山路は始め剣の峰北面を巻くように徐々に高度を落としやがて崩落した斜面に差しかかった。
19崩落地トラバース1_6801
     Photo19 崩壊地 崩落が進んでトラバース用フィックスロープに手が届かないところも

手が届かないほどの高さのところにフィックスローが張られてるのでかなり崩落が進んでしまったようだ。踏跡らしきところを慎重に進み最後は足元が怪しくなって漸く対岸に着いた。崩落斜面は2箇所ありこれを越えると次第に勾配も緩み道も歩きやすくなった。
頻繁に現われる手印テープを追って沢沿いに降ってゆくとやがて堰堤が現われ、堰堤横を降ると広いスペースのある女坂登山口に出た。
20女坂登山口_6803
     Photo20 堰堤を降ると女坂登山口

広いスペースは林道終点になっていてかつては駐車場だったようだが今では車の入った形跡もない。女坂登山口からは路面が水流で洗われたり、崖が崩落して土砂が道半分を塞いでいるような荒れた赤沢川沿いの林道を降り、烏川の沿った林道に突き当たったところで右折して10分ほど歩き白沢橋を渡ると男坂登山口の駐車場スペースに着いた。

はまゆう山荘前からの林道は狭く路面も荒れていて、帰路では車が枯れ枝を拾ってしまい引き摺り音を立てていた。はまゆう山荘の駐車場に車を停めて除去したが、男坂登山口までの林道に入らずはまゆう山荘の駐車場を利用したほうがよかったかもしれない。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

日光 三つの白根山

0奥白根と五色沼_6649
     Photo0 五色山からの五色沼と奥白根山
記録
日程:2017,10,09
メンバー:安田

10/09日 天候 晴れ :
コースタイム:菅沼登山口(6:43)→弥陀ヶ池(8:10~8:15)→奥白根山頂(9:04)→下降点(9:18~9:28)→五色沼避難小屋(10:01)→避難小屋分岐(10:13)→白根隠山(10:45~11:02)→非難小屋分岐(11:29)→前白根山(11:46~12:02)→五色山(12:27)→金精山(13:05~13:20)→金精峠(13:55)→菅沼登山口(14:40)
行程13.9km 累積標高1420m     ルートマップは ここ です。

関東北部の山では初冠雪があったので山の南斜面の紅葉の進み具合はどのくらいかと気にかかり日光の白根山に出掛けた。といっても紅葉確認が主目的ではなく先日ガスに包まれて諦めた 金精山 と白根隠山からの展望が目的の山行。
日光には白根と名がつく山が奥白根(普通白根山というとここ)前白根(湯元から奥白根への通過点)それに白根隠山ある。これを一枚の写真に収められるか?
白根隠山とは中禅寺湖と奥白根山との中間にあって中禅寺湖から奥白根山の展望を遮っている。奥白根山からの中禅寺湖展望も同様。
従って白根隠山に登れば両者が展望できるという優れものだが今は地図上に登山道は無い。

自宅から関越を使い沼田ICで降りてR120をひたすら走り、金精峠手前の菅沼登山口にある駐車場に車を停めて歩き出した。漸く天気が回復した連休最後の日とあって駐車場はほぼ満杯。
1菅沼登山口_6595
Photo1 日光白根山 菅沼登山口

登山口から、雨水で浸食され石がゴロゴロの登山道を休憩無しに歩いて弥陀ヶ池に到着。
2弥陀ヶ沼_6596
     Photo2 漸く奥白根山が姿を現す弥陀ヶ池

漸く奥白根山のゴツゴツした山頂が見え出した。弥陀ヶ池で休憩後一気に奥白根山頂(どこが山頂やら?標高が書かれたところか?)まで登ったが、既に登山者がウヨウヨ。
3奥白根山山頂_6600
     Photo3 奥白根山山頂

弥陀ヶ池から山頂までの道はザレて小石の落石も多く、先行者と距離を保っていると私のすぐ後ろから登ってくる登山者に煽られてしまった。植生保護ロープを跨いで追い抜いていったりとやはり百名山いろいろな人がいますね~。混雑する山頂を後に五色沼避難小屋への下降点まで移動し休憩。残雪期に来たときには良くわからなかった登山道が避難小屋手前の岳樺の樹林まで続いているのが良くわかる。

避難小屋を目指しザレた斜面を降って平坦になったところで左折、少し進むと五色沼避難小屋にでた。
4五色沼避難小屋_6614
     Photo4 五色沼避難小屋

小屋前で休憩を取る登山者の横をすり抜けて前白根山方面に進み稜線のコル、避難小屋分岐に出たところで右折。
5避難小屋分岐_6615
     Photo5 尾根のコル 避難小屋分岐 ここで左折

”進むな”を示すマーキングを跨いで前白根山とは逆方向に進んだ。ここからは人通りが無いためか踝丈の笹の中に伸びる歩きやすく頗る快適な登山道歩きとなった。
6地震観測所跡に向かって_6616
     Photo6 快適な尾根を登る 岳樺の既に落葉

緩やかな登山道を登って行くと朽ちかけ地震観測所が現われ、更に登ってゆくと何処がピークか解らないような平坦な山頂のP2385に出た。
7白根隠山山頂が見えてきた_6624
     Photo7 漸く尾根の先に白根隠山山頂が見えてきた ケルンの先です

左手に見える奥白根、
8白根隠山山頂_6626
     Photo8 白根隠山山頂 山名標の後ろは奥白根山

右手に見える男体山と中禅寺湖は稜線を進むに従って見える姿が変化し、
9中禅寺湖_6629
     Photo9 中禅寺湖の遠景

稜線上には遮るものが無いので素晴らしい展望が広がる。
白根隠山からさらに先へと踏跡は伸びていたが景色に見とれるまま進むと下山できる登山道は遥か先の錫ヶ岳まで無さそうなので白根隠山から戻った。
稜線のコルまで戻って一般登山道に復帰、前白根山を目指して歩くと左眼下には緑色の五色沼の湖面が美しい。

前白根山山頂で奥白根、前白根、白根隠が一枚の写真に納まることを確認しパチリ。
10前白根山_6643
     Photo10 前白根山頂を挟んで左が白根隠山 右が奥白根山

三角形を形作る白根山以外のところが狙い目と考えていたのだが・・・・どう考えても写真の画角に収まりそうも無いと思い発想転換。中央に前白根山の山名標を持ってくるのが多分正解。前白根山から少し戻って稜線を進み五色山山頂に出たが、ここから三山の展望は素晴らしいものの一枚の写真には納まらず。やはり前白根山で撮っておいてよかった。

五色山で三山の展望を楽しんだ後今度は金精山、金精峠へと連なる稜線を降った。
11温泉ヶ岳方面_6644
     Photo11 金精山は見えないが温泉ヶ岳と根名草山に続く尾根が見える

しばらく進むと右側の視界が開け戦場ヶ原、湯ノ湖、湯元の展望が広がる。
12湯ノ湖方面_6656
     Photo12 金精道路の先には湯元、戦場ヶ原、その先に男体山

笹の中の登山道を降るがなかなか目的の金精山は姿を現さない。山頂の標高も低いし見えにくいのだろう思いつつ進むとコルから登りにかかったところで樹林の中に姿を現した。しかし金精トンネル日光側からの姿に比べるとガックリ。木の根を伝って少し登ると金精山山頂に出た。
13金精山山頂_6657
     Photo13 金精山山頂

下を見るとうねった国道の先は湯元まで伸びている。男体山、戦場ヶ原の眺めは素晴らしい。
金精山からロープやクサリ、鉄梯子の連続で急降下し、勾配が緩むと先日来た金精峠に到着。
14金精神社_6659
     Photo14 金精神社の祀られている金精神社 背後は金精山 道鏡の一物が祀られているという祠の扉は開かなかった。

金精峠からは指導標に従い菅沼登山口へと降った。菅沼までの峠道は全くメンテされていない様子で雨水で浸食され苔むした岩がゴロゴロ。迷うような道ではないが深く侵食が進み周囲の笹が道を覆い歩きにくい。
併走する国道からの車の音が聞こえだすと程なく国道に出るようになるが・・・・・国道には登山路入口を示す標識は全くなかった。
国道を沼田に向かって少し降るとやがて菅沼登山口のある駐車場へと出た。

以前菅沼登山口の駐車場は無料であったが今は1000円。無料だった頃に比べ料金所が出来たくらいであとは変化なし。1000円徴収しながらトイレも無く隣の売店を利用するらしい。朝駐車場に入るときに金精峠への道を聞くと入口は国道を日光方面へ100mくらいとのことだったが帰路で確かめたところそれらしき標識は無かった。登山道はどうなっているかと聞けば・・・・登ったことが無いので解らない。駐車料金を取るからは登山道情報ぐらい提供しても良いと思うのだが・・・・・。
駐車場入場のときに貰ったパンフレットの裏には経営する会社の名前が書かれておりどうやら製紙大手の”日本製紙”の関連会社らしい。登山口周辺あるいは白根山一帯が日本製紙の所有かも知れないが、駐車料金まで取るなそれ相応の対応とるべきだと思うが・・・・。登山道も然り、指導標は最低限のことだと思いますよ。
黙っていても登山者がやってくる百名山、百名山狙いはりピートしないから放っておけばよいということか。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名 黒髪尾根・相馬山周回

0相馬山_6253
     Photo0スルス岩山頂からの相馬山(黒髪山)
記録
日程:2017,09,03
メンバー:安田

9/3日 天候 晴れ :
コースタイム:県道駐車スペース(7:28)→林道ゲート(7:33)→ゲート開林道分岐(7:40)→洗い越しⅠ(7:44)→林道分岐(8:14~8:19)→黒髪山表口(8:27)→堰堤下(8:37)→七合目(9:18~9:26)→相馬山山頂(10:09~10:43)→スルス岩(11:17~11:26)→スルス峠(11:42)→右京の泣き堀(11:48~11:56)→涸れ沢(12:03)→丸木橋(12:15)→工事用道路(12:29)→ゲート開林道分岐(12:46)→林道ゲート(12:52)→県道駐車スペース(12:57)
行程9.9km 累積標高860m     ルートマップは ここ です。

先日登った 榛名の相馬山(黒髪山) 、山頂の鳥居の下には”立入りおよび下山を禁止"との看板がたっていたが鳥居が立派であることからどうも気になった。
いろいろ調べてみるとかつて麓の棒東村の黒髪山神社からの登山道があり、相馬山山頂は奥宮だった事が判り、今は自衛隊の演習地があり麓からの道は失われてしまっているが途中の林道からは古の道があるようなので登ってみた。山頂からは下山禁止となっているが、林道からは何も記されていなかったが道標の類も一切無かった。

箕郷(みさと)から榛名湖に通じる県道28号を登り、クライミングゲレンデがある黒岩直近の駐車スペースに車を停め、少し降ったところにある林道ゲートから林道に入った。
1林道ゲート_6196
     Photo1 ゲートが閉まった林道入口

トラバースするように林道を進むと緩やかに下り始め、左にゲートが開いた林道を分けて直進。
2林道分岐_6197
     Photo2 ゲートが開いた林道分岐

やがて舗装道路の上を水が流れる”洗い越し"で沢を横切りやがて緩やかな登りとなってくると再び林道は"洗い越し"で榛名白川の支沢を横断。
3洗い越しⅠ渡渉_6198
     Photo3 舗装道の上を流れる“洗い越し”

目の前に現われる白い”大正13年の旱魃の碑”の看板を通り越すと林道合流点に出た。
4林道分岐_6201
     Photo4 黒髪山表口への林道分岐

林道を左折し榛名白川に沿って登って行くと左舌に降る草に覆われた道跡があった。白くペイントされた枝が目印と思い、道跡を進むとやがて頭上には注連縄の残骸が現われ。”大正13年の旱魃碑”や石碑群も現われ、道跡左横には”黒髪山表口”の石碑も建っていた。
5黒髪山表口_6207
     Photo5 かつての賑わいを思わせる“黒髪山表口"の石碑

道跡を進むと両側には○○童子といった眷属の石碑の列が続きかつての登山道の賑わいがうかがえる。
やがて道跡は薄くなり右上の林道に合流。しばらく進むとコンクリート堰堤下で行き詰まった。
堰堤下にたっている石碑の文字を読みながら進む方向を検討。
6石碑_6210
     Photo6 石碑の正面を横切るように進み渡渉して尾根へ

堰堤を越えるのは石碑の裏側に進むので×。石碑の正面を通りこのあたりで沢を渡り尾根に取り付くのが自然と考え、渡渉して対岸の尾根に取り付き草を掻き分けて少し登ると漸く踏跡が現われ一安心。
消えたり現われたりする踏跡を追いながら尾根の稜線を登ると徐々に勾配が増し、雨で流されて堆積した落葉で道は解りやすいものの滑って歩きにくくなってきた。一方、落ち葉が洗われてしまったところでは泥で滑るし道は全く不明。
時折目印の赤テープが表れるが地面に落ちているものもかなりあった。テープに頼らず、”山カン”で高度を上げて小平地に出ると”七合目”の石標がありここで休憩。
7七合目_6212
     Photo7 七合目

七合目からすぐに時代を感じさせる大きな輪を繋いだ鎖の鎖場が連続して現われた。
鎖の末端に下がった銘板は腐食して殆ど文字の判読が不能であったが、いちいちチェックしながら登ると”明治十五年”と刻んであった。
8鎖Ⅱ名板_6217
     Photo8 鎖にさげられた銘板 “明治十五年“

既に100年以上経過。アンカーの杭と鎖の一部は木の根に飲み込まれ、いまや鎖を支えているのは殆ど木の根であった。
9鎖Ⅰアンカー_6214
     Photo9 木の根に飲み込まれた鎖とアンカー

鎖場を過ぎ急な泥斜面を登りきると南尾根からの踏跡に合流。ここには沢山の目印テープがあった。
10南尾根合流_6221
     Photo10 南尾根の踏跡と合流

合流後も更に鎖場は続き、何本の鎖があったのかも記憶が怪しくなって数えるのをやめてしまうとやがて目の前にまたもや石碑群が現われた。やがて山頂の人声も聞こえだし、眼前に現われた鳥居をくぐると山頂に到着。
11山頂黒髪神社_6232
     Photo11 赤い鳥居をくぐれば相馬山(黒髪山)山頂

相馬山山頂での大休止の後一般登山道を下山、スルス峠を経てスルス岩山頂を目指した。
スルス岩山頂からは榛名湖、榛名富士、反対側に目をやれば下山して来たばかりの相馬山が良く見えた。
12スルス岩頂上_6247
     Photo12 カラス天狗の石像が建つスルス岩の頂

スルス岩からスルス峠に戻り、
13スルス峠_6243
     Photo13 スルス峠 ここからピンクテープを追って

ピンクリボンの目印を追って、笹で殆ど隠された薄い踏跡を辿って降ると”右京の泣き堀”跡に出た。
14右京の泣き堀_6254
     Photo14 “右近の泣き堀”

榛名湖の水を麓の高崎方面へ流そうとして岩を掘るのを試みたが失敗した穴跡で細い水流が出ていた。”右京の泣き堀”から少し引き返し今度は笹の背丈が低くなって凹状になった目印もない道無き道を進んだ。
わずかに踏跡らしきところもあったがトラバース気味に進むとやがて涸れ沢が出てきた。
15涸れ沢_6258
     Photo15 涸れ沢 左上には植林境界の看板

少し左上には菱形の植林境界の古い看板が立っていたが薄い踏跡は沢を横断しているようなので後を追うとやがて小尾根を巻き再び涸れた沢形が現われた。
涸れ沢を下ると地形図上に示された堰堤”デ・レーキの巨石堰堤”があらわれた。
16巨石堰堤Ⅰ_6260
     Photo16 デ・レーキの巨石堰堤

明治10年代に造られたもので、堰堤から生えた木の幹の太さからも古さがわかる。
沢を下るうちに3箇所巨石堰堤を通過したが、沢は涸れており堰堤横から堰堤下に来る事が可能であった。
やがて沢を渡る丸木橋が現れ右側に目印の水色テープが下がった濃い踏跡が伸びていたので少し進んでみたが小尾根を巻くように伸びその先は???
17丸木橋_6265
     Photo17 沢にかかる丸木橋

引き返して左に進むとやがて間伐してからかなり時間を経た植林の中に入り踏跡は消えてしまった。
引き返すのも躊躇されたので斜面を下りながら再び沢に降り立ち対岸に登り返したところで思案。
登り返した尾根をトラバースして越えると”右京の泣き堀”の下流となる榛名白川の沢に出る。さらに榛名白川の対岸には林道が延びてきているので、これを使えばたやすく下山できると考え榛名白川に降って行くとコンクリート堰堤のすぐ下に出た。堰堤横を登り返して堰堤を渡り、泥斜面を登るとすぐに林道に出た。
18工事道路跡_6273
     Photo18 堰堤工事に使われた道路

この道は林道ではなく堰堤工事用道路だったようで水で抉られた路面には石がゴロゴロ。非常に歩きにくかった。
工事用道路の途中には先ほど丸木橋のところで見かけたのと同じ水色テープが下がっていた。
地形図を見ると工事道路は越えて来た堰堤より少し先まで伸びており近くに堰堤もある。丸木橋の濃い踏跡と水色テープ、その先が間伐植林帯消えてしまったのを考え合わせると工事用道路から更に踏跡は伸び、丸木橋を渡って植林帯へ行く作業道の目印だったのでは?
工事道路を降ると左側に幾つか堰堤が見受けられたがやがて榛名白川から離れると、突然道が大沢川の支沢で寸断されていた。(地形図でも寸断されている)
支沢に降って登り返すと再び工事道路が現われ、すぐにコンクリート舗装された道(地形図に無し)と合流。すぐにコンクリート舗装は消えうせ、砂利道を降ると往路で見たゲートの開いた林道合流点に出た。往路を戻り、林道ゲートから県道28号に出て駐車スペースに戻り地図上には破線も無いバリエーションの周回を終えた。


    Appendix 黒髪尾根周回あれこれ へ


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

赤城 船ケ鼻 薬師岳周回

0鉄塔があるところが船ヶ鼻_6194
     Photo0 赤城高原のレタス畑の向こうに船ケ鼻 (赤白鉄塔の右のピーク)

記録
日程:2017,08,29
メンバー:安田

8/29日 天候 曇り時々晴れ :
コースタイム:船ケ鼻登山口駐車場(7:18)→幸福の鐘(7:50)→大楢の木(8:27)→登山道合流広場(8:51~9:11)→船ケ鼻(9:13)→沼田通り分岐(9:52)→野坂峠(10:09)→薬師岳(10:13~10:42)→野坂峠(10:49)→沼田通り分岐(11:07)→作業道(11:19)→林道出合(11:46)→牛石(12:16~12:30)→林道分岐(12:34)→船ケ鼻登山口駐車場(13:24)
行程15.3km 累積標高917m     ルートマップは ここ です。

朝晩は秋めいてきたが湿度が高く少し動くと汗だく。このところ一日を丸まるつぶすほどでは無いが所用が多くもう今年は高い山へ出かけることが出来そうに無い。
そこで日帰りでも涼しそうなところを探し回った結果、高原野菜の産地なら良いかもと思い今後は群馬県の赤城山北面の船ヶ鼻に出かけてきた。
船ヶ鼻の登山口は非常にわかりやすく、関越道昭和ICで降りて出口から先の信号のある交差点で左折、道路を道なりに進めば登山口となる。交通至便なところで駐車場・トイレ・洗い場あり。

船ケ鼻への登山道は”楢水コース”と”牛石コース”がありどちらを進んでも船ケ鼻山頂直前で合流するので周回が可能である。今回は駐車場の案内板に従い”楢水コース”から入山。
1登山口東屋_6141
     Photo1 登山口の分岐

駐車場からすぐに東屋のある広場に出て振り返ると曇っていて子持山の遠望が利かないものの赤城山麓のすばらしい景色が広がっていた。

動物防御ゲートを通過して
2楢水コースゲート_6142
     Photo2 楢水コースの動物防御ゲート

林道を進むとやがて左側の視界が開けるが夏草でくさいきれがすごい。やがて再び樹林帯に入ると鐘を鳴らして動物に入山を知らせる"幸福の鐘”がある分岐に出た。
3幸福の鐘_6143
     Photo3 幸福の鐘(動物に合図する鐘)のある分岐

分岐で左折するといよいよ登山道らしくなってきた。道の両側には赤ペンキやテープ”山頂→”の標識が多数あり迷うことなく進むことが出来る。
緩い坂道を登るとやがて上流に楢水水源のある小さな沢に突き当たり、ここを渡って勾配の増した斜面のジグザク道を登って台地のような緩斜面に出ると大楢の木が目の前に現われた。
4大楢の木_6148
     Photo4 樹齢100年以上の大楢

更に台地の縁の小尾根を登って行くと右斜面が伐採された”つつじ平”に出た。見上げれば上空に送電線が通り、左の斜面の上には赤白に塗られた大鉄塔か聳えていた。
5送電鉄塔_6153
     Photo5 赤白に塗られた送電大鉄塔(遠くから見ても船ケ鼻の目印になる)

”つつじ平”から少しで丸太の輪切りの椅子のある"牛石コース"との合流点に到着。
6楢水牛石コース合流点_6152
     Photo6 牛石コースと楢水コース合流点の広場 ここにも鐘が

ここでしばらく休憩して山頂まで0.5kmの標識に従って登るとすぐに船ケ鼻山頂到着。
7船ヶ鼻山頂_6154
     Photo7 船ケ鼻山頂

標識の0.5kmは0.05kmの誤りでは?確か川上村の男山でも同じような距離の誤りが記載された標識があった。
船ケ鼻山頂を通過し更に進むとすぐに目の前に大岩が出現。この岩が鷲岩と思われるが標識無し。
だんだん狭くなってくる稜線の踏跡をたどると雑木林を吹き抜ける風が気持ちよい。やがてP1460 の細長いピーク(このあたりを昔の地図ではアリノトワタリと記している)を
8アリノトワタリ_6160
     Photo8 アリノトワタリと呼ばれるヤセオネ

過ぎ降ってゆくと崩落斜面の上に出た。横から見ると稜線の縁の下も抉り取られて崩れていて、登山道は縁を避けて先へと伸びている。
9崩壊地_6157
     Photo9 崩落地上の登山道

やがてP1480を越えて降ってゆくと2段に巻かれた目印テープ、その下には倒木や枯れ枝で道が塞がれた薄っすらと道跡があった。おそらくここが古の赤城山への登路"沼田通り”と思われる。帰路に時間の余裕があれば歩いてみたいと思いつつ先へと進み、細い尾根を進んで笹の斜面を一登りすると赤城山の周囲を巡る登山道と交差する野坂峠に出た。
10野坂峠_6161
     Photo10 野坂峠

峠からは木々の葉に隠れ見ずらいがアンテナの林立する地蔵岳、眼下には大沼が見えた。峠で左折し薬師岳まで進んで見るがやはり展望無し。
11薬師岳山頂_6164
     Photo11 薬師岳山頂

薬師岳山頂で休憩し折り返して往路を戻った。
途中P1480の手前で往路で目星をつけておいた"沼田通り”に右折。
12沼田通り分岐_6170
     Photo12 沼田通り入口

笹に覆われた道跡と思われる幅1m程度の平坦な部分には踏跡らしきものがあったが良くみると獣道。道跡はP1480を巻くように進みやがて尾根を下りだすと獣道も消え去った。
13_道形が消えシダばかり6172
     Photo13 踏跡・獣道も無いシダが茂るの尾根

シダが茂る尾根のおそらく道跡と思われる凹の中を降ってゆくとやがて作業道跡らしきところに出た。
14古い作業道に出る_6173   
     Photo14 轍が侵食された作業道 踏跡なし 動物の足跡がわずかに

轍の跡は侵食されとても歩くことが出来ないので轍の間の盛り上がった凸部分を踏み外さないように進むと、左右から何本かの作業道跡が合流。
降るだけなら良いが目印となるようなものが一切無いので登りに使うには無理。
作業道の雨水による侵食を避けるため所々に道を横断するように土手が築かれているが、降るときにも注意しないと雨水を誘導された流路に引き込まれそう。

やがて林道に砂利道に飛び出すと、道の先には電柱があり林道に出たことが解った。やがて上空を送電線が横切るところまで来ると、往路で見た船ケ鼻山頂手前の赤白の送電鉄塔が見え出した。
砂利ところどころ舗装の踏み固められた歩きにくい林道をダラダラと降るとやがて”牛石コース”の牛石に到着。
15牛石_6182
     Photo15 指導標の後ろが“牛石“牛石コースはここから山道になる


牛石から少し降ると林道分岐に到着。漸くここで硬い路面の林道から低い草が茂った林道に入り樹林の中をクネクネ曲がりながら進むと小沢に出た。小沢を渡って動物への合図用の鐘を木槌で鳴らして更にダラダラ降ると今度は陽射しのある分岐となっている広場にも鐘。
ここまで鉄塔作業中を見かけただけで出会う人はいなかったので周囲は無人と思い、思いっきり鐘を鳴らしてからゲートを通過して草原の中を進むと登山口の東屋に到着し周回を終えた。

登山口駐車場の横には早くもコスモスが咲き始めていたがまだ花の数は少ない。あと1ヶ月もすればコスモスのすばらしい風景が広がるであろう。16コスモス_6191

Photo16 咲き始めたばかりのコスモス 駐車場横にはコスモス畑が広がる

帰路は昭和IC直前で”あぐりーむ昭和”に立ち寄り収穫仕立ての高原野菜を市価の半値程度で購入。足湯もあるとの事であったがこちらは工事中で利用不可、残念であった。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名山 相馬山東尾根

0二ツ岳と相馬山_6139
     Photo0二ツ岳(左)とガスに包まれた相馬山(右)

記録
日程:2017,08,20
メンバー:安田

8/20日 天候 曇り時々霧雨 :
コースタイム:オンマ谷駐車場(7:45)→東尾根取付き(8:40)→柏木山分岐(9:02~9:13)→相馬山(10:07~10:23)→赤鳥居(10:52)→スルス峠分岐(11:10)→国道(11:30)→ヤセオネ峠(11:47)→オンマ谷駐車場(12:02)
行程7.6km 累積標高580m     ルートマップは ここ です。

相変わらず天候は安定せず。お盆を過ぎても毎日の雨予報で山行を躊躇していたら時間だけが進んでしまった。今年の天候異変で山野草の花はいったいどうなっているのか?と思い手軽に花が楽しめる榛名山へ出かけた。

例によって関越道を渋川伊香保ICで降りて榛名山へと登って行くが相変わらず空はどんより。天気予報で日中は曇り予想だったが伊香保を過ぎるころから霧雨になってきた。
ヤセオネ峠で左折しわずかに見える二ツ岳を目印に坂道を下ってオンマ谷の駐車場に到着。
1_オンマ谷駐車場_6138
     Photo1 オンマ谷駐車場 降るとすぐに風穴

駐車場には車中泊の車が1台停まっていたが、行き止まりで幹線道路からは離れてしかもトイレがあるので静かな夜を過ごすには最適な場所かも。

駐車場からオンマ谷に降って行くとすぐに風穴があるが、暑いときなら冷たい風が吹き出しているので涼を取るにはもってこいだが今日の気温では全くその必要なし。
雨に濡れ苔むした岩がゴロゴロ転がっている道をスリップに注意しながら降り”まゆみの原”を過ぎ大岩のところでイワタバコの群生を発見。
2_イワタバコ_6069
     Photo2 イワタバコの群生

盛りは過ぎたみたいだがまだまだ花は残っていた。道の両側にはヤマアジサイやタマアジサイが咲き 前回 の花が無かったときのオンマ谷とはちょっと違った雰囲気になっていた。
オンマ谷の窪地から少し登ると二ツ岳雌岳への登山口分岐であるが現在登山道は木橋架け替えのため通行止め。更に登ると”むし湯”への道を分けすぐに相馬山東尾根登山道の分岐となる。前回確認しておいたので迷うことなく戻るように右折してロープを潜り尾根に乗った。
3_東尾根取り付き_6087
     Photo3 東尾根取付き

登山禁止となっているが踏跡は濃く迷うことなく進み幾つかの地図上には現われない小ピークを越え徐々に高度を上げてゆくと、目印テープと朽ち果てて文字の読めない指導標の板が現われ踏跡が分岐していた。
おそらく右は巻き道であろうと思い尾根上を直進。一登りで相馬山と柏木山への分岐のピークに出た。
4_柏木山分岐_6091
     Photo4 柏木山と相馬山の分岐

テープはあるが指導標は無し。踏跡は柏木山方面のほうが濃かった。展望が無い雑木林のピープなので注意を払わなければ直進して柏木山への尾根に入ってしまうだろう。霧雨と木の枝からの水滴で上半身が濡れたので着替えをして休憩。上半身だけカッパを着て登山道を右折して相馬山への尾根を降った。まもなく目印テープのあるところで先ほどの分岐からの巻き道と思われる踏跡と合流し、程なく右側に石仏が現われた。
5_東尾根石仏_6094
     Photo5 石仏

石仏から小ピープを越えると苔むした岩が連なるやせ尾根になり、それを通過すると急登となった。やがて正面にクサリがさがったスラブの岩場が現われた。
6_クサリ場Ⅰ_6097
     Photo6 最初のクサリ場 (3箇所のクサリ場あり)

岩の表面には苔、苔のないところは雨で光っていた。クサリを掴み慎重に登るが良く観ればステップが切られていた。歩く人が少ないのでステップには泥は堆積し雨に濡れているのですっかりクサリに頼ってしまった。
クサリ場を3箇所ほど通過すると今度は古いトラロープが現われた。このトラロープは登るための手掛かりというよりむしろルート案内。やがて勾配が緩むと行手に道を塞いで何段にも張り巡らされたロープの下を掻い潜って進むと相馬山山頂。
7_黒髪山神社_6106
     Photo7 相馬山山頂(鳥居のところはかつての登山道)

相馬山山頂には石碑群とともに黒髪山神社の建物があり、内部を覗き見すると綺麗に整頓されご神体が祀られていた。
8_ソバナ_6107
     Photo8 山頂にはソバナも

山頂広場には赤い鳥居が立っているが鳥居より先は進入禁止。かつて相馬山は黒髪山と呼ばれ、東尾根からの登山道と今は進入禁止となっている黒髪尾根からの登山道、それに今は地図にも載っているヤセオネ峠からの登山道の3ルートがあったようであるが、現在開放されているのは地図に載っている道のみ。

相馬山山頂で休憩、カッパを脱いでみると汗でシャツはびっしょり。なんだか着ても着なくても同じだったような?

相馬山山頂からは地図記載の一般道を降り、途中何度か鉄ハシゴを通過すると
9_鉄梯子_6111
     Photo9 登山道の鉄梯子

大きな赤鳥居に出た。
10_相馬山鳥居_6121
     Photo10 赤鳥居(レンゲショウマの目印になります)

鳥居の周辺には咲き出したばかりのレンゲショウマ。
11_レンゲショウマA_6123
     Photo11 レンゲショウマ

これを目指してやってくる人も多いらしい。

自動車道脇にある相馬山登山口の赤い大鳥居に至る道とスルス峠への道の分岐からはスルス峠方面に進み長い石段を降って行くとやがてスルス峠の東屋前に出た。
12_スルス峠休憩所_6125
     Photo12 スルス峠の東屋

更に少し降るとスルス岩と”ゆうすげの道”分岐。
13_ユウスゲ_6130
     Photo13 ユウスゲ

ここからは”ゆうすげの道”を歩いてヤセオネ峠に戻ろうとしたが霧で殆ど視界なし。時折道路を走る車の音が聞こえるがこれまた霧で音が遮られてしまった。霧が無ければ迷うことが無いようなところなので草原の中に縦横無尽についた踏跡に次々に現われる分岐には指導標無し。
適当に進んだら車の走る道路に出てしまったのでそのまま東に進むと。やがてヤセオネ峠の相馬山登山口の赤い鳥居が見えてきた。
14_ヤセオネ峠赤鳥居6136
     Photo14 ヤセオネ峠道路わきの大鳥居 相馬山登山口

ヤセオネ峠からは車で左折して降った道をオンマ谷への道を歩いて駐車場へと戻った。

歩き出したときには車中泊の車のみであったが、帰り着いてみると車が増えていた。途中で数組の登山者や写真撮影の人に出会ったがさすがに花の時期、皆さん花狙いだったようです。



ちょっと一言
ユウスゲの写真で茎にブツブツしたものついているのにお気づきですか?
野菜や花壇の花につく”アブラムシ“だそうです。
今年はまだましなほうで真っ黒になるほどついてしまうこともあるそうです。
野菜や花壇の花なら殺虫剤を撒くところですが・・・・
ユウスゲも自然、アブラムシも自然のまま。多分人間が知らない間に持ち込んでしまったのでしょうね。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

足尾 中倉山 沢入山(そうりやま)

0銅親水公園_6007
Photo0 銅(あかがね)橋と足尾ダム ダムの後ろが横場山その後ろがガスに隠れた中倉山

記録
日程:2017,07,28
メンバー:安田

7/28日 天候 曇り :
コースタイム:銅親水公園駐車場(7:26)→井戸沢右岸尾根取付き(7:59)→ロウソク岩(9:32~9:47)→合流点(10:02)→中倉山(10:09~10:16)→“孤高のブナ”(10:21)→P1539(10:28)→”波平ピーク“(10:48)→沢入山(11:01~11:18)→”波平ピーク“(11:32)→“孤高のブナ”(11:55)→中倉山(12:00~12:10)→合流点(12:16)→巻き道分岐(12:23)→尾根下降点(12:34)→中倉山取付き(13:05~13:14)→井戸沢右岸尾根取付き(13:32)→銅親水公園駐車場(14:08)
行程13.2km 累積標高1264m     ルートマップは ここ です。

なかなか頑張りますね~。梅雨前線が津軽海峡に差し掛かりそうになると名残惜しいのかまた南下して・・・・。
梅雨前線は早く明け渡し立ち去りたいと思ってはいるものの発生した台風がウロウロ、独り立ちできない台風の行く末が気になって気になってというところですかね。
そろそろ8月というのに梅雨前線が頑張るおかげで関東地方梅雨明け宣言をした気象庁、面目丸つぶれ。実害が大きいのが山小屋。登山者は予定変更してゆくところが無ければ地元の飲み屋で計画打ち合わせと称して騒いでいれば・・・・・まぁ何とかやり過ごせますね~。

夏になり気温が高くなる前に出かけてみようと思っていたが諸事情でのびのびになっていた足尾の中倉山と沢入山。標高が低いのでどうかと思案していたが、直射日光はこのところの天候では避けられそうだし、雨雲の中を歩くのも幻想的で良いのではと思い立ち出かけた。

鉱毒で有名な渡良瀬川沿いを走り足尾の町を抜けて松木川に沿いに進み、銅(あかがね親水公園駐車場に車を停めた。

準備後、銅橋(あかがねはし)を渡って対岸の親水公園を横切り仁田元川に架かる導水橋を渡って仁田川左岸の工事用道路(林道)に出た。
コンクリート舗装された工事用道路を進むと道が大きく曲がる井戸沢横断点で堰堤か橋か?の工事中。井戸沢の堰堤を過ぎたところから井戸沢右岸尾根に散りつくが目印は無し。
1井戸沢堰堤_6050
     Photo1 堰堤左のカヤが茂ったところが取付き

適当に目星を付けカヤの茂った斜面を10mほど登ると赤土が剥きだしの尾根末端に出た。
2尾根末端の赤土_6011
     Photo2 カヤを掻き分けて登ると尾根末端の赤土の露地

ここから尾根通しに登って中倉山を目指すが途中何箇所かの岩に黄色ペイントや残置去れた古いワイヤーがあっただけで目印は殆ど無し。
3尾根_6013
     Photo3 尾根の途中には痩尾根も

踏跡は草地では伸びた草に隠され、樹林の中では獣道と判別しがたく、岩稜に出ると消え失せてしまう。さらに岩稜やザレ場を通過するときは草との境界まで進まないと踏み入る道が解らなかった。
事前検討だと尾根を外さないように進めばよいので踏後を参考にしながら尾根の真ん中を進んだ。
曇り空というか周囲はガスで視界不良、現在位置の確認も難しい。その上気温は然程高くなくても高湿度で汗ダラダラ。
着替え水分補給で何回か休憩を取りながら進むとやがて前方に石塔(ロウソク岩)が見えてきた。
4石峰露岩から見上げる_6016
     Photo4 ガスの中に現れた石塔(ローソク岩)

基部を右に回りこむと展望露岩があった。しかし残念なことに眼下の松木川と銅親水公園方面もガスの中で見えない。
腹ごしらえをして岩塔左の岩場を登り、更に上のザレ場を登りきると草の中に明瞭な登山道が現れた。
草斜面の中の道を進むとやがて勾配が緩み、潅木帯を過ぎて足首程度の背丈の笹が生茂った雑木林の中で尾根斜面を登ってきた登山道と合流。ツツジの疎林の中を進むと中倉山山頂に到着。
5中倉山への稜線_6019
     Photo5 疎林を抜け笹原の登山道の先に中倉山が見えてきた

6中倉山_6020
     Photo6 中倉山山頂

休憩中一瞬ガスが流れて眼下の松木川やこれから進む沢入山への稜線が見渡せるときもあったが・・・・。
7中倉山から稜線を振り返る_6021
     Photo7 瞬間ガスが流れて振り返ると 

足尾鉱山の煙害を受けた松木川沿いの北側斜面は植物の無い露岩あるいは礫と赤土のザレた斜面。影響が少なかったのか低い笹で覆われた南側斜面と北側斜面が接する沢入山への稜線上の道はあるところは笹の中、あるところは岩稜歩きとなった。

中倉山から稜線を降ると笹原のコルに立派なブナが一本。
8孤高のブナ_6037
     Photo8 稜線のすぐ横に立つ“孤高のブナ”

”孤高のブナ”と呼ばれ周囲にはロープが巡らされ保護されていた。

コルから登り返し白い空間に伸びる尾根の先はP1539のピーク。
9岩稜_6023
     Photo9 アルプスのような岩稜も 奥に霞んでいるのがP1539

このピークを超えて再びコルから登り返すとケルンに枯れ木が立っていた。
10波平ピーク_6026
     Photo10 “波平ピーク”

人呼んで”波平ピーク”、サザエさんのお父さん波平さんの貴重な一本そっくり。

波平ピークからは更に稜線上を進み
11沢入山への稜線_6027
     Photo11 沢入山への稜線

一登りすると沢入山(そうりやま)山頂に到着。
12沢入山山頂_6028
     Photo12 沢入山山頂

山頂は樹林の中だが木の幹の間からは多少展望が利く。
13沢入山から親水公園が見えた_6029
     Photo13 ガスが途切れると麓の銅橋も見えた

残念ながら尾根続きのオロ山、その先の庚申山ハガスの中。沢入山で休憩着替えた後来た道を戻るが途中のP1539手前のコルで南側の笹斜面の中に伸びる獣道が目に付いた。
14P1539巻き獣道_6035
     Photo14 右側の緑の笹斜面の中に伸びる黒い一筋の獣道

大抵、獣道は水平移動のトラバースになっているので稜線を見ながら進めばP1539を巻けるのではと考え獣道に突入。笹原からやがて樹林帯に入っていったがまだ稜線は見える。先に進むとちょっとしたガレ場を2箇所横断したあたりで稜線がすぐ上に迫ってきた。既にP1539は巻いてしまったのでこの辺りが潮時と思い稜線に復帰すると”孤高のブナ”のすぐ手前だった。

”孤高のブナ”のところにかつての指導標らしき柱が立っておりこの辺りには明瞭なトレースがあった。しかし地図には記載が無く、しかも始めての山だったのでトレースには入りこまず素直に稜線の登山道を歩いて中倉山に到着。

中倉山からは潅木の中の登山道を戻り、途中の巻き道分岐から右へ進み支尾根へのルートに入った。
15尾根コース分岐_6040
     Photo15 左のローソク岩のほうから登ってきた。下山は右へ

踏跡を追って降ってゆくと左からの同じような濃さの踏跡と合流。そのまま支尾根を降ってゆくとケルンが現れ、ここで道は左折して尾根の側面を下り始めた。
16尾根下降点_6043
     Photo16 支尾根から尾根側面へ左折し下降

帰宅して調べてみると途中の踏跡合流からトラバースしている巻き道を進むと石塔(ローソク岩)方面に伸びているらしい。
私は降りに使ったが、支尾根を登ってくるルートを使うと合流点を左折せず直進してしまいそうだ。登りの時には石塔(ローソク岩)を過ぎ膝丈の草の中を歩いてやがて下草が薄い潅木帯に入ったら踏跡が突然濃くなって驚いたがこの巻き道が草原のどこかで合流していたものと思われる。草の枯れた時期に登れば解ると思うが・・・・・

ケルンからは雑木林の中のツヅラ折れの道をしばらく降ると突然工事用道路(林道?)に飛び出した。
取付き点には円を黄色と赤で二分した標識と踏跡両側にケルンがあった。
17登山口_6045
     Photo17 林道からの取付き 黄色と赤で塗り分けた円形標識が目印

仁田元川の水音を聞きながら草茫々の工事用道路を降るとやがてコンクリート舗装になり、途中上久保川と下久保川の堰堤を左に見て更に降ると工事用重機の音が聞こえだした。コーナーを曲がると朝取付いた井戸沢右岸尾根の末端であった。
朝の取付きを通過して工事用道路を戻ったが、帰路では導水管橋を渡らずに道路を辿って駐車場に戻った。

井戸沢右岸尾根には取付きのマーキングが無く、地図を見て適当に登り尾根に乗った。
下山に使った取付きにはマーキングはあったが指導標は無し。
今回歩いたルート上には指導標は一切無いため、目印のテープも殆ど無く踏跡頼りとなった。
樹林帯はともかく草地は踏跡が草で隠され、どこに伸びているかは踏んだ地面の感覚のみであった。登った井戸沢右岸尾根はバリエーションルート、降りに歩いた道は分岐で指導標さえ設ければ立派な登山道といったところか。

標高は然程高くないにもかかわらず、稜線は低い笹あるいは岩でアルパインの雰囲気。
秋冬は皇海山や日光を初めとしてすばらしい展望が楽しめるだろう。ツツジのシーズンも良さそう。
今回は展望は残念であったが白い空間の中に伸びる稜線歩き、孤高のブナ、波平ピークと大満足の山行であった。







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