両神山 天武将尾根

0両神山_4806
     Photo0 天武将尾根から見上げた両神山

記録
日程:2017,04,20
メンバー:安田

4/20日 天候 晴れ 
コースタイム:日向大谷登山口(7:29)→奈良尾峠への分岐(7:34)→奈良尾峠(8:00)→尾岩場Ⅰ(8:21)→露岩小ピーク山(9:19~9:35)→天理岳南峯(9:45)→岩場Ⅱ(10:00)→P1145禿岩(10:11)→岩場Ⅲ(10:23)→P1306スズノ頭(10:54~11:07)→前東岳(12:20) →両神山剣ヶ峰(12:40~13:05)→梵天尾根分岐(13:08)→白井差下降点(13:10)→梵天尾根分岐(13:14)→両神神社(13:34)→清滝小屋(14:11~14:23)→会所(15:32)→量神山荘前(16:02)→日向大谷登山口(16:08)
行程13.6km 累積標高1820m     ルートマップは ここ です。

さくらの季節も終わり山ではそろそろ一番先に咲き出すアカヤシオの見ごろではと思い両神山へ出かけた。
日向大谷のバス停正面の登山口から石段を上がり
1日向大谷登山口_4859
     Photo1 バス停向かいの登山口

突き当たりを右折すると直ぐに両神神社、
2両神神社里宮_4793
     Photo2 両神神社 里宮

更に少し進むと現われる左上する踏跡に分け入った。
3奈良尾峠への分岐_4794
     Photo3 奈良尾峠への分岐 左上する薄い踏後を進む

この分岐は指導標の類は無く、わずかに目印テープがあるが踏跡が薄いので間違えないように注意を払った。奈良尾峠への道は各所で踏跡が消え、途中に崩落斜面や倒木、枝打された杉の枝に覆われているので解りにくい。
天武将尾根の末端近くにある奈良尾峠には指導標が立っているが・・・・ここまでたどり着ければ難所の一つを通過したことになる。
4奈良尾峠_4796
     Photo4奈良尾峠

奈良尾峠からは尾根筋に沿って進むが誘導するように白テープがあり、P808まで続いていた。踏跡は濃いので何かイベントでもあったのか?
P808を過ぎ歩きやすい踏跡をたどって行くとやがて岩が散乱し始めやがて岩場になろうかというところでマムシに遭遇。陽光燦燦で暖かい岩場で日光浴?
5マムシ_4799
     Photo5 マムシに遭遇

伊豆半島で初めてマムシと出会ったときはマムシかどうか解らなかったが①普通の蛇なら逃げるのにじっとして動かない②特徴的な模様と三角頭③体長はせいぜい60cm、今回は直ぐにわかりました。その分こちらもあわてることなく回避。
なかなか移動してくれないのを知っているので、一旦後退してから尾根をトラバースしながら巻き上がった。

緩い勾配の尾根道を進むとやがて前方に岩峰(岩場Ⅰ)が現れた。
6岩場Ⅰ_4800
     Photo6 立ちはだかる岩場 直登で通過

陽射しで暖かい岩場なので不用意に手を差し出したホールドの先にマムシが一休みしていると怖いので注意を払いながら一手一手確かめ直登した。

以前、日和田の岩場で勝手知ったるベテランクライマーが無造作に上のホールドに手をかけたときに日和田の主のアオダイショウに触れてしまい、ビックリして焦ったという話を聞いたことがあります。クライミングジムとは違い自然の岩場ではこんなアクシデントもあり注意が必要です。主のアオダイショウを目撃したこともあります。脱皮の抜け殻も岩陰にありました。

岩場を越えるとヤセ尾根歩きとなり、ピンクに咲き誇るアカヤシオが左右に目を楽しませてくれた。
7アカヤシオ_4801
     Photo7 アカヤシオの花

木々の若葉はまだなので奥秩父方面や小鹿野二子山の展望がすばらしい。
8小鹿野二子山_4808
     Photo8 小鹿野二子山の展望

やがて樹林が切れ前方に天理岳が見えだした露岩の小ピークで休憩。ここから降り樹林の中を登り返し岩壁が見えるようになったところで左から岩を巻き進むと鎖場となった。
一気に登ると天理山南峰山頂。
9天理岳南峰_4811
     Photo9 天理岳南峰山頂から両神山を望む

ここからはこれから進む天武将尾根の先に両神山が見渡せた。南峰から一旦コルに降り登り返すと北峰山頂。祠の後ろから中ノ沢左岸尾根への踏跡があった。かなり濃いのでここで進路を誤る人が多いのかも?
北峰から先ほどのコルに戻り右折して西側の礫混じりの急坂を降り広い尾根を進むが、この辺り迷いやすいとの情報があったがまだ葉が茂っていないので見通しがきき迷うことなく進むことが出来た。
尾根を進み足元が岩場なってきたかと思ったら岩場(岩場Ⅱ)の先はスッパリ切れ落ちていた。
10岩場Ⅱ_4816
     Photo10 岩場Ⅱ 通過してから見上げる

然程高さは無いが基部までの手掛かりが無さそうなのでアッサリ引き返して途中から左に巻き下がって通過。
幾つか小ピークを越えて次に現われた岩場(岩場Ⅲ)は先がやはり切れ落ちていたがちょっとルート取りに手こずったがホールドステップともに豊富そうなのでクライムダウンし更に尾根を進んでコルに降り立った。
11岩場Ⅲ_4818
     Photo11 岩場Ⅲ クライムダウン後に見上げる

この辺りからは登り返しの傾斜が増し木の根を掴んでの登りとなった。やがて周囲に現われだした石楠花を掻き分けて登るとスズノ頭P1306に到着。
樹林に覆われ展望は無いが樹林越しに東岳と”大キギが身近に迫ってきているのがわかった。
スズノ頭から一旦降って天武将尾根最後のコルに降り立ち、ここから一般道と合流する前東岳までは標高差300mの一気登りとなった。滑りやすい松の落ち葉が積もった急斜面を手足総動員で登り、やがて石楠花の藪を掻き分けて進むと左手に前東岳の大岩壁が見えてきた。
12前東岳岩場_4824
     Photo12 前東岳の岩場

この辺りを過ぎると大分傾斜が緩くなり、振り返ると登ってきた天武将尾根が一望できた。
岩壁上部の樹林の中を進むと程なくして前東岳で八丁峠からの一般道に出た。
13前東岳_4826
     Photo13 前東岳で八丁峠からの一般道に出た

足元スッキリの一般登山道を両神山最高点の剣ヶ峰に向うと途中北斜面でのクサリ場ではまだ雪が少し残っていた。剣ヶ峰の少し前辺りから人声が聞こえたが到着してみると山頂は大賑わい。
14両神山山頂_4831
     Photo14 両神山山頂 剣ヶ峰

昼食休憩後下山に移り、日向大田への道と梵天尾根への道の分岐からロープを潜って梵天尾根への道に入り込み、尾根少し進んで左側の白井差への下降点と右側の上落合橋への作業道の下降点を確認。梵天尾根道分岐まで引き返して日向大谷へ向って降った。

日向大谷への途中にある清滝小屋前のベンチで一休みし、薄川沿って降り何回か渡渉して高度を下げると七滝沢コースとの合流点である会所を過ぎた辺りからほぼ水平道となりその分谷は深くなって水流は見えなくなった。
幾つかの小尾根をトラバースして漸く登山口の日向大谷に着くと周辺は花盛りですばらしい景色が広がっていた。
15日向大谷_4857
     Photo15 日向大谷は花の真っ最中

登り始めは直ぐに植林帯に入ってしまったので気がつかなかった。

破線ルートの核心部は奈良尾峠への分岐とその後のはっきりしない踏跡、それに岩場Ⅲのクライムダウン、あとは急登の体力勝負。今回ロープは持参したが出番は無かった。
尾根を登り詰めるルートであるが地形図には出てこない小ピークが沢山あるので直登して超えるか巻くかは判断次第。

アカヤシオが咲いていたのは天武将尾根の下部だけで一般道のほうは咲いていなかった。一般道を登ってきた団体登山の方々はアカヤシオ見ることが出来たのかな?
天武将尾根でも一本の木全体で咲いている(満開)か、然もなくば蕾無しといった状況であった。今年は外れかな?






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

秩父 南天山・滝谷山

0南天山山頂_4763
     Photo0 埼群県境の山が一望できる南天山山頂

記録
日程:2017,04,16
メンバー:安田

4/16日 天候 晴れ 
コースタイム:鎌倉橋登山口(7:40)→法印ノ滝(8:05)→尾根沢コース分岐(8:30)→尾根道分岐(9:10)→南天山(9:18~9:41)→沢コース分岐(10:00)→崩れた小社(10:01)→尾根分岐(10:34)→P1538(10:39~10:49)→P1562(11:18~11:23)→岩壁下(11:59~12:10) →滝谷山(12:31~12:45)→岩壁下(13:08)→小岩峰(13:31~13:42)→尾根分岐(14:21~14:32)→沢コース分岐(14:59)→尾根沢コース分岐(15;23)→法印ノ滝(15:40~15:48)→鎌倉橋登山口(16:07)
行程13.0km 累積標高1789m     ルートマップは ここ です。

来週になると天候は春の嵐で荒れそうなのでその前に秩父の一番奥の南天山を計画。
南天山だけではちょっと物足りないので地図を眺めると群馬との県境にある滝谷山に尾根が続いていることが解った。
地図では滝谷山への登山道はないので南天山以外から登るにしてもバリエーションになってしまう。今回が良いチャンスと思い、南天山から尾根を辿って滝谷山へ歩いてみた。

南天山の登山口の鎌倉橋の駐車場に車を停め、鎌倉沢に沿って歩き始めた。
1鎌倉橋登山口_4752
     Photo1 鎌倉橋登山口

最初沢床からかなり高度差がある登山道を歩きやがて沢床と同じような高度になると木橋を渡って対岸へ、
2橋_4756
     Photo2 木橋で何回も鎌倉沢を渡る

しばらく歩いてまた木橋で対岸へと何度か沢を横断しながら徐々に高度を稼ぐと目の前に法印ノ滝が現れた。
3法印ノ滝_4757
     Photo3法印ノ滝

登山道は右岸を高巻きやがて南天山への尾根コースと沢コースの分岐に出た。
4尾根沢コース分岐_4760
     Photo4 尾根コース沢コース分岐

鎌倉沢を渡って対岸の尾根コースに進み急勾配の植林斜面をツヅラ折れのコースに従い歩くと尾根上の登山道に出た。
5尾根コース分岐_4762
     Photo5 尾根コース分岐 尾根道と合流

尾根道との分岐を右折し石混じりの登山道を登り詰めると南天山の山頂に立った。

陽光燦燦微風、展望良しでしばらく休憩し山座同定をした後、山頂から引き返して先ほど登ってきた尾根コースとの分岐を直進、尾根伝いに降ってゆくと沢コースとの分岐に出た。
6沢コース分岐_4768
     Photo6 沢コース分岐 下降点

沢コースはここから左折して降ってゆくが、今回は通行止めのテープを潜って直進。
よく踏まれた登山道を少し進むとやがて明瞭な踏跡は尾根から離れ巻くように伸びている。
7崩れた小社_4769
     Photo7 明瞭な巻き道から逸れて尾根直進(崩れた小社)

崩れた小さな社を目印にしてそのまま尾根を直進。踏跡なき急坂を登って行くとやがて藪に突入、程なく過ぎると今度は岩混じりの登りとなった。
尾根の真ん中を進み幾つか小ピークを越えると左からの尾根上に明らかな踏跡のあるピークに出た。帰路で明瞭な踏跡に誘いこまれないようにチェックして尾根を直進。
8尾根分岐_4788
     Photo8 尾根分岐のあるピーク

地図上ではここから滝谷山までは幾つかピークがあるが、地図上に無い隠れた小ピークがあったり、樹林で覆われたピークや露岩のピークがあり歩いているうちにわからなくなった。
9 P1538から_4773
     Photo9 右手に見える埼群馬県境の山々

進行方向右手に帳付山 倉門山、大山、宗四郎山、大ナゲシ、赤岩岳と続く稜線が時折樹林越に見えるので凡その位置を確認しながら尾根筋を進んだ。
途中の岩峰は行き止まったときに降って戻れるかどうか確認しながら突破。行き止まりとなるようなところは無く、岩峰を巻くようなことも無しに稜線を進むことが出来た。
P1562を過ぎた辺りから滝谷山が見え出したが・・・・・その前に立ちはだかるように白い岩壁が見えた。
10正面が滝谷山_4778
     Photo10 樹林越に滝谷山が見え出した

装備もないし岩登りはちょっと難しいかもと思いつつ、行けるところまでと決めて一旦降り地図には標高が記されていないピークを越えると伐採され朽ち果てた大木の残骸や放置された林業用のワイヤー、運搬機械の部品が目に入るようになってきた。尾根にはかつての道の形跡も。
11林業機械残骸_4779
     Photo11 かつての林業の残骸、ワイヤー掛けのプーリー

やがてザレた尾根を登り、立ちはだかる岩壁の直前で様子見。ルート探しの休憩。
12岩壁_4780
     Photo12 立ちはだかる白い岩壁

尾根からトラバースするように付いている道跡は崩落斜面の中に消えうせていた。登るだけならどうにかなるだろうと、降れるかどうかを確かめつつ左上するバンドに沿って岩に取り付き、積もった落石と苔を手で払いのけてステップを確保。ホールドは殆ど引けば抜けるので手探りで利きそうな岩を探して前進。
登った先は歩きやすそうな尾根で少し進むと左下から斜面を登ってくる道跡があった。
枯れた笹に覆われた斜面を進むと直ぐに滝谷山山頂。樹林の山頂で展望なく、朽ちかけた山名標が地面に置かれていたのみ。
13滝谷山山頂_4782
     Photo13 滝谷山山頂

滝谷山山頂で休憩後、来た道を戻るが、先ほど苦労した岩壁はクライムダウンする気になれず、見つけた道跡を降って岩に掴まりながらどうにか崩落箇所をトラバースして岩壁下の尾根に出た。
14崩落斜面_4784
     Photo14 降ってトラバースした崩落地

ここから先は来た道を戻ったが、往路で歩き易そうと思ったところが上り下りで反対から見るのはちょっと違う。
道があるわけではないので適当に歩いて、分岐している尾根に引き込まれないように注意を払い崩れたし小さな社のところまで戻り、後は明瞭な踏跡を辿って沢コース分岐から一般道を降り尾根沢コース分岐からは途中法印ノ滝で一休みして往路を戻った。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

妙義 金鶏山縦走2017 Ⅰ金鶏山

0金鶏山の稜線_4739
     Photo0 筆頭岩から見た金鶏山の稜線

記録
日程:2017,04,13
メンバー:安田、Nさん、Sさん

4/13日 天候 晴れ 
コースタイム:見晴し駐車場(7:00)→金鶏山取り付き(7:04) →奥の院(8:03~8:10)→見晴 (8:17~8:19)→クサリのコル(8:31) →《離山北側のルンゼ》→矢印のコル(9:03)→《スラブトラバース》→北側踏跡のコル(10:01)→松ノ木ピーク(10:27~10:39)→岩壁のコル(10:57)→《岩壁乗越し》→筆頭岩懸垂着地点(11:21)→筆頭岩の広場(11:30)
行程3.6Km 累積標高746m     ルートマップは ここ です。

今まで2回ほど出かけているが完全縦走をしことが出来なかった妙義の金鶏山に出かけてきた。地図にも無いルートで指導標の類は皆無。古いテープの目印も幾つかあったが稜線上は急勾配の上り下りの連続で踏跡も殆ど無い。
今までの失敗の原因は落葉した季節であったが狭い範囲の登り降りに巻きが複雑での地図でルートファインディングが地図が出来ないような地形だったことによる。
今回は前回の記憶を頼りに完全縦走を狙ったが・・・・よく似た地形が何回も現われるので立ち止まって???の連続。どうにか今回はきっちり縦走することが出来た。
登山口から筆頭岩基部までと筆頭岩登攀以降の2編に分けて書くことにする。

見晴し駐車場に車を停め、道路を中之嶽神社方面に進み右コーナーの擁壁にある階段から取り付いた。
まだ落ち葉が堆積している泥の急斜面を登り詰めると頭部の無い石造が現われた。更に登り岩が現われだしたところで左側のルンゼから登って行くとやがて雨水に浸食された樋状のルンゼとなる。
1トイ状ルンゼを登る_4691
     Photo1 樋状ルンゼを登る

始めは少し濡れた樋の中を登り途中から横壁を使って高度を上げ、樋状ルンゼが終わるとカンテの登りとなった。
2草付きを登る_4694
     Photo2 草付を登り詰める

次第に泥混じりの斜面となり周囲の潅木を掴んで登りきり、勾配が緩むと石碑と錆びた鉄板の鳥居がある奥の院。少し進むと三金鶏山三角点があった。潅木の稜上を進むと展望が開けた見晴しに到着。
3_4701.jpg
     Photo3 見晴しにて休憩 金銅山を背景に

4DSCN2367.jpg
     Photo4 星穴岳を背景にパチリ

一見先に進めない様に見える見晴しの先端から木と岩に掴まって下降。
5見晴しから下降_4703
     Photo5 見晴しからコルに向って下降

少しリッジを進むと古いクサリが掛かったコルに到着。
6コルからの登り返し_4710
     Photo6 コルから対岸に登り返し

コルの対岸には古いロープが垂れ下がっているのでこれを目印にクラックを登り返し稜線が離山の岩壁に突き当たったところで右側(北側)のルンゼに下降。
ロープがフィックスされているが湿った泥斜面で滑りやすい。一旦ルンゼの底に降り立ち登り返して稜線に戻り離山を巻いた。

緩勾配の稜線を降って行くと広いコルに到着。コルの先は稜線通しで登れるが中央の立ち木に薄っすらと書かれている赤ペイントの矢印に従って左折して少し降り右の岩壁が低くなって乗り越えられそうなところで岩壁を乗越すとスラブが現われた。

ペイント矢印を見落としてコルを直進し登り返すと潅木に囲まれた気持の良い稜線歩きとなるがやがて絶壁になり行き止まり。
ここは丁度スラブの上の尾根で前回は無視して進んで失敗。引き返してからスラブを通過。(前々回は矢印に従って降ったが降りすぎた)

今まで2回はロープを出さずにスラブを通過したが今回は慎重にロープで確保し通過。
7スラブの通過_4729
     Photo7 ロープをフィックスしてスラブをトラバース

小尾根を乗越して急斜面を巻き上げコルに出た。
コルから北に降っている踏跡があるが途中で消えてしまう(前々回経験済み)ので稜線通りに薄い踏跡を辿って登って行くと雑木に覆われた松の木ピーク(昔は目印になる松の大木が生えていたらしい)。

松の木ピークからの降りは泥と軽石の礫の混ざったズリズリの急斜面を木に掴まって降るが登山者は自分歩きやすいところを降るので踏跡は有りそうで無さそうで・・・・・。
勾配が緩んで歩きやすい稜線歩きとなりコルに至ると今度は前方に岩壁が現れた。
松の木ピークと筆頭岩の間にある岩峰から伸びている岩壁で前回は岩壁の乗越しがわからず、コルから南に向ってルンゼの中を降ってしまった。
今回は岩壁に沿って少し降り、壁の高さが低くなったところを登ると前方に古いハーケンやフィックスされた古いロープ、ワイヤーが現われたのでルートを確信して岩壁を乗越した。
8岩壁通過_4733
     Photo8 衝立のような岩壁を乗越す

新しそうなステンレス線も張られていたが・・・・・・頼りすぎるのはちょっと怖い。岩壁の反対側を下る時にはお助けロープを出した。

岩壁を乗越して稜線に復帰すると直ぐにカニのハサミ状の岩峰が出現。前回筆頭岩の上から見たときにはピナクルに見えたのは大きな爪のほうだったようである。
9カニのハサミ_4734
     Photo9 カニのハサミのような岩峰

少し進んだ筆頭岩の懸垂着地点にはクライマーの邪魔をする大きな杉の木も健在。着地点からは筆頭岩基部に沿って下降し、取り付きの広場に出た。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

毛無岩(笠松コース→尾根コース周回)

0毛無岩山頂_4646
     Photo0 毛無岩山頂

記録
日程:2017,04,10
メンバー:安田

4/10日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:00)→尾根ルート笠松ルート分岐(7:08) →尾根取り付き(7:27)→H920尾根岩上(8:03~8:15)→三又ピーク(8:34)→笠松岩壁突き当たり(9:15)→東コル分岐(9:48)→毛無岩山頂(10:10~10:38)→相沢越(11:02)→スラブのルンゼ下(11:28~11;39)→縦走路分岐(11:46)→赤松の休み場(12:27~12:37)→尾根取り付き(12:52)→尾根ルート笠松ルート分岐(13:07)→駐車スペース(13:17)
行程9.7km 累積標高660m     ルートマップは ここ です。

各地で桜の開花が伝えられ始めたかと思えば寒い日もあり今年の桜は見ごろが長かった。菜種梅雨の影響もありちょっと山行が空いてしまったが漸く訪れた晴れ間を見つけて西上州の毛無岩に出かけてきた。
例によって下仁田ICで高速を降り街中を抜けて南牧川に沿って車を走らせ、以前に行った立岩の登山口方面に向い、途中の分岐を右に進んで道場集落に着いた。
集落の一番奥の駐車スペースに車を停めて山神社の裏側から沢床に降り立って道場川を横断し合流してくる沢を少し遡った毛無岩登山口から取り付いた。
1道場山神宮_4686
     Photo1 山神社の後ろから道場川に降りて伏流を渡る

取り付きまではネット情報や解説本、地図によると山神社のところから道場川に降りて赤い鉄橋、次いで木橋を渡るように書かれているがもはや木橋は跡かたもなくなっている。
2尾根コース取り付き_4685
     Photo2 赤い鉄橋の後の木橋は崩落?

道場川を渡るには山神社下の砂防堰堤の上流を渡るほうが良い。堰堤上部は伏流となっていて流れが消えているので容易に渡ることが出来た。
道場川に合流する沢の右岸に目印テープやペイント矢印があり尾根コース登山口とわかるが指導標など文字が書かれたものは無かった。
今回は笠松コースを登り尾根コースを降るという周回ルートを計画していたので
尾根コース取り付きをやり過ごし、少し先の左岸にあった崩壊した木ハシゴの横を登って左岸沿いの道跡をたどった。
3尾根笠松分岐_4684
     Photo3 笠松コースへ

途中沢床に降りたり合流している涸れた枝沢を越えて進むといつしか道跡も消えた。左の尾根への取り付きを探しながら進むとやがて左岸に古い石積が現われた。
4左岸の石積_4625
     Photo4 笠松コース尾根取り付き 左岸石積が目印

ここから左上に見える右岸尾根を目指して急登を登って尾根に乗り、ここからは尾根歩きとなった。
やがて岩が進路を塞ぐが右側からトラバースするように詰め上げ再び尾根に復帰。
尾根の先端になっている松の木がある岩の上で展望を楽しみつつ休憩を取り、
5 920の岩峰_4627
     Photo5 尾根上のH920の岩棚で休憩 展望抜群

更に尾根を進んで高度を稼ぐ。
途中古いテープがあったが非常に少ないので岩のリッジを越えたりトラバースして巻き上げたりと登りやすそうなところを歩いて右側の大屋山からの稜線と一緒になる三又ピークに到着。ここには進路を示す矢印ペイントがあった。。
6三又ピーク_4632
     Photo6 三又ピーク

左折して歩きやすい尾根を降って登り返すと笠松の岩壁基部に出た。
7笠松の岩壁_4633
     Photo7 笠松の岩壁 

どう考えても登れそうに無いので左折して西側の岩壁基部に沿って進むと大きな岩屋が現れた。
8岩屋_4634
     Photo8 岩屋

登れそうなところを探しながら木の根に掴まって崩落箇所をトラバースしたり、堆積した落ち葉を注意深く掻き分けて徐々に高度を上げてゆくと垂直が岩壁が終わり、どうにか登れそうな泥岩斜面となった。
木に掴まりながら登って尾根に出て一変して歩きやすくなった尾根を進むとP1250で黒瀧山不動寺からの道跡と合流し直ぐに尾根コースとの合流点、毛無岩の東のコルに出た。
9東コル分岐_4639
     Photo9 毛無岩東のコル分岐

前に黒瀧山不動寺から荒船山への縦走路(今では廃道)を歩いてトヤ山まで来ていので直ぐ近くに見えるトヤ山まで足を伸ばそうかとも考えたが単独行動であったので無理せず今回は計画通りとした。
コルからは尾根を直進して岩と木の根を頼りに登ったり降ったりしながら高度を稼ぎ
10リッジ_4653
     Photo10 泥岩のリッジを登って

狭いリッジを登り詰めると毛無岩のピークに到着。
11毛無岩山頂_4645
     Photo11 毛無岩山頂のピーク 左には浅間山が見える

左はすっぱり切れ落ちた岩壁、右は潅木なのですこぶる展望が良い。下仁田方面に見える鹿岳から時計回りに西上州の山は殆ど見えた。更に遠くにはまだ真っ白な八ヶ岳、白いお椀を伏せたような蓼科山。
12八ヶ岳_4651
     Photo12 八ヶ岳の遠望

隣の立岩、長野群馬県境の兜岩山のローソク岩、荒船の行塚山から平らな山容の荒船山、その向こうには浅間山。更らに回ると谷急山、風穴尾根から烏帽子岩・赤岩へと続く裏妙義。星穴岳・西岳から相馬岳に至る表妙義。ちょっと離れてクジラのような金鶏山、三角形の筆頭岩も見えた。
13妙義山方面_4657
     Photo13 妙義山方面の展望

風も無く適度な気温陽光燦燦で毛無岩でしばらく展望を楽しんで尾根を直進しリッジを下降すると歩きやすい尾根道となった。
14リッジ_4662
     Photo14 泥岩リッジを降る

やがて道を塞ぐように現われた岩場は登らずに西側を巻き降ると古い指導標が立っている相沢越に出た。
15相沢越_4664
     Photo15 相沢越の分岐

相沢越で左折し毛無岩を巻いているかつての縦走路を進み小尾根を乗り越えてゆくと、かつて登山道があったことを示すように土止めが残っていた。よく見ればトヤ山に登ったときに歩いた縦走路の廃道にあったものと一緒であった。
毛無岩を巻くように進むとやがて滝が現れた。滝下のルンゼは青白い沢床で岩はボロボロ。
注意深く渡って道に復帰するとやがて左側の木立の切れ目から毛無岩直下のスラブのルンゼが現れ上部にはクライミング対象となっている岩壁が見渡せた。
16スラブのルンゼ_4671
     Photo16 毛無岩西面の岩壁 下部はスラブのルンゼ

岩壁上部の青空の中に飛ぶ大きな鳥を見ながら休憩し、再び歩き出すと直ぐに木段が現われ尾根に登り詰めると尾根コースと縦走路の分岐に出た。目印のテープはあるもののここの指導標も崩れていた。
17縦走路分岐_4674
     Photo17 縦走路分岐 

分岐で右折し尾根コースを降り、途中ロープ場を経て赤松の休み場に出た。ここまで高度を下げるに従い右に見える立岩、左に見える往路で登った尾根や岩壁下を巻いた笠松などの山容の変化を枝越に楽しんだ。
赤松の休み場から尾根を離れ下降となるので下降点を見出したところで休憩。
尾根の先には公共の石標があり更に先の岩峰には岩穴らしきものが見えたのでチョト探検してみると岩峰の岩穴は貫通していた。入り込んでみたが反対側の出口から先は急斜面なので撤退。18岩穴_4678
     hoto18 赤松の休み場の先の小岩峰の岩穴

赤松の休み場から尾根の小砂利の急斜面を降ったが滑りそうでなかなか手強かった。
急斜面を下り終わると道は植林の中へ入りやがて水音が聞こえだすと程なく目印のケルンが積まれた沢床に降り立った。
19尾根への取り付きケルン_4682
     Photo19 尾根コースの取り付き ケルンと右岸石積が目印

降りてきた斜面(右岸)には石積も残っており、この辺りまで生活の場だったようだ。
降り立った沢床から沢を渡渉して左岸につけられた道跡をたどって高度を下げ堰堤を見送り、民家の屋根が見えてくると朝通過した尾根コースの取り付きに出た。ここからは道場川の沢床に降りたち朝と同じように堰堤上流の伏流を渡って神社裏を登り返して駐車スペースへと戻った。

今回歩いたコースは地図上では破線ルートとなっており、廃道となった縦走路の一部に残っている2、3箇所の崩れた指導標を除いて文字が書かれているものは無い。
毛無岩山頂も山名柱は朽ちていたし、名板も然り。ところどころに古い色褪せたテープがあるものの自分でルートを見出さないと歩けない。たとえば小岩峰は乗越すのか巻くのかかなり判断が要求される。明瞭な踏跡があったのは毛無岩の山頂前後の細い稜線部分だけであとは落ち葉に隠されているか踏跡の残らない岩場、ザレ、たまに出てくる泥斜面は霜柱の跡で踏跡は消されていた。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

しれいた山・落沢岳

0落沢岳_4578
     Photo0 しれいた山から見た落沢岳

記録
日程:2017,03,23
メンバー:安田

3/23日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:30)→下郷尾根取付き(7:36)→崩壊社(7:54)→しれいた山(8:37~8:53)→看板跡鉄枠(9:18)→しれいた山分岐(9:45)→落沢岳(10:11~10:24)→下降点小ピーク(11:18~11:23)→林道終点(11:53)→工事地点(12:02~12:08)→駐車スペース(12:27)
行程7.7km 累積標高921m     ルートマップは ここ です。

春分の日も過ぎていろいろな行事も済ませたし、良い天候が続きそうなので西上州の山へ様子見に出かけた。
下仁田ICで高速を降りて町を通り抜け、西上州やまびこ街道を南牧川に沿って進み、右折して川を渡り左岸沿いの道から下郷で右折して支沢沿いに進み四ツ又山登山口を過ぎて下郷集落最奥で駐車スペースに車を停めてここから歩き出した。

駐車スペースから来た道を戻り、南牧川左岸の道との交点のコンクリート擁壁にある階段から登山開始。
1擁壁階段_4619
     Photo1 しれいた山南尾根取り付き 擁壁の階段

しれいた山から南に伸びる尾根の末端に取り付き道跡があるのか無いのか解らないような急坂を登って行くと古い墓地や祠、更に登ると崩壊した神社の社跡が残る平坦地に出た。 
2倒壊した社_4562
     Photo2 南尾根の崩壊した社

ここからは勾配が緩んだ快適な尾根歩きとなりやがて南面に「白板」と呼ばれる岩壁をもったしれいた山が見え出した。
3しれいた山_4563
     Photo3 樹林越しのしれいた山 キレットが見える

やがて勾配が増してくるが登れるところまで直進。ここまでにもトラバースするように獣道が幾筋か散見されたがもうそろそろと思い左折して獣道を進むと直ぐに落沢岳からしれいた山への稜線が見えてきたのでそれを目指して少し高度を上げて稜線に出た。

稜線上で右折し枯れて倒れた巨木に掴まって登り藪岩のナイフリッジを進むと 
4しれいた山から戻る岩尾根_4581
     Photo4 藪岩のナイフリッジ

視界が開け四ツ又山、鹿岳が間近に見え出した。
リッジを進んだ先はキレットがあり残置ロープもあるので一旦降って登り返すと
5キレット_4570
     Photo5 キレットのフィックスロープ


しれいた山山頂に出た。
6しれいた山山頂_4572
     Photo6 しれいた山山頂 山名標名はない

地図にも登山道が載っていない山なので、山名標等山の名前がわかるようなものは無かった。
バリエーションルートの山によくある”KUMO"さんの布と色あせたテープがさがっているくらいだった。
しれいた山山頂で一休みの後、来た道を戻って
7南面の岩壁_4583
     Photo7 振り返って見たしれいた山南面の絶壁「白板」

稜線上を進み落沢岳を目指した。
踏跡はあったがテープなど目印になるようなものは無く、最低鞍部から登りに差し掛かったところで看板跡の鉄枠が立っていたが人工物といえばこれくらい。
8看板跡鉄枠_4585
     Photo8 看板跡鉄枠

鉄枠を過ぎると勾配が増し、やがてⅡ級程度の藪岩壁が現れ立ち木を手掛かりに登るが岩は脆くぐずぐずで、簡単にスポット抜け落ちた。
9Ⅱ級の岩登り_4586
     Photo9 岩グスグスの岩登り Ⅱ級 立ち木を手掛かりに!

注意深く手探りで確認しながら20mくらい登ると黄色い残置支点のロープが現れた。ここを降った人が残してくれたようだ。
やがて岩場を過ぎると雑木林の尾根となり小平坦地に出た。
ここにはテープがあったが西牧と南牧の分水尾根との交点なのでその目印と思われる。
10しれいた山_4587
     Photo10 振り返ってみたしれいた山 キレットも見える

小平坦地で左折し落沢岳を目指すが藪岩壁を登ったり降ったりして小ピークを越えると漸く4つめで落沢岳山頂に出た。
11沢岳山頂_4596
     Photo11 落沢岳山頂

途中立ち木に赤ペイントで矢印がかかれていたり、岩場の降りで赤テープが下がっていたが、目印が少ないので稜線上を進めば問題なし。
潅木に覆われた落沢岳山頂にも山名標の類は無い。尾根状の山頂を西に少し進むと展望が開け、しれいた山その向こうには稲含山が見えた。
浅間山の雪はかなり少なくなっていたが、落沢岳の南に位置する赤久縄山方面の北斜面には多少白いものが見えた。先日の稲含山のときから白い部分は減少しており確実に雪解けが進んでいる。

落沢岳から殆どの場合戻るようであるが、今回は西に見える鹿岳を目指して稜線を進み、稜線上にあるピークでは派生している尾根に巻き込まれないように地図を確認しながら徐々に高度を下げた。
下郷への下降点を探りつつ進んで予定していた下降点に到着したが、植林で見通しが悪いため少し進んで葉が落ちて見通しの利く雑木の小ピークで位置を確認。
少し戻って植林と雑木林の境界を南を目指して下るとやがて沢地形となり、かつての生活の跡か石積みが現れると程なく水流が現れた。

二又を過ぎ小滝を右岸から巻き
12小滝_4610
     Photo12 小滝 右岸から巻き降った

滝下で左岸に移るとやがて現われた道跡を降ると伐採跡の林道に出た。
夏は草に覆われて歩けなくなるような道を降ると、進入禁止を示すように道の真ん中にケルンが現われここから少し広くなった林道を降ると
13林道広場とケルン_4613
     Photo13 林道の真ん中にケルン 奥から下りてきた

林道の工事現場で出た。
これから砂防堰堤の工事が始まるとのこと。
聞けばこれまで歩いてきた林道は昭和63年に作られ、その後伐採が行われた以降車は入っていないとのことであった。林道を降るとやがて歩き出した駐車スペースに戻り周回を終えた。

地図に登山道は無く、しかも目印の類も殆ど無し。途中にところどころ現われた道跡らしきものも、殆どとラバースしていたので多分獣道。麓付近では2匹のイノシシの姿もあったし沢筋では薬莢が落ちていた。
稜線上から降るような道跡があったがおそらく往時の下郷と落沢の集落を結ぶ道であったかあるいは植林の作業道であろう。
時間、距離ともに短かったが登山道に出会うことなく、岩登りあり沢降りありの緊張感いっぱいの山歩きであった。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

稲含山・白髪岩(原三角測点を探して)

0原三角点_4396
     Photo0 白髪岩の原三角測点

記録
日程:2017,03,07
メンバー:安田

3/07日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:茂垣峠駐車場(8:20)→登山口(9:26)→稲含神社(9:03)→稲含山山頂(9:06~9:19)→尾根道復帰(10:05)→羽毛山(10:32~10:41)→物見山(10:55)→白髪岩(11:16)→尾根西端(11:20~11:33)→最低鞍部(12:29~12:35)→小岩峰(12:57~13:06)→稲含山山頂(13:20)→稲含神社(13:24~13:27)→秋畑稲含神社(13:43)→一の鳥居(14:02~14:07)→登山口(14:12)→茂垣峠駐車場(14:17)
行程9.1km 累積標高1156m     ルートマップは ここ です。

ぼんやり地図を見ていたら"原三角測点"と書かれているのを見つけた。ネットで検索してみると三角点のご先祖様のようで現在確認されているのは3箇所だけらしい。そのうち一ヶ所が西上州の白髪岩にあるということで出かけてきた。
白髪岩に到達するには御荷鉾スーパー林道で赤久縄山の近くの杖突峠からと稲含山からの道があるらしいがどちらも途中からバリエーションルートなので登ったことの無い稲含山からの尾根歩きルートを歩いた。

甘楽町の小幡から舗装の一本道を進み、秋畑で右折し林道に入ると道が細くなるが稲含山登山口となる茂垣峠のほんの少し手前まで舗装が続く。
茂垣峠の駐車場に車を止め指導標に従って砂利道を登って行くと稲含山登山口が現れた。
1稲含山登山口_4372
     Photo1稲含山登山口奥には赤鳥居が見えます

少し奥を見上げると赤い鳥居があり、それを目指して登って行くとやがて道はアイスバーンとなり稲含神社に到着。
2稲含神社神社_4376
     Photo2 稲含神社

ここから折り返すように尾根を登って行くと展望が開けた稲含山山頂。360°の展望を楽しむがやはり靄が掛かって八ヶ岳や浅間山、榛名・赤城方面もスッキリしない。
3荒船山_4385
     Photo3 荒船山も靄で霞んでいる

山頂からこれから向う白髪岩への山並みを見定めて
4白髪山への山並_4382
     Photo4 羽毛山・物見山・白髪岩へと連なる山並み

どこからバリエーションルートに入り込むかしばらく考えるが
5稲含山山頂_4378
     Photo5 稲含山山頂 目印は???

ロープで塞がれた踏跡、その右にはピンクテープが下がった濃い踏跡があったので、ピンクテープに従うがやがてテープがなくなり今度は樹の幹に赤いペイントが表れた。
どうも方向的に少しずれているようであるがそのまま降ってゆくとやがてペイントもなくなりルートが怪しくなってきた。登り返すのも面倒なので丁度白髪岩に至る尾根ルートの途中の最低鞍部くらいの標高まで降りてしまったので左にトラバースすると両岸が岩落ち込んでいる沢地形に出てしまった。
地図によるともう少し降れば勾配が緩むので容易に沢地形を越えられると思い、少し降ってトラバースし尾根に上り返した。
尾根に出ると目印の布切れが下がっていたので無事に予定ルートに復帰。
6尾根道合流点_4390
     Photo6 尾根道のルートに復帰

ここからはいろいろな目印が出てきたが往路は目印に従わず、尾根筋を歩き途中のピークを越えて行くことにした。
尾根進行方向正面を登って行くと羽毛山(1377m)のピークに出て、
7羽毛山山頂_4392
     Photo7 羽毛山山頂

そこから尾根を降って登り返すと今度は物見山(1461m)。
8物見山山頂_4393
     Photo8 物見山山頂

物見山からも忠実に尾根を辿り時折現れる残雪を登って行くと陽射しはあるものの樹林に覆われた白髪岩の尾根に出た。
9白髪岩の尾根_4394
     Photo9 白髪岩の尾根 奥に“原三角測点”が見える

尾根の右手に目的の"原三角測点”は簡単に見つかった。

展望が無いのでさらに先へ進み、尾根西端に出ると潅木越しに御荷鉾山、正面には林道が白く直線状にトラバースしている赤久縄山。その向こうには赤岩尾根と両神山の姿も見えた。
10両神山_4399
     Photo10 赤岩尾根と両神山

一休みして、帰路に着くが、今度は白髪岩から目印に従って稲含山に戻ることにした。
往路で登った物語山と羽毛山は西側を巻き、凍結した地面のスリップに気をつけながら歩いたら短い時間で最低鞍部に到着。
11最低鞍部からの登り返し_4406
     Photo11 最低鞍部付近から稲含山(左側)を見上げる

ここからは往路では歩かなかった道なので稲含山のバリエーション取り付きを確認すべく目印に従って尾根の急登を登り、岩を2つ越えると勾配が緩み岩尾根歩きとなった。途中小岩峰で休憩しさらに登って行くと、稲含山山頂の踏跡を塞ぐようにかけられたロープのところに出た。
やはり正解はロープだった。ピンクテープの濃い踏跡のほうは進入禁止の意味で張られたテープが劣化して切れ切れになっていたようである。

稲含山山頂から稲含神社まで戻り、アイスバーンに備えてチェーンアイゼンを着け、今度は秋畑稲含神社経由で下山。
ここも北斜面でしかもツヅラ折れの道、ところによってはロープを頼りに降り神社・ニの鳥居・神の水を経て一の鳥居でアイゼンを外し
12一の鳥居_4423
     Photo12 一の鳥居

左折して送電鉄塔の下を通って赤鳥居方面を目指し登山口へと戻った。登山口からはアイスバーンの中に現れた砂利路面を拾い歩きしながら駐車場へと戻った。

1時間ほど前に小岩峰で休憩していたときは陽射しで温かく麓の甘楽の市街まで見渡せたが、駐車場に戻ったときには風が吹き出し陽射しも陰ってチラホラ雪が舞っていた。

参考までに
原三角点で現在確認されているのは3ヶ所
     雲取山   何回も訪れているが注目していなかった次回はきっちり確認
     白髪岩
     米山
今回訪れた白髪岩の原三角測點は
     北東面 原三角測點
     南東面 明治十五年十月
     北西面 内務省地理局
     南西面 刻み無し
  角錐柱標石で上面には×印が東西南北方向の対角線

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

雲取山 2017

0雲取山山頂_3993
     Photo0 雲取山山頂の2017記念柱

記録
日程:2017,02,01
メンバー:安田

2/01日 天候 晴れ  
コースタイム:小袖乗越駐車場(7:36)→堂所(8:55)→ブナ坂(10:06)→奥多摩小屋(10:35~10:46)→雲取山(11:33~11:43)→避難小屋(11:45~12:02)→ブナ坂(13:06)→七ツ石山(13:19~13:32)→七ツ石小屋(13:49)→堂所(14:20~14:26)→小袖乗越駐車場(15:22)
行程21.5km 累積標高1574m     ルートマップは ここ です。

雲取山の標高2017mと同じ今年の西暦2017年を記念して標柱が立てられているとのネット情報を知り久々に雲取山に出かけた。

この前青梅街道の鴨沢を通過した折、小袖乗越の駐車スペースへの登り口が通行止めとなっていたので鴨沢より先の所畑から駐車スペースまで延々坂道を上らなければならないのかと思っていたが、鴨沢に差し掛かったところで登り口への道を確認してみると通行できそうだったので小袖乗越へ向った。
途中擁壁が新しくなっているところがあったのでその工事で通行止めになっていたようだ。
小袖乗越の駐車場は以前は私有地で駐車禁止となっていたが今回訪れてみると整地され村営駐車場になっており新しくトイレも新設工事中であった。
1小袖乗越駐車z等_4015
     Photo1 整地された小袖乗越駐車場と建設中のトイレ

小袖乗越から舗装路を進み左側の擁壁に付けられたなだらかな登山道を登って行くと
2雲取山登山口_4014
     Photo2 登山口

廃屋の前を通過しやがて左の稜線が迫ってきて稜線に出たところが堂所(どうところ)。
しばらく稜線歩きが続きトラバースするようになると登山道が折り返し再び稜線歩きになる。
少し行くと右側に七ツ石小屋へと向う標識の無い分岐があるがここは踏跡の濃い左側のトラバース道を進み、七ツ石小屋への指道標がある分岐、水場への分岐と現れるが雲取山方面へとトラバース道を進んだ。

標高1500m辺りから日陰になった登山道に雪が残っているが踏み絡められ夏道のように歩くことが出来た。
尾根を回りこんで進むとブナ坂に出てここからは石尾根を歩くが防火帯のおかげで陽光燦燦微風で気持ちよい。
ただし往路ではまだ凍っていて歩きやすいが日当たりのおかげで帰路では解けた霜と雪でドロドロになりあちこち道を選びながらの通行となった。石尾根を登り詰めてゆくとやがてヘリポートの横を通過し奥多摩小屋に出た。
丸太のベンチで正面に笠雲がかかった富士山を見ながら休憩。
3富士山_3985
     Photo3 笠雲がかかった富士山

途中で追い越した登山者が到着したところで出発。ここからはこのルートでもっとも勾配がきついP1813への登りとなるが雪と霜が解け始め登山道はドロドロ。水気の無いところを選んで直登し小雲取山目指して勾配の水平歩きとなるが樹林帯の中で陽射しが無く路面は凍結状態。

小雲取山を過ぎると前方に視界が広がり頭上の木の枝に残っている白く輝く霧氷を見ながら
4霧氷_3990
     Photo4 霧氷が輝く木々の枝

一登りで雲取山避難小屋に到着。
5雲取山_3992
     Photo5 雲取山避難小屋

小屋前を通過すると直ぐに雲取山山頂。目当ての真新しい2017記念柱とともに前には無かった石製の立派な山名柱も建っていた。
富士山は霞んでいるものの奥多摩小屋から見たときにあった笠雲は消えていた。雲取山の隣の飛龍山の見時奥には南アルプス、6南アルプス_3996
     Photo6 遠くには冠雪した南アルプスの山々が

更の右の白樺の梢の中には浅間山の展望を楽しんで非難小屋まで戻り一休み。前に泊まったときはトイレが古かったが新しくなっており、掃除をしている方がいたので話を聞くと毎週ボランティアで登ってきて整理整頓をしているとのこと。気持ちよく避難小屋で過ごせることに感謝。

避難小屋を後に石尾根を降り、7石尾根_4000
     Photo7防火帯にところどころ雪が残る石尾根

P1813は巻き道を通って通過、
8七ツ石山_4004
     Photo8 石尾根の先には七ツ石山が

ブナ坂まで戻ってさらに直進して急坂を登り七ツ石山山頂で休憩。
9雲取山山頂_4007
     Photo9 七ツ石山山頂 雲取山山頂と同じような山名柱

見渡せばここにも雲取山山頂にあったのと同じ真新しい石製の立派な山名柱が立てられていた。七ツ石山からさらに石尾根を進み降り終わったところで七ツ石小屋目指して右折、千本ツツジへ向う分岐を通過してさらに降り水場から少し降ると七ツ石小屋前に出た。
更に登山道を降り指道標の無い分岐は落ち葉に覆われた左への道に進みしばらく降ると往路に歩いた雲取山へのトラバース路に合流。ここからは途中堂所で休憩して往路を小袖乗越の駐車場へと戻った。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

安倍奥 真富士山

0第一真富士山_3755
     Photo0 第一真富士山からの富士山

記録
日程:2017,01,07
メンバー:Sさん、安田

1/7日 天候 晴れ  
コースタイム:真富士山第三登山口(7:12)→ヲイ平(7:53~8:09)→第一真富士山(8:57~9:14)→真富士峠(9:27)→第二真富士山(9:59~10:26)→P1314の間のコル分岐(10:53)→湯ノ岳(11:28~11:44)→浅間原(12:19~12:50)→湯ノ岳(13:22)→P1314の間のコル分岐(13:49) →炭焼窯跡(14:37~14:45)→林道(15:03) →千丈平林道分岐(15:14)→尾根コース取付き(15:24)→真富士山第三登山口(15:37)
行程14.6km 累積標高1297m     ルートマップは ここ です。


依然雪不足で雪山は望み薄なので出かける先を暖かいところへと切り替え先週見た富士山をもう少し角度を変えたところからと思い立ち安倍奥の真富士山へ出かけた。

まだ足を踏み入れたことが無い山域だし自宅からは距離もあるので早朝発では登山開始が遅くなる思い前日移動し、真富士山の登山口への途中にある”真富士の里”にて仮眠。
1真富士の里_3790
     Photo1真富士の里

温水便座のあるトイレもあり快適に過ごして夜明け少し過ぎに真富士山第三登山口に移動、林道横の駐車スペースに車を停めて歩き出した。
2第三登山口_3750
     Photo2真富士山第三登山口

かなり歩かれていて歩きやすい登山道を進み沢を越え、登山口から40分ほどで第一、第二真富士山の間にある真富士峠の直登ルートと第一真富士山へ向うの分岐点、ヲイ平に到着。
ヲイ平で衣類調整ついでの休憩後、直進する第一真富士山へのルートを進み、尾根に出た所で俵峠からの道と合わさった。
左折してなだらかな尾根を進むと東側の展望が開けた第一真富士山山頂。
3第一真富士山山頂_3754
     Photo3 真富士山山頂

富士山、先日登った愛鷹山塊さらに伊豆の山々の展望がすばらしい。
ここで展望を楽しみ尾根を先に進んで降って行くとやがて尾根が狭くなってきて真富士峠に出た。
さらに尾根を直進し登り返すとロープが掛かった岩場となりこれを登って尾根を進むと今度は巻き道分岐が現れた。ここはロープが設けられた直登ルートを登り、一段上がって尾根を進むと先ほどの巻き道と合流しまもなく第二真富士山の山頂に出た。
4第二真富士山_3758
    Photo4 第二真富士山山頂

観音石像があるものの山頂は半分樹林に覆われ第一真富士山と狭く展望も劣る。

第二真富士山からさらに尾根を進むと左側×印のある分岐に出たので指示通り右方向に進み、東に向って降りやがて尾根が北に向う尾根を進むとやがて登山道は徐々に北に向うようになりP1314を越えて降って行くと2つのP1413のピークの間のコルで植林の間伐作業に出くわした。
登り返して徐々に高度を上げてゆくと左側は雑木林となり、枝の間から南アルプスの冠雪した山が見えるようになってきたが、やがて展望が利かなくなると広葉樹の大木が疎らな湯ノ岳山頂に出た。
5湯ノ岳_3760
     Photo5 湯ノ岳山頂

どこが山頂はわからないような広々とした中を進み丁度手ごろな岩を見つけて椅子代わりにして休憩。
湯ノ岳山頂からさらに北進し一旦降って登りに差し掛かると笹が目立ち始め、P1438を越えたとたんに沢藪に突入。途中笹藪が切れたところからは右側に富士山が見えたり地面の小笹には霜の花が咲いていたが
6霜の花_3763
     Photo6 霜ノ花

再度笹藪に突入し激闘。
やがてなだらかな斜面を降って行くと突然笹薮が刈払われた浅間原に飛び出した。
7浅間原送電鉄塔_3770
     Photo7 浅間原

眼前には送電鉄塔が2基立ち並び、尾根を跨ぐ送電線に沿って笹が刈払われているので展望が開け、陽光も燦燦と降り注いでいたので大休止。ザックをおろして清水側に少し降って富士山を見たり、
8浅間原からの富士山_3768
     Photo8 浅間原からの富士山

尾根の西側に降って南アルプスを眺めたりで思わず時間を使ってしまった。
9南アルプス
     Photo9 浅間原からの南アルプス

浅間原からは西側に降って林道に出る道があったが、地図を見ても車で登ってきた林道まで出られるかどうかは不明。事前検討不足は明らかなので来た道をピストンし戻ることにした。
10波左間原から笹薮突入_3778
     Photo10 帰路も笹薮に

間伐作業していたところまで戻り、指導標は無かったが登山道か林業用かわからないテープがさがっていたので踏跡はかなり薄かったが右折して尾根道から外れ
11コルの分岐_3779
     Photo11 コルから登山道は外れ薄い踏後へ

やがてトラナースするように進むと下から上に伸びる踏跡に出くわした。
どちらに進むか思案したが下へと伸びる踏跡をたどり、最近歩かれた跡が無くとことところどころで小石が堆積した斜面をトラバースしたり、沢を越えて徐々に降って行くと炭焼窯跡に出た。
12炭焼き窯跡_3785
     Photo12 炭焼窯跡

直ぐ下には廃屋も見え水が容易に取れそうな沢も近く、炭焼窯跡があるということは炭を担いでおろしたのであろうからここからは歩きやすい道があるはずと思いここで一休み。
廃屋からは道がさらに不鮮明になったが多分この辺りがかつて歩かれていた道であろうと見当を付け歩きやすいとところを降るとやがて林道が見え出すと直ぐに林道に降り立った。
13林道からの登山口_3787
     Photo13 林道からの登山道取付き(黒沢橋横登山口)

林道の登山道入口(後で調べたら黒沢橋横登山口)には真富士山、湯ノ岳・浅間原へ道が書かれた案内板が下がっていたので良く見れば浅間原から送電線に沿って降りこの林道終点への道もあったようである。
林道に出て左折し降って行くとやがて千丈平の林道分岐、さらに降って行くと第ニ真富士山の山頂近くの×印のあった尾根コースへの取付きの目印テープがあった。やがて下のほうに伐採作業の音が聞こえだし程なく第三登山口へと戻った。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

一富士二鷹で 越前岳

0黒岳展望広場からの富士山_3710
     Photo0 黒岳展望広場からの富士山

記録
日程:2017/01/02
メンバー:Sさん、安田

1/2日 天候 晴れ  
コースタイム:山神社登山口(8:23)→富士見峠(9:05)→黒岳展望広場(9:24~9:30)→黒岳山頂(9:37~9:42)→富士見峠(10:03)→鋸岳展望台(10:35~10:48)→富士見台(11:27~11:30)→越前岳(11:53~12:17)→高場所分岐(12:54~12:58)→呼子岳(13:08~13:25) →割石峠(13:35)→蓬莱山(13:44~13:50)→割石峠(14:01)→松永塚(14:39~14:51)→大沢橋(15:23)→堰堤上伏流横断(15:44)→山神社登山口(15:57)        
行程12.2km 累積標高1366m     ルートマップは ここ です。

年末年始の天気が良いので雪山に出かけようと計画していたがこのところ、雪が降ってないので高山はクラストしアイスバーンにアイゼンでも苦労するという情報を得たのでアッサリと諦めた。正月でもあるし”一富士ニ鷹三茄子”から思いついたのが愛鷹山塊の越前岳。

御殿場ICで降りて越前岳登山口の山神社駐車場に着いてみると既に10台ほどが駐車していた。天気予報によると3月中旬の暖かさになるということで正月にもかかわらず登山者が多いことにビックリ。

山神社駐車場から
1山神社登山口_3706
     Photo1 山神社登山口

杉の落ち葉を踏みしめながら登って行くと40分ほどで愛鷹山荘、少し登って稜線に出たところが富士見峠。
2富士見峠_3708
     Photo2 富士見峠

ここで上着を脱いでしばらく進むと富士山方向に視界が開けた展望広場に到着。休憩していると最初はなにの音かわからなかったが自衛隊の方から銃の発砲音が聞こえてきた。
展望広場から快適な尾根歩きで直ぐに黒岳山頂に到着。
3黒岳山頂_3712
     Photo3 黒岳山頂

ベンチもあり御殿場方面の視界も開けている。
鋸岳展望と欠かれた指導標に従って少し進んでみるが降り始め、葉を落とした雑木林の枝に遮られて景色が良くわからないので早々に引き返し、来た道を富士見峠まで戻った。

富士見峠を通過し、尾根道を歩いてゆくと陽射しが無いところでは霜柱が目立つようになってきた。多くの先行者に踏まれて溶け始まった滑りやすい登山道を登って行くとやがて鋸岳展望台に到着。
ポカポカの陽射しを受けながら休憩し、さらに登って行くと時折下山者とすれ違うようになってきた。徐々に高度を上げると雪が出始め富士山展望台に到着。
ここにも下山者がいたのでこの先の登山道情報を聞き、越前岳手前の深く抉られた登山道避けながら登ると越前岳山頂。
4越前岳山頂_3719
     Photo4 越前岳山頂

富士市の街並みと駿河湾の曲線・伊豆半島の海岸線の出入りが見え、まさしく地図の通りと思いながら展望を楽しむが山頂は風が強く寒いので、多くの登山者は山頂広場の周囲の潅木帯に逃げ込んで休憩中。
しかし富士川河口にある工場の煙突から煙は流されること無く垂直に立ち上っていた。
5越前岳山頂からの南アルプス_3722
     Photo5 冠雪した南アルプスの山々

霜解けで田んぼのようになった山頂を後に急坂を降って呼子岳を目指すが山頂で靴底に着いた土で滑りやすくなっているので注意を払いながら下降。やがて勾配が緩むと細尾根歩きとなり、次々に現れる小ピークにだまされながら進むと高場所分岐に到着。
直ぐに呼子岳とはわかっていたがここは風も無く陽光燦燦でポカポカ。思わず休憩を取ってしまった。
高場所分岐から一旦降ってトラロープが張られた雪付きの急登を登ると呼子岳山頂。
6呼子岳_3727
     Photo6呼子岳山頂

ここまで来れば後は下山だけという思いで呼子岳山頂でも休憩。雪が付いた登山道を割石峠まで降り、
7割石峠_3729
     Photo7 割石峠

峠から登り返して鋸岳往復を目指し尾根に出た所で左折、少し進むと蓬莱山山頂。
8蓬莱山山頂_3732
     Photo8 蓬莱山山頂

地図にはここが鋸岳と書かれているが、遭対協の建てた案内板にはここより位牌岳までの間は”立入りはご遠慮ください”とあるのでここから引き返した。
割石峠まで戻る途中”天狗の畑”に寄り道したがここには霜柱が踏まれた跡が無かった。

割石峠からはガレて雪が残っているルンゼを降り、途中何本かの涸れた支沢を合わせて沢テープを追いながら高度をさげた。
9大沢_3736
     Photo9 ガレた沢を降る

漸く沢の右岸を歩く道となり勾配が緩んでくると松永塚。ここで地図にある”沢降り足元注意”箇所から抜け出した。

何回かの渡渉(といっても涸れ沢)を繰り返しながら沢沿いに降るとやがて落石ゴロゴロの林道跡と思われる道になり、大沢橋を過ぎると崩壊跡があるものの林道となりやがて大堰堤を過ぎると重機の轍が現れた。
10大沢橋_3741
     Photo10 苔むした大沢橋

右岸を降っていた道が堰堤上流で伏流になった沢渡って左岸に移り、しばらく降るとやがて山神社登山口が見え出した。
駐車場に戻ってみると残っている車は数台。皆さん景色を楽しみ無事下山したようだ。

帰路はナビによると高速道路は帰省から戻る車で渋滞らしい。あまり知恵を働かせず、全てナビに従って走ると富士スピードウェーの横を抜け山中湖の展望台の横に出た。
既に太陽は富士山の向こうに沈んでいたが湖と富士山のシルエットが美しいので車を停めて暫し休憩。
11山中湖展望台からの富士山_3744
     Photo11 山中湖展望台からの富士山 右中段は山中湖

途中から高速に乗ったものの休日名物小仏渋滞には巻き込まれること無く帰宅した。


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

竜ヶ岳と富士周辺

0富士ケ峰からの富士山_3695
     Photo0 富士河口湖町富士ヶ嶺より見た富士山

記録
日程:2016,12,24~25
メンバー:Sさん、安田

12/24日 天候 晴れ  
コースタイム:花の都公園(14:36~15:37)
12/19日 天候 晴れ 山頂はガス視界不良  
コースタイム:本栖湖キャンプ場駐車場(5:09)→石仏コース竜ヶ岳登山口(5:31)→展望ベンチ(6:01~6:;11)→石仏(6:35~6:37)→竜ヶ岳山頂(7:28~7:50)→端足峠(8:28~8:33)→湖畔歩道分岐(9:13)→湖畔登山口(10:39)→本栖湖キャンプ場駐車場(10:52)        
行程11.4km 累積標高840m     ルートマップは ここ です。

以前から太陽の南中高度が最も低く、日の出日から日の入りまでの時間がもっとも短くなる冬至のダイヤモンド富士を見ようと思っていたが諸事情によりなかなか出かけられなかった。
今年こそはと思い冬至は過ぎてしまったがまだ殆ど冬至と変わらないので天候を見計らって富士山周辺の観察スポットからダイヤモンド富士を期待して出かけた。

24日
この時期のダイヤモンド富士の観察点は山中湖から少し北にある花の都公園周辺ということで自宅をお昼に出発、現地についてみるとまだ太陽は富士山頂の遥か上方。
太陽が沈み始めるまでの時間つぶしに周辺を散策するがその間にも人が集まりだし、土曜日ということもあって中にはバスツアーでやってくる人も。
やがて広場には三脚にセットした一眼レフカメラが並び始めた。周囲を見渡せば・・・・・バカチョンカメラを持った人などいない。いつもの愛用カメラを提げているのは私だけ?
やがて太陽が山頂に近づいてくると薄く靄が掛かり始め太陽の輪郭がぼやけてきてしまった。富士山の姿はあるものの靄のおかげで周囲は白くぼけ始め太陽が山頂に沈み始めた瞬間さえ認識できず。
1_3658.jpg
     Photo1 山頂が夕日で輝くダイヤモンド富士のはずが・・・

やがて沈んだのかどうかさえ解らないまま時間が経過し、集まった人たちがぞろぞろ立ち去り始め本日の天体ショーは終了。

その後富士山頂からの日の出を観察すべく、これまたスポットの一つ西側の竜ヶ岳登山口を目指して本栖湖に移動した。
本日の成果といえば待ち時間に刻々と変わる太陽の位置変化を観察して日頃気にしなかった位置移動の速さを再認識したことぐらいか。

黄昏時の本栖湖キャンプ場駐車場には着くと既に車が数台。早々とテントを張り宴会を始めているグループもいた。周囲の迷惑を顧みない話声と聞こえてくるフォークソングからおよその年齢は察しがつきますが・・・・どうしたものですかね。

25日
早朝目を覚ましてテントの外に出てみるとヘッドライトの明かりの中に時折白いものが。食事を済ませてテントを撤収する頃にはなくなっていたので計画通りに竜ヶ岳目指して出発。
一晩のうちに駐車場には車が増え、登山口目指して歩いてゆくと時折先行する登山者の明かりを見かけた。
2竜ヶ岳登山口_3678
     Photo2 竜ヶ岳石仏コース登山口

指導標に従い真っ暗な中を追い越されたり追い越したりしながら登山道を登って行くとやみの中に人の集団、ベンチのある休憩店に到着。
そろそろ平地では日の出前の薄明、休憩しているとわずかに大室山の左上の雲がオレンジ色に染まり始めた。
ここから一登りで石仏と東屋のある見晴台に到着。薄っすらと富士山の裾野の輪郭がつかめるようになってきたが富士山頂は雲の中で日の出を見るのはかなり期待薄の状況になってきた。
3石仏のある展望箇所_3679
     Photo3 石仏・東屋のある展望箇所

東屋を過ぎると樹木は無くなり笹原の中に伸びる緩傾斜の登山道のどこからでも日の出を見ることが出来るようになった。
この辺りで日の出は諦め、山歩きに気持ちを切り替え登って行くと既に下山してくる人も。竜ヶ岳山頂は広場になっておりかなりの登山者が集まっているが昨日と違いカメラをセットし待ち受けているカメラマンの姿は無かった。
4竜ヶ岳山頂_3685
     Photo4 竜ヶ岳山頂

聞けば天候に恵まれたときには山頂のみならず登山道にまでカメラの砲列が出来るとのこと。
更に悪化した天候で雲が南から北に流れてゆくのが解るが雲の下の麓の視界は開け、富士宮からさらにオレンジ色の駿河湾、伊豆半島の海岸線まで見えるようになってきた。
5富士宮方面_3687
     Photo5 山頂からの富士宮・駿河湾の展望

天候がよければ南アルプスの展望が良さそうであるがこれまたダメということでしばらく休憩してから端足(はした)峠目指して降るが登ってきた登山道と違い意外に急な坂道。漸く勾配が緩んで尾根を進むと端足峠に着いた。
6端足峠_3689
     Photo6 端足(はした)峠

ここからは本栖湖を目指して降り、本栖湖周回道路手前の分岐から湖畔を巡る歩道に入るが朽ち果てて横たわる大木、堆積した落ち葉、落ち葉に隠れた落石が転がり歩きにくい。廃道寸前といったところか。
周回道路に沿って多少のアップダウンを繰り返しながら道路に降り立ってしまいたくなる気持ちを抑えて進むとやがて竜ヶ岳に向う湖畔登山口に出て徐々に高度を落とし始めスポーツセンターの横を通り抜けて駐車場へと戻った。

目指した竜ヶ岳からの日の出は見ることができず残念であったが山頂でのテント泊で夜景見物も出来ることがわかったので下見と思えば次回リベンジに繋がる成果があった。
下山後次第に天候が回復し富士山を巻くように雲の列が流れていたので、天気予報どおり早朝も富士山頂は晴れていたと思われる。

帰路は富士山撮影スポットの一つ、かつても上九一色村現在の富士ヶ嶺に立ち寄り富士山を見上げ、さらに大室山西展望台に立ち寄り竜ヶ岳と本栖湖の展望を楽しんだ。
7竜ヶ岳_3701
     Photo7 大室山西展望台からの竜ヶ岳

冠雪した南アルプスが良く見えたが竜ヶ岳より標高の高い雨ヶ岳・毛無山山頂は雲の中。
8本栖湖と南アルプス_3698
     Photo8 本栖湖と冠雪で輝く南アルプス

時折雲が切れると樹木に着いた白く輝く霧氷が見られた。北の方に目を転じれば御坂山塊の山の上部も霧氷で白くなっていたので1500mを越えるあたりから雲に覆われていたのであろう。
天気予報では両日ともに登山には良好であったが、日の入り日の出を見るためには山頂、麓の天気は好くても視界を妨げる富士山を取り巻く天候(雲)の様子を考えなければならない。
高層天気図とにらめっこして風と湿度の様子から天候を見定めないと一発狙いは上手く行かないことを学んだ山行きであった。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 大山・天丸山・帳付山 周回

0大山倉門山天丸山P3_3524
     Photo0 左から大山・倉門山・天丸山・P3 
記録
日程:2016,12,07
メンバー:安田

12/07日 天候 快晴  
コースタイム:天丸橋駐車場(8:00)→鉄ハシゴ(8:30)→大山(9:18~9:34)→天丸橋下降点(9:45)→倉門山(9:52)→天丸山分岐(10:00)→天丸山(10:15~10:28)→天丸山分岐(10:44)→馬道ノコル(10:53)→石標四八五(11:05)→露岩(11:25~11:37)→帳付山(12:07~12:27)→石標四八五(13:20)→馬道ノコル(13:32)→標識大木(13:54)→社壇乗越(14:33)→天丸橋駐車場(14:58)     行程12.5km 累積標高1040m
ルートマップは ここ です。

いよいよ冬型の気圧配置になって来たようで今日も関東地方は晴天予想。昨晩強風が吹いて前線の通過が確認できたので早起きして、またもや西上州へと出かけた。

正丸峠、志賀坂峠を越えて上野村に入り突当りを左折、しばらく走って野栗沢方面への道路案内板に従って左折し、野栗沢集落で奥名郷方面に右折して登って行くとやがて林道分岐のある天丸橋に到着。

駐車場に車を止め正面の登山口から沢沿いに歩き出すがこのときの気温-3℃。何度かの渡渉があるが水は少なく飛び石もしっかりしており問題ない。沢を詰めてゆくとやがて二又となり目印テープに従って左又を進み地図にあったハシゴを登ると登山道は沢筋を離れて日だし斜面の登りとなった。
1鉄ハシゴ_3473
     Photo1 指導標が無い登山道での唯一の目印“ハシゴ“

前方に稜線が見え出すと天丸橋への下降点に至る道と大山への道の分岐へ出た。大山方面へ進み尾根に出た所で左折し岩登りでピークを一つ越え、一旦降って登り返すと大山山頂に着いた。
2大山山頂_3478
     Photo2 大山山頂

山頂は潅木に囲まれているが西方には帳付山 県境の山並みの向こうには冠雪した南八ヶ岳が見えた。
3帳付山_3479
     Photo3 左に大きく見えるのが帳付山 中央奥が南八ヶ岳

大山山頂から引き返し先ほど登ってきた尾根到着点を通りすぎ尾根上を進むと天丸橋下降点に出たが目印テープはあるものの指導標の類は無かった。急登を一登りして展望の無い倉門山山頂を通過し下降ると天丸山分岐に出た。
4天丸山分岐_3483
     Photo4 天丸山分岐

ここで右折し小ピークを越えて尾根を降って行くと枝越しに天丸山の岩峰が近づいてきた。
突き当たった岩壁の基部を左に回りこんで岩溝の中にさがったロープを頼りに登って
5天丸山岩場_3486
     Photo5 天丸山の岩場

稜線の樹林から抜け出すと一気に展望が広がりさらに何本かのロープを経て天丸山山頂に出た。
6天丸山山頂_3488
     Photo6 天丸山山頂

天丸山から引き返し分岐に戻ったところで右折し降って行くと馬道ノコル。
コルから再び登り返して尾根上の歩きやすい登山道を進み何度か小ピークを巻いて帳付山を目指すと正面に岩が現れこれを登ると高原地図にある上面が赤くぬられた四八五の石標が現れた。
7石標四八五_3512
     Photo7 安定した少ない目印の一つ 石標四八五

石標から小岩峰が現れ始め、登り降りを繰り返しながら進むが小岩峰を巻いているもの、ピークを踏むものなどコースを示す雑多な色の目印テープが現れ始めた。
巻き道を進むと踏跡が消えてしまったり、岩の基部の落ち葉の堆積した急斜面をトラバースするものなどがあり、往路帰路実で違うテープに従って歩いてみたが基本的には小岩峰を越えて尾根を忠実に辿るルートが一番歩きやすかった。
帳付山までの途中に展望が開けた露岩の小ピークが2箇所あり、陽射しを受けての休憩地には最適。2番目の露岩ピークで休憩すると直ぐにロープの掛かった岩場が現れ
8ロープ場_3500
     Photo8 岩場をロープに掴まって通過

これを降ってさらに急登を登ってゆくと尾根はだんだん狭くなり、やがて北面が切れ下りた稜線を木に掴まりながら登って行くと帳付山山頂に出た。
9帳付山山頂_3501
     Photo9 帳付山山頂

ここは周囲が樹林で展望が展望、陽射しともに無かったので山頂から更に進み尾根西端まで行くと先がスッパリ切れ落ちた路岩に出た。
10帳付山尾根西端_3502
     Photo10 尾根西端

西方を展望しながら一頻り山座同定をしてみたが、ここからの展望では西上州特有の岩峰や山容が無くいつもの景色と違い???と悩むばかり。
11天丸山北尾根_3506
     Photo11 天丸山北尾根と天丸山 中央のピラミダスな山は大山

帳付山からは往路を馬道ノコルまで戻り、
12馬道ノコル_3514
     Photo12 馬道ノコル 左上方へと降る

今度は左折して尾根から離れ社壇乗越への登山道へ進路をとった。天丸山の北尾根の斜面をトラバースしながら進み、
13社壇乗越への下山道_3516
     Photo13 西日を受け暖かい社壇乗越へ向かう登山道

途中大木に打ち打ち付けられた古い標識が一箇所あったのみだったが明瞭な登山道を降るとやがて切通しで林道横断がしている社壇乗越に着いた。
ここからは舗装された林道を降り、時折見える周辺の山々の山容を楽しみながた出発点の天丸橋に戻った。
車に戻ったときは日陰のためでもあろうが気温は1℃。風が無かったので寒くは無かったがやはり平日のためか本日は登山者に出会うことは無かった。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 丁須ノ頭 御岳コースから周回

0丁須の頭_3451
     Photo0 丁須ノ頭 
記録
日程:2016,12,03
メンバー:安田

12/03日 天候 快晴 無風 
コースタイム:麻苧の吊り橋駐車場(7:31)→御岳コース登山口(7:35)→麻苧ノ滝(7:42)→鼻曲り:ザンゲ岩(8:11~9:19)→産泰山(8:45)→御岳(9:32~9:52)→籠沢ノコル(10:37)→丁須ノ頭(10:49~11:28) →鍵沢ノコル(11:32)→第二不動ノ滝(12:22~12:33)→西大星:北稜石碑(13:04) →鍵沢登山口(13:23)→麻苧の吊り橋駐車場(13:29)     行程7.8km 累積標高1040m
ルートマップは ここ です。

天気予報によると高気圧に覆われ南から入った暖かい空気が居座っているのでこの季節にしては絶好の山日和と思い丁須ノ頭からの展望を楽しもうと出かけた。
丁須ノ頭へは何度か出かけているが横川からは初めてだったので久々碓井峠越えの旧道に入り霧積川を渡ったところで左折し恐る恐る細い坂道を下ってゆくと立派なトイレつき駐車場があり一安心。駐車場には先行者が2人準備中で聞けば同じルートを歩くとのこと。

駐車場から間近に見える麻苧の吊り橋を渡って左折し”御岳コース”の登山口から登りだす。直ぐにわき道にそれ銭洗弁財天に立ち寄って登山道に復帰。
次々に七福神が現れ、チョックストーンを潜って登って行くと
1チョックストーンを潜る0_3392
     Photo1 登山道にあるチョックストーン

麻苧ノ滝。
2麻苧ノ滝_3393
     Photo2 麻苧ノ滝

これを下から眺めて鍵沢を渡ると急登が始まりクサリ場登場。
3鎖場_3395
     Photo3 最初のクサリ場 ここから連続して現れる

落ち葉の堆積と浸出しで濡れた岩を登って行くとやがて岩屋が現れ堆積した落ち葉と泥の急登を登り詰めて尾根に出たかと思うとすぐに先が切れ落ちて麓の横川の街並みと鉄道文化むらが鳥瞰できる鼻曲り(ザンゲ岩)に到着。
4横川の街並み_3399
     Photo4 横川の家並みと鉄道文化むら

落葉した樹間に伸びる尾根道に先行者の姿が見えたのでザンゲ岩の上で暫し休憩を取り展望を楽しんだ。
ザンゲ岩から産泰山への尾根道は踏跡も濃く快適にアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆくが左手には西大星の岩峰、冠雪した浅間山、それに山急山の岩陰が見えるが葉が茂った季節では展望が無くただ黙々と進むことになりそう。
ところどころで落ち葉の堆積には悩まされるもののやはり落葉し、まだ足元が凍結しない今頃が妙義のベストシーズンであろう。
5産泰山_3405
     Photo5 産泰山の石碑

産泰大神の石碑の建つ産泰山を過ぎると道の正面に行く手を阻むように大岩が現れた。黄色いペイントの支持に従い左折しルンゼに降り登り返すが濡れた岩と落ち葉と泥に苦闘。
6ルンゼ_3409
     Photo6 このルンゼを登る

やがて岩壁に沿ってクサリ場を左上すると岩屋が現れ中を覗くと焚き火の跡があった。
7岩屋内部_3413
     Photo7 岩屋の中には焚き火の跡が

岩場を過ぎると再び穏やかな尾根歩きとなり石祠の建つ小ピークを越えると探訪が広がる御岳山頂に着いた。
8御岳山山頂_3418
     Photo8 御岳山頂

先行者も休憩中で暫し山談義の後先行者を見送り、無風で陽射しポカポカの中で一時を過ごし出発。
9金剛山と星穴岳_3421
     Photo9 表妙義のシルエット

御岳山頂で漸く丁須ノ頭が見え出したがそこへいたる稜線上には幾つかピークがあり、
10御殿と丁須ノ頭_3428
     Photo10 御殿と丁須ノ頭 右がこれから越える無名峰

見た限りでは樹林に覆われているが歩いてゆくと次々に岩の小ピークが現れ
11小岩峰_3433
     Photo11 尾根に立ちはだかる岩峰

登っては先に伸びる踏跡を確認しながらの降りを繰り返し進むが、
12キレット_3437
     Photo12 こんなキレットも

樹林越しに見える左側の御殿や右側の西大星の姿の変化で高度を稼いでいるのを知るのみ。
13浅間山_3439
     Photo13 西大星の向こうには浅間山 西大星の右は山急山の五輪岩

やがて丁須ノ頭の岩壁が間近に迫り、丁字の岩が見えなくなると、国民宿舎からの籠沢コースとの合流点の籠沢ノコルに出た。
籠沢ノコルからは丁須ノ頭の北側をトラバースしクサリ場を登れば下山予定の鍵沢ノコル。毎回ながら丁字の岩基部のテラスまで登り大休止。
14裏妙義の尾根_3446
     Photo14 裏妙義の稜線に並ぶ岩峰 烏帽子岩・赤岩

土曜日で無風ポカポカの好天候にもかかわらず丁須の頭荷登ってきたのは休憩中に先行者を含め3パーティ10 人ほどであろうか。紅葉の季節はかなりの登山者だったとのこと。
木の枝に邪魔されずに展望を楽しんで鍵沢コースを下山。コルからはクサリの連続となるがクサリとクサリの間が落ち葉と濡れた岩で滑りやすく、
15鍵沢コースのルンゼ_3453
     Photo15 鍵沢のルンゼ

道も隠れていてかなり神経を使った。
少し降ると染み出しの凍結もあり、
16凍結した滝_3454
     Photo16 途中には凍結した浸出しも

慎重に進んだので地図のコースタイムと同程度の時間が掛かってしまった。横から見ていた西大星を見上げるようになるとやがて第二不動の滝に到着。
17第二不動の滝_3461
     Photo17 第二不動ノ滝

ここまで登山道は鍵沢の右岸を降ってきたが滝を降り立ったところで左岸に移り、ここからは古い石積の跡や古道の痕跡があらわれるようになった。
緩やかにトラバースしながら降ってやがて左上に大山祇神の石碑の建つ西大星北稜の末端を回りこむと
18大山祇神石碑_3465
     Photo18 大山祇神の石碑

急坂が始まり滑りやすい泥斜面をロープ・アルミハシゴ・クサリで降ると鍵沢コース登山口に出た。
19アルミハシゴ_3466
P     hoto19 泥急登に設けられたアルミハシゴ

碓井川の対岸に見える駐車場を目指して麻苧の吊り橋を渡るか逡巡したが見た目の近さに惑わされ入川を渡ってしまった。しかし碓井川は渡渉できず、橋を渡って土手に下り、土手伝いに駐車場へと戻った。
当初の見込み通り天候は最高、大満足の山歩きであった。御岳コース鍵沢コースともにウオーミングアップするまもなく登山口から直ぐに急登が始まりなかなかの好ルートであった。下山に使った鍵沢コースは各所に案内はあるものの、落ち葉の堆積で道を間違いやすい。とはいっても沢沿いなのでルートを失っても直ぐ気付き復帰は楽である。暗くなるとかなり難しいかも知れないが。

おまけ
第二不動ノ滝と地図上にあるもののそれなら第一不動ノ滝はということで探してみると麻苧ノ滝を不動滝というらしい。なるほど鍵沢に掛かる滝だから下流から番号がついている訳か。納得
ちなみに麻苧とは”アサオ“と読みます。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 御堂山・雨宮山周回

0ジジババ岩_3316
     Photo0 ジジ岩(左)とババ岩(右) 
記録
日程:2016,11,26
メンバー:安田

11/26日 天候 晴れ一時曇り 
コースタイム:駐車場(7:17)→御堂山入口電気柵(7:20)→ミノ滝(8:02)→ジジ岩ババ岩分岐(8:15)→展望岩(8:38~9:01)→高石峠分岐(9:26)→御堂山(9:38~9:44) →本宿分岐(10:00)→高石峠(10:21)→雨宮山(10:33~10:41)→林道終点(11:00)→林道入口(11:47) →本宿(12:09)→駐車場(12:26)     行程11.6km 累積標高1064m
ルートマップは ここ です。

一昨日の記録的な早い時期の雪は西上州の山シーズンを早く終わらせてしまうのかどうか確認に出かけた。
急に思いついた山行だったのでとりあえずわかりやすく道路わきに駐車場があるところをと考えた末に思いついたのがジジ岩とババ岩で面白そうな御堂山。しかしピストンでは短すぎるということでジジ岩ババ岩御堂山それに雨宮山を加えて周回できるコースとした。
R254で下仁田の町を抜け内山峠を目指すと、途中にR254が姫街道と呼ばれていた時代にあった西牧関所の跡が残っている。
1西牧関所跡_3286
     Photo1西脇関所跡

西牧関所跡の先で往時の姫街道と現在のバイパスが分かれるところに駐車スペースがあり、ここに車を停め関所跡の横を少し入ったところにある御堂山入口から入山した。
直ぐに動物を防ぐ電気柵が現れこれを跨いで沢沿いの林道を登って行くと荒れた林道はいつしか登山道に変わりやがて涸沢のような道となる。
2涸沢のような登山道_3291
     Photo2 涸沢の様二なった登山道

やがて正面に岩壁が現れるが良く見ると滴る程度の水が落ちているミノ滝。滝の左側に設けられたロープを握って難なくのぼり、更に詰めてゆくといつの間にか正面の樹林越しに青空が見え出し、一登り登りで尾根に上がった。
指導標に従い左折してジジ岩ババ岩を目指すと尾根の先に岩峰が現れ行く手を阻んだ。
3尾根の岩峰_3296
     Photo3 尾根の先には行く手を阻む岩峰が登場

岩峰を右へ回り込み基部に沿って急斜面をトラバースするが落ち葉の上に積もった雪が残っており立ち木に掴まりながら進んだ。時折現れる岩は苔の上に残雪を纏っているので滑りやすいので神経を使い、岩峰の反対側に出たところで登り返すと陽射しを受けてポカポカ暖かい空気の漂うたんす岩の展望台に出た。
正面にジジ岩とババ岩の岩峰が立っている。休憩しながら写真を撮ったが丁度逆光となり黒い岩陰しかとることができなかった。
ジジ岩を良く見れば基部に立派なものが天に向ってニョッキリ(葉が生茂る夏はちゃんと隠されてしまうかも)。
4ジジ岩_3303
     Photo4 ジジ岩 基部の左に・・・

ババ岩を見ればこれまた奇妙な形で縦にクラックが走っている。
5ババ岩_3312
     Photo5 今にも落ちそうな岩が乗っているババ岩

なるほどこれがジジ岩ババ岩の名前の由来かと思わず納得感心。昔の人はおおらかだったんだな~。
6荒船山_3309
     Photo6 ビビ岩とババ岩の右には荒船山の姿が

陽射しが無く雪の急斜面とラバースの後での日向ぼっこで暖をとり、再び斜面をトラバースして尾根の分岐まで戻り、
7雨宮山_3310
     Photo7 戻る尾根の途中で見えたピラミダスな雨宮山

更に直進して登って行くと高石峠への分岐に出た。
ここも直進してロープのある急登を登って行くとやがて御堂山の山頂に出た。
8御堂山山頂_3323
     Photo8 御堂山山頂

周囲が樹林のため葉を落とした枝越しに表妙義の山々が展望できた。良く見れば先日登った星穴岳の登山口の中之嶽神社の大黒様が黄金色に輝いている。
9表妙義_3325
     Photo9 枝の間から見えた表妙義 中央辺りに黄金色に輝く大黒様

御堂山から降って高石峠分岐に戻り、ここで右折して高石峠への道を進みその先にある雨宮山を目指した。尾根伝いに進むと麓の本宿への下降点、次いで根小屋への下降点がある高石峠に出た。
10_高石峠への尾根道3331
     Photo10 高石峠への尾根道

更に尾根を進み、植林の急登を登ると苔むした石の祠のある雨宮山山頂。
11雨宮山山頂_3332
     Photo11 雨宮山山頂

全く展望が無いので更に少し進むと枝越しに冠雪した浅間山の姿が現れた。
12浅間山_3334
     Photo12 冠雪した浅間山

この展望箇所陽射しも無いので早々に引き返し高石峠から根小屋目指して降った。
峠の分岐から直ぐに踏跡が薄くなり夏なら草に隠れてしまうであろうわずかな踏後を探しつつ進むと沢地形になったところで一気に空が開けた。先を見れば植林の伐採作業中で前から聞こえていたチェーンソーの音に納得。更によく見れば木を倒すときに楔を打ち込んでおり、その音を猟銃の音と勘違いしていみたいだ。
13伐採作業中_3340
     Photo13 林道開削のために伐採中

作業者に道を尋ねると直ぐに林道に出るとのことで地図上で道が不明瞭と書かれていたにしてはあっさり林道に出てしまった。
作業者の車が停まっている林道終点から歩きやすい道を降ると道が分岐していたので左に下る道を進むと重機が現れこの先は林道開削中とのこと。分岐まで戻って右の登って行く道を進み、「分岐が幾つかあるが左へ左へと進めば道路に出る」とのアドバイスに従い林道を歩くが、幾つかの尾根を巻いているので予定していたコースと違っていることに気付くがそのまま進んで漸く道路へ出た。
場所を確認すると車を停めたところから大分離れてしまったが姫街道を歩くのも面白そうと思い旧街道の風情を楽しみながら出発点へと戻った。
14姫街道_3350
     Photo14 家が立ち並ぶ姫街道本宿

15本宿から一瞬ジジババが見えたトリミング_3349
     Photo15 本宿から見えたジジ岩とババ岩

大きく育った植林を伐りだすために林道が開削されているとのことで山と高原地図に載っている登山道は殆ど失われてしまったようだ。
地形図には林道の記載は無いので植林帯で林道を歩くときは注意しなければならない。林道が縦横に延びている奥武蔵の山歩きの経験が始めての山域でも役立った今回の山行であった。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 立岩

0立岩_3280
     Photo0 麓の大上地区から見上げた立岩 
記録
日程:2016,11,23
メンバー:安田

11/23日 天候 曇り一時晴れ 
コースタイム:線ヶ滝登山口(7:16)→立岩コル(8:09~8:14)→西立岩(8:30)→威怒牟畿不動分岐 (8:56~9:11)→立岩入口(9:34)→経塚山巻き道分岐(9:50)→星尾峠(10:08) →左岸コース分岐(10:31~10:34)→荒船山分岐(11:07)→威怒牟畿不動(11:13~11:29)→線ヶ滝登山口(12:01)     行程10.4km 累積標高1168m
ルートマップは ここ です。

今年の冬も異常気象か?まだ11月だというのに明日は関東地方でも積雪と天気予報が出ている。
今週末辺りにどこかへ出かけようと考えていたが雪が降る前にと思い上州の立岩に出かけてきた。
天気予報では午前中は曇り一時晴れ、午後になると冷たい北風が強くなるとのことだったので5、6時間程度で歩ける線ヶ滝から立岩に登り尾根筋を歩いて荒船の経塚山辺りで折り返して威怒牟畿(イヌムギ)不動を経て出発点に戻る周回コースを選んだ.

道路終点の線ヶ滝駐車場の登山口から歩き出すと
1線ヶ滝登山口_3231
     Photo1 線ヶ滝の登山口

直ぐに星尾峠分岐で田口峠への道を分け少し進むと立岩直登コースと威怒牟畿(イヌムギ)不動経由で立岩に至るコースとに分かれる。
直登コースへと進み植林帯の中を登って行くとやがて雑木林となり上空が明るくなってきた。落ち葉の堆積で登山道が隠されてしまっているが多分ここだろうと思うところを登って行くと時たま目印のテープが現れるが落ち葉で道が隠されたときのことは考えられていないようで自分の目と感に頼るしかない。
やがて立岩の岩壁基部に着き右へ回りこむようにしてルンゼを上がってゆくと
2ルンゼ_3235
     Photo2 東立岩と西立岩の間のルンゼ

やがて鎖場となった。岩壁を左上するように登り詰めると稜線のコルに出て踏跡は左へと伸びていた。右へ伸びるかすかな踏跡もあったが東立岩への道と思われる。
麓から見た限り東立岩の山頂は樹林に覆われているようなので今日はパスして濃いい踏み跡をたどって標高が高い西立岩に向った。
コルのベンチで休憩していると小岩峰の上に太陽が昇ってきて周囲は一層明るくなり、落葉した樹林越に陽射しを受けた周囲の山が見渡せるようになってきた。
休憩後稜線を上り詰めて行くと三角点のある西立岩の山頂に出た。
3西立岩山頂_3241
     Photo3 西立岩の山頂

ここで右に折れ降って行くと視界が開けベンチも設けられていたが指導標にしたがって左折し尾根から離れて降ってゆくと道の勾配は緩み、やがて前方に立ちはだかるように岩のリッジが現れた。
4岩リッジ_3245
     Photo4 登山道に立ちはだかる岩リリッジ

岩に設けられている鎖を掴んで登りきると再び道は平坦な歩きやすい道となり威怒牟畿不動下降点の分岐に出た。
5威怒牟畿不動下降点_3247
     Photo5 威怒牟畿不動への下降点分岐

ここで休憩を取り天候の様子をうかがいながら思案するがまだ空は晴れているので計画通り荒船山を目指すことにした。
分岐を直進し急登を登って行くと前方の岩壁が近づいてきたところで道は右に曲がり岩壁を巻くよう進んだ。
徐々に高度を上げ尾根に出ると丁度岩壁の反対側の尾根に出て荒船の経塚山が近づき黒滝不動寺からの道と合流する立岩入口の分岐に到着。
6立岩入口_3248
     Photo6 黒瀧不動から荒船山への登山道との合流点 立岩入口

尾根上を進むと左側の樹林越しにローソク岩を従えた兜岩山の姿も近づいてきた。
7兜岩山ローソク岩_3250
     Photo7 落葉した樹林越しに見える兜岩山・御岳山

木段を登りきるとあっけなく経塚山の巻き道分岐に到着。前回荒船不動から登ったときに経塚山の山頂は展望が無かったし、予報どおり冷たい風も吹き始めたので巻き道を選択し星尾峠を目指した。
巻き道は相変わらずの悪路であるが落ち葉が堆積しガレた道は一層歩きにくい。星尾峠手前の頂稜への分岐前後では道が崩落しトラロープも手が届くところからは離れてしまっていた。
8崩落箇所_3254
     Photo8 崩落した登山道

前回から補修がなされていないようだ。
今日はここまで登山者の姿を見なかったが、この崩落箇所を渡っているときに数人のパーティが荒船の頂稜を目指して登って行く姿を見かけた。これまで踏跡が無かったので荒船不動のほうから登ってきたのであろうか。
星尾峠からは麓の星尾を目指して漸く差し込んできた陽光で明るく暖かい谷筋に沿って降り、
9谷筋_3258
     Photo9 陽光の差し込む谷間の登山道 途中には鍋のオブジェも

やがて水音が聞こえ始めると右岸へと道が上がってゆくと田口峠への分岐で,
直接登山口に戻る道(右岸コース)にするか威怒牟畿不動を通る道(左岸コース)にするかまたここで思案。
威怒牟畿不動を通る道のほうは少々時間が掛かるかお昼ごろには駐車場に戻ることが出来そうなので左岸コースを選択。一旦谷に降り左岸尾根の登り返しイモリ滝を経て今にも崩れそうな木橋を渡ると東屋の広場に出た。
10東屋_3266
     Photo10 東屋

東屋を通り越し下って行くと濃い踏跡の登山道は右へ進んでいるかが左に分かれる薄い踏跡もあったので地図で確認するが記載無し。やがて植林帯へ入り薄暗い中を進んでいくと威怒牟畿不動への分岐に出た。
左折して登って行くと荒船山近道の指導標が現れた。どうやら先ほどの地図記載の無い薄い踏跡は近道の出口だったようである。やがて東屋を過ぎると威怒牟畿不動のある白い岩壁見え出し、近づいてみると崩れかかったお不動様の建物が岩屋の中に見え出した。また修行に使われたという滝はといえばハングした白い岩壁の上部から水量が少なく流れとならず水滴になって落ちていた。
11威怒牟畿不動の滝_3272
     Photo11 岩屋の中に威怒牟畿不動

威怒牟畿不動の陽だまりで休憩し分岐へと引き返し、更に星尾目指して登山道を降り、やがて朝通過した立岩直登ルートとの分岐を過ぎる頃には駐車場が見え出しまもなく登山口へと到着した。

ほぼ予定通りに周回し、天候が崩れる前に下山できた。朝は1台だった駐車場には数台の車が停まっており、落葉した樹林越しでの展望が開ける今頃がやはり上州の山のベストシーズンだね。

おまけ・・・・・・・・・・帰りに立ち寄った線ヶ滝です。
12線ヶ滝_3276
     Photo12 線ヶ滝




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

妙義 星穴岳 2016

0星穴岳への岩峰群_3194
     Photo0 紅葉に囲まれた星穴岳岩峰群
記録
日程:2016,11,17
メンバー:Nさん、 Sさん、安田

11/17日 天候 晴れ 
コースタイム:中之嶽神社駐車場(7:03)→ルンゼ下(7:52~7:59)→西岳(8:36~8:39)→泥ルンゼ(8:42~9:13)→岩屋(10:00~10:11)→星穴岳(10:46~10:48)→射抜穴テラス(11:31~12:11) →結び穴(12:36~12:43)→炭焼き窯跡(13:40)→中之嶽神社(13:55~14:05)→轟岩(14:14~14:25)→中之嶽神社駐車場(14:47)     行程5.7km 累積標高910m
ルートマップは ここ です。
前回(22014)の記録は こちら です。
星穴新道からの登山記録は こちら です。

低山紅葉を求めて2年ぶりに妙義の星穴岳に出かけてきた。
松井田妙義ICで降りて集合場所の中之嶽神社前の駐車場に向う途中の道路脇の駐車スペースでカメラを構えている人を見かけたので空を見上げると、先日のスーパームーンの名残で表妙義の稜線の上に沈み行く大きな立待月が。
晴れ渡った空に白い月とその下には紅葉。なるほどなるほどと思ううちに集合場所に到着。

前回のことを思い出しながら中之嶽神社の横を通り中間道を登って途中から表妙義の稜線縦走ルートに入り、中ノ岳と西岳のコルに上がる鎖の設けられたルンゼ下で装備をつけ、
1ルンゼ_3177
     Photo1 中岳-西岳へのコルへと上がるルンゼ

ルンゼを登ってコルに出ると鉄ハシゴ修理中で登山できないはずの中ノ岳方面への登山道には注意書きも無い。コルで左折しロープを跨いで星穴岳へのルートに入った。
2星穴へのルート入口_3179
     Photo2 西岳へと伸びる星穴岳コース入口

リッジ上を進むと最初の岩壁が現れる。
3岩壁登り_3181
     Photo3 西岳東ピークへの岩場

正面から取り付きバンドを右にトラバースしながら登って尾根に出て折り返すと西岳東のピーク。
4白雲山相馬岳_3185
     Photo4 白雲山と相馬岳北稜

ピークから西に進んで細い岩リッジを通過して進むと再び西岳山頂直下の岩壁が正面に現れた。
5岩壁登り_3188
     Photo5 西岳ピーク直下の岩壁

ロープに沿って直上し左に出ることも出来るが岩壁を右上し尾根に出てから左に進みピークに出た。
6東岳中岳_3193
     Photo6 西岳山頂から見た中ノ岳と東岳

西岳のピークから樹林の尾根を降ると右(北側)に降りる支点があり、そこから湿った泥ルンゼを下降。
7泥ルンゼ_3197
     Photo7 懸垂で降りた泥ルンゼ

前回は50mロープだったので懸垂2回で下の登山道に降り立ったが今回は30mロープということもあり懸垂3回で降り立った。
着地点からは北側でじめじめした滑りやすい泥のバンドを伝って尾根に戻り樹林の尾根を進むとまたもや岩が立ちふさがった。
地面に刺さった廃ステッキを目印に左に回りこみ炭団岩の岩壁をトラバース。
8南面トラバース_3198
     Photo8 南面岩場のトラバース

岩の基部に沿って少し上がってリッジを進むと正面の岩に岩屋が現れた。
9岩屋_3200
     Photo9 岩屋

ここで休憩し岩屋の前を通って進むと再び南面の岩壁トラバースとなり、
10南面トラバース_3201
    Photo10 高度感のある南面岩場のトラバース

やがて泥バンドが行き止まりとなったところで右側の岩壁を
11岩壁_3203
     Photo11 バンド行き止まりの右側岩壁

12リッジへの登り_3205
     Photo12 岩壁を登る

登ると岩リッジに出て一気に裏妙義の展望が広がった。
リッジ上を西に進むと射抜き穴への懸垂支点が現れた。支点を通り越すと正面に行く手を阻むように炭団岩のリッジが立ち上がり、
13星穴岳山頂岩場_3210
     Photo13 星穴岳山頂直下の岩リッジ

これを登り切って尾根を進んだところが星穴岳山頂。この立ち上がったリッジを登らずに左に進むと星穴新道ルートとなる。

山頂から引き返し炭団岩リッジは懸垂で降って、射抜き穴への下降点まで戻り懸垂20mで
14射抜き穴懸垂DSCN2026
     Photo14 射抜き穴への空中懸垂

射抜き穴のテラスに降り立った。
15射抜き穴_3214
     Photo15 射抜き穴

東に進んだテラス末端の支点から今度は40mの懸垂でテラスに降り立ち
16 40m懸垂_3216
     Photo16 射抜き穴からの懸垂(40m)

左(西側)の泥ルンゼを登り詰めて支尾根を越えて登り返し大きな結び穴へ出た。
17結び穴_3220
      Photo17 結び穴

前回は落ち葉に埋もれた泥ルンゼで苦労したが今回は途中までステップが切られトラロープも張られていた。
結び穴からは支尾根巻くように降り
18結び穴_3221
     Photo18 結び穴をあとに

先ほど登った泥ルンゼの途中に出て、ロープを伝ってルンゼを更に降り、懸垂着地点へと戻った。
懸垂着地点からは正面のルンゼをロープに頼って降り、やがて現れだした目印テープに導かれて右(東)へと幾つかの支尾根と沢形をトラバースするように進み徐々に高度を下げやがて足元に炭焼き窯跡が現れたところからは沢に沿って下降。
1時間ほどで一般道出た。
一般道を右に進むとすぐに中之嶽神社に出てここで装備を解いた。

今日登った星穴岳と表妙義を展望するために神社前を通って登山道に入りステップの切られた岩斜面を登ってゆき、
鎖を握って狭いルンゼをのぼり最後は鉄ハシゴを登りきると中之嶽神社のご神体の轟岩のピークに出た。
紅葉を纏った表妙義や星穴岳。
19星穴岳岩峰群_3227
     Photo19 星穴岳岩峰群

とんがり三角州の筆頭岩、それに連なる金鶏山
20筆頭岩金鶏冠山_3228
     Photo20 筆頭岩と金鶏山

さらには富岡方面の家並みまで見割らせる大展望を楽しんで下山し途中真っ赤なカエデの紅葉に囲まれた金色の大黒様に無事を感謝し駐車場へと戻った。
21中之嶽神社大黒様_3173
     Photo21 カエデの紅葉に囲まれた大黒様

再登してみると中ノ岳と西岳のコルから星穴岳への稜線、星穴岳から2回の懸垂での着地点までは少し整備されたかなという程度の変化であったが、
懸垂着地点以降の中之嶽神社までの巻き道ルートが整備されていることには驚いた。
人気の星穴岳、やはり登山者が増えているのか?






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

尾瀬 物見山・鬼怒沼山・黒岩山 周回

0燧ケ岳A_3049
     Photo0 三平下湿原からの尾瀬沼と燧ケ岳
記録
日程:2016,10,21~22
メンバー: Sさん、安田

10/21日 天候 晴れ 
コースタイム:大清水(7:06)→湯沢出合(8:06)→H1615(8:56~9:11)→物見山(10:39~10:58)→鬼怒沼分岐(11:19)→鬼怒沼山分岐(11:49~11:52)→鬼怒沼山(11:59~12:03)→鬼怒沼山分岐(12:09~12:19)→小松湿原(13:44~14:23)→黒岩山分岐(15:06~15:16)→黒岩山(15:39~15:48)→黒岩山分岐(16:11)

10/22日 天候 曇り 
コースタイム:黒岩山分岐(6:00)→H1975(6:59~7:13)→赤安山→赤安清水(8:02~8:14)→送電線下(9:09)→大清水への分岐(9:22)→小淵沢田代(9:40) →尾瀬沼ヒュッテ(10:33)→三平下湿原(10:52~11:06)→三平下(11:16) →三平峠(11:31~11:33)→一之瀬(12:29~12:41) →大清水(13:30)     2日間の行程31.2km 累積標高2286m
ルートマップは ここ です。

紅葉前線南下中、先週の丹後山中ノ岳と標高は殆ど変わらないものの草紅葉と水のコラボレーションを狙って尾瀬に出かけた。
何度か訪れた尾瀬の湿原からちょっと志向を変えて今回は大清水から物見山(毘沙門山)、鬼怒沼山、尾瀬沼を経て大清水に戻る周回ルートを歩いた。

10月21日
紅葉シーズンであるが大清水の駐車場は平日のためか数台のみ。準備を整えて物見山を目指して林道を歩きだす。
1大清水_3023
     Photo1 大清水駐車場

物見橋を渡りやがて広場になった林道終点に到着。
2林道終点紅葉_3024
     Photo2 林道終点の紅葉

ここで一息入れて登山道を進むと木橋の掛かった湯沢出合。
3湯沢出合_3025
     Photo3 湯沢出合 木橋を渡る

湯沢出合から本格的な登山道となり急登を登る。途中勾配が緩むところもあるが物見山山頂までは標高差770mの尾根登り。途中一回休憩を入れて物見山山頂に立つが樹林に覆われているので木々の間からの展望のみであった。
4物見山_3030
     Photo4 物見山(毘沙門山)山頂

ここから鬼怒沼まで下ると奥鬼怒への分岐の少し手前で木道登場。5鬼怒沼分岐_3032
     Photo5 鬼怒沼

木道は分岐の前後だけで再び登山道となりP2141を巻くと鬼怒沼山分岐。ここにザックをデポして鬼怒沼山山頂までピストンするが鬼怒沼山山頂も展望無し。
6鬼怒沼山_3034
     Photo6 鬼怒沼山頂

鬼怒沼山分岐からは鬼怒沼山を巻き進み、やがて稜線歩きとなり幾つかの小ピークを越えると小松湿原の標識が現れた。
水場はここだけなので探し回り登山道下に水源を見出すが水量が少なく、テルモスの蓋を使いどうにか必要量を確保した。
7小松湿原水場_3036
     Photo7 小松湿原 水場

小松湿原からは倒木だらけの広い尾根を目印のピンクテープを探しながら進みコルから登りに差し掛かると黒岩山分岐に着いた。ザックをデポして黒岩山山頂を目指すがさすがに破線コース。
8黒岩山分岐_3037
     Photo8 黒岩山分岐

目印はあるものの藪漕ぎを強いられた。
黒岩山山頂からは燧ケ岳、平ヶ岳、会津駒ケ岳、日光の山々、日光白根山と展望でき、帝釈山方面の山々は既に紅葉が山頂から下へと移り中腹の紅葉を眺めることが出来た。
9黒岩山山頂_3038
     Photo9 黒岩山山頂 

黒岩山から分岐に戻ったところで行動を終え、適所を探し幕営に取り掛かった。

10月22日
樹林帯の中なので日の出を見ることは出来なかったが空が明るくなったのを見計らって出発。緩やかなアップダウンを繰り返し、歩き出しからほぼ1時間で休憩を取った後、赤安山の山頂を巻いて下ったコルが赤安清水。
登山道のすぐ下から小さなルンゼが発生していてそこが水場かと思われたが涸れているようで水は認められなかった。
コルから再び登りとなり袴腰山の北面を巻いて降って行くと樹木が伐採された笹原にでた。見上げれば送電線が上空を横切っており一気に視界が開けたのもつかの間で道は再び樹林の中に入って行く。
10送電線下_3042
     Photo10 笹原で視界が開けた送電線下

しばらく下って中ノ俣経由で大清水に下る道との分岐を過ぎるとやがて草紅葉が見え始め小淵沢田代に出て
11小渕沢田代_3044
     Photo11 小淵沢湿原

木道を進んだところで始めての登山者とすれ違った。
木階段の登山道を登りつめP1941を北側から巻いた後は尾瀬沼まで一気に降り、やがて両脇に木棚で出来たテントスペースが散見されるようになると尾瀬沼が見え始め尾瀬沼ビジターセンター前に出た。
何か建物を建てるのであろう整地された空間の横を通り抜け尾瀬沼周回路に出たところで左折。
尾瀬沼に沿った真新しい木道を進み三平下湿原のベンチで目前の尾瀬沼とその向こうに見える燧ケ岳の風景を棚しみながら休憩。
三平下辺りまで来ると大清水から登ってきた登山者をとすれ違うようになった。三平下の小屋も冬に備えた雪囲ガなされ営業を終わっていた。
三平下から三平峠までは勾配の緩い木段登りとなりやがて峠を過ぎて降って行くと朽ちた木段が見立つようになり、更に下ると新しい木段設置作業が進められていた。
道は沢の横に出てやがて入山者カウンターの設置された登山口を過ぎると一之瀬の国道終点。雪囲された建物の軒下で休憩し、あとは歩きやすい砂利道の国道を周囲の山々の紅葉を楽しみながら下って大清水登山口に戻った。

紅葉は標高1500m付近から下で真っ盛り、山々の中腹は錦に織り成され、尾瀬沼湖畔の針葉樹の森の中に立つ落葉した白樺も美しい佇まいを見せていた。
12尾瀬沼対岸_3050
     Photo12 尾瀬沼湖畔の落葉した白樺





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

丹後山・兎岳・中ノ岳 周回

0兎岳と中ノ岳_2988
     Photo0 朝日に染まる兎岳と左奥の中ノ岳
記録
日程:2016,10,15~16
メンバー: Sさん、安田

10/15日 天候 快晴 
コースタイム:十字峡登山センター(9:54)→栃ノ木橋登山口(10:34~10:43)→シシ岩(15:13) →丹後山避難小屋(15:50)

10/16日 天候 晴れ 
コースタイム:丹後山避難小屋(5:25)→丹後山(5:30)→利根川水源碑(5:45) →大水上山(6:08)→兎岳(6:45~7:00)→小兎岳(7:29)→H1735(8:31~8:50) →池ノ段分岐(9:45~10:00)→中ノ岳(10:18~10:29)→池ノ段分岐(10:43~11:01) →七合目(11:39~11:51)→五合目日向山(12:31~12:49) →四合目(13:13~13:25)→中ノ岳登山口(15:31)     2日間の行程20.9km 累積標高2682.6m
ルートマップは ここ です。

不発に終わった涸沢の紅葉から少し季節が進んだので今度はもう少し標高の低い場所を検討した結果、いままで足を踏み入れたことが無い越後三山が思い浮かび周回を考慮して十字峡から丹後山・中ノ岳を歩いてきた。
1日目は三国川の十字峡と登山センターから歩き出し、丹後山避難小屋までの予定なので早朝出発としたが現地についてみると交通止めのゲートがありそこでストップ。
聞けば”南魚沼サイクルロードレース2Days”の開催日とかで三国川ダムしゃくなげ湖周辺はクローズドとのこと。ゲートでしばらく待つと練習走行が終わったところで通行可となり予定より遅れて登山センターの駐車場着。

10月15日
ここから丹後山登山口の栃ノ木橋まで林道を歩き休憩後いよいよ登山開始。樹林の中の展望の無い急登を歩き出すが、2日分の水を背負っているのでなかなか足が進まず、途中合目石があるものの写真や記録を残す余裕も無し。
七合目を過ぎるまではとにかく気力体力勝負。漸く七合目を過ぎると周囲の樹林も高さが低くなり潅木帯に変わりやがて笹が広がり始め展望が得られるようになってきた。
1シシ岩_2964
     Photo1 漸く樹林帯から抜け出したシシ岩付近

稜線が見え出すと右に越後沢方面、左には兎岳から中ノ岳が見え出し、
2中ノ岳への稜線_2965
     Photo2 稜線の彼方に中ノ岳

勾配の緩んだ道を進むと稜線に達した頃には丹後山避難小屋が見え出し漸く本日の行動が終了した。
3丹後山避難小屋_2973
     Photo3 稜線状の笹原に建つ丹後山避難小屋

避難小屋には雨水を集めた水タンクがあるということであったが万が一のことを想定しここまで水を大量に背負ってきたが、確認すればタンクが満水。まぁ、次の登山者が利用できるであろうと考え持参した水で食事を終え、早々に就寝。本日の宿泊者は4人と少ないが、小屋も小さく清潔で気持ちよく過ごすことができた。

10月16日
暗いうちに目を覚まし小屋の外に出てみれば月明かりで満天の星空、
周囲の山影や利根川最上流の谷には雲海が埋め尽くす様子までハッキリ確認できた。
東の山々の稜線と空がわずかにオレンジ色と黒で区別できるようになった頃小屋を出発。
4丹後山避難小屋_2978
     Photo4 夜明けの丹後山避難小屋

西に沈み行く満月を眺めながら丹後山を通過。
5西に沈む月_2977
     Photo5 西に沈む満月

ここから中ノ岳までは稜線を進むのでどこかで日の出を迎える出あろうと歩き出すが、利根川水源碑のところで漸く日の出を迎えた。 
6日の出_2983
     Photo6 日の出

7利根川水源碑_2984
     Photo7 朝日を受ける利根川水源碑

やがて兎岳の稜線に人影が確認できたがやがて太陽が昇ってくると消え去った。兎岳に達し休憩を取りつつ衣替えをしていると荒沢岳からの縦走者が現れ、同宿だった登山者も登ってきてしばらく歓談。
8中ノ岳と越後駒ケ岳_2990
     Photo8 兎岳からの中ノ岳

中の向う途中では何人かの登山者とすれ違い、この山域の人気の高さを痛感。兎岳から中ノ岳へは北斜面のトラバースが多く、今年の雨の多さのためか泥斜面に笹の根で滑りやすくかなり気を使った。
この辺りまで晴れ渡った空の放射冷却の影響か地面と笹の葉には下が白くキラキラ輝いていたが太陽高度が増すとともに消え去っていった。
9兎岳から丹後山への稜線_2993
     Photo9 歩いてきた大水上山・丹後山への稜線を振り返る

10荒沢岳_2995
     Photo10 荒沢岳方面の山並み

進むにつれだんだん大きくなってくる中ノ岳の上空に雲が現れだしたが雨を予感させるようなものでは無く、
11中ノ岳_3000
     Photo11 青空を背景に中ノ岳

彼方の稜線上には中ノ岳避難小屋とその奥に越後駒ケ岳が見え出した。
12中ノ岳避難小屋と越後駒ケ岳_3003
     Photo12 稜線上の中ノ岳避難小屋とその奥に越後駒ケ岳

中ノ岳への登山道と縦走路の分岐となる池ノ段分岐にザックをデポして空身で中ノ岳を目指すが背中の荷物がなくなりまるで空を飛ぶような感じですぐに中ノ岳山頂に到着。山頂からはすぐ隣に越後駒ケ岳、隣にギザギザな尾根の八海山、
13八海山_3005
     Photo13 頂稜がギザギザの八海山

反対方向にはピラミダスな山頂の荒沢岳、隣には対照的に山頂がどこかわからないようなのっぺりした平ヶ岳や尾瀬の山々も展望でき暫しの休憩。
中ノ岳山頂から再び池ノ段の分岐に戻り水分補給をしていよいよ下山開始。
急登が続き気を緩めることが出来ないがやがて少し勾配の緩んだ七合目に着きここで漸く周囲を見回す余裕が出て展望すると山の斜面は紅葉に染まり錦を織り成していた。
14P1548の紅葉_3009
     Photo14 稜線上の登山道にある小ピークの紅葉

緩急はあるものの徐々に下って日向山の手前の鞍部の池塘群を過ぎ登り返すとアンテナの立つ日向山。
登山道五合目に当たるがアンテナの立つ山頂は登山道から少し登ったところにあり休憩ついでに登ってみると周囲は感簿に覆われて展望の妨げになっているがアンテナの立つ建物の階段を登ると中ノ岳の裾に錦を纏った雄大な姿が現れた。
15中ノ岳_3015
     Photo15 紅葉の錦を纏った中ノ岳

五合目を後にして登山道を下ると登山口までの長い降りで足が悲鳴を上げるが適度に休憩を取りつつ標高を下げた。
16しゃくなげ湖_3016
     Photo16 眼下に三国川(さぐりがわ)ダムしゃくなげ湖が見え出した。

途中岩場がありクサリが設けられていたが難所といえばこの辺りだけであとはスリップしないように注意深く足を前に出すと、やがて中ノ岳登山口に降り立った。
17中ノ岳登山口_3022
     Photo17 中ノ岳登山口

係員の話によると間の無くサイクルレースも終わりの時間とか。計算していたわけではないが丁度良い時刻に下山でき、サイクルレースの追走車が通過するのを待って駐車場を後にした。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 トヤ山

0トヤ山山頂_2846
Photo0 トヤ山山頂

記録
日程:2016,10,10
メンバー:安田

コースタイム:
10/10日 天候 曇り 
駐車場(7:07)→不動寺(7:17~7:33)→不動寺分岐(7:40)→六車分岐(7:55)→高原分岐(8:16)→H1062(8:35~8:43)→トヤ山分岐(9:02)→トヤ山(9:09~9:23)→トヤ山分岐(9:32)→高原分岐(9:58)→六車分岐(10:16)→月西岩(10:25~10:28)→不動寺分岐(10:32)     
行程8.07km 累積標高937m
ルートマップは ここ です。(不動寺~トヤ山~不動寺分岐)

どうにか天候が落ち着きだして晴れの日が続くという予報でまだ紅葉前で季節的には早いが西上州に出かけた。
10月10日は晴れの特異日だったはずだが今年は曇り。トヤ山と黒瀧山九十九谷周回を予定していたので不動寺の駐車場に車を停め、そこから更に寺まで続く道路を登って行くと寺の境内に出た。1不動寺_2831
     Photo1 黒瀧山不動寺 本堂後ろの岩壁は月西岩

不動時は珍しい黄檗宗の寺ということで境内を散策し、寺の背後の日東岩と星中岩それに月西岩を下から眺め、お参りをしてから境内の片隅にある登山道を登り始めた。
不動寺からすぐに林道に出て右折、トヤ山を目指す。
2不動時分岐_2833
     Photo2 林道に出たところが不動寺分岐

すぐに先ほど下から眺めた月西岩の分岐に出るが道標は無かった。帰路で立ち寄ることにして先に進むと林道はやがて沢に沿う道となり、登り詰めてゆくと尾根に出た。ここが地図にある六車分岐らしいが道標は発見できず。
大分狭くなってきたが道はかつての林道だった様相をわずかに残している。
快適な尾根を進み登りに差し掛かったところで正面に横木が現れ右前方にテープがあるのでそれに従いトラバーしている登山道を進みP966を巻く。

倒木が道を塞ぎ、崩れた土砂が積もった登山道を進み巻き終わると
3崩壊した桟道2838
     Photo3 道を塞ぐ倒木その向こうには崩れかかった桟道

高原分岐の道標が現れるがかろうじて文字が残っている程度。
4高原分岐_2839
     Photo4 保存状態が最も良かった高原分岐道標

ここを過ぎると道は再び尾根筋に延びている。かつては荒船山へと延びる縦走路だった名残でところどころに痕跡を残しているが、今では道標も倒れ朽ち果てる寸前。
5崩壊した桟道_2840
     Photo5 不鮮明な踏後と崩壊した木段

6根こそぎ倒れた倒木_2841
     Photo6 登山道を塞ぐ根こそぎ倒木

途中休憩を取り更に進んで左からの尾根に乗り高度を上げて行くと正面のピークを避けるように西側をトラバースし始めた。
やがて右手に岩壁が現れ基部を進むと鉄製の手摺が現れすぐに道標が現れた。道の前方に送電鉄塔が見えるのでトヤ山への取り付きかと思われたが道標には表示が無い。
7トヤ山入口道標_2845
     Photo7 道標の手前を登って右の尾根に乗る

道標のすぐ手前の右の尾根に登って行く踏跡を辿ると痩せ尾根に出て、登ってきた登山道を逆戻りするように痩せ尾根を進むと程なくトヤ山山頂に出た。
隣の毛無岩に遮られて荒船山は連なっている。見えないものの眼下には道平川ダムの荒船湖が望める.
8荒船湖_2848
     Photo8 道平川ダム荒船湖の俯瞰

目を右に転ずると高岩、更に裏妙義表妙義の山々が連なり位置関係が良くわかる。
9表妙義_2850
     Photo9 表妙義

東隣の鹿岳も特徴ある山容でくっきり。
長野群馬の県境の山並みまでは見えるが残念浅間山は雲に隠れてしまっていた。

トヤ山での展望を楽しんだ後道標のある縦走路まで戻り、更に進んで毛無岩に足を伸ばそうとしたが送電鉄塔のあるコルまで下りてしまうと帰路で登り返さなければならないので断念し往路を戻ることにした。

往路は高いところを目指して登れば良いが帰路では尾根の乗り換えがあるので注意を払いながら進み途中月西岩に立ち寄って不動寺分岐まで戻った。

後編の ”黒瀧山九十九谷周回” を見る。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

涸沢 (北アルプス)

0北穂南稜北穂沢東稜_2805
     Photo0 涸沢ヒュッテのテラスからの北穂高
記録
日程:2016,10,01~03
メンバー: Nさん、Tさん、Sさん、安田

コースタイム:
10/01日 天候 曇り 
上高地BT(10:50)→明神(11:39~11:47)→徳沢(12:41~13:03)→横尾(14:00)
10/01日 天候 曇り
横尾(7:41)→岩小屋跡(8:02~8:13)→本谷橋(8:53~9:01)→涸沢ヒュッテ(10:48~12:25)→本谷橋(13:41~14:38)→岩小屋跡(15:24~15:38)→横尾(16:03)
10/01日 天候 雨
横尾(8:33)→徳沢(9:33~9:43)→明神(10:34~10:39)→上高地BT(11:30)     
3日間行程33.3km 累積標高1326m
ルートマップは ここ です。(横尾~涸沢)

例年なら北アルプスの紅葉が真っ盛りの頃、以前横尾本谷右俣を遡行しカールから横尾尾根鞍部に登り詰めて氷河公園にいたるルートを歩いたことがあったので紅葉と天狗池に映る逆さ槍を楽しもうと出かけた。
しかしこのところの雨で本谷の水量が多く遡行は難しそうなので涸沢ヒュッテまでの涸沢カール散策に計画を変更、ヒュッテのテラスでのんびり過ごした。

10月1日
初日は横尾に到着すれば良いので早朝に家を出発し沢渡でメンバーと合流、上高地に移動してのんびり横尾を目指す。途中たっぷり休憩を取りながら進むが2時には横尾に着き、テントを設営するが思ったほどテント場の混雑は無かった。
1横尾_2800
     Photo1 この季節にしては人も疎らな横尾

テントを設営後はノンビリマッタリ時間を過ごし、闇が迫る頃にはシュラフに潜り込んだが天気予報とは裏腹に夜半テントをたたく雨音で何回か目覚めた。

10月2日
予定していた起床時間に目覚めるも雨で本谷遡行は無理と判断、再び寝入って明るくなるのを待って朝食準備。テント前から横尾橋を見上げれば続々と登山者が通過してゆくが、今日の行動は涸沢ヒュッテ往復と決めたのでウダウダと時を過ごしどうにか雨が上がったのを見計らって出発。
岩小屋跡で屏風岩を眺め、少し進んで樹林が切れたところでまた立ち止まって眺めとウダウダ進むので涸沢を目指す登山者に追い抜かれることしばし。
本谷橋までやってくると下る人これから登る人と多数の登山者が休憩中。
この頃になると漸く上空のガスが取れ、本谷の奥まで見渡せるようになったが稜線はまだ雲の中。
予定していた本谷はやはり水量が多く、カールの底まで延々と白い水流が延びているので遡行中止は好判断だったと再確認
2横尾本谷_2803
     Photo2 横尾本谷

涸沢目指して登るにつれ白樺やナナカマドが現れてくるが思っていたが良く見れば白樺の葉は黄色く紅葉せずに茶色に縮み、ナナカマドの葉も緑がくすんで茶色の斑点が現れ、美しい紅葉は見られず。どうも今年の異常な天候で紅葉の鮮やかな発色は絶望的。
涸沢ヒュッテのテラスから周囲を見回しても標高の高いところの草紅葉くらいしかこれといった景色は見ることが出来なかった。
3屏風の頭_2807
     Photo3 屏風ノ頭

涸沢には何回かやってきているがノンビリ過ごすのは初めてなので長年の夢をかなえるべく名物のおでんと生ビールを堪能。
4涸沢おでん_2804
     Photo4 涸沢名物おでんと生ビール

大休止していると次第に雲量が増えてきたので降り始め、続々と登ってくる登山者の行列を避けながら、下る登山者の行列に紛れ込んで本谷橋に到着。
5涸沢登山道_2813
     Photo5 涸沢目指して続々と登ってくる登山者

休憩していると長野県警のパトロールが遭難者を背負って下ってきた。上空が開けた対岸に遭難者を下ろしたのでここでヘリにピックアップするのだろうと思い、
6本谷橋_2815
     Photo6 対岸の遭難者とパトロール隊員

ヘリに収容されるまでの一部始終を見学。
7救助ヘリ_2819
     Photo7 ヘリに収容

下山途中の岩小屋跡では今回で山から引退するという某山岳会の会長さんと山談義。18歳から75歳まで山に登り、若かりし頃夢中になって登った屏風岩の見納めだとか。屏風岩を背景に写真を撮り思い出に浸っていた。
8屏風岩_2821
     Photo8 屏風岩

横尾のテントに戻り夜半には星も見えた。

10月3日
翌朝は上空が雲に覆われテントを撤収し明神の辺りまで来ると雨が降り出し、やがて傘を取り出すような降りとなった。
上高地では名物の"究極のカレーパン”を食し帰路に就いた。
9上高地カレーパン_2824
     Photo9 半熟玉子入り“究極のカレーパン”

今回は目的が果たせなかったが、時間がたっぷりとあったのでおでん・ビール・“究極のカレーパン“と常々思い描いていた願いがかなった。時にはこんな山行も良いものだ。





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北アルプス 明神岳Ⅴ峰

0ブロッケン現象_2643
     Photo0 稜線の這松帯のところで見たブロッケン現象
記録
日程:2016,08,08~09
メンバー: Nさん、Sさん、Yさん、安田

8/8日 天候 晴れのち曇り 
コースタイム:上高地(6:01)→岳沢入口(6:25)→7番標識(7:04~7:16)→H1970(8:10~8:28)→H2245(9:19~9:35)→H2345(10:12~10:21)→H2510(11:02~11:24)→幕営地(11:51)
8/9日 天候 晴れ 山頂付近ガス 
コースタイム:幕営地(7:02)→7番標識(11:52~12:23)→岳沢入口(12:59)→上高地(13:24) 2日間行程 10.3km 累積標高 1220m
ルートマップは ここ です。

遅い梅雨明け宣言が出たがその後もなんだか梅雨のような空模様。なかなか梅雨明け10日の好天は訪れず痺れを切らして上高地の明神岳に出かけた。
7日日曜日の夜ということもあるが沢渡の駐車場に入ると車もまばら。平地では熱帯夜といってもやはり標高が高いので1人車中泊だと寝苦しさは無い。

8月8日
翌朝、上高地まで移動。運転手の案内によると釜トンネルを過ぎたところで工事していた上高地トンネルが開通したとかで私は始めて通過。出口は丁度冬期に霞沢岳取り付きとなる太兵衛平の砂防事務所への分岐ちょっと手前であった。
上高地のバス駐車場には大型テントが設営され11日の"山の日"には皇太子が訪れ式典が催されるらしい。
シーズン中とはいえ早朝で人も疎らな河童橋を渡って岳沢入口から登山道に入り一登りで7番標識。
ここで休憩しながら装備を整え、一般道を外れロープを跨いで南西尾根に取り付く。
1_2620.jpg
     Photo1 岳沢登山道7番標識の向かい側のロープを越えて取付く

少し進むと笹を掴んでの急登登りとなりいつしか笹が消えうせると今度は大きな針葉樹林帯の急登。時々右手に岳沢の白い河原が見える以外展望は無い。
ここまで北東方向に向ってほぼ直線的に高度を稼いだがH2140で前明神沢からの尾根に乗ったところで進路を右にとり、延々と続く急登をあえぎながら登って行くとH2250辺りでトラロープが出現しいよいよ南西尾根の核心部となる。
最初のロープを登り岩を回り込むと両側が切れ落ちたリッジとなるが樹林帯の中なので然程高度感は無し。
2下のロープ_2622
     Photo2 下のロープ場

右後方眼下に上高地が時々見えるくらいでここでも展望という展望は無い。
リッジを通過して
3リッジ_2624
     Photo3 リッジを越えて

ちょっと進むと二番目のトラロープ出現。
4上のロープ_2626
     Photo4 上のロープ場

ここを過ぎると針葉樹林を抜け出し、下草とダケカンバの風景に変わると時折雲間から直射日光で首筋がヒリヒリ夏山らしくなってきた。
やがて勾配が緩み這松帯へ出ると大展望が開け、眼前にはⅤ峰が姿を現した。
まだに12時前であるが、Ⅴ峰手前のH2600辺りで幕営地を求めウロウロ。
5上高地_2627
     Photo5 上高地を見下ろす場所もいいが風を考えると・・・

諸条件検討の結果展望がやや劣るものの尾根筋より一段下がったところの幕営跡を整地しテント設営。
6テント場_2635
     Photo6 整地後にテントを張り終えて

ティータイムを過ごしてもまだ2時。この頃になると上空の雲で直射日光が遮られ、微風が吹き抜けるので快適な場所を探して各自マッタリ、お昼寝。
7南西尾根越の西穂方面_2636
     Photo7 南西稜越しに西穂高の稜線を見ながらウツラウツラ

漸く5時になって夕食準備を始め、岩を積んで作ったテーブルで夕食。しばらくしてテントに潜り込める温度になってきたところで明るいうちに就寝。

8月9日
夜半に強風で何度か目覚めたが起床時には風は収まっていたものの星は見えず。
明るくなってくると早い雲の流れが確認できたがそのうち梓川から湧き上がったガスと岳沢側からのガスが稜線上で押しあいへし合い始め、時折ガスが晴れると上空の雲と下層の雲が反対方向に流れ、不安定な天候の様相を示し始めた。テント撤収後、体調不良のメンバーもいたため早々に下山開始。
8Ⅴ峰からの降り_2639
     Photo8 下山開始

少し降った這松帯で虹が出ているのに気付くとブロッケン現象が現れた。ガスが流れているので程なく消えてしまったが・・・・・・初めて見ました。私が手を振ると虹の中の像も振っていましたね~。
昨日登ったルートをピストンで降ったが急登なのでのんびり下山。休憩たっぷりで7番標識にたどり着いたときにはヤレヤレ。
9 7番標識_2644
     Photo9 漸く7番標識まで下山

河童橋から明神を見上げると山頂の辺りはやはりガスが纏わりついいていた。奥穂、前穂も然りでどうやら2500m以上はガスの中。水担ぎ上げでザックは重かったけど足腰鍛錬(ちょっと急登攀過ぎて足腰試練かも?)の昼寝と語らいの一泊避暑を終えた。







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