榛名 黒髪尾根・相馬山周回

0相馬山_6253
     Photo0スルス岩山頂からの相馬山(黒髪山)
記録
日程:2017,09,03
メンバー:安田

9/3日 天候 晴れ :
コースタイム:県道駐車スペース(7:28)→林道ゲート(7:33)→ゲート開林道分岐(7:40)→洗い越しⅠ(7:44)→林道分岐(8:14~8:19)→黒髪山表口(8:27)→堰堤下(8:37)→七合目(9:18~9:26)→相馬山山頂(10:09~10:43)→スルス岩(11:17~11:26)→スルス峠(11:42)→右京の泣き堀(11:48~11:56)→涸れ沢(12:03)→丸木橋(12:15)→工事用道路(12:29)→ゲート開林道分岐(12:46)→林道ゲート(12:52)→県道駐車スペース(12:57)
行程9.9km 累積標高860m     ルートマップは ここ です。

先日登った 榛名の相馬山(黒髪山) 、山頂の鳥居の下には”立入りおよび下山を禁止"との看板がたっていたが鳥居が立派であることからどうも気になった。
いろいろ調べてみるとかつて麓の棒東村の黒髪山神社からの登山道があり、相馬山山頂は奥宮だった事が判り、今は自衛隊の演習地があり麓からの道は失われてしまっているが途中の林道からは古の道があるようなので登ってみた。山頂からは下山禁止となっているが、林道からは何も記されていなかったが道標の類も一切無かった。

箕郷(みさと)から榛名湖に通じる県道28号を登り、クライミングゲレンデがある黒岩直近の駐車スペースに車を停め、少し降ったところにある林道ゲートから林道に入った。
1林道ゲート_6196
     Photo1 ゲートが閉まった林道入口

トラバースするように林道を進むと緩やかに下り始め、左にゲートが開いた林道を分けて直進。
2林道分岐_6197
     Photo2 ゲートが開いた林道分岐

やがて舗装道路の上を水が流れる”洗い越し"で沢を横切りやがて緩やかな登りとなってくると再び林道は"洗い越し"で榛名白川の支沢を横断。
3洗い越しⅠ渡渉_6198
     Photo3 舗装道の上を流れる“洗い越し”

目の前に現われる白い”大正13年の旱魃の碑”の看板を通り越すと林道合流点に出た。
4林道分岐_6201
     Photo4 黒髪山表口への林道分岐

林道を左折し榛名白川に沿って登って行くと左舌に降る草に覆われた道跡があった。白くペイントされた枝が目印と思い、道跡を進むとやがて頭上には注連縄の残骸が現われ。”大正13年の旱魃碑”や石碑群も現われ、道跡左横には”黒髪山表口”の石碑も建っていた。
5黒髪山表口_6207
     Photo5 かつての賑わいを思わせる“黒髪山表口"の石碑

道跡を進むと両側には○○童子といった眷属の石碑の列が続きかつての登山道の賑わいがうかがえる。
やがて道跡は薄くなり右上の林道に合流。しばらく進むとコンクリート堰堤下で行き詰まった。
堰堤下にたっている石碑の文字を読みながら進む方向を検討。
6石碑_6210
     Photo6 石碑の正面を横切るように進み渡渉して尾根へ

堰堤を越えるのは石碑の裏側に進むので×。石碑の正面を通りこのあたりで沢を渡り尾根に取り付くのが自然と考え、渡渉して対岸の尾根に取り付き草を掻き分けて少し登ると漸く踏跡が現われ一安心。
消えたり現われたりする踏跡を追いながら尾根の稜線を登ると徐々に勾配が増し、雨で流されて堆積した落葉で道は解りやすいものの滑って歩きにくくなってきた。一方、落ち葉が洗われてしまったところでは泥で滑るし道は全く不明。
時折目印の赤テープが表れるが地面に落ちているものもかなりあった。テープに頼らず、”山カン”で高度を上げて小平地に出ると”七合目”の石標がありここで休憩。
7七合目_6212
     Photo7 七合目

七合目からすぐに時代を感じさせる大きな輪を繋いだ鎖の鎖場が連続して現われた。
鎖の末端に下がった銘板は腐食して殆ど文字の判読が不能であったが、いちいちチェックしながら登ると”明治十五年”と刻んであった。
8鎖Ⅱ名板_6217
     Photo8 鎖にさげられた銘板 “明治十五年“

既に100年以上経過。アンカーの杭と鎖の一部は木の根に飲み込まれ、いまや鎖を支えているのは殆ど木の根であった。
9鎖Ⅰアンカー_6214
     Photo9 木の根に飲み込まれた鎖とアンカー

鎖場を過ぎ急な泥斜面を登りきると南尾根からの踏跡に合流。ここには沢山の目印テープがあった。
10南尾根合流_6221
     Photo10 南尾根の踏跡と合流

合流後も更に鎖場は続き、何本の鎖があったのかも記憶が怪しくなって数えるのをやめてしまうとやがて目の前にまたもや石碑群が現われた。やがて山頂の人声も聞こえだし、眼前に現われた鳥居をくぐると山頂に到着。
11山頂黒髪神社_6232
     Photo11 赤い鳥居をくぐれば相馬山(黒髪山)山頂

相馬山山頂での大休止の後一般登山道を下山、スルス峠を経てスルス岩山頂を目指した。
スルス岩山頂からは榛名湖、榛名富士、反対側に目をやれば下山して来たばかりの相馬山が良く見えた。
12スルス岩頂上_6247
     Photo12 カラス天狗の石像が建つスルス岩の頂

スルス岩からスルス峠に戻り、
13スルス峠_6243
     Photo13 スルス峠 ここからピンクテープを追って

ピンクリボンの目印を追って、笹で殆ど隠された薄い踏跡を辿って降ると”右京の泣き堀”跡に出た。
14右京の泣き堀_6254
     Photo14 “右近の泣き堀”

榛名湖の水を麓の高崎方面へ流そうとして岩を掘るのを試みたが失敗した穴跡で細い水流が出ていた。”右京の泣き堀”から少し引き返し今度は笹の背丈が低くなって凹状になった目印もない道無き道を進んだ。
わずかに踏跡らしきところもあったがトラバース気味に進むとやがて涸れ沢が出てきた。
15涸れ沢_6258
     Photo15 涸れ沢 左上には植林境界の看板

少し左上には菱形の植林境界の古い看板が立っていたが薄い踏跡は沢を横断しているようなので後を追うとやがて小尾根を巻き再び涸れた沢形が現われた。
涸れ沢を下ると地形図上に示された堰堤”デ・レーキの巨石堰堤”があらわれた。
16巨石堰堤Ⅰ_6260
     Photo16 デ・レーキの巨石堰堤

明治10年代に造られたもので、堰堤から生えた木の幹の太さからも古さがわかる。
沢を下るうちに3箇所巨石堰堤を通過したが、沢は涸れており堰堤横から堰堤下に来る事が可能であった。
やがて沢を渡る丸木橋が現れ右側に目印の水色テープが下がった濃い踏跡が伸びていたので少し進んでみたが小尾根を巻くように伸びその先は???
17丸木橋_6265
     Photo17 沢にかかる丸木橋

引き返して左に進むとやがて間伐してからかなり時間を経た植林の中に入り踏跡は消えてしまった。
引き返すのも躊躇されたので斜面を下りながら再び沢に降り立ち対岸に登り返したところで思案。
登り返した尾根をトラバースして越えると”右京の泣き堀”の下流となる榛名白川の沢に出る。さらに榛名白川の対岸には林道が延びてきているので、これを使えばたやすく下山できると考え榛名白川に降って行くとコンクリート堰堤のすぐ下に出た。堰堤横を登り返して堰堤を渡り、泥斜面を登るとすぐに林道に出た。
18工事道路跡_6273
     Photo18 堰堤工事に使われた道路

この道は林道ではなく堰堤工事用道路だったようで水で抉られた路面には石がゴロゴロ。非常に歩きにくかった。
工事用道路の途中には先ほど丸木橋のところで見かけたのと同じ水色テープが下がっていた。
地形図を見ると工事道路は越えて来た堰堤より少し先まで伸びており近くに堰堤もある。丸木橋の濃い踏跡と水色テープ、その先が間伐植林帯消えてしまったのを考え合わせると工事用道路から更に踏跡は伸び、丸木橋を渡って植林帯へ行く作業道の目印だったのでは?
工事道路を降ると左側に幾つか堰堤が見受けられたがやがて榛名白川から離れると、突然道が大沢川の支沢で寸断されていた。(地形図でも寸断されている)
支沢に降って登り返すと再び工事道路が現われ、すぐにコンクリート舗装された道(地形図に無し)と合流。すぐにコンクリート舗装は消えうせ、砂利道を降ると往路で見たゲートの開いた林道合流点に出た。往路を戻り、林道ゲートから県道28号に出て駐車スペースに戻り地図上には破線も無いバリエーションの周回を終えた。


    Appendix 黒髪尾根周回あれこれ へ


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

赤城 船ケ鼻 薬師岳周回

0鉄塔があるところが船ヶ鼻_6194
     Photo0 赤城高原のレタス畑の向こうに船ケ鼻 (赤白鉄塔の右のピーク)

記録
日程:2017,08,29
メンバー:安田

8/29日 天候 曇り時々晴れ :
コースタイム:船ケ鼻登山口駐車場(7:18)→幸福の鐘(7:50)→大楢の木(8:27)→登山道合流広場(8:51~9:11)→船ケ鼻(9:13)→沼田通り分岐(9:52)→野坂峠(10:09)→薬師岳(10:13~10:42)→野坂峠(10:49)→沼田通り分岐(11:07)→作業道(11:19)→林道出合(11:46)→牛石(12:16~12:30)→林道分岐(12:34)→船ケ鼻登山口駐車場(13:24)
行程15.3km 累積標高917m     ルートマップは ここ です。

朝晩は秋めいてきたが湿度が高く少し動くと汗だく。このところ一日を丸まるつぶすほどでは無いが所用が多くもう今年は高い山へ出かけることが出来そうに無い。
そこで日帰りでも涼しそうなところを探し回った結果、高原野菜の産地なら良いかもと思い今後は群馬県の赤城山北面の船ヶ鼻に出かけてきた。
船ヶ鼻の登山口は非常にわかりやすく、関越道昭和ICで降りて出口から先の信号のある交差点で左折、道路を道なりに進めば登山口となる。交通至便なところで駐車場・トイレ・洗い場あり。

船ケ鼻への登山道は”楢水コース”と”牛石コース”がありどちらを進んでも船ケ鼻山頂直前で合流するので周回が可能である。今回は駐車場の案内板に従い”楢水コース”から入山。
1登山口東屋_6141
     Photo1 登山口の分岐

駐車場からすぐに東屋のある広場に出て振り返ると曇っていて子持山の遠望が利かないものの赤城山麓のすばらしい景色が広がっていた。

動物防御ゲートを通過して
2楢水コースゲート_6142
     Photo2 楢水コースの動物防御ゲート

林道を進むとやがて左側の視界が開けるが夏草でくさいきれがすごい。やがて再び樹林帯に入ると鐘を鳴らして動物に入山を知らせる"幸福の鐘”がある分岐に出た。
3幸福の鐘_6143
     Photo3 幸福の鐘(動物に合図する鐘)のある分岐

分岐で左折するといよいよ登山道らしくなってきた。道の両側には赤ペンキやテープ”山頂→”の標識が多数あり迷うことなく進むことが出来る。
緩い坂道を登るとやがて上流に楢水水源のある小さな沢に突き当たり、ここを渡って勾配の増した斜面のジグザク道を登って台地のような緩斜面に出ると大楢の木が目の前に現われた。
4大楢の木_6148
     Photo4 樹齢100年以上の大楢

更に台地の縁の小尾根を登って行くと右斜面が伐採された”つつじ平”に出た。見上げれば上空に送電線が通り、左の斜面の上には赤白に塗られた大鉄塔か聳えていた。
5送電鉄塔_6153
     Photo5 赤白に塗られた送電大鉄塔(遠くから見ても船ケ鼻の目印になる)

”つつじ平”から少しで丸太の輪切りの椅子のある"牛石コース"との合流点に到着。
6楢水牛石コース合流点_6152
     Photo6 牛石コースと楢水コース合流点の広場 ここにも鐘が

ここでしばらく休憩して山頂まで0.5kmの標識に従って登るとすぐに船ケ鼻山頂到着。
7船ヶ鼻山頂_6154
     Photo7 船ケ鼻山頂

標識の0.5kmは0.05kmの誤りでは?確か川上村の男山でも同じような距離の誤りが記載された標識があった。
船ケ鼻山頂を通過し更に進むとすぐに目の前に大岩が出現。この岩が鷲岩と思われるが標識無し。
だんだん狭くなってくる稜線の踏跡をたどると雑木林を吹き抜ける風が気持ちよい。やがてP1460 の細長いピーク(このあたりを昔の地図ではアリノトワタリと記している)を
8アリノトワタリ_6160
     Photo8 アリノトワタリと呼ばれるヤセオネ

過ぎ降ってゆくと崩落斜面の上に出た。横から見ると稜線の縁の下も抉り取られて崩れていて、登山道は縁を避けて先へと伸びている。
9崩壊地_6157
     Photo9 崩落地上の登山道

やがてP1480を越えて降ってゆくと2段に巻かれた目印テープ、その下には倒木や枯れ枝で道が塞がれた薄っすらと道跡があった。おそらくここが古の赤城山への登路"沼田通り”と思われる。帰路に時間の余裕があれば歩いてみたいと思いつつ先へと進み、細い尾根を進んで笹の斜面を一登りすると赤城山の周囲を巡る登山道と交差する野坂峠に出た。
10野坂峠_6161
     Photo10 野坂峠

峠からは木々の葉に隠れ見ずらいがアンテナの林立する地蔵岳、眼下には大沼が見えた。峠で左折し薬師岳まで進んで見るがやはり展望無し。
11薬師岳山頂_6164
     Photo11 薬師岳山頂

薬師岳山頂で休憩し折り返して往路を戻った。
途中P1480の手前で往路で目星をつけておいた"沼田通り”に右折。
12沼田通り分岐_6170
     Photo12 沼田通り入口

笹に覆われた道跡と思われる幅1m程度の平坦な部分には踏跡らしきものがあったが良くみると獣道。道跡はP1480を巻くように進みやがて尾根を下りだすと獣道も消え去った。
13_道形が消えシダばかり6172
     Photo13 踏跡・獣道も無いシダが茂るの尾根

シダが茂る尾根のおそらく道跡と思われる凹の中を降ってゆくとやがて作業道跡らしきところに出た。
14古い作業道に出る_6173   
     Photo14 轍が侵食された作業道 踏跡なし 動物の足跡がわずかに

轍の跡は侵食されとても歩くことが出来ないので轍の間の盛り上がった凸部分を踏み外さないように進むと、左右から何本かの作業道跡が合流。
降るだけなら良いが目印となるようなものが一切無いので登りに使うには無理。
作業道の雨水による侵食を避けるため所々に道を横断するように土手が築かれているが、降るときにも注意しないと雨水を誘導された流路に引き込まれそう。

やがて林道に砂利道に飛び出すと、道の先には電柱があり林道に出たことが解った。やがて上空を送電線が横切るところまで来ると、往路で見た船ケ鼻山頂手前の赤白の送電鉄塔が見え出した。
砂利ところどころ舗装の踏み固められた歩きにくい林道をダラダラと降るとやがて”牛石コース”の牛石に到着。
15牛石_6182
     Photo15 指導標の後ろが“牛石“牛石コースはここから山道になる


牛石から少し降ると林道分岐に到着。漸くここで硬い路面の林道から低い草が茂った林道に入り樹林の中をクネクネ曲がりながら進むと小沢に出た。小沢を渡って動物への合図用の鐘を木槌で鳴らして更にダラダラ降ると今度は陽射しのある分岐となっている広場にも鐘。
ここまで鉄塔作業中を見かけただけで出会う人はいなかったので周囲は無人と思い、思いっきり鐘を鳴らしてからゲートを通過して草原の中を進むと登山口の東屋に到着し周回を終えた。

登山口駐車場の横には早くもコスモスが咲き始めていたがまだ花の数は少ない。あと1ヶ月もすればコスモスのすばらしい風景が広がるであろう。16コスモス_6191

Photo16 咲き始めたばかりのコスモス 駐車場横にはコスモス畑が広がる

帰路は昭和IC直前で”あぐりーむ昭和”に立ち寄り収穫仕立ての高原野菜を市価の半値程度で購入。足湯もあるとの事であったがこちらは工事中で利用不可、残念であった。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

榛名山 相馬山東尾根

0二ツ岳と相馬山_6139
     Photo0二ツ岳(左)とガスに包まれた相馬山(右)

記録
日程:2017,08,20
メンバー:安田

8/20日 天候 曇り時々霧雨 :
コースタイム:オンマ谷駐車場(7:45)→東尾根取付き(8:40)→柏木山分岐(9:02~9:13)→相馬山(10:07~10:23)→赤鳥居(10:52)→スルス峠分岐(11:10)→国道(11:30)→ヤセオネ峠(11:47)→オンマ谷駐車場(12:02)
行程7.6km 累積標高580m     ルートマップは ここ です。

相変わらず天候は安定せず。お盆を過ぎても毎日の雨予報で山行を躊躇していたら時間だけが進んでしまった。今年の天候異変で山野草の花はいったいどうなっているのか?と思い手軽に花が楽しめる榛名山へ出かけた。

例によって関越道を渋川伊香保ICで降りて榛名山へと登って行くが相変わらず空はどんより。天気予報で日中は曇り予想だったが伊香保を過ぎるころから霧雨になってきた。
ヤセオネ峠で左折しわずかに見える二ツ岳を目印に坂道を下ってオンマ谷の駐車場に到着。
1_オンマ谷駐車場_6138
     Photo1 オンマ谷駐車場 降るとすぐに風穴

駐車場には車中泊の車が1台停まっていたが、行き止まりで幹線道路からは離れてしかもトイレがあるので静かな夜を過ごすには最適な場所かも。

駐車場からオンマ谷に降って行くとすぐに風穴があるが、暑いときなら冷たい風が吹き出しているので涼を取るにはもってこいだが今日の気温では全くその必要なし。
雨に濡れ苔むした岩がゴロゴロ転がっている道をスリップに注意しながら降り”まゆみの原”を過ぎ大岩のところでイワタバコの群生を発見。
2_イワタバコ_6069
     Photo2 イワタバコの群生

盛りは過ぎたみたいだがまだまだ花は残っていた。道の両側にはヤマアジサイやタマアジサイが咲き 前回 の花が無かったときのオンマ谷とはちょっと違った雰囲気になっていた。
オンマ谷の窪地から少し登ると二ツ岳雌岳への登山口分岐であるが現在登山道は木橋架け替えのため通行止め。更に登ると”むし湯”への道を分けすぐに相馬山東尾根登山道の分岐となる。前回確認しておいたので迷うことなく戻るように右折してロープを潜り尾根に乗った。
3_東尾根取り付き_6087
     Photo3 東尾根取付き

登山禁止となっているが踏跡は濃く迷うことなく進み幾つかの地図上には現われない小ピークを越え徐々に高度を上げてゆくと、目印テープと朽ち果てて文字の読めない指導標の板が現われ踏跡が分岐していた。
おそらく右は巻き道であろうと思い尾根上を直進。一登りで相馬山と柏木山への分岐のピークに出た。
4_柏木山分岐_6091
     Photo4 柏木山と相馬山の分岐

テープはあるが指導標は無し。踏跡は柏木山方面のほうが濃かった。展望が無い雑木林のピープなので注意を払わなければ直進して柏木山への尾根に入ってしまうだろう。霧雨と木の枝からの水滴で上半身が濡れたので着替えをして休憩。上半身だけカッパを着て登山道を右折して相馬山への尾根を降った。まもなく目印テープのあるところで先ほどの分岐からの巻き道と思われる踏跡と合流し、程なく右側に石仏が現われた。
5_東尾根石仏_6094
     Photo5 石仏

石仏から小ピープを越えると苔むした岩が連なるやせ尾根になり、それを通過すると急登となった。やがて正面にクサリがさがったスラブの岩場が現われた。
6_クサリ場Ⅰ_6097
     Photo6 最初のクサリ場 (3箇所のクサリ場あり)

岩の表面には苔、苔のないところは雨で光っていた。クサリを掴み慎重に登るが良く観ればステップが切られていた。歩く人が少ないのでステップには泥は堆積し雨に濡れているのですっかりクサリに頼ってしまった。
クサリ場を3箇所ほど通過すると今度は古いトラロープが現われた。このトラロープは登るための手掛かりというよりむしろルート案内。やがて勾配が緩むと行手に道を塞いで何段にも張り巡らされたロープの下を掻い潜って進むと相馬山山頂。
7_黒髪山神社_6106
     Photo7 相馬山山頂(鳥居のところはかつての登山道)

相馬山山頂には石碑群とともに黒髪山神社の建物があり、内部を覗き見すると綺麗に整頓されご神体が祀られていた。
8_ソバナ_6107
     Photo8 山頂にはソバナも

山頂広場には赤い鳥居が立っているが鳥居より先は進入禁止。かつて相馬山は黒髪山と呼ばれ、東尾根からの登山道と今は進入禁止となっている黒髪尾根からの登山道、それに今は地図にも載っているヤセオネ峠からの登山道の3ルートがあったようであるが、現在開放されているのは地図に載っている道のみ。

相馬山山頂で休憩、カッパを脱いでみると汗でシャツはびっしょり。なんだか着ても着なくても同じだったような?

相馬山山頂からは地図記載の一般道を降り、途中何度か鉄ハシゴを通過すると
9_鉄梯子_6111
     Photo9 登山道の鉄梯子

大きな赤鳥居に出た。
10_相馬山鳥居_6121
     Photo10 赤鳥居(レンゲショウマの目印になります)

鳥居の周辺には咲き出したばかりのレンゲショウマ。
11_レンゲショウマA_6123
     Photo11 レンゲショウマ

これを目指してやってくる人も多いらしい。

自動車道脇にある相馬山登山口の赤い大鳥居に至る道とスルス峠への道の分岐からはスルス峠方面に進み長い石段を降って行くとやがてスルス峠の東屋前に出た。
12_スルス峠休憩所_6125
     Photo12 スルス峠の東屋

更に少し降るとスルス岩と”ゆうすげの道”分岐。
13_ユウスゲ_6130
     Photo13 ユウスゲ

ここからは”ゆうすげの道”を歩いてヤセオネ峠に戻ろうとしたが霧で殆ど視界なし。時折道路を走る車の音が聞こえるがこれまた霧で音が遮られてしまった。霧が無ければ迷うことが無いようなところなので草原の中に縦横無尽についた踏跡に次々に現われる分岐には指導標無し。
適当に進んだら車の走る道路に出てしまったのでそのまま東に進むと。やがてヤセオネ峠の相馬山登山口の赤い鳥居が見えてきた。
14_ヤセオネ峠赤鳥居6136
     Photo14 ヤセオネ峠道路わきの大鳥居 相馬山登山口

ヤセオネ峠からは車で左折して降った道をオンマ谷への道を歩いて駐車場へと戻った。

歩き出したときには車中泊の車のみであったが、帰り着いてみると車が増えていた。途中で数組の登山者や写真撮影の人に出会ったがさすがに花の時期、皆さん花狙いだったようです。



ちょっと一言
ユウスゲの写真で茎にブツブツしたものついているのにお気づきですか?
野菜や花壇の花につく”アブラムシ“だそうです。
今年はまだましなほうで真っ黒になるほどついてしまうこともあるそうです。
野菜や花壇の花なら殺虫剤を撒くところですが・・・・
ユウスゲも自然、アブラムシも自然のまま。多分人間が知らない間に持ち込んでしまったのでしょうね。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

足尾 中倉山 沢入山(そうりやま)

0銅親水公園_6007
Photo0 銅(あかがね)橋と足尾ダム ダムの後ろが横場山その後ろがガスに隠れた中倉山

記録
日程:2017,07,28
メンバー:安田

7/28日 天候 曇り :
コースタイム:銅親水公園駐車場(7:26)→井戸沢右岸尾根取付き(7:59)→ロウソク岩(9:32~9:47)→合流点(10:02)→中倉山(10:09~10:16)→“孤高のブナ”(10:21)→P1539(10:28)→”波平ピーク“(10:48)→沢入山(11:01~11:18)→”波平ピーク“(11:32)→“孤高のブナ”(11:55)→中倉山(12:00~12:10)→合流点(12:16)→巻き道分岐(12:23)→尾根下降点(12:34)→中倉山取付き(13:05~13:14)→井戸沢右岸尾根取付き(13:32)→銅親水公園駐車場(14:08)
行程13.2km 累積標高1264m     ルートマップは ここ です。

なかなか頑張りますね~。梅雨前線が津軽海峡に差し掛かりそうになると名残惜しいのかまた南下して・・・・。
梅雨前線は早く明け渡し立ち去りたいと思ってはいるものの発生した台風がウロウロ、独り立ちできない台風の行く末が気になって気になってというところですかね。
そろそろ8月というのに梅雨前線が頑張るおかげで関東地方梅雨明け宣言をした気象庁、面目丸つぶれ。実害が大きいのが山小屋。登山者は予定変更してゆくところが無ければ地元の飲み屋で計画打ち合わせと称して騒いでいれば・・・・・まぁ何とかやり過ごせますね~。

夏になり気温が高くなる前に出かけてみようと思っていたが諸事情でのびのびになっていた足尾の中倉山と沢入山。標高が低いのでどうかと思案していたが、直射日光はこのところの天候では避けられそうだし、雨雲の中を歩くのも幻想的で良いのではと思い立ち出かけた。

鉱毒で有名な渡良瀬川沿いを走り足尾の町を抜けて松木川に沿いに進み、銅(あかがね親水公園駐車場に車を停めた。

準備後、銅橋(あかがねはし)を渡って対岸の親水公園を横切り仁田元川に架かる導水橋を渡って仁田川左岸の工事用道路(林道)に出た。
コンクリート舗装された工事用道路を進むと道が大きく曲がる井戸沢横断点で堰堤か橋か?の工事中。井戸沢の堰堤を過ぎたところから井戸沢右岸尾根に散りつくが目印は無し。
1井戸沢堰堤_6050
     Photo1 堰堤左のカヤが茂ったところが取付き

適当に目星を付けカヤの茂った斜面を10mほど登ると赤土が剥きだしの尾根末端に出た。
2尾根末端の赤土_6011
     Photo2 カヤを掻き分けて登ると尾根末端の赤土の露地

ここから尾根通しに登って中倉山を目指すが途中何箇所かの岩に黄色ペイントや残置去れた古いワイヤーがあっただけで目印は殆ど無し。
3尾根_6013
     Photo3 尾根の途中には痩尾根も

踏跡は草地では伸びた草に隠され、樹林の中では獣道と判別しがたく、岩稜に出ると消え失せてしまう。さらに岩稜やザレ場を通過するときは草との境界まで進まないと踏み入る道が解らなかった。
事前検討だと尾根を外さないように進めばよいので踏後を参考にしながら尾根の真ん中を進んだ。
曇り空というか周囲はガスで視界不良、現在位置の確認も難しい。その上気温は然程高くなくても高湿度で汗ダラダラ。
着替え水分補給で何回か休憩を取りながら進むとやがて前方に石塔(ロウソク岩)が見えてきた。
4石峰露岩から見上げる_6016
     Photo4 ガスの中に現れた石塔(ローソク岩)

基部を右に回りこむと展望露岩があった。しかし残念なことに眼下の松木川と銅親水公園方面もガスの中で見えない。
腹ごしらえをして岩塔左の岩場を登り、更に上のザレ場を登りきると草の中に明瞭な登山道が現れた。
草斜面の中の道を進むとやがて勾配が緩み、潅木帯を過ぎて足首程度の背丈の笹が生茂った雑木林の中で尾根斜面を登ってきた登山道と合流。ツツジの疎林の中を進むと中倉山山頂に到着。
5中倉山への稜線_6019
     Photo5 疎林を抜け笹原の登山道の先に中倉山が見えてきた

6中倉山_6020
     Photo6 中倉山山頂

休憩中一瞬ガスが流れて眼下の松木川やこれから進む沢入山への稜線が見渡せるときもあったが・・・・。
7中倉山から稜線を振り返る_6021
     Photo7 瞬間ガスが流れて振り返ると 

足尾鉱山の煙害を受けた松木川沿いの北側斜面は植物の無い露岩あるいは礫と赤土のザレた斜面。影響が少なかったのか低い笹で覆われた南側斜面と北側斜面が接する沢入山への稜線上の道はあるところは笹の中、あるところは岩稜歩きとなった。

中倉山から稜線を降ると笹原のコルに立派なブナが一本。
8孤高のブナ_6037
     Photo8 稜線のすぐ横に立つ“孤高のブナ”

”孤高のブナ”と呼ばれ周囲にはロープが巡らされ保護されていた。

コルから登り返し白い空間に伸びる尾根の先はP1539のピーク。
9岩稜_6023
     Photo9 アルプスのような岩稜も 奥に霞んでいるのがP1539

このピークを超えて再びコルから登り返すとケルンに枯れ木が立っていた。
10波平ピーク_6026
     Photo10 “波平ピーク”

人呼んで”波平ピーク”、サザエさんのお父さん波平さんの貴重な一本そっくり。

波平ピークからは更に稜線上を進み
11沢入山への稜線_6027
     Photo11 沢入山への稜線

一登りすると沢入山(そうりやま)山頂に到着。
12沢入山山頂_6028
     Photo12 沢入山山頂

山頂は樹林の中だが木の幹の間からは多少展望が利く。
13沢入山から親水公園が見えた_6029
     Photo13 ガスが途切れると麓の銅橋も見えた

残念ながら尾根続きのオロ山、その先の庚申山ハガスの中。沢入山で休憩着替えた後来た道を戻るが途中のP1539手前のコルで南側の笹斜面の中に伸びる獣道が目に付いた。
14P1539巻き獣道_6035
     Photo14 右側の緑の笹斜面の中に伸びる黒い一筋の獣道

大抵、獣道は水平移動のトラバースになっているので稜線を見ながら進めばP1539を巻けるのではと考え獣道に突入。笹原からやがて樹林帯に入っていったがまだ稜線は見える。先に進むとちょっとしたガレ場を2箇所横断したあたりで稜線がすぐ上に迫ってきた。既にP1539は巻いてしまったのでこの辺りが潮時と思い稜線に復帰すると”孤高のブナ”のすぐ手前だった。

”孤高のブナ”のところにかつての指導標らしき柱が立っておりこの辺りには明瞭なトレースがあった。しかし地図には記載が無く、しかも始めての山だったのでトレースには入りこまず素直に稜線の登山道を歩いて中倉山に到着。

中倉山からは潅木の中の登山道を戻り、途中の巻き道分岐から右へ進み支尾根へのルートに入った。
15尾根コース分岐_6040
     Photo15 左のローソク岩のほうから登ってきた。下山は右へ

踏跡を追って降ってゆくと左からの同じような濃さの踏跡と合流。そのまま支尾根を降ってゆくとケルンが現れ、ここで道は左折して尾根の側面を下り始めた。
16尾根下降点_6043
     Photo16 支尾根から尾根側面へ左折し下降

帰宅して調べてみると途中の踏跡合流からトラバースしている巻き道を進むと石塔(ローソク岩)方面に伸びているらしい。
私は降りに使ったが、支尾根を登ってくるルートを使うと合流点を左折せず直進してしまいそうだ。登りの時には石塔(ローソク岩)を過ぎ膝丈の草の中を歩いてやがて下草が薄い潅木帯に入ったら踏跡が突然濃くなって驚いたがこの巻き道が草原のどこかで合流していたものと思われる。草の枯れた時期に登れば解ると思うが・・・・・

ケルンからは雑木林の中のツヅラ折れの道をしばらく降ると突然工事用道路(林道?)に飛び出した。
取付き点には円を黄色と赤で二分した標識と踏跡両側にケルンがあった。
17登山口_6045
     Photo17 林道からの取付き 黄色と赤で塗り分けた円形標識が目印

仁田元川の水音を聞きながら草茫々の工事用道路を降るとやがてコンクリート舗装になり、途中上久保川と下久保川の堰堤を左に見て更に降ると工事用重機の音が聞こえだした。コーナーを曲がると朝取付いた井戸沢右岸尾根の末端であった。
朝の取付きを通過して工事用道路を戻ったが、帰路では導水管橋を渡らずに道路を辿って駐車場に戻った。

井戸沢右岸尾根には取付きのマーキングが無く、地図を見て適当に登り尾根に乗った。
下山に使った取付きにはマーキングはあったが指導標は無し。
今回歩いたルート上には指導標は一切無いため、目印のテープも殆ど無く踏跡頼りとなった。
樹林帯はともかく草地は踏跡が草で隠され、どこに伸びているかは踏んだ地面の感覚のみであった。登った井戸沢右岸尾根はバリエーションルート、降りに歩いた道は分岐で指導標さえ設ければ立派な登山道といったところか。

標高は然程高くないにもかかわらず、稜線は低い笹あるいは岩でアルパインの雰囲気。
秋冬は皇海山や日光を初めとしてすばらしい展望が楽しめるだろう。ツツジのシーズンも良さそう。
今回は展望は残念であったが白い空間の中に伸びる稜線歩き、孤高のブナ、波平ピークと大満足の山行であった。







雁坂道・黒岩尾根周回

0雁坂道_5845
     Photo0 笹の中を進む雁坂道 秩父と甲州を結ぶ昔道

記録
日程:2017,07,18
メンバー:安田

7/18日 天候 曇り :
コースタイム:出会いの丘駐車場(8:00)→黒文字橋(8:06~8:10)→林道終点(8:23)→雁道場(9:09~9:14)→突出峠(9:53)→樺避難小屋(10:23~10:39)→だるま坂(11:05)→地蔵岩(11:17~11:28)→昇竜の滝(12:04)→雁坂小屋(12:26)→雁坂峠(12:40~13:05)→雁坂小屋(13:15~13:20)→黒岩展望台(13:46~13:54)→豆焼橋5.9km(14:25~14:38)→あせみ峠(15:31~15:41)→林道終点(16:13) →豆焼橋(16:33)→出会いの丘駐車場(16:40)
行程22.3km累積標高1940m     ルートマップは ここ です。

”木立に覆われた微風の尾根道は涼しそう”という思いで奥秩父の雁坂道から雁坂峠まで登り、黒岩尾根を下降した。
秋が深くなれば山々の紅葉が美しいのではと漠然と地図を見ていたら、東大の演習林が在り植林帯がかなりの高度まで達しているので直射日光にあたらず尾根を吹き抜ける微風の涼しさに魅力を感じた。
秩父からR140(彩甲斐街道)を走り山梨との県境の雁坂トンネル手前にある”思い出の丘”駐車場に車を止め、自転車で2.8kmほど手前の黒文字橋まで戻り、林道ゲートに自転車をデポしてスタート。
1黒文字橋_5829
     Photo1 黒文字橋の林道ゲート 

林道ゲート横を通ってコンクリート舗装された道を登って行くとやがて終点に到着。登山道を探すと終点手前50m右側に踏跡があったので登山道を示す標識は無いがここから入山。
2登山口_5830
     Photo2 林道終点50m手前の登山道入口

ツヅラ折れの踏跡を辿ってゆくと前方に昔懐かしい白い百葉箱が現れた。更に登って行くと二俣となり右へ登って行く踏跡と少し広い直進している道跡が現われた。左の直進方向は枝打ちされ朽ちた杉の枝に覆われていたが情報では尾根に巻き上がる道とあったので直進。
緩やかに高度を上げてゆくとやがて尾根上に出て雁道場で川俣からの雁坂道に合流。
3雁道場_5840
     Photo3 雁道場(岩道場)

尾根上に伸びる雁坂道は周囲の植林が木陰を作りしかも背丈が高いので微風が吹きぬけ涼しい。なだらかな道を登ってやがてブナの大木の横を通過すると広場がある突出(つんだし)峠に到着。
4突出峠_5843
     Photo4 突出峠 広場の片隅には白い百葉箱

次に現われる樺避難小屋で休憩しようと思い突出峠は通過、道が登りから降り始めると樺避難小屋が見えてきた。
5樺避難小屋_5847
     Photo5 樺避難小屋

小屋前のベンチで休憩を取り、中を覗きこむと薪ストーブがあり床上は綺麗に維持され、
ガラス窓の窓枠内側にはローソクランタンも置かれていた。水場も近いので快適に泊まれそうだ。樺避難小屋からは徐々に勾配が増してくるがやがて”だるま坂”の案内板のところまで登るとこれ以降雁坂小屋までは小さなアップダウンと書かれており一安心。
6だるま坂_5851
     Photo6 だるま坂

”だるま坂”から少し進むと地蔵岩分岐に出た。雁坂道から右折して地蔵岩に登り休憩。雁坂道で唯一展望が得られるところで雁坂嶺・東西の破風山・甲武信ヶ岳・三宝山・武信白岩山を見渡すことが出来る。甲武信ヶ岳の手前の木賊山らしき姿が見えないので地形図を開いたら地蔵岩からだと丁度西破風山の陰になっているようだ。
7雁坂嶺への稜線と地蔵岩_5858
     Photo7 地蔵岩と雁坂嶺への稜線

休憩していると雲が切れて陽射しが出てきたので地蔵岩から撤退。雁坂道に戻って小さなアップダウンを繰り返しながら進みクサリの設置されたガレ場を何箇所かとラバース。やがて水音が聞こえだすと雁坂小屋の水源にもなっている豆焼沢源頭の昇竜の滝に到着。
8昇竜の滝_5862
     Photo8 豆焼沢源頭の昇竜の滝 

ホースが設けられ水が飲みやすくなっているので喉を潤して、道を進み飽き飽きするほど歩くと漸く雁坂小屋に到着。
9雁坂小屋_5863
     Photo9 雁坂小屋

ここまで何箇所か涸れた沢を越えるころがあったが、冬期には表面に薄氷が張りその上に雪が積もるので横断は危険そう。今年の 冬の滑落死亡事故 も今は涸れている沢で発生したらしい。
雁坂小屋を通り越し一気に雁坂峠に上って休憩。雲のおかげで直射日光は受けず、峠越えの風が気持ちよいのでベンチ上で横になりついウトウト。
10三富乾徳方面_5868
     Photo10 雁坂峠 乾徳山と眼下は甲州側登り口の三富

流れる雲の切れ間からの直射日光で目が覚めた。雁坂峠から雁坂小屋に戻り、水場で水を補給しトイレの中を通って黒岩尾根ルートで下山開始。
11トイレ_5871
     Photo11 トイレの中を通る登山道 国道140 誰かが名づけた便所国道

雁坂トンネルが開通する以前の昭和28年に二級国道と指定され、R140がこのトイレの中を通っていたようだ。人呼んで “便所国道“ もちろん車が走り抜けていたわけではなく雁坂トンネルが開通するまで”開かずの国道”だったわけですが。

雁坂小屋のテント場横を抜けて緩やかに降り、桟道を2箇所ほど通過すると黒岩展望台分岐が現れた。ここで左折し急登を登った先が雁坂峠方面から栃本集落まで見渡せる黒岩尾根コース唯一の展望箇所。
12黒岩展望台_5881
     Photo12 黒岩展望台

展望台から再びコースに復帰し暖勾配の道を進み何箇所かの桟道を渡り、小尾根を越えて豆焼橋5.9kmの標識で休憩。
休憩後は次々に指導票が現われるが展望が無いので只管進むと徐々に高度が落ちてくるのとともに気温が上がってくるのが解る。
これまでは東を目指して道は下降していたが、P1828を巻くと北向きに進路を変えやがて椅子とテーブルのある”あせみ峠に到着した。
13あせみ峠_5889
     Photo13 あせみ峠 あせみとは馬酔木のこと

ここからは急な道となるらしいので休憩後、気を引き締めて降りだす。何箇所かスイッチバックを経て一気に高度を下げやがて勾配が緩むと林道終点の広場に飛び出した。
14林道終点_5892
     Photo14 林道終点の登山道入口

広場からは林道歩きとなりゲートを通過すると左側に雁坂トンネルの電気設備の建物が現われ、やがてR140の豆焼橋の袂に出た。
15豆焼橋_5895
     Photo15 R140の豆焼橋 向こうに見えるのは出会いの丘と休憩施設の白い建物


立派な国道とはいえ交通量の少ない豆焼橋を渡って対岸で左折、登って行くと”出会いの丘”駐車場に到着。
梅雨明け直前にもかかわらず幸い雨にあうことなく周回山行を終えた。渡った豆焼橋の路面温度表示は24℃であった。








テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

立処山(タトロ山)

0立処山山頂_5749
     Photo0 立処山(タトロ山)山頂

記録
日程:2017,07,12
メンバー:安田

7/12日 天候 曇り :
コースタイム:古鉄橋駐車スペース(11:34)→鍾乳洞(12:05~12:30)→尾根西端展望岩(12:40)→立処山(12:49~13:01)→明家分岐(13:06)→送電鉄塔Ⅰ(13:34)→H800(13:55~14:06)→鹿ネット出口(14:12)→送電鉄塔Ⅱ(14:23)→オバンドウ峠(14:36)→間物明家入口(14:58~15:01)→《自転車》→古鉄橋駐車スペース(15:09)
行程10.1km累積標高770m     ルートマップは ここ です。

毎日30℃を越す日が続き長い山歩きには出かける気力が失せてしまうが、時間も然程掛からずその上山頂近くには涼しい風が吹き出す鍾乳洞があるという立処山(タトロ山)へ出かけた。
自宅から西上州方面に出かけるときはR299を走り埼玉群馬県境の志賀坂峠を越えて神流町に出ることが多いので立処山は気になっていたが山へ出かけた折に帰路で立ち寄ろうと思いながらもいつも通過してしまっていた。
小鹿野からR299が志賀坂峠を越え神流町へ降って行くと最初に現われる集落が”間物”。”間物”のヘアピンカーブのところにある”明家”への入口に自転車をデポし、更に降ってR299が神流川を渡る古鉄橋の直前で左折して駐車スペースに車を停めた。

装備を整えて駐車スペースの奥へと進むと立処山への案内標識が現われたのでそれに従ってコンニャク畑とタラノ芽畑の中を通って鹿ネットを通過すると登山道が始まった。
1コンニャク畑を通って_5731
     Photo1 右側コンニャク畑 左側タラノ芽畑

神流川と町の中心部を背にしながらツヅラ折れの道を登って行くと次第に石灰岩の砂利混じりの道となり、やがて左側に立処山北面の岩壁基部が樹林越しに見え出した。
登山道正面の岩に赤ペイントで”鍾乳洞”。更に登ってゆくと指導標と鍾乳洞入口の看板が現われた。
2鍾乳洞標識_5735
     Photo2 鍾乳洞入口の看板

すぐ左の岩の割れ目から涼しい風が吹き出しているのでこの季節だと鍾乳洞入口がすぐわかるが、寒い季節だとちょっとわかりにくいかもしれない。
3鍾乳洞入口_5736
     Photo3 岩の割れ目が鍾乳洞入口

鍾乳洞入口で涼風を背に受けながら休憩していると身の回りには白い湯気が立ち込めてきた。汗だくのシャツから水分が蒸発してそれが冷やされて結露したようだ。ヘッデンを取り出し鍾乳洞の中に入ると涼しい!
最初はクサリ、次いでアルミハシゴ、ロープを伝って中へと進むが濡れた石灰岩と堆積した土で滑りやすい。
4鍾乳洞アルミハシゴ_5739
     Photo4 鍾乳洞内部

途中分岐しているがより深そうなほうへと進み、最奥は地底湖になっていたらしいが今は干上がった小さな広場まで到達して戻った。周囲を見渡しても同じような景色が闇の中に広がっているので方向感覚が怪しくなった。入口まで戻ると外気はムシムシ暑い。すぐに眼鏡は曇ってしまった。

鍾乳洞からはロープがフィックスされた急斜面を登るとすぐに尾根に出た。指導標には無いが尾根の西端を目指して少し降ると南と西側の展望が開けた岩峰に出た。
5立処山尾根西端_5744
     Photo5 尾根西端の岩峰

ここから折り返し今度は尾根を東へ進み”明家”への分岐を通り越し侵食された石灰岩の岩場を登ると立処山山頂に出た。足元には神流町の中心部、対岸には城山、
6対岸の城山_5752
     Photo6 神流川対岸の城山と麓の神流町中心部

東のほうには山頂を削られた叶山が良く見えた。
7叶山_5751
     Photo7 山頂が切り取られた石灰岩の山 叶山

山頂で休憩後”明家”分岐まで戻り、左折して”明家”を目指して斜面を下り尾根歩きが始まった。

歩きやすい開けた尾根を進むとやがて岩場が出てきたり、
8尾根のロープ場_5755
     Photo8 こんなロープ場もあります

く手を遮るような大岩が出てきたりしながらアップダウンを繰り返して徐々に高度を上げてゆくと”R299への下降点”。ここはそのまま直進して尾根を進み送電鉄塔Ⅰ下を通過すると鹿ネットが現われた。薄い踏跡を追って鹿ネット沿いに進むとやがて廃林道と思われる道幅となってきた。
茂った潅木や茅を避けながら進むと再び鹿ネットが現われた。ネット右側は急斜面なので今度はネットを開けて中に入り込み廃林道を進んだ。
9崩壊した林道_5762
     Photo9 斜面が崩れた林道、路面には潅木と茅が生茂る

途中腰を下ろすには適当な岩を見つけて休憩。再び歩き出すと漸く鹿ネットの出口に到着。この先林道はピークを巻くように延びているが、潅木と茅には辟易していたので尾根を直進してピークを越えた。

途中の送電鉄塔Ⅱ辺りからは右下に明家廃集落と思われる赤い屋根が見えたが、右斜面を降って見に行くほどのことは無いと思い尾根を更に進んだ。ピークを越えたところで送電鉄塔Ⅲ下に出たが、今度は草藪の中にゲートが出現。進入禁止になっており、先には工事用に使われたと思われる崩れかかったプレハブが見えた。
送電鉄塔Ⅲから降るとすぐにオバンドウ峠に出た。
10オバンドウ峠_5766
     Photo10 オバンドウ峠

オバンドウ峠で左折して自転車をデポしておいた間物目指して道を降った。
尾根を横切っている道はR299沿いの間物とかつて人が住んでいた明家を結ぶ生活道だったのか非常に歩き易い。やがて下のほうに間物の集落が見えてくるとすぐにR299のヘアピンカーブに出た。ここからは自転車で一気に古鉄橋の駐車スペースに戻った。






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

赤城山 銚子の伽藍と乙女の滝

0乙女の滝_5652 A
Photo0 見事な”ひょんぐり(跳ね上がり)“を見せる乙女の滝

記録
日程:2017,06,29
メンバー:安田

6/29日 天候 曇り :
コースタイム:大猿公園駐車場(7:30)→おおさる山乃家登山口(7:35)→東登山口合流(7:49)→さねすり岩(9:02~9:06)→横引尾根出合(9:13~9:30)→銚子の伽藍東展望台(9:42~9:46)→銚子の伽藍(10:02~10:17)→牛石峠(10:38)→軽井沢峠(10:45)→血の池(11:18~11:21)→小沼水門(11:46~12:00)→茶の木畑峠(12:24)→乙女の滝下降点(12:47~12:52)→乙女の滝(13:14~13:29)→林道終点(13:38)→おおさる山乃家(14:01)→大猿の猿(14:03)→澳比古神社(14:11~14:24)→大猿公園駐車場(14:31)
行程14.3km累積標高1206m     ルートマップは ここ です。

気温はさほど高くなくてもやはり梅雨時、湿度が高いので少し歩けば汗まみれになってしまうので涼しいところは?と考えてみるとやはり沢となるが水を浴びるのはどうも。ということで思い立ったのが赤城の銚子山の伽藍と乙女の滝。

大猿川の両岸尾根(右岸のつつじが峰と左岸の小峰)周回をしようと登山口のある大猿公園を目指すが前橋側から入っても桐生側から入っても解りにくい。”おおさる山乃家”の看板を目当てに進みどうにか大猿公園の駐車場に着いて支度を整えて澳比古神社の鳥居横から出発。
1澳比古神社鳥居_5585
     Photo1澳比古神社の鳥居

すぐに”おおさる山乃家”の前を通過し右側に水芭蕉の植生地と東屋を見るとすぐ左側に登山口が現われた。
2おおさる山乃家登山口_5586
     Photo2 おおさる山乃家登山口

笹が刈払われた木段の登山道を登って行くとつつじが峰の稜線に到着。尾根上を登ってきた東登山口からの道と合わさり少し進むと今度は西登山口からの道と合わさった。
歩きやすい尾根道はつつじが峰と名づけられているようにつつじの中に伸びているがこの季節では花は無くみどり一色。時たまサラサドウダンの花が落ちて敷き詰められている所もあった。
しばらく歩くと崩壊した斜面の上のリッジを歩く部分があるが危険箇所はなし。天候は曇り予報の大当たりで谷はガスで埋まり隣の尾根さえ見えない。やがて目の前に蜀山人の歌碑が立つ”さねすり岩”到着。
3さねすり岩_5598
     Photo3 さねすり岩と蜀山人の歌碑

登山道は尖った小岩を乗越し岩の割れ目に伸びている。背の低かった昔の女性がこの小岩を跨ぐときに微妙なところに当たるので”さねすり岩”と呼ばれたらしいが???
小岩を跨いで人一人が通過できる岩の割れ目を抜けるがここが”産道”、なるほどね~。
4産道_5602
     Photo4 岩の間を横になって通り抜ける"産道“

"さねすり岩"を通過するとやがて横引尾根とつつじ峰の交わる横引き尾根出合の広場に出た。
5銚子の伽藍分岐_5605
     Photo5横引尾根出合

ここで休憩を取り左折して横引尾根を進むと東展望台と銚子の伽藍の分岐に到着。東展望台方向に進んで西側と南側が切れ落ちた先端に立つと粕川の谷が見渡せたが今の季節ではみどり一色。
東展望台から引き返し分岐を今度は銚子の伽藍方面に降り、途中からは薄い踏跡に入って北面の支沢の崩落したザレを降り沢床に降り立った。支沢の合流点の対岸にはおそらく”おとぎの森”へと伸びているバリエーションルートと思われるテープが認められたが今回は見送った。
銚子の伽藍上部ではナメになっており水流も穏やかで水の中を歩いて降って銚子の伽藍の落ち口に出た。
6銚子の伽藍_5612
     Photo6 銚子の伽藍落ち口

銚子の伽藍は落ち口からは暗く深いゴルジェとなっており不気味な様相。左岸には登山道が降ってきて落ち口のすぐ上流で横断している。落ち口の左岸で休憩して沢を横断。右岸にあるフィックスロープを使って登り返し牛石山への明瞭な登山道を辿った。
尾根上に出ると左に伸びる踏跡があったが銚子の伽藍西側の展望台へと延びているのであろうか?行ってみるかどうか思案したがここもパス。
登りつめてゆくとやがて東屋がある牛石山山頂に出た。木々の囲まれ展望が無いので先に進むとやがて舗装道路の横を進むようになり"牛石"を過ぎると
7牛石_5621
     Photo7 牛石

牛石峠で道路に出た。
牛石峠からは車道を進み、冬に登った荒山の一方の登山口である軽井沢峠の駐車所を過ぎ、さらに進んで”三途の川”を過ぎたところで右折し関東ふれあいの道に入った。新しい靴跡が無い濡れた道をしばらく進むと”血の池”分岐。
8血の池_5630
     Photo8雑草が茂る”血の池“梅雨が続くと池が出現か?


”血の池"に立ち寄ってみると水は無く草が茂っていた。解説板によると梅雨時から夏に掛けては水深1mほどになるらしいが・・・
"血の池"から朝香峠に登ると漸く小沼を展望できた。道は尾根上から小沼畔へと降ってゆくが・・・
9小沼と長七郎山_5633
     Photo9 小沼と長七郎山

尾根を反対側に登れば朝香嶺に出るらしく、朝加嶺を越えればこれから向かう小沼の水門へはショートカットできそうであったがここは地図通りに進んで小沼畔を歩き水門に到着。
休憩後、"おとぎの森"方面、”茶の木畑峠”を目指して歩き始めると長七郎山への分岐で”おとぎの森”への指導標が2つありその先にはやはり2本の道が延びている。どちらへ進むべきか思案し表示距離が長い左側の道を選択。
10おとぎの森分岐_5635
     Photo10 長七郎山分岐 指導標の上2枚が“おとぎの森”を示す

長七郎山を巻くように進むとやがて急に左に曲がったところで"おとぎの森”と”茶の木畑峠"への指導標が出てきた。

分岐からは左側は登りで”茶の木畑峠”、右側は降りで”おとぎの森"なので先ほどの分岐で距離が短い”おとぎの森"ルートを進んでいたならここまで来るのに登り返しがあったようだ。結局距離表示の長いほうを選んで正解だった。

”茶の木畑峠”に登り返すと横引尾根には先ほど通過した銚子の伽藍方面への踏跡はあったが指導標はなし。
11茶の木畑峠_5638
     Photo11 茶の木畑峠

高原地図では破線扱いとなっている。

”茶の木畑峠”峠から降り”追分”に出たがこの分岐では尾根から降る道は横木で止められていた。尾根上を降り"岳人岩”を過ぎると”乙女の滝”への下降点を探りながらキョロキョロ。
12岳人岩_5641
     Photo12 岳人岩 

このまま尾根上を降る登山道を大猿公園まで降りてしまっては”乙女の滝”を見るためにはもう一度大猿川を小一時間登り返さなければならないので途中からの出来そうなところを物色。
事前に地形図で登山道を離れ直接"乙女の滝"へ降るルートを検討しておいたものの、実際には降れるかどうかが問題。目星をつけておいた地点手前で登山道横に数本のテープが懸かった木を発見、ここでよいのか立ち止まって検討。
13乙女の滝への下降_5643
     Photo13 乙女の滝への下降点 奥にテープが見えるが踏跡無し

よく見れば左斜面の奥にもテープがありここが下降点と確信したものの、斜面は笹で覆われて登山道から入り込んでいる踏跡は無い。今日はロープを持参していないが、いざとなれば登り返せば良いと覚悟を決めて下降開始。
丹念にテープを追うとやがてザレた沢形に出て少し降ると古い石積堰堤の跡があった。
ザレを横切りさらに目印を追うと今度は水流のある細いナメ沢にでた。この沢を渡渉し右岸を降って行くとやがて水音が聞こえ出し、大猿川が近いことが解った。

ここまで濡れた泥の上にも沢沿いの砂斜面にもどこにも踏跡は無く、小岩は苔むしていて人が石を落とした転石も無かった。テープがあるので先達がいるということ確かなのだがここしばらくは踏み入った人はいないようだ。やがて前方が明るくなると突然地面が切れ、崖を2mほど下ると”乙女の滝”脇の登山道に飛び出した。
”乙女の滝”は見事なひょんぐり滝で一度釜に落ちた水が再び噴き上がっていた。落ち口に行って上から覗いたり横ら見たりで見飽きることが無い。
14乙女の滝_5649
     Photo14 乙女の滝

"乙女の滝"とはよく言ったもので見方によってはなるほど女性の・・・乙女たる所以か?
”乙女の滝”から更に上流には"大猿の滝"があるが今日はここまでかなりの距離を歩いてきたので先には進まずここから大猿川に沿って降った。川沿いの植林の中に張られたロープに沿って降り、渡渉すると林道終点に出てここからは長い林道歩きとなった。
15林道終点_5656
     Photo15 林道終点 上流の堰堤工事用だったのか?

やがて歩き始めに通過した”おおさる山乃家”に出て周回を終えた。


          Appendix さねすり岩と澳比古神社


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

水沢山 二ツ岳 周回

0雌岳山頂からの水沢山_5557
     Photo0 二ツ岳雌岳山頂からの水沢山

記録
日程:2017,06,23
メンバー:安田

6/23日 天候 晴れ :
コースタイム:水沢観音駐車場(6:40)→お休み石(7:13)→水沢山山頂(7:49~8:00)→西登山口(8:21)→つつじヶ峰休憩所(8:37)→オンマ谷風穴(9:17~9:25)→二ツ岳雄岳(10:06~10:13)→風穴への分岐(10:26~10:36)→雌岳(10:46~10:54)→7合目避難小屋(11:02)→西登山口(11:36)→榛名県有林大標柱(11:43)→尾根下降点(12:01~12:12)→林道終点(12:34)→船尾像(14:42)→渡渉点(13:11~13:21)→水沢観音本堂前(13:38)→水沢観音駐車場(13:42)
行程14.1km累積標高1353m     ルートマップは ここ です。

梅雨の晴れ間を見つけて水沢山(地形図では浅間山)と榛名の二ツ岳を周回してきた。
水沢山は山麓に坂東三十三霊場の一つ水沢観音がありそこの駐車場は大きく交通至便。更に二ツ岳は山頂からの展望が良くないものの、山麓のオンマ谷は風穴から噴出す冷風で涼しいとの事。まだ気温が上がらないうちに水沢山へ登り暑くなってくる頃にはオンマ谷で涼もうと両者を繋げて周回した。

水沢観音の大駐車場の右側の舗装路を登って行くと、早々に下山してくる登山者に出会った。地元の人で月に10回は登っているとの事、これから仕事に出かけるそうだ。
以前出掛けた 上田の太郎山 同様地元の人にとっては散歩で訪れるらしい。
次第に舗装路が狭くなりやがて水沢観音の本堂横からの登山道と合わさり少し進んで登山口からは登山道の登りとなった。しっかり整備された登山道を登って行くと山頂との中間点の”お休み石”に到着。
1お休み石_5521
     Photo1 お休み石

まだ樹林帯で陽射しを受けず、汗が噴出すほどでもないので更に登って行くと見晴らしの良い石仏が並んだ尾根に出た。
2登山道横の石仏群_5523
     Photo2 登山道横の石仏群

ここからは自然林の尾根歩きとなり岩場も出てきたが踏跡がしっかりしていて歩きやすい。やがて山頂に着くと数名の登山者が休憩中。
3水沢山山頂_5524
     Photo3 水沢山山頂

話に加わると皆さん地元の人で一汗かいたのでここで涼んで下山。丁度木苺が実っているから下山が楽しみといっていた。ここまで木苺を目にしなかったので地元の人ならばの場所があるのだろう。
山名標柱の陰につるされた温度計を見れば22℃。そよ風が吹き抜けると心地よい。
4水沢山からの相馬山 雌岳 電波塔のある雄岳_5526
     Photo4 水沢山山頂からの相馬山 二ツ岳雌岳 電波塔のある雄岳

山頂を通り越して西登山口に向かって降る途中にある電波塔のところで右折、降り続けると水沢山西登山口がある舗装林道に飛び出した。
5水沢山西登山口_5528
     Photo5 水沢山西登山口

林道を横断、再び樹林の中を進むとすぐに”むし湯跡・伊香保"方面への分岐に出た。
ここで左折し歩きやすいなだらかな登りの遊歩道を進みやがて左手が開けると道の右側の樹林の中に”つつじヶ峰休憩所”が佇んでいた。
6つつじヶ峰休憩所_5535
     Photo6 つつじヶ峰休憩所

更に登って行き下り始めると周囲の様相が一変し、苔むした岩が現われるようになってきた。二ツ岳への分岐を過ぎ直進して降ってゆくと空気が涼しくなりシダが茂るオンマ谷。
7オンマ谷_5541
     Photo7 オンマ谷

榛名カルデラ火山の爆裂口の跡で地形図を見るとこの谷は窪地になっているが水溜りも水の流れも無い。雪や雨は地面に吸い込まれ周囲の火口壁の外から流れ出しているようだ。涼しいオンマ谷を堪能しながら歩き、”まゆみの原"を過ぎると”オンマ谷の風穴"に到着。
8オンマ谷風穴_5545
     Photo8 オンマ谷風穴

ここでは大岩の積み重なった隙間を風穴というらしいが確かに涼風が吹き出すのが感じられた。風穴前のベンチで休憩して今度は二ツ岳への登山道に入った。苔むした岩で滑りやすいが高度を上げてゆくと雄岳雌岳の分岐に出た。左折して雄岳を目指すと広場があり電波塔の建物の横を登ればすぐに山頂。隣の相馬山と榛名富士が展望できた。
9雄山山頂からの相馬山と榛名富士_5551
     Photo9 雄岳山頂からの相馬山 榛名富士

雄岳から引き返し雌岳に向かうが”風穴”からの登山道と合流するコルで校外学習の小学生の集団に遭遇。先生が立ち止まって集団を見守っているので会話しながら小学生が通過するまで休憩。
10校外学習中の小学生_5553
     Photo10 小学生の一段が雄岳目指して進む

先導する先生を追い抜いて勝手に先に進んでしまう者、後からかなり離れてダラダラとやってくる者。半世紀以前の自分の姿を見ているようで微笑ましい。まぁ校外に出ると先生は大変ですね。小学生の集団を見送って雌岳に向かって登るとすぐに山頂。ここは雄岳とは反対に水沢山や前橋や高崎方面の視界が開けている。
雌岳から降り、七合目避難小屋(避難小屋とはいえ屋根付きでベンチのある休憩所)を通過して
11七合目避難小屋_5558
     Photo11 七合目避難小屋

往路で通過したオンマ谷入口の分岐に出た。
ここからは往路を戻り水沢山西登山口で右折、ギラギラ太陽が照りつける舗装路を歩いて”榛名県有林”とか書かれた大きな標柱のところで左折して船尾滝目指して濃い踏跡を辿った。
12榛名県有林の大標柱_5560
     Photo12 林道横の榛名県有林の大標柱


踏跡は自然林の中を進みやがて植林の尾根道となった。標識にしたがって右折し尾根からの下降が始まると古い木段の道となり。途中幾つかの分岐があったがその都度標識に従い船尾滝を目指して高度を下げ谷間に降ると堰堤の上に出た。
対岸に踏跡が無いので探すと堰堤手前で降って堰堤下を通過する踏跡を発見。やがて道が不明瞭になり崩落して抉られた斜面を降りたり降ったりしながら進むと
13崩壊した堰堤_5568
     Photo13 崩壊した堰堤

すぐに工事の安全旗やプレハブ小屋が現われた。小屋の横に飛び出すと林道終点でここからは舗装路が下に伸びていた。
14林道終点_5569
     Photo14 林道終点

林道を降ると法面崩落箇所やガードレールが流されたところが現われたが歩く分には支障なし。コーナーを曲がると突然”船尾像”が左に現われた。
15石の台座に腰掛けた船尾像_5571
     Photo15 船尾像

説明によると平成になってからの建立されたものだが林道が通行止めになっているので訪れる人も無く岩の上に腰掛けて佇んでいた。
更に進む今度は船尾滝への入口が現われたがここも立ち入り禁止。
舗装林道を降るうちに時たま黄色いものが目立つようになってきたので近づいてみるとたわわに実った木苺。
16たわわに熟した木苺”モミジイチゴ”_5575
     Photo16 丁度食べ頃の木苺“モミジイチゴ”

水沢山山頂での会話を思い出し、口に入れてみると甘い。食べられそうなものを見るとつい口に入れてしまう。帰宅して調べたら”モミジイチゴというらしい。飲料水の空ペットボトルに詰め込んでお土産get。
木苺をつまみ食いしながら、林道分岐の手前から水沢方面への道に左折。殆ど水の無い沢を渡渉して、対岸の崩落地に設けられた鉄階段を上がれば
17崩落斜面の鉄階段_5578
     Photo17 崩落地に設けられた鉄階段

再び快適な道となった。
降ってゆくとやがて車の轍が現われ次いでコンクリート路となり水沢観音の鐘の音が聞こえてきた。舗装林道から左の坂道を上って行くと水沢観音の本堂前に出て18水沢観音本堂_5583
Photo18 水沢観音本堂

山歩きを終えた。

水沢観音から水沢山への登山は、今回のように大駐車場の右隅の舗装路を登って行くのと本堂左の鉄階段を登って行くルートがある。やがて登山道手前で両者は合流する。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

秩父 槍ヶ岳

0中双里からの槍ヶ岳_5329
     Photo0 相原橋までの途中の中双里から見える秩父槍ヶ岳 (先端が丸くなった尖がり)

記録
日程:2017,06,03
メンバー:安田

6/03日 天候 晴れ :
コースタイム:相原橋登山口(7:13)→野鳥観察小屋(7:29)→石標Ⅰ(7:52~7:59)→ロープ岩場下(9:01)→秩父槍ヶ岳(9:16)→展望尾根(9:24~9:39)→コンサイス槍ヶ岳(10:02)→巻き道分岐(10:08)→野鳥の森歩道合流(10:16)→終点まで500の指導標(10:26~10:34)→野鳥観察小屋分岐(15:43~15:48)→相原橋登山口(11:21)
行程5.8km累積標高876m     ルートマップは ここ です。

だんだん気温が高くなってきてもう低山は暑くて大変な季節になってきた。そこで思いついたのが日中の気温が高くなる前に下山できるようなところは無いものかと探し当てたのが秩父槍ヶ岳。地図では登山道が破線になっているし、ちょっと面白そうと出かけた。

登山口から道は相原沢左岸を高巻くように進みやがて沢床歩きとなり
1相原橋登山口_5369
     Photo1 相原橋登山口

登山口から0.6kmで野鳥観察小屋へ登る道との分岐となった。右折すると直ぐ上に野鳥観察小屋が現われ、
2野鳥観察小屋_5334
     Photo2 野鳥観察小屋

道は小屋を過ぎたところでロープが張られていた。
自己責任ということでロープをくぐって槍ヶ岳への直登コースに入ると道は尾根の急斜面を小さなジグザグを繰り前しながら高度を上げていった。登り始めは肌寒いくらいだったが一気に汗が噴出し、最初に現われた石標で一休み。
3_石標Ⅰ5337
     Photo3 石標Ⅰ

ここからは一旦勾配が緩むが藪岩のヤセ尾根となり展望は無く、只管登るのみ。藪岩が終わったかと思うと今度は泥の急斜面斜面。
藪岩と泥斜面の繰り返しで高度を上げてゆくがちょっとした岩場は右への巻き道があり、泥斜面はジグザグ登りといった具合でさしたる難しさも無い。
やがて現われた直登が難しそうな岩場も右への巻き道で通過。一瞬ここは直登かと考えた岩場も
4岩場 右巻き_5341
     Photo4 この岩場は直登か?

上った先がどうなっているのか解らないので巻き上げると予想通り、下から見えなかった上部は岩が立ち上がっていた。
5岩場側面_5342
     Photo5 巻き上下途中で側面から見ると

立ち上がり基部からのトラバースも急斜面で倒木もありかなり苦闘しそう。やはり巻き道があるところは巻くのが正解だった。

木々の間から見える周囲の山々と同じくらいの高度になってきたと思ったら凹角の岩が現われた。
左は切れ落ちており右には巻けるようなバンドもなし。古いフィックスロープが下がっていたのでルートはここを登るのが正解であるがロープは信頼できないので使用せずに登った。途中で見るとロープの中間支点だった木は枯れてロープに途中に引っかかっていた。
6ロープ中間支点脱落_5345
     Photo6 唯一古いフィックスのあった岩場 途中には朽ちた中間支点がブラブラ

ここを過ぎて自然林の中を登って横に張られたロープをくぐると秩父槍ヶ岳山頂。
7槍ヶ岳山頂_5347
     Photo7 槍ヶ岳山頂

山頂からは展望が無いので反対側の尾根を降って分岐した尾根を北東に進むと直ぐ尾根先端に出た。
8赤岩尾根狩倉尾根_5349
     Photo8 狩倉尾根と奥に赤岩尾根

赤岩尾根狩倉尾根方面の展望が開けたのでここで休憩。


休憩後展望尾根から戻り少し降ったコルから下降している濃い踏跡があったが目指す方向とは違っているので直進し、薄い踏跡を登り返した。砂利混じり斜面では踏跡がかなり薄いので注意深く進み、小ピークを巻いた後稜線への登る踏跡をたどると稜線で濃い踏跡と合流した。
9稜線上の分岐_5352
     Photo9 壊れた指導標 足元なので見逃し易いのか

足元には壊れた指導標があり、逆から来た場合は稜線から降るのが正解と指し示しているようだが、直進している踏跡が濃いのでルートミスする人が多いのかも。(ルートミスで行き戻りすると踏跡は倍の濃さになる)
頂稜上を進むと次に現われたピークは濃い踏跡が北側を巻くように伸びていたが正面のピークを見上げると展望が得られそうなので直登するとコンサイス槍ヶ岳山頂にでた。巻いてしまったら通過ししてしまうところだった。
10コンサイス槍ヶ岳_5353
     Photo10 コンサイス槍ヶ岳山頂

コンサイス槍ヶ岳から降り稜線を進むと左斜面の下のほうに目印テープを発見。テープのところまで降ってみるとその先に獣道がトラバースするように延びていたので更に進むと再び目印が現われたので薄い踏跡がP1450のトラバース路と確信し、更に進むと地図上では破線で示される濃い踏跡の”野鳥の森歩道”に出た。

登りに使った直登コースは事故多発で廃道になっているので指導標は全く無く、色あせた目印テープが時たま見受けられたくらいだった。槍ヶ岳からコンサイス槍ヶ岳間に崩れた指導標が2箇所。中津川方面への分岐も指導標も無かった。

今までと違って格段に歩きやすくなった”野鳥の森歩道”を降りはじめると直ぐに”終点まで500,野鳥の森起点まで2250m"の標識が現われた。
11指導標2250m_5358
     Photo11 "終点まで500野鳥の森起点まで2250m“の標識

そよ風が吹きぬけ、多少の展望が得られたのでここでも休憩。

降り始めると直ぐに現われた連続したトラロープを通過、やがて道が稜線上から右斜面を降るようになり古い木段を過ぎると相原沢の水音が聞こえ始めた。
沢沿いに降り大岩を巻いてのトラバース、沢床歩きで徐々に高度を下げるとやがて朝野鳥観察小屋方面に右折した"県道0.5km"を示す指導標のある分岐に到着。往路を相原橋登山口へと戻った。
駐車場へ戻ってみれば朝は2台のみだった車も6台に増えていた。私以外は渓流釣り人だったようである。
一周して戻ってもまだ正午前。暑さが増す前に下山しバリエーションも楽しめた狙い通りの山行であった。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

両神山 尾ノ内沢から周回

0八丁尾根_5290
     Photo0 尾ノ内自然ふれあい館からの八丁尾根

記録
日程:2017,05,30
メンバー: Nさん、安田

5/30日 天候 晴れ :
コースタイム:尾ノ内自然ふれあい館(7:27)→H805(6:33~6:42)→油滝(7:23~7:34)→シメハリ場Ⅰ(8:02~8:05)→大岩(8:34~8:52)→龍頭神社奥社(9:27~9:57)→両神山山頂(11:06~11:44)→前東岳(12:04)→H1330(12:51~13:07)→天理岳(14:15~14:34)→送電鉄塔245(15:43~15:48)→尾ノ内自然ふれあい館(16:00)
行程12.7km累積標高1802m     ルートマップは ここ です。

先日天理尾根(天武将尾根)を歩いたときに天理岳北峰から北に降っている踏跡を見つけた。帰宅して調べてみると尾ノ内へと降るバリルートで地図には無いがかなり歩かれているようだ。
尾ノ内自然ふれあい館から尾ノ道沢ルートで八丁尾根の龍頭神社奥社へ登り、八丁尾根を歩いて前東岳から天理岳経由で周回できることを知り出かけてきた。

私の手持ちの地図(2010)では尾ノ内自然ふれあい館から尾ノ内沢油滝までが実線ルートとなっているが新しい地図(2016)では自然ふれあい館から八丁尾根の龍頭神社奥社まで破線ルートとなっているようである。地図から登山道が諸般の事情で消えるあるいは実線から破線への変更ということはままあるが無かったところにルートが引かれるのは珍しい。

R299から尾ノ内の八日見山龍頭神社で左折、尾ノ内渓谷に沿って進み1kmほどで自然ふれあい館に到着。
駐車場に車を停め、自然ふれあい館前を進むと舗装が切れたところにある氷柱入口の横断幕を潜って直進、直ぐの吊橋を渡り尾ノ内沢左岸の遊歩道を進む。
1吊橋_5292
     Photo1 尾ノ内沢の吊橋

何回か渡渉を繰り返し、やがて注連縄の張られた石祠の山の神に到着。
2山の神_5293
     Photo2 山の神

更に沢沿いの道を進むと幾つかケルンが現れ、スズノ沢出合い、キギノ沢出会いを過ぎると正面に注連縄のかかった油滝が現れた。
3油滝_5296
     Photo3 油滝

ここまでの渡渉は水量も少なく飛び石で通過可能。油滝からは登山道は沢を離れ尾根の急登となった。
やがて基部に横に亀裂が走った大岩に到着、
4岩屋(地獄穴)_5297
     Photo4 地獄穴

亀裂の中を覗きこむと、人が立ち上がれるくらいの空間が広がっていた。ここが地獄穴と呼ばれるところだが標柱類は全く無い。
大岩の基部を左に巻き進むと注連縄が現われた(シメハリ場Ⅰ)。
5シメハリ場Ⅱからの八丁尾根_5300
     Photo5シメハリ場Ⅰから見た八丁尾根 真ん中のポッコリしたのが龍頭山  右が風穴キレット

注連縄をくぐって進むと直ぐに真新しい”八日見山道”の標柱が現われた。今まであった古い標柱に変えて昨年立てたようだ。
6八日見山道_5302
     Photo6 “八日身山道”

”八日見山道”の標柱を過ぎると道はいよいよ険悪になり、ヤセ尾根を通過すると今度は針金の下がった泥の急斜面が現われた。針金に頼らずに木の根をつかんで四足歩行で登ると今度は大岩が立ちはだかった。
左にトラバースして岩沿いに登り左側のルンゼをトラバース。
7シメハリ場Ⅲ_5306
     Photo7 ルンゼ側壁をトラバース

次いでクサリの架ったルンゼ側壁のバンドを巻き上がるが、クサリとバンドが離れていて手が届かないところも。この辺りが”ヒンマワシ(引き回し?)”と呼ばれるところであろうか?
クサリのかかった小尾根を回り込むみルンゼをトラバースするとまたもや注連縄が現われた(シメハリ場Ⅲ)。
8ルンゼ側壁登り_5308
     Photo8 シメハリ場Ⅲ

注連縄を潜ると今度は岩壁登りのクサリ場となった。この辺りが"キンササゲ”と呼ばれるところか?
9キンササゲのクサリ場_5312
     Photo9 キンササゲのクサリ場


長い急登のクサリ場を登りきると目の前に龍頭神社奥宮の祠が現われた。
10龍頭神社奥社_5313
     Photo10 龍頭神社奥社

無事登れたことを感謝して手を合わせ、直ぐ右側の露岩の龍頭山山頂で休憩。
西岳から風穴コルに降って龍頭山へ登ってくる登山者の姿を追い、我々のところへ到着したので話しこんでしまい思わぬ大休止となってしまった。
龍頭山から八丁尾根を両神山頂へ向かったが途中前東岳から天理尾根(天武将)への下降点を探したが見過ごしてしまった。両神山山頂到着前に気が付いたが一般道が前東岳山頂を巻いていることを忘れて進んでしまったのが原因。
両神山頂はさすがに登山者が多い。
11両神山剣ヶ峰_5316
     Photo11 両神山山頂

ここで展望、山談義休憩を取り、今後は見逃さないように前東岳を目指した。途中樹間から前東岳の岩壁を確認、今度はしっかり下降点に出た。
12天理尾根下降点_5317
     Photo12 前東岳 天理尾根(天武将尾根)への下降点

前東岳からはザレた急斜面を潅木を掴んで下降。やがて石楠花のヤブに入ると時たま花を見かけるようになった。ここから天理岳までは先日歩いているので只管急勾配の尾根を降った。やがてP1145の手前で立ち塞がる禿岩に到着。
13禿岩_5319
     Photo13禿岩 凹角を登り途中から左に逃げる

岩場の凹角を登り途中から左に逃げて岩の上に出た。
先日の経験よりここを過ぎれば天理岳まであと少しと思っていたら・・・・・コルから天理岳山頂までの登り返しが思っていたより厳しかった。
天理岳山頂から振り返ると尾根をダラダラと高度を落としてきたのに直ぐ下に見えるコルから一気に降ってきた分を戻してしまったのだから・・・・と納得。

天理岳北峰で休憩し、
14天理岳北峰_5320
     Photo14 天理岳北峰 石祠の裏から中ノ沢左岸尾根へ

先日目をつけておいた石祠の後ろからの踏跡を追って北に進み、直ぐに左に折れて尾ノ道沢ふれあい館へと伸びる中ノ沢左岸尾根に乗った。
しかし、石祠後ろからの濃い踏跡は錯綜していてなかなか解りづらい。多分多くの人がルート探しであちこち歩き回った結果かも。踏跡を追って我々も隣の尾根に引き込まれそうになったが確認して進路を修正、正規の尾根を降った。
赤テープが豊富な上に尾根も狭いので一度尾根に乗ってしまえば迷うようなことは無いであろう。途中のP817までの間には真新しいトラロープが3箇所設けられており感謝。
尾根を下り続けるとやがて植林帯に入りいったん植林が切れるもののやがて再び植林帯に入った。左側には林道が現われるが、誘惑に負けずに尾根を降ると、送電鉄塔下に出た。
15送電鉄塔245_5325
     Photo15 送電鉄塔 安曇幹線2号線245鉄塔

この季節葉が茂っているので尾根を降る途中で目標となる送電線を見つけにくいが尾根を素直に降れば鉄塔に出ることが出来る。
鉄塔左側に巡視路が整備されているのでこれを降るとやがて舗装された林道に降り立った。巡視路入口から左折して林道を降ると数分で駐車場へと戻ることが出来た。
16巡視路入口_5326
     Photo16 巡視路入口

なお、逆にこのルートを登山路とする場合はふれあい館から林道を進み、舗装の切れる手前にある。安曇幹線245鉄塔の黄標柱から巡視路に入ると良い。

下山してみると梅雨前にもかかわらず30°という気温。道理で暑かったわけだ。水分消費1.5リットルで丁。そろそろ今年も2リットルのシーズンとなりつつある。

体のほうが夏山体質になっておらずかなりバテたが・・・・まぁ毎年シーズン初めはこんなもんだと自分に言い聞かせ体力劣化の言い訳とした今回の山行であった。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 焼岩 焼山 宗四郎山 六助ノ頭

0倉門山焼山焼岩P1440_5179
     Photo0 左の倉門山から焼山を降って山吹峠に降る県界稜線と焼山から右に連なる焼岩

記録
日程:2017,05,12
メンバー:安田

5/12日 天候 晴れ 
コースタイム:林道分岐(7:46)→擁壁取り付き(7:50)→P1440(8:44~8:56)→焼岩(9:07)→焼岩岩壁下(9:50~10:06)→焼山(10:24)→倉門山(11:02)→山吹峠(11:46)→鞍部分岐(11:53)→宗四郎山(12:14~12:34)→六助ノ頭(12:54~13:03)→鞍部分岐(13:38)→天丸トンネル群馬口(14:20)→林道分岐(14:33)
行程8.0km 累積標高1100m     ルートマップは ここ です。

今年はアカヤシオの花の少なさを実感していたので石楠花はどうかと思い、まだ登ったことがない西上州の焼山と宗四郎山へ出かけた。
焼山宗四郎山は埼玉群馬県境に位置しており、県界の尾根の下には林道上野大滝線の天丸トンネルが通じているが、埼玉県側が林道崩落のため久しく通行止めとなっているので群馬県側からアプローチした。
帰宅して林道を管轄する秩父林業振興センターのHPを見たらどうやら今年7月下旬より通行できるようになるらしい。
群馬県上野村の野栗沢から奥名郷を経て天丸山登山口の天丸橋を過ぎ、落石を避けながら車を走らせて太尾トンネルを通過。直ぐに現われる林道太尾線(交通止め)との分岐に車を停めた。

駐車スペースから帰路に備えて落石を道路脇に退けながら太尾トンネルまで戻り、擁壁あるコンクリート階段から取り付いた。
1取り付き_5130
     Photo1 取り付きの土砂に埋もれたコンクリート階段

階段は乾燥した砂泥に埋もれ垂れ下がっている古いワイヤーを掴んで登り、擁壁の上からは急勾配斜面となり直登するには厳しい。
登り易そうなところを探しながら高度を上げてゆくとまた古いワイヤーが出てきた。先ほどと同じものと思われるが途中が土砂に埋もれているのでこれに頼ることは出来ない。
10 分ほどの登りで尾根上に出て左折、歩き易い尾根を登って行くとやがて立ち塞がった岩壁の基部に出た。
2岩壁_5133
     Photo2 尾根上に立ち塞がる岩壁

正面突破は無理なので右にトラバースしてみると登れそうな岩溝があったが苔が生えていて岩も黒々。スリップしそうなので諦めて更に基部に沿ってバンドを進むと今度は落ち葉と泥が積もったルンゼに出た。これより先は基部を巻けそうに無いのでこのルンゼを登り途中から左のバンドに逃げた。
3ルンゼ_5135
     Photo3 落ち葉と泥が詰まったルンゼを登り左のバンドへ

バンドを進むと先ほどとラバースしたバンドから2mほど上の岩に出てしまったが、ここからはホールド、スタンスともあるので岩を登ると最初に諦めた岩溝の上に出た。
尾根に復帰して急登を登って行くとやがて潅木越しに宗四郎山や大ナゲシの姿が見えるようになり最初のピーク(P1440)に出た。
4 P1440_5139
     Photo4 腐った木柱のあるP1440

樹林に覆われているが枝が2本ほど切られており東側の展望が得られるのでここで休憩タイム。枝の切り口は新しく、針葉樹の枝の葉も青かったので最近切り落とされたみたいだ。
5六助ノ頭と宗四郎山_5140
     Photo5 枝が切り落とされて隙間から見える尖がった宗四郎山とその左に六助ノ頭

展望が無く、目印も疎らなところでのルート確認が出来るのはうれしい。
最初のピーク(P1440)から一旦降って登り返すと焼岩であるがここは目立ったピークが無く尾根歩きとなる。
6焼岩山頂_5143
     Photo6 展望が無く木に打ち付けられた山名標だけの焼岩山頂

やがて降ってゆくとリッジが切れギャップが現われた。ここはクライムダウンして登り返して通過。
7ギャップ下から_5147
     Photo7 下から見上げたクライムダウンしたギャップ

続いてリッジを左に巻き降り尾根に出ると立ち枯れた2本の大木ある尾根西端となり行き止まり。ここからは西側に位置する大山や倉門山の展望が得られた。
少し戻って左側の急斜面の降りとなるが落葉した乾いた松葉に覆われ滑る滑る。
8松葉が敷き詰められたの下降路_5151
     Photo8 松の落ち葉が敷き詰められた降り急斜面

立ち木に掴まって降るが一段降りてトラバースしたところでロープを出して下降。降りたったテラスから更に岩場下降。
フィックスロープがあったが垂直の岩場で着地点が見えず、岩の状態がわからないので再びロープを出そうとするとテラスの先の立ち木の根元に古い残置スリングがあった。
9懸垂_5155
     Photo9 古い残置スリングのあった立ち木にロープを掛けて懸垂

ここは懸垂と決め込み10mの垂直懸垂。懸垂の途中には空中部分もあった。着地してフィックスロープのあったほうを見るとやはりロープは途中まででそれ以下はクライムダウンするようであったが、その着地点のバンドから下もスッパリきれ落ちておりかなり危険。
ひょっとして長かったフィックスロープが岩角に擦れて切断してしまったのかも。時間は掛かるが先が見えない場面ではロープを出すのが賢明。
焼岩からの下降に時間が掛かってしまったがここはついでとばかりにまたもや休憩。

歩き出すとまたも小ピークとなるがここの岩場は直登せず左から巻いて通過。次第に石楠花が現われだし藪コギとなったが花はおろか蕾さえ持っていない。枝の先端には細く尖がった芽しかないので今年は石楠花の花も少なそう。藪が薄くなりだすと次第に急登となり踏跡らしきものを追ってジグザクに登ると見晴しの良い焼山山頂に出た。
10焼山山頂_5160
     Photo10 秩父方面の展望が開けた焼山山頂

ここから藪岩稜を西に進み途中で登山道から外れて隣の岩峰を直登。降って登山道に合流し、以前歩いたことがある倉門山まで進んで折り返した。
今度は登山道を戻り、長登した岩峰を巻き、登山道が焼山への岩登りとなるところからは獣道らしき跡を進んで焼山を巻き山吹峠へ降る登山道に合流した。
焼山からの下りは礫砂混じりのズルズル急斜面で思わず駆け下りたくなるがその後は転倒して怪我するのが目に見えているので慎重に降った。
やがて石の祠のある山吹峠に到着。右下からは天丸トンネル埼玉側からの登山道と思われる濃い踏跡が合流していた。
11山吹峠_5171
     Photo11 石の祠のある山吹峠

左前方には群馬側へと下る薄い踏跡が伸びていたが尾根を進む濃い踏跡を直進。
やがてロープが何段にも張られた急坂を登った小ピーク(P1390)からは南天山ははじめ奥秩父が一望できた。
降って快適な尾根歩きとなり鞍部に出ると今度は右下に進む道との分岐となった。右下に進む道には何本かの木が置かれており進むなという印。
一方左の群馬側からも道跡が延びてきており、この鞍部斜めに横切って繋がっていたようだ。
ここも直進し尾根を進み宗四郎山かと期待しつつも裏切られた小ピークを越えるとまだ黄緑の若葉の樹林の間から本物の宗四郎山の姿が見え出した。
途端に傾斜が増し、
12宗四郎山への急登_5176
     Photo12 宗四郎山への急登

何段も続くロープを頼って登って行くと一旦宗四郎山山頂の東端に出て西に進むと秩父方面の展望がすばらしい宗四郎山山頂に着いた。休憩してエネルギー補給しているうちに、心地よい風と陽射しでついウトウトしてしまった。
13宗四郎山山頂_5177
     Photo13 素払い井展望が広がる宗四郎山山頂

宗四郎山から隣に見える六助ノ頭へと向かい、岩尾根を降って途中から埼玉側の斜面にある防鹿ネット横を進んで登り返すと程なく六助ノ頭に到着。
展望は殆ど無いがアカヤシオが綺麗に咲いていた。
14六助ノ頭からの宗四郎山_5184
     Photo14 木々の間から尖がった宗四郎山が見える

六助ノ頭から引き返そうとすると尾根に幅広の道が降っている。登ってくるときには気にしなかったが上から見ると歩きやすそうなので一瞬引きずりこまれそうになった。地図を見ると秩父中津川方面に降っている尾根なのであわてて戻り進路を修正し来た道を引き返した。
来るときは防鹿ネットの途中に出たが先がどうなっているか確認したくなりネット沿いに歩いてみたが直ぐに下降し始めたので登山道へ登り返し宗四郎山へと戻った。ここからは再び来た道を戻り鞍部で斜めに交差して踏み跡を群馬側へと降った。
後でわかったことだが鞍部で木が置かれて進むな印のあった道は防鹿ネットの下部まで延びてきており、ネットの縁に沿って登ってくればこちらからも宗四郎山に登れたようである。とはいっても防鹿ネット沿いは動物専用かも。
鞍部の分岐から群馬側に降って行くと道はどうやら小ピーク()を巻いているようで、崩落地を2箇所通過して山吹峠の直ぐ下、峠の古い看板が見えるところまで来ていた。
登って行く薄い踏跡は山吹峠から群馬側に降っていた薄い踏跡に続いていた。
15焼岩とP1440と林道上野大滝線_5191
     Photo15 崩落地から見た焼岩とその右のP1440 下には林道上野大滝線

ここも直進しトラバーして延びる道跡を追うとやがてスイッチバックして一段降りさらに先に延びていたので進むとやがて崩壊しザレた沢でその先は道跡が続いていないようだった。
立ち木に黄色い目印テープがあったのでここからザレた沢降ったがどう見ても手前の尾根のほうが歩きやすそうなので尾根に上がり降ってゆくとやがて天丸トンネル群馬側の駐車場が見えてきた。
しかし尾根は末端で切れ落ちているので再び沢床に降り立ち下山ルートをあれこれ思案。右往左往しながら駐車所に降り立った。
16天丸トンネルと駐車場_5196
     Photo16 天丸トンネル群馬側の口と駐車場

駐車場からは舗装された林道上野大滝線を歩いて太尾トンネル手前の林道分岐点に駐車した車へと戻った。
ネット情報によると山吹峠からの下降はちょっと距離が長くなるのとヘッデンが必要であるが、埼玉側に降って天丸トンネルを通過しても戻るほうが楽らしい。
今のところ林道が埼玉側通行止めで天丸トンネルを通過する車が無いので安全だが、通行止めが解除になり車がトンネルを通過するようになるとちょっと危険かも。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 ボンデン山 キリンテの頭 マムシ岳

0西側から見たマムシ岳_5116
     Photo0 マムシ岳 西側の岩壁

記録
日程:2017,05,09
メンバー:安田

5/09日 天候 曇り 
コースタイム:ボンデン山登山口(7:47)→P1050(8:52~9:00)→ボンデン山(9:09)→露岩のピーク(9:37~9:49)→キリンテの頭(10:10)→マムシ岳(10:33~10:55)→マムシのコル(12:04~12:18)→ゲンナイ登山口(12:48)
行程6.2km 累積標高726m     ルートマップは ここ です。

晴天が続いた大型連休が終わり、賑わった山も静かさを取り戻したと思い西上州のマムシ岳に出かけた。もっともこの山域は普段から入山者が少ないので然程気にすることは無いのだが登山口の駐車スペースが少ないので一番気になったのがその確保。

自宅からだと正丸峠を越えて秩父に入り、更に志賀坂峠を越えるというR299ルートだがナビに従うと上信道の下仁田ICから湯の沢トンネルを経由するルート。多少距離は伸びるがナビは偉い!1時間以上節約できた。
上野村でR299に入り村の中心へ向って少し戻り”しおじの湯”の案内板に従って”ぶどう峠”方面に進みマムシ岳への取り付きのゲンナイ登山口の駐車スペースに車を停めた。どう見ても2台分くらいしかないスペースにまだほかの車の姿は無く狙い通り。
今回は山行は道路歩きが長いので折りたたみ自転車を持ち出して初めて使用。ゲンナイ登山口から6kmほど戻ったボンデン山登山口へは自転車で移動した。
1ボンデン山登山口_5127
     Photo1 ボンデン山登山口

ボンデン山登山口は"しおじの湯"入口から0.6kmほど、ぶどう峠方面に向って道路右側にある廃屋が目印となる。
廃屋横に駐輪し指導標に従って入山するも最初からかなりの急登でツヅラ折れの登山道を登り出すが道跡らしきところは落ち葉が堆積しよく滑る。道以外のところは乾いた泥礫の斜面でこれまたズリズリ。
最近歩かれた様子は全く無く、時々出てくる目印を追いながら道跡に従いつつも登りやすそうなところを勝手に登るとやがて尾根上に立ち塞がる岩壁が現れた。薄い道跡を追って左側から巻き上げると漸く稜線に出た。
進路を確認して左折、漸く歩きやすくなった尾根を進んで
2ミツバツツジ_5098
     Photo2 漸く歩きやすくなった稜線にはミツバツツジの花も

モッコリした樹林のピークに出ると古いアンテナの残骸が散らばっていた。
3アンテナ残骸のある無名ピーク _5096
     Photo3 アンテナの残骸が散らばるP1050

ここで休憩を取り上着を脱いで歩き出すと北側に伸びる尾根に誘い込まれそうになった。休憩で方向感覚が少し狂ったと思い直ぐマムシ岳へと続く尾根に修正した。
一旦降って登り返すと全く展望が無いボンデン山山頂。
4ボンデン山_5100
     Photo4 ボンデン山山頂

小さな山名標が枝に掛けられていたがこれが無ければ通過してしまいそうなところだった。
藪岩のヤセ尾根を進み地形図には現れない小ピークを幾つか越え周りを潅木に囲まれた比較的展望の利く露岩のP1164で休憩しエネルギーを摂取。
P1164から一旦降り
5ヤブ岩の尾根_5102
     Photo5 P1164からヤブ尾根を進んで

登り返す渡渉面に大岩が見えてきた。
6キリンテ直下の岩壁_5104
     Photo6 キリンテの頭への急登

ここは左側の落ち葉の滑り台のような泥斜面を登り、やがて斜面が狭まってきてルンゼのようになったところからが根を掴んで登り右へのトラバースとなったところで真ん中が切断されたトラロープが現われた。
ロープを使わずトラバースし一段登って頂稜に出て左折すると"キリンテの頭"に到着。
7キリンテ_5106
     Photo7 キリンテの頭

ここには山名標が無く目印となるものは票石のみ。ただし歩く人の少ないボンデン山からの縦走だとここから突然踏跡が現われるのでそれと気付くくらいか。
やはり大半の人はキリンテ登山口から入山しキリンテの頭を経てマムシ岳を周回する人が多いのであろうか?

キリンテの頭から展望の無い尾根を進み少し降ってから急登を登って行くとやがて右側に岩壁が現れ、登り詰めて行くとやがて岩壁に行く手を阻まれた。
8マムシ岳の凹角岩_5107
     Photo8 5mの岩場 凹角のクラックを登る

正面のクラックが入った凹角にトラロープがさがっておりここが登路であることが解ったが、先ほどの切れたトラロープを思い出し、信用が置けないのでロープに頼らずにクラックに手を差し込んでジャミングをきめて5mほどの岩壁を突破。
再び稜線に出て進むとマムシ岳山頂であるがここにも山名標は無かった。
帰宅してネットで調べるとかつては山名標があったが誰かが取り除いてしまったらしい。なんてことを!

潅木が薄れて展望が得られる頂稜の西端まで進みここでまたまた休憩。
9マムシ岳頂稜西端5109
     Photo9 マムシ岳頂稜西端

これから進むマムシのコルまでの稜線のクネクネ曲がった様子を観察して頂稜から降り目の前の岩峰は手前で潅木の藪コギで北側に回りこみ、草付きバンドを進むと岩峰西側の岩のバンドに出た。
外傾している岩バンドを注意深く進んで
10岩峰トラバース_5113
     Photo10 外傾下バンドをトラバース

ヤブに逃げ込み小ピークを上ったり降ったりするとやがて10mほどの岩稜登りとなった。登りと中で振り返るとマムシ岳の西面の岩壁、それにトラバースしたバンドが良く見えた。
11西側から見たマムシ岳_5117
     Photo11 マムシ岳の岩壁 左中段に白く見える筋がトラバースしたバンド

ここから岩峰を通過してリッジ北面をトラバースして通過、
12リッジ_5118
     Photo12 リッジ北面をトラバース

樹林に入ると大分歩きやすい道となり日当たりの良いところでは今年初めて目にする石楠花が咲き始めていた。
13石楠花_5120
     Photo13 咲き始めた石楠花

北面には満開のアカヤシオ
14アカヤシオ_5121
     Photo14 満開のアカヤシオ

途中大岩の巻き、藪岩稜の通過を繰り返し地図に現われている幾つかのピークを超えると突然、”北沢シオジ原生林自然観察路”の大きな案内板のあるマムシのコルに出た。
15マムシのコル_5122
     Photo15 マムシのコル

マムシのコルからは両脇にクサリが設けられた遊歩道のようなジグザクの登山道を降り、やがて傾斜が緩んで沢筋に沿って歩くようになると車を停めたゲンナイ登山口の鉄橋が見えてきた。
16ゲンナイ登山口直前_5125
     Photo16 日向沢にかかる登山道の鉄橋 渡って登り返すとゲンナイ登山口

日向沢の鉄橋を渡って対岸を登り返し車を停めておいたゲンナイ登山口へと戻った。

ゲンナイ登山口からの帰路ボンデン山登山口で自転車を回収し帰路に着いた。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

裏妙義 御岳東稜から登り失われた西尾からの直登ルートを下降

0駐車場から見上げた御岳東稜_5084
     Photo0 駐車場から見上げた東稜核心部 V字に見えるのはギャップ

記録
日程:2017,05,04
メンバー:安田

5/04日 天候 晴れ 
コースタイム:駐車場(6:50)→東稜取り付き(6:57)→石碑の見晴し(7:27~7:33)→岸壁基部(8:05)→岸壁取り付き(8:18)→稜線復帰(8:51)→衝立岩(8:59)→稜線復帰(9:26)→石門(9:36)→前衛峰(10:04~10:13)→御岳山頂(10:16~10:29)→石標115(11:07)→支尾根のコル(11:17~11:22)→保安林標識(11;45)→二基の石碑(12:02)→林道着地(12:31)→駐車場(12:50)
行程7.6km 累積標高1005m     ルートマップは ここ です。

連休中で天気は良いしどこかへと思ってはみたが交通渋滞に嵌りそう?しかし連休2日目ならば早朝は空いているだろうから早出早帰りなら渋滞に遭わないですみそうだと考え思いついたのが裏妙義の御岳東稜。
ネット記録を見るとせいぜい6時間程度の行程なのでお昼過ぎくらいには下山、これなら高速渋滞に巻き込まれることは無さそうと日の出とともに車を走らせた。

御岳東稜
妙義湖の中木ダム管理所手前の駐車場に車を停め、道路を戻って分岐のところにある御岳東稜取り付きより入山した。
1御岳東稜取り付き_5083
     Photo1 T字路のコーナーにある東稜取り付き

取り付きから続くピンクテープを追って枝打ちされた枯れ枝が積もった急登を登って行くとやがて尾根地形になり、植林が雑木林に変わるころには軽石の礫と土の斜面になりスリップして歩きにくくなってきた。
やがて石碑が現われだす頃になると目印のピンクテープも消えてしまった。下山したときに気付いたのだがピンクテープは道案内ではなくて地籍調査のためのものだった。どうりで植林帯から抜け出したら見当たらなくなってしまったわけだ。
表妙義や麓の展望が良い石碑が2基立っている石碑の見晴らしで
2石碑の見晴し_5029
     Photo2 御嶽山大神と大山阿夫利神社の石碑の建つ見晴し広場

満開のオレンジ色のヤマツツジを愛でながらちょっと早い休憩を取った。
3ヤマツツジ_5032
     Photo3 オレンジ色のヤマツツジが満開

休憩後は潅木に覆われた細い尾根歩きとなりやがて前方に立ち塞がるような岩峰が現れたがどうも登られている様子が無いので南(左)側から巻き、次に現われたのが基部に大きな割れ目のある岩壁。
4岩壁_5039
     Photo4 行く手を阻む岩壁

どう見ても直登は無理なので岩壁基部を南側に巻くと直ぐに落ち葉の積もったルンゼが現れた。
5岩壁左のルンゼ_5040
     Photo5 ネット情報にあった落ち葉の堆積したルンゼ

ルンゼの中間には立ち木がありネットネット情報だとここを登るらしい。
しかし落ち葉の堆積と上部がどうなっているのかわからないので更に良いルートはないかと基部を更に進んだ。
小尾根を通り越し、少し先まで進んだが、これはと思われるルートが見つからなかったので戻り小尾根を回り込んだところから岩登りを開始。
6更に左の岩壁_5041
     Photo6 ここから岩壁を登りだした 炭団岩とその上には岩松が

妙義特有の炭団岩の岩壁は少し登るとバンドがあり、その上のほうも雛壇状にバンドがあるので一段上のバンドに乗るたびに左右に行ったりきたりしながら登り易そうなルートを探してウロチョロ。少し傾斜が緩み目処がついたところで喉が渇いたのでまたもや休憩。
岩壁を登り切って稜線に復帰し少し進むと今度は前方に垂直に立ちはだかる衝立岩が現れた。衝立岩目指してリッジを進んだ先は切れ落ちてギャップになっていた。
7衝立岩_5042
     Photo7 衝立岩

リッジの先端からルートを探るが衝立岩の南側は取り付く島もない絶壁。北側から取り付く決心をしてまたもや展望休憩。妙義湖のほうを見れば遥か眼下に駐車場に停めてある車が見えた。
リッジの先からギャップの底に降り立つにはロープを出そうとしたが支点になるような岩も立ち木も無いので、3mをクライムダウン。途中まではホールド、ステップともにあったが最後の50cmが・・・・・。思い切って飛び降りてやっと一人立てるかどうかもギャップの底に着地した。
8ギャップ下から見上げると_5048
     Photo8 下から見上げたギャップの岩

ギャップの底から衝立岩の北面のバンド進むとチムニー状の岩溝があったが途中に岩が挟まっており登り登るにはちょっとリスク大。
更に進むと岩と草付きの境を登れそうであったが中間部に根こそぎ倒れた枯れた木がルート上に立ちはだかっておりここもちょっとリスク大。
先に進むとバンドは次第に狭くなり岩をトラバースするようになるがその先には潅木の生えた支尾根が在るのでそこから登ることにした。
9トラバースしたバンド_5049
     Photo9 支尾根までトラバースした斜面 左に見えるのがギャップ

バンドを進むと尾根一歩手前で倒木が行く手を阻んだがここは後々の人のためにもと思い倒木を投げ落として除去。支尾根を登って再び稜線に出ると再び歩きやすくなった。
倒木のだらけのところもあったが小枝が折られていることも無くやはりここを登ってくる人は少ないようだ。
踏跡がはっきりしているわけでは無いが尾根ではどこも踏跡に見えてしまう。狭い尾根なので方向を誤ることは無いが岩峰を巻くか登るかの判断はなかなか難しい。幾つかの小岩峰を直登で越えたり巻いたり、中には石門となっている岩峰もあった。
10石門_5052
     Photo10 石門 直登して上を通過しなくて良かった!

やがて人声が聞こえだすと御岳コースの御岳手前の石の祠のある前衛ピークに飛び出した。

ロープで繋がったガイド山行の若い女性のパーティが休憩を終え御岳目指して下りだしたところなのでここでしばらく休憩しながら見送り、
11御岳前衛峰_5055
     Photo11 ガイドパーティを見送る

やがて声が聞こえなくなったところで後を追って御岳山頂に向かい、御岳山頂に先行パーティの姿が見えなくなったところで再び展望休憩。

御岳山頂から引き返し御岳コースを降ると直ぐにクサリ場に出た。以前登ったときに通過しているはずだが記憶に無い。愕然。
更に降ると岩室の前を通過するクサリ場、更に降るとロープの無い濡れたルンゼ。
12濡れたルンゼ_5065
     Photo12 さすがに妙義の破線ルート こんな所にロープもクサリも無し

この辺りは覚えていた。ルンゼを過ぎ登り返すと登ってくるときには尾根上に立ち塞がる岩壁。これも記憶どおり。
やがて雑木林の中の尾根道を降って産泰山との最低鞍部の広い空間に出ると、尾根から右に降る踏跡が見つかった。
13標柱115_5068
     Photo13 目印の石柱“一一五”



失われた直登ルート下降
一一五と刻まれた石柱を確認して堆積した落ち葉で滑る斜面をトラバースしながら産泰山に東面を反時計回りに降り始めると左側に石碑が現われ進路を再確認。やがて北東に伸びる支尾根に出たところで右折し降ると直ぐに現われた小ピークへの登り返しとなるコルで休憩し進路確認。
コルから薄い踏跡(人間?獣?)を追って下部が深い谷となっているルンゼに降り上り返して次の小尾根をトラバースで越えて次のルンゼに降り小さな沢(沢Ⅰ) を渡った。
14最初の沢_5070
     Photo14 下流は急勾配で簡単には降れないような最初の沢

再び上り返してトラバースして次の小尾根を越えて次のルンゼに降り上のほうがトイ状になった小沢(沢Ⅱ)を越えて尾根の急斜面を登り返して支尾根に出た。
15トイ状の沢_5072
     Photo15 横断地点より上に特徴的なトイ状ナメがある2番目の沢

支尾根の更に先には立ち上がった岩壁が見えてきたのでここからはトラバースできそうに無い。今まで越えてきた小尾根は下部が切れ落ちているようであったが今度の尾根は繋がっているように見えたので急勾配を降って行くと徐々に勾配が緩み植林帯へ入るとやがて保安林の標識が見えてきた。
16保安林標識_5074
     Photo16 下り始めて山椒の人工物 この辺りから植林

ここで漸く産泰山から御岳へと続く尾根(裏妙義主脈と呼ぶ人も)の岩壁帯を通過したことが確認できた。
地形図でみるとこの岩壁帯をロープ無しで通過できるルートはこのほかには無さそうである。今は失われてしまった麓の西尾から御岳への直登ルートの核心部がまさに降ってきたルートと思われる。
渡ってきたルンゼは落石、大岩等の障害物ありそうでしかも小尾根の先端は切れ落ちているようなので、逆に登る際には登れる尾根を探すのが大変そうである。・
保安林の標識を通過すると一気に勾配が緩み、地形図上には現われないような沢形が現われたり、背丈より少し高い雑木が茂っていたりして目標物が無くなって方向感覚が失われ進路がわからなくなった。
降るのであるから沢形に沿えばと良いとも思ったがコンパスで確認するとどうも違う。どうやら沢形は御岳沢のほうに向っているようで、コンパスを頼りに沢形を越えて東を目指して進んだ。作業道の跡らしきもの獣道らしきものなど出てきて紛らわしいがやがて植林の中にある大岩の上に石碑が見出された。
17基の石碑_5077
     Photo17 大岩の上に石碑 下にももう一基の石碑があった

近寄ると岩の下にさらにもう一基あった。
直ぐ下方には貯水槽と思われるフェンスも現れ林道が近いことが解ったのでここで右折して地図上の等高線にそって進んで廃林道に出た。
18廃林道_5080
     Photo18 漸く最短ルートの廃林道に出た

草が生茂った廃林道を進み、終点かつ林道中木西尾線に最再接近したと思われるあたりで右折。植林の中を降るとやがて林道中木西尾線のガードレールがチラホラ見え出したので降ってゆくと擁壁の上に出てしまった。

いつものことながら林道着地は沢形を降って行くと林道の橋の下に出てしまったり、さもなければさもなければ擁壁の上だったりと難しい。今回は困難なことも無く上出来であった。
林道歩きから車の往来する道に出て緩やかに登って行くと東稜取り付きのあるT字路に出て駐車場へと戻り、御岳東稜--失われた西尾からの直登ルート下降の周回を終えた。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

西上州 サス尾根

0サスの尾根_4997
     Photo0 栂の頭から見たサス尾根

記録
日程:2017,04,29
メンバー:安田

4/29日 天候 晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:19)→サスの峰取り付き(7:25)→サスの峰(8:02)→P8(8:38~8:55)→P14(9:50~10:01)→栗原山(10:58~11:09)→持倉越(11:21)→大栂尾根(11:561)→栂の頭(12:04~12:17)→廃林道(12:39)→桜井沢林道着地(13:08) →駐車スペース(13:28)
行程8.5km 累積標高1015m     ルートマップは ここ です。

大型連休これといって遠くの山に出掛ける予定も無いので前々から歩いてみたいと思っていたサス尾根、
西上州のバリエーションルートは青葉で見通しが遮られると難しくなってしまうのでその前にと思い今年のアカヤシオの見納めも兼ねて出かけた。

関越の本庄児玉ICからR462を群馬長野県境の十石峠方面に進むと神流町の中心部辺りでこいのぼりが見えた。まだ早朝、無風なのでこいのぼりは櫛にぶら下がったまま。陽射しを浴びて泳ぐ姿を帰りに見物と考えながら通過し、魚尾(よのお)の中山神社の手前で右折し大福峠を目指した。
大福峠からは林道桜井沢線となるが道なりに進むと左側に林道支線の入口、右側には駐車スペースが現われた。
1支林道入口_4907
     Photo1 林道支線の入口 サスの峰への小さな標識

ここに車を停め林道支線入口にあるサスの峰への小さな標識に従って進み、尾根末端の右コーナーを曲がると直ぐに現われたサスの峰への取り付きから入山。2サス尾根取り付き_4908
     Photo2 サスの峰への取り付き

直ぐ尾根筋に上がり急登を進むとやがて勾配が緩み真ん中に窪地のある二重山稜となった。左側の稜線を進み再び勾配が増してくると前方に岩が立ちふさがり、ここで左折し岩を巻き上げるように進んで隣の尾根に乗り換えて登ると直ぐにサスの峰に到着。
3サスノ峰_4912
     Photo3 サスの峰山頂

サスの峰のピークは三角点がある広場で周囲は潅木に囲まれその中にはアカヤシオの花も。
踏跡に従って進むとロープが現われ、それを掴んで下降。ここから尾根上には栗原山までの間に18のピークがあるということで地図には載っていないバリエーションルートとなる。

稜線上にある小ピーク(コブ?)を次々に越えてゆくと次第に潅木のヤセ尾根となり西上州や奥秩父の山々・八ヶ岳が見えるようになってきた。潅木の中にはアカヤシオの花もチラホラ。
P5を過ぎると岩場が増えてきて手足総動員で登る箇所も出てきた。
P7を降ってギャップを越えるといよいよサス尾根の本性が現われだし、P8への泥急斜面では古い残置ロープが現われた。
4 P8への登り残置ロープ_4930
     Photo4 P8への急斜面の古いロープ

信用できないので使わずに登って行くとロープはアカヤシオの株の根元にフィックスされていた。急登を登り稜線を進み振り返るとアカヤシオの花の彼方にはギザギザの両神山赤岩尾根尖がった大ナゲシの姿も。
5赤岩尾根両神山_4933
     Photo5 両神山 赤岩尾根 尖がった大ナゲシ

P8で休憩を取り一息ついたところで次は80°くらいのヤブ泥壁下降となった。ロープを出すかどうか思案したがヤブの中にしっかりした目印と踏跡があったので潅木に掴まりながら下降。
6 P8降り急斜面_4935
     Photo6 P8からの降り斜面 潅木に掴まりながら下降

P8からの下降ではいろいろ踏跡があったが、ピークで進行方向左前方の黄色いテープに従うと踏跡、目印テープともにしっかりしていた。

ヤセ尾根を先に進むとⅢ級くらいの岩場が現われだし、P9を越えP10のヤセ岩稜を進むと先端が切れ落ちた断崖。少し戻って右側に降ってから巻き降った。
7 P10からの降り_4945
     Photo7 降りの急斜面 ヤセ尾根の反対側の立ち木には支点ロープあり

下降点の反対側には残置支点のロープがあったので無理して3mほどの泥斜面を根っこを掴みながら降るよりはロープを出したほうが安心安全。
8 P10の岩を振り返る_4946
     Photo8 P10行き詰まり尾根を下から見上げる

P11は直登して展望が利く尾根を進み、
9 P11への登り_4948
     Photo9 P11へは稜線上を直登

P13は右側から泥の急斜面を巻き上がって稜線に復帰。
10 P13への登り_4957
     Photo10 右へ巻き上げた後泥斜面直登

前回の休憩からほぼ1時間経過しているのでP14で腹ごしらえ。

P15を越えP16に差し掛かると前方に立ち塞がる岩の基部を右に巻き上がり行き詰まったところから手掛かりが乏しい泥の急斜面を登った。
11 P16への登り_4970
     Photo11 P16へは右へ巻き上げ白い岩手前から泥斜面登り

下は奈落の底なので掴める根を落ち葉を払って探しながらステップを小刻みに刻んで通過。
12 P16_4972
     Photo12 稜線上はのどかにアカヤシオ満開

稜線に出れば連続した倒木が行く手を阻み、大木ではないので潜ったり手で掻き分けて進んだ。

P17を過ぎるとP18の岩屋のある岩壁が出現。
13 P18の岩場基部_4976
     Photo13 P18の岩壁基部 右へバンドを進んで反転し上のバンドを左上

基部が歩きやすそうな左の岩屋方面に進むか右のバンドを巻き上げるか思案したが青テープがあったので右へ進んだ。バンドの行き止まりまで進むと今度は反転して左上するバンドを伝って行き詰まったところから潅木を握って潅木を掴みながら泥斜面を直登。
稜線に出て振り返ると奥秩父の山々が一望。しかし登ってきたサス尾根は途中のピークに妨げられて一望ならず。

P18を過ぎると平穏な尾根歩きとなり山頂直前で急勾配はあったものの登りきると展望の無い栗原山山頂に出た。
14栗原山山頂_4984
     Photo14 栗原山山頂

栗原山からは踏跡が濃く歩き易い尾根を下降して南小太郎山との鞍部、持倉越に出た。
15持倉越_4986
     Photo15 持倉越 右折して薄い踏跡を大栂尾根目指してトラバース

持倉越で右折し落ち葉に覆われて不鮮明な踏跡を辿って大栂尾根目指してトラバースに移ったが直ぐに踏跡を失った。やがてザレた急斜面となり涸沢を渡って尾根を1つ乗越し、更に涸沢を2つ越えたところで対岸は岩壁になった。

適当な高度で大栂尾根をトラバースし、稜線の高度が下がり近づいてきたところで尾根に乗った。尾根筋を降るとやがて二重稜線となったので左から右の稜線に移り、登ってきたサス尾根が一望できる栂の頭に出た。
16栂の頭_4998
     Photo16 栂の頭 サス尾根が一望

休憩後大栂尾根の稜線に戻り降ってゆくとやがてアセビのヤブに突入。まもなく廃林道に出た。
廃林道を右折し進むとやがて崩落箇所に出たので高巻きして通過。廃林道が沢で流失したところを2箇所通過するとやがて林道終点と思われる広場に出た。ここから下を見ると林道桜井沢線が近くに見えたので尾根を伝って下降し舗装された林道に降り立ち林道歩きで駐車スペースへと戻った。
17林道着地点_5012
     Photo17 桜井林道への着地点

岩登り、泥の急斜面降り、ザレ場トラバースと変化に富んだルートであったが結局ロープを出さなかった。栗原山までのサス尾根はそれなりに目印があったが、ピークを巻くか登るかといった地形図に出ていないような細かな部分ではルートの見極めが難しかった。まだ青葉に覆われていないので枝越しに展望が利き位置確認が容易であったが・・・・もう少し経ってみどりに覆われるようになるとルート取りが更に難しくなると思う。
降りに使った大栂尾根では目印は殆ど無し。途中で黄色いテープが出てきたがそれに従うと持倉集落のほうに下山してしまうかもしれない。

帰路に立ち寄った神流の町のこいのぼり。神流川の両岸を結んだロープにつるされ綺麗に泳いでいました。
18鯉幟_5024
     Photo18 神流川の上を泳ぐ鯉のぼり





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

両神山 天理尾根(天武将尾根)

0両神山_4806
     Photo0 天理尾根(天武将尾根)から見上げた両神山

記録
日程:2017,04,20
メンバー:安田

4/20日 天候 晴れ 
コースタイム:日向大谷登山口(7:29)→奈良尾峠への分岐(7:34)→奈良尾峠(8:00)→尾岩場Ⅰ(8:21)→露岩小ピーク山(9:19~9:35)→天理岳南峯(9:45)→岩場Ⅱ(10:00)→P1145禿岩(10:11)→岩場Ⅲ(10:23)→P1306スズノ頭(10:54~11:07)→前東岳(12:20) →両神山剣ヶ峰(12:40~13:05)→梵天尾根分岐(13:08)→白井差下降点(13:10)→梵天尾根分岐(13:14)→両神神社(13:34)→清滝小屋(14:11~14:23)→会所(15:32)→量神山荘前(16:02)→日向大谷登山口(16:08)
行程13.6km 累積標高1820m     ルートマップは ここ です。

さくらの季節も終わり山ではそろそろ一番先に咲き出すアカヤシオの見ごろではと思い両神山へ出かけた。
日向大谷のバス停正面の登山口から石段を上がり
1日向大谷登山口_4859
     Photo1 バス停向かいの登山口

突き当たりを右折すると直ぐに両神神社、
2両神神社里宮_4793
     Photo2 両神神社 里宮

更に少し進むと現われる左上する踏跡に分け入った。
3奈良尾峠への分岐_4794
     Photo3 奈良尾峠への分岐 左上する薄い踏後を進む

この分岐は指導標の類は無く、わずかに目印テープがあるが踏跡が薄いので間違えないように注意を払った。奈良尾峠への道は各所で踏跡が消え、途中に崩落斜面や倒木、枝打された杉の枝に覆われているので解りにくい。
天理尾根(天武将尾根)の末端近くにある奈良尾峠には指導標が立っているが・・・・ここまでたどり着ければ難所の一つを通過したことになる。
4奈良尾峠_4796
     Photo4奈良尾峠

奈良尾峠からは尾根筋に沿って進むが誘導するように白テープがあり、P808まで続いていた。踏跡は濃いので何かイベントでもあったのか?
P808を過ぎ歩きやすい踏跡をたどって行くとやがて岩が散乱し始めやがて岩場になろうかというところでマムシに遭遇。陽光燦燦で暖かい岩場で日光浴?
5マムシ_4799
     Photo5 マムシに遭遇

伊豆半島で初めてマムシと出会ったときはマムシかどうか解らなかったが①普通の蛇なら逃げるのにじっとして動かない②特徴的な模様と三角頭③体長はせいぜい60cm、今回は直ぐにわかりました。その分こちらもあわてることなく回避。
なかなか移動してくれないのを知っているので、一旦後退してから尾根をトラバースしながら巻き上がった。

緩い勾配の尾根道を進むとやがて前方に岩峰(岩場Ⅰ)が現れた。
6岩場Ⅰ_4800
     Photo6 立ちはだかる岩場 直登で通過

陽射しで暖かい岩場なので不用意に手を差し出したホールドの先にマムシが一休みしていると怖いので注意を払いながら一手一手確かめ直登した。

以前、日和田の岩場で勝手知ったるベテランクライマーが無造作に上のホールドに手をかけたときに日和田の主のアオダイショウに触れてしまい、ビックリして焦ったという話を聞いたことがあります。クライミングジムとは違い自然の岩場ではこんなアクシデントもあり注意が必要です。主のアオダイショウを目撃したこともあります。脱皮の抜け殻も岩陰にありました。

岩場を越えるとヤセ尾根歩きとなり、ピンクに咲き誇るアカヤシオが左右に目を楽しませてくれた。
7アカヤシオ_4801
     Photo7 アカヤシオの花

木々の若葉はまだなので奥秩父方面や小鹿野二子山の展望がすばらしい。
8小鹿野二子山_4808
     Photo8 小鹿野二子山の展望

やがて樹林が切れ前方に天理岳が見えだした露岩の小ピークで休憩。ここから降り樹林の中を登り返し岩壁が見えるようになったところで左から岩を巻き進むと鎖場となった。
一気に登ると天理山南峰山頂。
9天理岳南峰_4811
     Photo9 天理岳南峰山頂から両神山を望む

ここからはこれから進む天理尾根(天武将尾根)の先に両神山が見渡せた。南峰から一旦コルに降り登り返すと北峰山頂。祠の後ろから中ノ沢左岸尾根への踏跡があった。かなり濃いのでここで進路を誤る人が多いのかも?
北峰から先ほどのコルに戻り右折して西側の礫混じりの急坂を降り広い尾根を進むが、この辺り迷いやすいとの情報があったがまだ葉が茂っていないので見通しがきき迷うことなく進むことが出来た。
尾根を進み足元が岩場なってきたかと思ったら岩場(岩場Ⅱ)の先はスッパリ切れ落ちていた。
10岩場Ⅱ_4816
     Photo10 岩場Ⅱ 通過してから見上げる

然程高さは無いが基部までの手掛かりが無さそうなのでアッサリ引き返して途中から左に巻き下がって通過。
幾つか小ピークを越えて次に現われた岩場(岩場Ⅲ)は先がやはり切れ落ちていたがちょっとルート取りに手こずったがホールドステップともに豊富そうなのでクライムダウンし更に尾根を進んでコルに降り立った。
11岩場Ⅲ_4818
     Photo11 岩場Ⅲ クライムダウン後に見上げる

この辺りからは登り返しの傾斜が増し木の根を掴んでの登りとなった。やがて周囲に現われだした石楠花を掻き分けて登るとスズノ頭P1306に到着。
樹林に覆われ展望は無いが樹林越しに東岳と”大キギが身近に迫ってきているのがわかった。
スズノ頭から一旦降って天武将尾根最後のコルに降り立ち、ここから一般道と合流する前東岳までは標高差300mの一気登りとなった。滑りやすい松の落ち葉が積もった急斜面を手足総動員で登り、やがて石楠花の藪を掻き分けて進むと左手に前東岳の大岩壁が見えてきた。
12前東岳岩場_4824
     Photo12 前東岳の岩場

この辺りを過ぎると大分傾斜が緩くなり、振り返ると登ってきた天武将尾根が一望できた。
岩壁上部の樹林の中を進むと程なくして前東岳で八丁峠からの一般道に出た。
13前東岳_4826
     Photo13 前東岳で八丁峠からの一般道に出た

足元スッキリの一般登山道を両神山最高点の剣ヶ峰に向うと途中北斜面でのクサリ場ではまだ雪が少し残っていた。剣ヶ峰の少し前辺りから人声が聞こえたが到着してみると山頂は大賑わい。
14両神山山頂_4831
     Photo14 両神山山頂 剣ヶ峰

昼食休憩後下山に移り、日向大田への道と梵天尾根への道の分岐からロープを潜って梵天尾根への道に入り込み、尾根少し進んで左側の白井差への下降点と右側の上落合橋への作業道の下降点を確認。梵天尾根道分岐まで引き返して日向大谷へ向って降った。

日向大谷への途中にある清滝小屋前のベンチで一休みし、薄川沿って降り何回か渡渉して高度を下げると七滝沢コースとの合流点である会所を過ぎた辺りからほぼ水平道となりその分谷は深くなって水流は見えなくなった。
幾つかの小尾根をトラバースして漸く登山口の日向大谷に着くと周辺は花盛りですばらしい景色が広がっていた。
15日向大谷_4857
     Photo15 日向大谷は花の真っ最中

登り始めは直ぐに植林帯に入ってしまったので気がつかなかった。

破線ルートの核心部は奈良尾峠への分岐とその後のはっきりしない踏跡、それに岩場Ⅲのクライムダウン、あとは急登の体力勝負。今回ロープは持参したが出番は無かった。
尾根を登り詰めるルートであるが地形図には出てこない小ピークが沢山あるので直登して超えるか巻くかは判断次第。

アカヤシオが咲いていたのは天理尾根(天武将尾根)の下部だけで一般道のほうは咲いていなかった。一般道を登ってきた団体登山の方々はアカヤシオ見ることが出来たのかな?
天武将尾根でも一本の木全体で咲いている(満開)か、然もなくば蕾無しといった状況であった。今年は外れかな?






テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

秩父 南天山・滝谷山

0南天山山頂_4763
     Photo0 埼群県境の山が一望できる南天山山頂

記録
日程:2017,04,16
メンバー:安田

4/16日 天候 晴れ 
コースタイム:鎌倉橋登山口(7:40)→法印ノ滝(8:05)→尾根沢コース分岐(8:30)→尾根道分岐(9:10)→南天山(9:18~9:41)→沢コース分岐(10:00)→崩れた小社(10:01)→尾根分岐(10:34)→P1538(10:39~10:49)→P1562(11:18~11:23)→岩壁下(11:59~12:10) →滝谷山(12:31~12:45)→岩壁下(13:08)→小岩峰(13:31~13:42)→尾根分岐(14:21~14:32)→沢コース分岐(14:59)→尾根沢コース分岐(15;23)→法印ノ滝(15:40~15:48)→鎌倉橋登山口(16:07)
行程13.0km 累積標高1789m     ルートマップは ここ です。

来週になると天候は春の嵐で荒れそうなのでその前に秩父の一番奥の南天山を計画。
南天山だけではちょっと物足りないので地図を眺めると群馬との県境にある滝谷山に尾根が続いていることが解った。
地図では滝谷山への登山道はないので南天山以外から登るにしてもバリエーションになってしまう。今回が良いチャンスと思い、南天山から尾根を辿って滝谷山へ歩いてみた。

南天山の登山口の鎌倉橋の駐車場に車を停め、鎌倉沢に沿って歩き始めた。
1鎌倉橋登山口_4752
     Photo1 鎌倉橋登山口

最初沢床からかなり高度差がある登山道を歩きやがて沢床と同じような高度になると木橋を渡って対岸へ、
2橋_4756
     Photo2 木橋で何回も鎌倉沢を渡る

しばらく歩いてまた木橋で対岸へと何度か沢を横断しながら徐々に高度を稼ぐと目の前に法印ノ滝が現れた。
3法印ノ滝_4757
     Photo3法印ノ滝

登山道は右岸を高巻きやがて南天山への尾根コースと沢コースの分岐に出た。
4尾根沢コース分岐_4760
     Photo4 尾根コース沢コース分岐

鎌倉沢を渡って対岸の尾根コースに進み急勾配の植林斜面をツヅラ折れのコースに従い歩くと尾根上の登山道に出た。
5尾根コース分岐_4762
     Photo5 尾根コース分岐 尾根道と合流

尾根道との分岐を右折し石混じりの登山道を登り詰めると南天山の山頂に立った。

陽光燦燦微風、展望良しでしばらく休憩し山座同定をした後、山頂から引き返して先ほど登ってきた尾根コースとの分岐を直進、尾根伝いに降ってゆくと沢コースとの分岐に出た。
6沢コース分岐_4768
     Photo6 沢コース分岐 下降点

沢コースはここから左折して降ってゆくが、今回は通行止めのテープを潜って直進。
よく踏まれた登山道を少し進むとやがて明瞭な踏跡は尾根から離れ巻くように伸びている。
7崩れた小社_4769
     Photo7 明瞭な巻き道から逸れて尾根直進(崩れた小社)

崩れた小さな社を目印にしてそのまま尾根を直進。踏跡なき急坂を登って行くとやがて藪に突入、程なく過ぎると今度は岩混じりの登りとなった。
尾根の真ん中を進み幾つか小ピークを越えると左からの尾根上に明らかな踏跡のあるピークに出た。帰路で明瞭な踏跡に誘いこまれないようにチェックして尾根を直進。
8尾根分岐_4788
     Photo8 尾根分岐のあるピーク

地図上ではここから滝谷山までは幾つかピークがあるが、地図上に無い隠れた小ピークがあったり、樹林で覆われたピークや露岩のピークがあり歩いているうちにわからなくなった。
9 P1538から_4773
     Photo9 右手に見える埼群馬県境の山々

進行方向右手に帳付山 倉門山、大山、宗四郎山、大ナゲシ、赤岩岳と続く稜線が時折樹林越に見えるので凡その位置を確認しながら尾根筋を進んだ。
途中の岩峰は行き止まったときに降って戻れるかどうか確認しながら突破。行き止まりとなるようなところは無く、岩峰を巻くようなことも無しに稜線を進むことが出来た。
P1562を過ぎた辺りから滝谷山が見え出したが・・・・・その前に立ちはだかるように白い岩壁が見えた。
10正面が滝谷山_4778
     Photo10 樹林越に滝谷山が見え出した

装備もないし岩登りはちょっと難しいかもと思いつつ、行けるところまでと決めて一旦降り地図には標高が記されていないピークを越えると伐採され朽ち果てた大木の残骸や放置された林業用のワイヤー、運搬機械の部品が目に入るようになってきた。尾根にはかつての道の形跡も。
11林業機械残骸_4779
     Photo11 かつての林業の残骸、ワイヤー掛けのプーリー

やがてザレた尾根を登り、立ちはだかる岩壁の直前で様子見。ルート探しの休憩。
12岩壁_4780
     Photo12 立ちはだかる白い岩壁

尾根からトラバースするように付いている道跡は崩落斜面の中に消えうせていた。登るだけならどうにかなるだろうと、降れるかどうかを確かめつつ左上するバンドに沿って岩に取り付き、積もった落石と苔を手で払いのけてステップを確保。ホールドは殆ど引けば抜けるので手探りで利きそうな岩を探して前進。
登った先は歩きやすそうな尾根で少し進むと左下から斜面を登ってくる道跡があった。
枯れた笹に覆われた斜面を進むと直ぐに滝谷山山頂。樹林の山頂で展望なく、朽ちかけた山名標が地面に置かれていたのみ。
13滝谷山山頂_4782
     Photo13 滝谷山山頂

滝谷山山頂で休憩後、来た道を戻るが、先ほど苦労した岩壁はクライムダウンする気になれず、見つけた道跡を降って岩に掴まりながらどうにか崩落箇所をトラバースして岩壁下の尾根に出た。
14崩落斜面_4784
     Photo14 降ってトラバースした崩落地

ここから先は来た道を戻ったが、往路で歩き易そうと思ったところが上り下りで反対から見るのはちょっと違う。
道があるわけではないので適当に歩いて、分岐している尾根に引き込まれないように注意を払い崩れたし小さな社のところまで戻り、後は明瞭な踏跡を辿って沢コース分岐から一般道を降り尾根沢コース分岐からは途中法印ノ滝で一休みして往路を戻った。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

妙義 金鶏山縦走2017 Ⅰ金鶏山

0金鶏山の稜線_4739
     Photo0 筆頭岩から見た金鶏山の稜線

記録
日程:2017,04,13
メンバー:安田、Nさん、Sさん

4/13日 天候 晴れ 
コースタイム:見晴し駐車場(7:00)→金鶏山取り付き(7:04) →奥の院(8:03~8:10)→見晴 (8:17~8:19)→クサリのコル(8:31) →《離山北側のルンゼ》→矢印のコル(9:03)→《スラブトラバース》→北側踏跡のコル(10:01)→松ノ木ピーク(10:27~10:39)→岩壁のコル(10:57)→《岩壁乗越し》→筆頭岩懸垂着地点(11:21)→筆頭岩の広場(11:30)
行程3.6Km 累積標高746m     ルートマップは ここ です。

今まで2回ほど出かけているが完全縦走をしことが出来なかった妙義の金鶏山に出かけてきた。地図にも無いルートで指導標の類は皆無。古いテープの目印も幾つかあったが稜線上は急勾配の上り下りの連続で踏跡も殆ど無い。
今までの失敗の原因は落葉した季節であったが狭い範囲の登り降りに巻きが複雑での地図でルートファインディングが地図が出来ないような地形だったことによる。
今回は前回の記憶を頼りに完全縦走を狙ったが・・・・よく似た地形が何回も現われるので立ち止まって???の連続。どうにか今回はきっちり縦走することが出来た。
登山口から筆頭岩基部までと筆頭岩登攀以降の2編に分けて書くことにする。

見晴し駐車場に車を停め、道路を中之嶽神社方面に進み右コーナーの擁壁にある階段から取り付いた。
まだ落ち葉が堆積している泥の急斜面を登り詰めると頭部の無い石造が現われた。更に登り岩が現われだしたところで左側のルンゼから登って行くとやがて雨水に浸食された樋状のルンゼとなる。
1トイ状ルンゼを登る_4691
     Photo1 樋状ルンゼを登る

始めは少し濡れた樋の中を登り途中から横壁を使って高度を上げ、樋状ルンゼが終わるとカンテの登りとなった。
2草付きを登る_4694
     Photo2 草付を登り詰める

次第に泥混じりの斜面となり周囲の潅木を掴んで登りきり、勾配が緩むと石碑と錆びた鉄板の鳥居がある奥の院。少し進むと三金鶏山三角点があった。潅木の稜上を進むと展望が開けた見晴しに到着。
3_4701.jpg
     Photo3 見晴しにて休憩 金銅山を背景に

4DSCN2367.jpg
     Photo4 星穴岳を背景にパチリ

一見先に進めない様に見える見晴しの先端から木と岩に掴まって下降。
5見晴しから下降_4703
     Photo5 見晴しからコルに向って下降

少しリッジを進むと古いクサリが掛かったコルに到着。
6コルからの登り返し_4710
     Photo6 コルから対岸に登り返し

コルの対岸には古いロープが垂れ下がっているのでこれを目印にクラックを登り返し稜線が離山の岩壁に突き当たったところで右側(北側)のルンゼに下降。
ロープがフィックスされているが湿った泥斜面で滑りやすい。一旦ルンゼの底に降り立ち登り返して稜線に戻り離山を巻いた。

緩勾配の稜線を降って行くと広いコルに到着。コルの先は稜線通しで登れるが中央の立ち木に薄っすらと書かれている赤ペイントの矢印に従って左折して少し降り右の岩壁が低くなって乗り越えられそうなところで岩壁を乗越すとスラブが現われた。

ペイント矢印を見落としてコルを直進し登り返すと潅木に囲まれた気持の良い稜線歩きとなるがやがて絶壁になり行き止まり。
ここは丁度スラブの上の尾根で前回は無視して進んで失敗。引き返してからスラブを通過。(前々回は矢印に従って降ったが降りすぎた)

今まで2回はロープを出さずにスラブを通過したが今回は慎重にロープで確保し通過。
7スラブの通過_4729
     Photo7 ロープをフィックスしてスラブをトラバース

小尾根を乗越して急斜面を巻き上げコルに出た。
コルから北に降っている踏跡があるが途中で消えてしまう(前々回経験済み)ので稜線通りに薄い踏跡を辿って登って行くと雑木に覆われた松の木ピーク(昔は目印になる松の大木が生えていたらしい)。

松の木ピークからの降りは泥と軽石の礫の混ざったズリズリの急斜面を木に掴まって降るが登山者は自分歩きやすいところを降るので踏跡は有りそうで無さそうで・・・・・。
勾配が緩んで歩きやすい稜線歩きとなりコルに至ると今度は前方に岩壁が現れた。
松の木ピークと筆頭岩の間にある岩峰から伸びている岩壁で前回は岩壁の乗越しがわからず、コルから南に向ってルンゼの中を降ってしまった。
今回は岩壁に沿って少し降り、壁の高さが低くなったところを登ると前方に古いハーケンやフィックスされた古いロープ、ワイヤーが現われたのでルートを確信して岩壁を乗越した。
8岩壁通過_4733
     Photo8 衝立のような岩壁を乗越す

新しそうなステンレス線も張られていたが・・・・・・頼りすぎるのはちょっと怖い。岩壁の反対側を下る時にはお助けロープを出した。

岩壁を乗越して稜線に復帰すると直ぐにカニのハサミ状の岩峰が出現。前回筆頭岩の上から見たときにはピナクルに見えたのは大きな爪のほうだったようである。
9カニのハサミ_4734
     Photo9 カニのハサミのような岩峰

少し進んだ筆頭岩の懸垂着地点にはクライマーの邪魔をする大きな杉の木も健在。着地点からは筆頭岩基部に沿って下降し、取り付きの広場に出た。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

毛無岩(笠松コース→尾根コース周回)

0毛無岩山頂_4646
     Photo0 毛無岩山頂

記録
日程:2017,04,10
メンバー:安田

4/10日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:00)→尾根ルート笠松ルート分岐(7:08) →尾根取り付き(7:27)→H920尾根岩上(8:03~8:15)→三又ピーク(8:34)→笠松岩壁突き当たり(9:15)→東コル分岐(9:48)→毛無岩山頂(10:10~10:38)→相沢越(11:02)→スラブのルンゼ下(11:28~11;39)→縦走路分岐(11:46)→赤松の休み場(12:27~12:37)→尾根取り付き(12:52)→尾根ルート笠松ルート分岐(13:07)→駐車スペース(13:17)
行程9.7km 累積標高660m     ルートマップは ここ です。

各地で桜の開花が伝えられ始めたかと思えば寒い日もあり今年の桜は見ごろが長かった。菜種梅雨の影響もありちょっと山行が空いてしまったが漸く訪れた晴れ間を見つけて西上州の毛無岩に出かけてきた。
例によって下仁田ICで高速を降り街中を抜けて南牧川に沿って車を走らせ、以前に行った立岩の登山口方面に向い、途中の分岐を右に進んで道場集落に着いた。
集落の一番奥の駐車スペースに車を停めて山神社の裏側から沢床に降り立って道場川を横断し合流してくる沢を少し遡った毛無岩登山口から取り付いた。
1道場山神宮_4686
     Photo1 山神社の後ろから道場川に降りて伏流を渡る

取り付きまではネット情報や解説本、地図によると山神社のところから道場川に降りて赤い鉄橋、次いで木橋を渡るように書かれているがもはや木橋は跡かたもなくなっている。
2尾根コース取り付き_4685
     Photo2 赤い鉄橋の後の木橋は崩落?

道場川を渡るには山神社下の砂防堰堤の上流を渡るほうが良い。堰堤上部は伏流となっていて流れが消えているので容易に渡ることが出来た。
道場川に合流する沢の右岸に目印テープやペイント矢印があり尾根コース登山口とわかるが指導標など文字が書かれたものは無かった。
今回は笠松コースを登り尾根コースを降るという周回ルートを計画していたので
尾根コース取り付きをやり過ごし、少し先の左岸にあった崩壊した木ハシゴの横を登って左岸沿いの道跡をたどった。
3尾根笠松分岐_4684
     Photo3 笠松コースへ

途中沢床に降りたり合流している涸れた枝沢を越えて進むといつしか道跡も消えた。左の尾根への取り付きを探しながら進むとやがて左岸に古い石積が現われた。
4左岸の石積_4625
     Photo4 笠松コース尾根取り付き 左岸石積が目印

ここから左上に見える右岸尾根を目指して急登を登って尾根に乗り、ここからは尾根歩きとなった。
やがて岩が進路を塞ぐが右側からトラバースするように詰め上げ再び尾根に復帰。
尾根の先端になっている松の木がある岩の上で展望を楽しみつつ休憩を取り、
5 920の岩峰_4627
     Photo5 尾根上のH920の岩棚で休憩 展望抜群

更に尾根を進んで高度を稼ぐ。
途中古いテープがあったが非常に少ないので岩のリッジを越えたりトラバースして巻き上げたりと登りやすそうなところを歩いて右側の大屋山からの稜線と一緒になる三又ピークに到着。ここには進路を示す矢印ペイントがあった。。
6三又ピーク_4632
     Photo6 三又ピーク

左折して歩きやすい尾根を降って登り返すと笠松の岩壁基部に出た。
7笠松の岩壁_4633
     Photo7 笠松の岩壁 

どう考えても登れそうに無いので左折して西側の岩壁基部に沿って進むと大きな岩屋が現れた。
8岩屋_4634
     Photo8 岩屋

登れそうなところを探しながら木の根に掴まって崩落箇所をトラバースしたり、堆積した落ち葉を注意深く掻き分けて徐々に高度を上げてゆくと垂直が岩壁が終わり、どうにか登れそうな泥岩斜面となった。
木に掴まりながら登って尾根に出て一変して歩きやすくなった尾根を進むとP1250で黒瀧山不動寺からの道跡と合流し直ぐに尾根コースとの合流点、毛無岩の東のコルに出た。
9東コル分岐_4639
     Photo9 毛無岩東のコル分岐

前に黒瀧山不動寺から荒船山への縦走路(今では廃道)を歩いてトヤ山まで来ていので直ぐ近くに見えるトヤ山まで足を伸ばそうかとも考えたが単独行動であったので無理せず今回は計画通りとした。
コルからは尾根を直進して岩と木の根を頼りに登ったり降ったりしながら高度を稼ぎ
10リッジ_4653
     Photo10 泥岩のリッジを登って

狭いリッジを登り詰めると毛無岩のピークに到着。
11毛無岩山頂_4645
     Photo11 毛無岩山頂のピーク 左には浅間山が見える

左はすっぱり切れ落ちた岩壁、右は潅木なのですこぶる展望が良い。下仁田方面に見える鹿岳から時計回りに西上州の山は殆ど見えた。更に遠くにはまだ真っ白な八ヶ岳、白いお椀を伏せたような蓼科山。
12八ヶ岳_4651
     Photo12 八ヶ岳の遠望

隣の立岩、長野群馬県境の兜岩山のローソク岩、荒船の行塚山から平らな山容の荒船山、その向こうには浅間山。更らに回ると谷急山、風穴尾根から烏帽子岩・赤岩へと続く裏妙義。星穴岳・西岳から相馬岳に至る表妙義。ちょっと離れてクジラのような金鶏山、三角形の筆頭岩も見えた。
13妙義山方面_4657
     Photo13 妙義山方面の展望

風も無く適度な気温陽光燦燦で毛無岩でしばらく展望を楽しんで尾根を直進しリッジを下降すると歩きやすい尾根道となった。
14リッジ_4662
     Photo14 泥岩リッジを降る

やがて道を塞ぐように現われた岩場は登らずに西側を巻き降ると古い指導標が立っている相沢越に出た。
15相沢越_4664
     Photo15 相沢越の分岐

相沢越で左折し毛無岩を巻いているかつての縦走路を進み小尾根を乗り越えてゆくと、かつて登山道があったことを示すように土止めが残っていた。よく見ればトヤ山に登ったときに歩いた縦走路の廃道にあったものと一緒であった。
毛無岩を巻くように進むとやがて滝が現れた。滝下のルンゼは青白い沢床で岩はボロボロ。
注意深く渡って道に復帰するとやがて左側の木立の切れ目から毛無岩直下のスラブのルンゼが現れ上部にはクライミング対象となっている岩壁が見渡せた。
16スラブのルンゼ_4671
     Photo16 毛無岩西面の岩壁 下部はスラブのルンゼ

岩壁上部の青空の中に飛ぶ大きな鳥を見ながら休憩し、再び歩き出すと直ぐに木段が現われ尾根に登り詰めると尾根コースと縦走路の分岐に出た。目印のテープはあるもののここの指導標も崩れていた。
17縦走路分岐_4674
     Photo17 縦走路分岐 

分岐で右折し尾根コースを降り、途中ロープ場を経て赤松の休み場に出た。ここまで高度を下げるに従い右に見える立岩、左に見える往路で登った尾根や岩壁下を巻いた笠松などの山容の変化を枝越に楽しんだ。
赤松の休み場から尾根を離れ下降となるので下降点を見出したところで休憩。
尾根の先には公共の石標があり更に先の岩峰には岩穴らしきものが見えたのでチョト探検してみると岩峰の岩穴は貫通していた。入り込んでみたが反対側の出口から先は急斜面なので撤退。18岩穴_4678
     hoto18 赤松の休み場の先の小岩峰の岩穴

赤松の休み場から尾根の小砂利の急斜面を降ったが滑りそうでなかなか手強かった。
急斜面を下り終わると道は植林の中へ入りやがて水音が聞こえだすと程なく目印のケルンが積まれた沢床に降り立った。
19尾根への取り付きケルン_4682
     Photo19 尾根コースの取り付き ケルンと右岸石積が目印

降りてきた斜面(右岸)には石積も残っており、この辺りまで生活の場だったようだ。
降り立った沢床から沢を渡渉して左岸につけられた道跡をたどって高度を下げ堰堤を見送り、民家の屋根が見えてくると朝通過した尾根コースの取り付きに出た。ここからは道場川の沢床に降りたち朝と同じように堰堤上流の伏流を渡って神社裏を登り返して駐車スペースへと戻った。

今回歩いたコースは地図上では破線ルートとなっており、廃道となった縦走路の一部に残っている2、3箇所の崩れた指導標を除いて文字が書かれているものは無い。
毛無岩山頂も山名柱は朽ちていたし、名板も然り。ところどころに古い色褪せたテープがあるものの自分でルートを見出さないと歩けない。たとえば小岩峰は乗越すのか巻くのかかなり判断が要求される。明瞭な踏跡があったのは毛無岩の山頂前後の細い稜線部分だけであとは落ち葉に隠されているか踏跡の残らない岩場、ザレ、たまに出てくる泥斜面は霜柱の跡で踏跡は消されていた。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

しれいた山・落沢岳

0落沢岳_4578
     Photo0 しれいた山から見た落沢岳

記録
日程:2017,03,23
メンバー:安田

3/23日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:駐車スペース(7:30)→下郷尾根取付き(7:36)→崩壊社(7:54)→しれいた山(8:37~8:53)→看板跡鉄枠(9:18)→しれいた山分岐(9:45)→落沢岳(10:11~10:24)→下降点小ピーク(11:18~11:23)→林道終点(11:53)→工事地点(12:02~12:08)→駐車スペース(12:27)
行程7.7km 累積標高921m     ルートマップは ここ です。

春分の日も過ぎていろいろな行事も済ませたし、良い天候が続きそうなので西上州の山へ様子見に出かけた。
下仁田ICで高速を降りて町を通り抜け、西上州やまびこ街道を南牧川に沿って進み、右折して川を渡り左岸沿いの道から下郷で右折して支沢沿いに進み四ツ又山登山口を過ぎて下郷集落最奥で駐車スペースに車を停めてここから歩き出した。

駐車スペースから来た道を戻り、南牧川左岸の道との交点のコンクリート擁壁にある階段から登山開始。
1擁壁階段_4619
     Photo1 しれいた山南尾根取り付き 擁壁の階段

しれいた山から南に伸びる尾根の末端に取り付き道跡があるのか無いのか解らないような急坂を登って行くと古い墓地や祠、更に登ると崩壊した神社の社跡が残る平坦地に出た。 
2倒壊した社_4562
     Photo2 南尾根の崩壊した社

ここからは勾配が緩んだ快適な尾根歩きとなりやがて南面に「白板」と呼ばれる岩壁をもったしれいた山が見え出した。
3しれいた山_4563
     Photo3 樹林越しのしれいた山 キレットが見える

やがて勾配が増してくるが登れるところまで直進。ここまでにもトラバースするように獣道が幾筋か散見されたがもうそろそろと思い左折して獣道を進むと直ぐに落沢岳からしれいた山への稜線が見えてきたのでそれを目指して少し高度を上げて稜線に出た。

稜線上で右折し枯れて倒れた巨木に掴まって登り藪岩のナイフリッジを進むと 
4しれいた山から戻る岩尾根_4581
     Photo4 藪岩のナイフリッジ

視界が開け四ツ又山、鹿岳が間近に見え出した。
リッジを進んだ先はキレットがあり残置ロープもあるので一旦降って登り返すと
5キレット_4570
     Photo5 キレットのフィックスロープ


しれいた山山頂に出た。
6しれいた山山頂_4572
     Photo6 しれいた山山頂 山名標名はない

地図にも登山道が載っていない山なので、山名標等山の名前がわかるようなものは無かった。
バリエーションルートの山によくある”KUMO"さんの布と色あせたテープがさがっているくらいだった。
しれいた山山頂で一休みの後、来た道を戻って
7南面の岩壁_4583
     Photo7 振り返って見たしれいた山南面の絶壁「白板」

稜線上を進み落沢岳を目指した。
踏跡はあったがテープなど目印になるようなものは無く、最低鞍部から登りに差し掛かったところで看板跡の鉄枠が立っていたが人工物といえばこれくらい。
8看板跡鉄枠_4585
     Photo8 看板跡鉄枠

鉄枠を過ぎると勾配が増し、やがてⅡ級程度の藪岩壁が現れ立ち木を手掛かりに登るが岩は脆くぐずぐずで、簡単にスポット抜け落ちた。
9Ⅱ級の岩登り_4586
     Photo9 岩グスグスの岩登り Ⅱ級 立ち木を手掛かりに!

注意深く手探りで確認しながら20mくらい登ると黄色い残置支点のロープが現れた。ここを降った人が残してくれたようだ。
やがて岩場を過ぎると雑木林の尾根となり小平坦地に出た。
ここにはテープがあったが西牧と南牧の分水尾根との交点なのでその目印と思われる。
10しれいた山_4587
     Photo10 振り返ってみたしれいた山 キレットも見える

小平坦地で左折し落沢岳を目指すが藪岩壁を登ったり降ったりして小ピークを越えると漸く4つめで落沢岳山頂に出た。
11沢岳山頂_4596
     Photo11 落沢岳山頂

途中立ち木に赤ペイントで矢印がかかれていたり、岩場の降りで赤テープが下がっていたが、目印が少ないので稜線上を進めば問題なし。
潅木に覆われた落沢岳山頂にも山名標の類は無い。尾根状の山頂を西に少し進むと展望が開け、しれいた山その向こうには稲含山が見えた。
浅間山の雪はかなり少なくなっていたが、落沢岳の南に位置する赤久縄山方面の北斜面には多少白いものが見えた。先日の稲含山のときから白い部分は減少しており確実に雪解けが進んでいる。

落沢岳から殆どの場合戻るようであるが、今回は西に見える鹿岳を目指して稜線を進み、稜線上にあるピークでは派生している尾根に巻き込まれないように地図を確認しながら徐々に高度を下げた。
下郷への下降点を探りつつ進んで予定していた下降点に到着したが、植林で見通しが悪いため少し進んで葉が落ちて見通しの利く雑木の小ピークで位置を確認。
少し戻って植林と雑木林の境界を南を目指して下るとやがて沢地形となり、かつての生活の跡か石積みが現れると程なく水流が現れた。

二又を過ぎ小滝を右岸から巻き
12小滝_4610
     Photo12 小滝 右岸から巻き降った

滝下で左岸に移るとやがて現われた道跡を降ると伐採跡の林道に出た。
夏は草に覆われて歩けなくなるような道を降ると、進入禁止を示すように道の真ん中にケルンが現われここから少し広くなった林道を降ると
13林道広場とケルン_4613
     Photo13 林道の真ん中にケルン 奥から下りてきた

林道の工事現場で出た。
これから砂防堰堤の工事が始まるとのこと。
聞けばこれまで歩いてきた林道は昭和63年に作られ、その後伐採が行われた以降車は入っていないとのことであった。林道を降るとやがて歩き出した駐車スペースに戻り周回を終えた。

地図に登山道は無く、しかも目印の類も殆ど無し。途中にところどころ現われた道跡らしきものも、殆どとラバースしていたので多分獣道。麓付近では2匹のイノシシの姿もあったし沢筋では薬莢が落ちていた。
稜線上から降るような道跡があったがおそらく往時の下郷と落沢の集落を結ぶ道であったかあるいは植林の作業道であろう。
時間、距離ともに短かったが登山道に出会うことなく、岩登りあり沢降りありの緊張感いっぱいの山歩きであった。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

稲含山・白髪岩(原三角測点を探して)

0原三角点_4396
     Photo0 白髪岩の原三角測点

記録
日程:2017,03,07
メンバー:安田

3/07日 天候 曇り時々晴れ 
コースタイム:茂垣峠駐車場(8:20)→登山口(9:26)→稲含神社(9:03)→稲含山山頂(9:06~9:19)→尾根道復帰(10:05)→羽毛山(10:32~10:41)→物見山(10:55)→白髪岩(11:16)→尾根西端(11:20~11:33)→最低鞍部(12:29~12:35)→小岩峰(12:57~13:06)→稲含山山頂(13:20)→稲含神社(13:24~13:27)→秋畑稲含神社(13:43)→一の鳥居(14:02~14:07)→登山口(14:12)→茂垣峠駐車場(14:17)
行程9.1km 累積標高1156m     ルートマップは ここ です。

ぼんやり地図を見ていたら"原三角測点"と書かれているのを見つけた。ネットで検索してみると三角点のご先祖様のようで現在確認されているのは3箇所だけらしい。そのうち一ヶ所が西上州の白髪岩にあるということで出かけてきた。
白髪岩に到達するには御荷鉾スーパー林道で赤久縄山の近くの杖突峠からと稲含山からの道があるらしいがどちらも途中からバリエーションルートなので登ったことの無い稲含山からの尾根歩きルートを歩いた。

甘楽町の小幡から舗装の一本道を進み、秋畑で右折し林道に入ると道が細くなるが稲含山登山口となる茂垣峠のほんの少し手前まで舗装が続く。
茂垣峠の駐車場に車を止め指導標に従って砂利道を登って行くと稲含山登山口が現れた。
1稲含山登山口_4372
     Photo1稲含山登山口奥には赤鳥居が見えます

少し奥を見上げると赤い鳥居があり、それを目指して登って行くとやがて道はアイスバーンとなり稲含神社に到着。
2稲含神社神社_4376
     Photo2 稲含神社

ここから折り返すように尾根を登って行くと展望が開けた稲含山山頂。360°の展望を楽しむがやはり靄が掛かって八ヶ岳や浅間山、榛名・赤城方面もスッキリしない。
3荒船山_4385
     Photo3 荒船山も靄で霞んでいる

山頂からこれから向う白髪岩への山並みを見定めて
4白髪山への山並_4382
     Photo4 羽毛山・物見山・白髪岩へと連なる山並み

どこからバリエーションルートに入り込むかしばらく考えるが
5稲含山山頂_4378
     Photo5 稲含山山頂 目印は???

ロープで塞がれた踏跡、その右にはピンクテープが下がった濃い踏跡があったので、ピンクテープに従うがやがてテープがなくなり今度は樹の幹に赤いペイントが表れた。
どうも方向的に少しずれているようであるがそのまま降ってゆくとやがてペイントもなくなりルートが怪しくなってきた。登り返すのも面倒なので丁度白髪岩に至る尾根ルートの途中の最低鞍部くらいの標高まで降りてしまったので左にトラバースすると両岸が岩落ち込んでいる沢地形に出てしまった。
地図によるともう少し降れば勾配が緩むので容易に沢地形を越えられると思い、少し降ってトラバースし尾根に上り返した。
尾根に出ると目印の布切れが下がっていたので無事に予定ルートに復帰。
6尾根道合流点_4390
     Photo6 尾根道のルートに復帰

ここからはいろいろな目印が出てきたが往路は目印に従わず、尾根筋を歩き途中のピークを越えて行くことにした。
尾根進行方向正面を登って行くと羽毛山(1377m)のピークに出て、
7羽毛山山頂_4392
     Photo7 羽毛山山頂

そこから尾根を降って登り返すと今度は物見山(1461m)。
8物見山山頂_4393
     Photo8 物見山山頂

物見山からも忠実に尾根を辿り時折現れる残雪を登って行くと陽射しはあるものの樹林に覆われた白髪岩の尾根に出た。
9白髪岩の尾根_4394
     Photo9 白髪岩の尾根 奥に“原三角測点”が見える

尾根の右手に目的の"原三角測点”は簡単に見つかった。

展望が無いのでさらに先へ進み、尾根西端に出ると潅木越しに御荷鉾山、正面には林道が白く直線状にトラバースしている赤久縄山。その向こうには赤岩尾根と両神山の姿も見えた。
10両神山_4399
     Photo10 赤岩尾根と両神山

一休みして、帰路に着くが、今度は白髪岩から目印に従って稲含山に戻ることにした。
往路で登った物語山と羽毛山は西側を巻き、凍結した地面のスリップに気をつけながら歩いたら短い時間で最低鞍部に到着。
11最低鞍部からの登り返し_4406
     Photo11 最低鞍部付近から稲含山(左側)を見上げる

ここからは往路では歩かなかった道なので稲含山のバリエーション取り付きを確認すべく目印に従って尾根の急登を登り、岩を2つ越えると勾配が緩み岩尾根歩きとなった。途中小岩峰で休憩しさらに登って行くと、稲含山山頂の踏跡を塞ぐようにかけられたロープのところに出た。
やはり正解はロープだった。ピンクテープの濃い踏跡のほうは進入禁止の意味で張られたテープが劣化して切れ切れになっていたようである。

稲含山山頂から稲含神社まで戻り、アイスバーンに備えてチェーンアイゼンを着け、今度は秋畑稲含神社経由で下山。
ここも北斜面でしかもツヅラ折れの道、ところによってはロープを頼りに降り神社・ニの鳥居・神の水を経て一の鳥居でアイゼンを外し
12一の鳥居_4423
     Photo12 一の鳥居

左折して送電鉄塔の下を通って赤鳥居方面を目指し登山口へと戻った。登山口からはアイスバーンの中に現れた砂利路面を拾い歩きしながら駐車場へと戻った。

1時間ほど前に小岩峰で休憩していたときは陽射しで温かく麓の甘楽の市街まで見渡せたが、駐車場に戻ったときには風が吹き出し陽射しも陰ってチラホラ雪が舞っていた。

参考までに
原三角点で現在確認されているのは3ヶ所
     雲取山   何回も訪れているが注目していなかった次回はきっちり確認
     白髪岩
     米山
今回訪れた白髪岩の原三角測點は
     北東面 原三角測點
     南東面 明治十五年十月
     北西面 内務省地理局
     南西面 刻み無し
  角錐柱標石で上面には×印が東西南北方向の対角線

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